2006年05月04日
STEEL BALL RUN 第8巻 | [嗜好の萬画] |
◆STEEL BALL RUN (S-MANGA.NET) ※公式サイト。要Flash。音声注意。
意外に早いペースで次巻が出たのは嬉しいけれど、驚きも興奮も皆無の半端でルーティンな戦闘や、全く共感の出来ないキャラなど、もう完全に作者と自分の志向がズレてしまった感じ・・・。
・@JOJO ※熱心なファンはどうも肯定気味。
兎にも角にも、案の定ブロンソンがモデルだった「リンゴォ・キッド」が不快で不快で仕方無いのが自分でもビックリ。ビジュアルがどうとかじゃなく、オウム信者みたいな、狂信者特有の身の程知らずで自己中なポリシーの「汚さ」がもう駄目。
己を高めたい為だけに他人を無理矢理巻き込む時点で正義など皆無だし、何より時間を戻す事で自分のダメージをチャラにする能力自体が既に「フェア」でない事を自覚していない。
これまで「時間」の能力はボスキャラにのみ与えられていた訳だけれど、リンゴォのそれに卑怯な匂いがプンプンするのは、矢張り彼の「正義面」の所為だと思える。
第三部のディオや吉良は確かに「悪」ではあったけれど行動原理には魅力があった。スティーリーのダンやラバー・フェイスみたいな最低人格なキャラも、哀れではあるが何処か同情出来た。
多分、それは彼らに「社会」と相対する、客観的な自己判断能力があった為だと思う。己の考え方は全肯定するが、その思想が反社会的である事もキッチリ自覚し、自分は正しい社会の良心だと云う「正義面」など一切しなかった。
ディオやディアボロが闇の組織をまとめ、吉良がひっそりと生きていく事を選んだのは、今更ながら的確な社会対応力がある証拠だ。対してリンゴォはリーダーになるカリスマなど皆無で、一匹狼にもなれない「外注」扱いが関の山のレベル。ニートが大口叩いてる様な無様さと同様と云える。
加えて、前巻くらいから妙にクローズアップされてきた「主人公の否定」がこの不愉快さに追い打ちをかけている。
勿論「主人公の成長」は少年マンガの重要な要素だが、ジャイロの行動や強さが揺らいだ訳でも無い時点で、勝手に「アンタは駄目だ」と云い出した展開には違和感と抵抗感を激しく覚える。しかもそれがジャイロを徹底的に倒した強敵などではなく、彼より遥かに人格が劣っていると思えるジョニィ発信だから余計に。
だから今回も卑怯者が偉そうに主人公を見下している時点で「貴様ごときが云うな」状態になってしまった。
結局、ジャイロに倒されても尚「男の世界にようこそ」と上から目線で果てて行ったリンゴォにはほとほとウンザリ。しかも劇中でその勘違いぶりを否定しないところを見ると、本当に作者が彼を肯定している様でゾッとした。
これまでは「主人公が迷ったら物語も停滞する」と云う持論が魅力だったジョジョシリーズ。作者は新たな方向を模索しているのかもしれないが、中途半端なデッサンタッチを含め、明らかに選んだ「道」を誤っている気がしてならない。
・第7巻レヴュー
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2006年05月01日
「ファイブスター物語 12巻」と「無限の住人 19巻」と「月刊IKKI 6月号」を読了。
とりあえず「月館の殺人」最終回はイヤな予感が的中。やっぱ綾辻行人は駄目だ・・・。
・そばゆ コミック情報局 ※発売日情報が充実したサイト。
◆ファイブスター物語 (Automatic Flowers) ※公式サイト。
前巻から3年振り。多分作者が死んでも完結しなさそう、と云うか元々筋は巻末年表で決まってるし、歴史の行間を描いていく「大河ドラマ」形式なのでいいんだけど。ちなみに自分が一番好きなのは「TRAFFICS」。
