2007年12月30日


spacerコード・ネームは「王道」[嗜好の小説]


◆ダン・ブラウン [ダ・ヴィンチ・コード 上・中・下]

 映画版が全世界同時公開する前にカンヌで不評など、連日話題に事欠かない話題作をチェック。王道過ぎるくらいハリウッド・エンタメな筋運びと、丁寧で破綻や矛盾の無い伏線の消化など手堅い作りがお見事。
 もしマンガ化するなら矢張り「MASTERキートン」的に浦沢直樹? 確かアレもジャン・レノなキャラが居た記憶が。

 個人的に、全体的な構成や似た様な宗教儀式を扱ったところに、京極夏彦の「狂骨の夢」を想起するも、割とマニアック志向な京極作品が持つ衒学趣味と詩的な内面描写を省き、読み易く軽快な展開にした事が今作の大ベストセラーになった勝因だと思う。

・小説版 公式サイト (webKADOKAWA)
・映画版 公式サイト (Sony Pictures)

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2006年04月15日


spacer美影身の始祖は魔界に棲む[嗜好の小説]

makaicandiesどーもー。魔海キャンディーズでーす。

 先日貰ったバトンでも「生まれて初めて出逢ったエロスとバイオレンス」に挙げた、既に20年以上敬愛する超伝奇作家・菊地秀行の特集ムック。
 代表作「吸血鬼ハンターD(書下し短編も収録)」「魔界都市」「エイリアン」シリーズなどをはじめ、主要作品を豊富に網羅したデータベースとして充実した出来。

 ところで、最近菊地先生のお気に入りは「南海キャンディーズのしずちゃん」だとか。確かに外谷さんの流れを汲むなぁ、と納得しきり。

・菊地秀行ファンクラブ ※唯一の公認サイト。情報の充実度は流石の一言。
・怪奇幻想シアター ※クトゥルー神話などに造詣の深いサイト。

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2006年04月04日


spacer創造に憑かれて[嗜好の小説]


◆飯田譲治 梓河人 [盗作]

 「アナン、」から6年。「アナザヘヴン2」からも2年振りになる飯田譲治×梓河人コンビ待望の新作。

 飯田譲治自ら「構想17年」と自信を以って提示する今作のテーマは「盗作」。
 全てのクリエイターにとって禁忌である「それ」に生涯を翻弄された一人の女性・彩子が、何処にでもいる平凡な人間である設定に面白さと残酷な不可解さを覚えずにはいられない。

 ただ、これから読もうと云う飯田ファンには、余計なお世話ながら「アナン、」の様なスピリチュアルな感動は求めない様に、と述べたい。どちらかと云えば「トワイライト・ゾーン」や「世にも奇妙な物語」の様な印象で臨んだ方が無難な気がする。

 以下、ネタバレ注意。

・「盗作」試し読みサイト (講談社)
・飯田譲治倶楽部 ※公式サイト。

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2005年12月29日


spacerタマネギを手に[嗜好の小説]


◆三谷幸喜のありふれた生活 4 冷や汗の向こう側

 人気エッセイシリーズ第四弾。これまでどちらかと云えば「雑記」「日記」な印象だった文体が、一つの「私小説」と云うか、詩的な香りも感じさせる一編もあったりと、「エッセイ」というスタイルも確立したのかな、と思える変化が面白い。
 個人的に意外だったのが「新選組!」ネタで、本編のビデオやムックを観るより当時の心境を何ページかめくるだけで「復習」出来てしまった様な感覚に捉われた。
 年明け、三谷四連発なタイミングでの出版も心憎い。

・新選組!!
・古畑任三郎 ファイナル
・THE 有頂天ホテル
・12人の優しい日本人 ※WOWOWにて生放送。

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2005年09月06日


spacer不思議な事もあるものだ[嗜好の小説]

『邪魅の雫』発売予定日について訂正とお詫び (講談社BOOK倶楽部)

 上記サイトで以前9/22発売とされていた「邪魅の雫」が、噂通りやっぱり発売不可だと正式発表。
 この件に関しては京極さんの公式サイト「大極宮」の「週刊大極宮」第218号(9/2)の氏のコーナーでも、もー推敲もしてなさ気な、必死に理性を保ちつつ怒りを連ねた文章が・・・。
 
 やっぱり仕事をする上で「ホウレンソウ」は必須ですね。「嫌がらせ」でないとすればw

大極宮

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2005年08月18日


spacer六分儀ゲンドウを連想する私の脳[嗜好の小説]

 「六儀」と書いて「台本」と読むそうな。即座に某少年みたく「ないないw」って思ったけどホントらしい。ロバートの愛称がボブってゆーくらい信じ難い。

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2005年08月12日


spacerあなただけみえない[嗜好の小説]

 クトゥルフ神話、ハードSF、ナンセンスギャグ、人情話、かけあい漫才と、数多の要素を吸収・混合する異能作家、小林泰三・初の長編ホラー推理小説・・・もどき。
 映像化するなら「金田一少年〜」「ケイゾク」の堤幸彦、漫画化なら荒木飛呂彦がピッタリな叙情と狂邪溢れる探偵小説・・・もどき。

 続編が読みたいかと問われれば頷くが、続編が読みたいですと切望はしない。そんな奇妙な魅力をたたえた作品。

小林泰三の不確定領域
小林泰三 - Wikipedia

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