ただ、永遠に向上しないだろう(或いは既に完成している?)画力はもういいとして、ストーリーテリング能力がやや鈍ってきた感も。永野護がなりたかったであろうミュージシャンに例えて云うなら、毎回手法やコンセプトを変えたアルバムを発表してファンを驚かせてきたのに、今回は回顧的で、昔の作品に似た様なフレーズやアレンジが目立つ感じ。
いくら「神話」的にオーソドックスな筋とは云え、起承転結や盛り上げ方がパターン化するのは少々頂けない。
とは云え「通行止めだ」や「パルセット」などが単なるファンサービスにならず、ゾクリ、ウルッとくる辺りは流石20年の重み。
今後は、マンネリ打破かどうか新作アニメも始動する様だし、また3〜4年後か・・・。
・「ゴティックメード —花の詩女—」 公式サイト ※永野護自ら監督する「ノンCG」作品だとか。
・ファイブスター物語のページ ※詳細なファンサイト。
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◆無限の住人 (Wikipedia)
巻を経る事に長期化してきた展開もいよいよ終止符か。多分作者が次の編に目処をつけたからだと思うけど。
正に「漸く」と云った感の凛と卍の再会は程良い盛り上がりと醒めたアッサリ加減が絶妙だし、変態感溢れる「首斬り浅」との闘いも抜群に面白い。ただ、全体的にコミカルと云うか妙に緊迫感が無いし、吐らの強さがこれまでの敵に比べ余り伝わってこないのが何とも。結局勝てそうだな、と云う安心感が強い所為か。
或いは、読者にこの戦闘を注目させといて、尸良の放った刺客でまさかの絶望を演出する流れなのかも。
あと、賛否両論別れそうな「夷作の復活」は「ん〜・・・」と云った感じ。確かに瞳阿でデカキャラ攻略は難しいし、見せ場らしいところも無く殺すのが惜しくなったのかもしれないけど。じゃあ妙な回想入れるなよ、と。
個人的にジャンプマンガで乱発される、一度死んだキャラが復活してくる展開は、死の衝撃を無駄にされた様で何か醒める上に、命を軽んじてる感が強くて好みじゃないし。
まあ、そもそも主人公が不死なんで別に論理の破綻は無いんだけど、卍の簪といい、もう少し後付け感が無い様に伏線描写を綺麗にして欲しかったところ。
・無限居住区 ※ファンサイト。
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◆月刊IKKI 6月号 ※公式サイト。
兎にも角にも「月館の殺人」最終回にガッカリ・・・。
前回から、いきなりオオボケキャラの空海がスラスラと真相を語り出す流れが不自然なまま、グダグダなラストに至った「火サス」もどきな展開にはほとほと呆れる。
何より真犯人の死に方を「パターン」と表現する台詞には本当にムカついた。明らかに作者が物語の創意工夫を放り出した表現だ。本人は読者の推理をあえてスカしたパロディやオマージュを狙ったと云うかもしれないが、どう見ても単なる逃げだ。舐めるのもいい加減にしろと云いたい。
正直、二部に入ってからの展開はスムーズさに欠けてイマイチだったけれど、犯人が誰かが殆どの読者に判っていただけに、動機や真相などの描写は丁寧にやって欲しかった。
必要性が疑問だった、テツ達が持つ異常性や不快感の掘り下げ方も、こうして終わってみると中途半端なミスリードに過ぎなかった事がアリアリ。
結局、上巻ラスト、「幻夜」の正体が判明したシーンがクライマックスだったのが何とも虚しい。
ただ、もともと「月館」目当てに買ってみたIKKIだけれど、結局「フリージア」や「ミミッチ」などがメインの購入目的になってしまってるのでダメージはほぼゼロ。
では、「月館」上巻を古本屋に売って来月号を買う足しにさせて貰う事にしよう。
・幻夜号待合室--「月館の殺人」データ集※ファンサイト。
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2006年04月08日
超久々にIKKI感想。理由は「月館の殺人」が次回最終話だから。
と、云っても、もうあの頃(上巻)の様な推理や考察の情熱は消えたよ・・・な気分。やっぱ綾辻作品は受け付けないかも。決して飽き症ではございませんことよ(「エウレカ」記事も同様)。
ちなみに、最初は「月館〜」目当てで買いだしたこの雑誌も、今や「フリージア」とか他作品の方が愉しみになっちゃってるんで今後も購読するつもり。
・月刊IKKI 公式サイト
・幻夜号待合室--「月館の殺人」データ集※ファンサイト
[月館の殺人]
いよいよ解決篇・・・なれど、何だろう、このイマイチさは。正直第二部スタートからパッとしないんですけど。
明かされた日置の正体や止まった時計などの真実が、去年散々考察した内容と同じ過ぎた所為もあるし、空海が急に理路整然と謎解きし出すのが違和感アリアリなのもちょっと醒めるところ。
ただ、「空海が見た老婆はメイド」説を立ててたのが外れたのはガッカリ(まだ早い?)。彼女が日置を殺し、尚かつ親族、なんて云う設定を期待してたのに。
ラストの「私が殺した」も、どうせ「私の所為で死に至らしめてしまった様なものです」的な自己憐憫な予感。何だか日置の死について考える気も無くなってきたので、受け身で次回を待つつもり。
・「月館の殺人・上」感想と妄想
・「月館の殺人」第7話 感想と妄想
・「月館の殺人」考察追加
[乙女ウイルス]
「月館」の直後に鹿と不倫する女って・・・。どーゆー編集センスだ。やっぱこの人は変なナツイタ(幼い頃の痛み、とかノスタルジア系の話)より妄想乙女な回の方が面白い。
[さらいや五葉]
粋は粋なんだけどもうひとクセ欲しいかも。ちょっと男キャラが「女の理想」過ぎるのが時代劇では違和感。
[夜回り先生]
中学生日記みたいな展開だけど、綺麗にまとめてくれるでしょう。「それやっぱ違う」と云う青年の気持ちは判るし、短慮な発言も不愉快無い描写とか相変わらず上手い。
[まほおつかいミミッチ]
何か無難とゆーか、困ったんでほのぼの親子ものに逃げた感じ。いーけど。
[ブランコ]
徐々に独自な詩的ワールドが完成されてきていい感じ。
[フライングガール]
どこの愚痴サラリーマンだオマエは、な獅子王がムカツクw
[カメオドール]
甘えたちゃん。
[SWWEEET -スウィート-]
独白も鬱陶しくないし。ほんとエゴの匙加減が的確。そろそろ最終回か。
[ワイルド マウンテン]
スガちゃん祭り。ある意味無表情なとこがクールでカッコイイけどやり過ぎなオチもいい。
[period -ピリオド-]
またバラバラに・・・。恭子が今後のキーパーソンか。まいらは次の再会では整形してそう。
[答えは3つ]
下ネタかい。2も3も何か切ないし。コミックス発売決定を祈る。
[ナツノクモ]
感情的に持っていきたいのか意図が不明瞭。どうも人間描写のスタンスがイマイチ定まらない。
[フリージア]
飯島のキャラが適度に不快。そろそろ叶に殺されないかなw 映画化情報もっと欲しかった。
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2006年04月07日
遂に完結! 和月信宏が持てる力全てを注ぎ込んだ渾身の最終巻。
少年漫画の王道を行く大団円ばかりか、正に「アフター」フォロー充実な伏線回収後日談まで、完璧過ぎる出来に感無量。
特に「F91」を彷彿とさせるあの名シーン。自動的にアタマん中に流れ出すのは当然「Eternal wind 〜ほほえみは光る風の中〜」。
実際iTunesで流しながら、もっぺん「月の中で山吹色の光が輝く」辺りから読み直したら、予想以上のハマり具合に全身トリハダ状態。これはオススメ!!
・ 機動戦士ガンダムF91 PV (YouTube) ※エネルギーどころか森口エンジン(化石語)全開な名曲。
・「エンバーミング -DEAD BODY and BRIDE-」レヴュー
・武装錬金とは (はてなダイアリー)
・あまたま。 ※カズキと斗貴子の子供達など、ファン愛溢れる創作イラストが充実したサイト。「論説」の完成度に噴いた。
筋自体は雑誌で読んでたけど、まとめて一気にいくとやっぱカタルシス感が段違い。パピヨンの「代わり等いない」の台詞から既に熱いし。
しかも、今後の和月マンガへの前哨か、やけに「ストロベリー」要素が強い構成に。
例えば「あまたま。」さんでも指摘してあったけど、巻頭の斗貴子キャラ紹介から何気に「恋人同士」とあって、本人達が意識する以前に認定!な感じでウケた。
伏線回収も的確で、映画「ゾンビ」と同様の理論でパピヨンの「食人衝動」を定義したり、ライナーノートで千歳の武装錬金が本来キドニー・ダガータイプで「年齢」を操作するものだった、などナルホドな解説に疑問氷解しまくり。
カズキとパピヨンの戦闘時に鉛筆画タッチにする演出は、正直初戦の時はピンと来なかったけれど、コマ割りなどに改良を重ねたのか非常に流麗でキメのあるアクションになってて感嘆した。
続くカズキの選択も、「るろ剣」時代から丁寧に伏線と描写を重ねてきた、説得力のある「不殺」の想いが伝わってきて、改めて先日終わった「エウレカセブン」や「ガンダムSEED」などのそれこそが「偽善」だな、と納得。
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二次創作者達に宣戦布告する様にコメディパートが充実した「アフター」では、デフォルトで目潰し仕様な斗貴子の、「傷の件」に触れるカズキへ軽く違和感。
昔、クラスの女子が犬に顔を噛まれた傷をノイローゼになるくらい悩んでたのを思い出した所為で、ちょっとデリカシー面でどうかと思ったけど、そういう「美醜」とは関係無い方向に持っていってるし、斗貴子もヘソと同じ程度なリアクションだったので良しと云う事か。
確か昔の巻で「傷」を容姿の価値に結びつけない様、編集部からダメ出しされたとか書いてた記憶もあるのでそういう配慮もあるかもしれないけど。
それにしても斗貴子ってSかと思ってたら、攻撃的なMだったのか・・・。ナルホド。
後は、毒島の美少女顔は謎のままだった方が良かったような、とかラストの剛太の顔がちょっと病んでる様に見えたけど、新しい恋フラグ立ったんで大丈夫か(斗貴子と系統似てるし)、くらい。
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同時収録の「エンバーミング」は、いくつか加筆訂正が。
「裁断者」との戦闘時で余計に感じた死体卿の説明台詞をカットして「画」で語る様変更し、「血液噴射」のイマイチさやアッサリ片がついていた部分にタメを入れる事でよりジョン=ドゥの強力さが際立つ結果に。
あと、執事を屠るリトル・ロゼのシーンもよりダーク度とフリーメーソンなミステリ度が深まり、自ずと「次」が観たくなった。是非、青年誌でのびのびと連載して欲しいところ。
そんな訳で、紆余曲折はあったけれど、近年稀に見る素晴らしい幕引きで有終の美を飾った「武装錬金」。
余りにも綺麗に終わった所為か「るろ剣」みたく「ここで終わるか?」な戸惑いや惜しさは意外に無く、「エンバーミング」への期待も募るので結構ポジティヴな気分が強いくらい。
短い間だったけど本当に愉しませてくれた事に、特大級の感謝を送りたい。
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2006年03月21日
「絶対可憐チルドレン 4巻」と「STEEL BALL RUN 7巻」を読了。
ますます勢いづいてきた「絶チル」と対照的に、やや停滞・失速気味な「SBR」がちと心配。
◆絶対可憐チルドレン(WebSunday) ※公式サイト。
新展開と云うよりは安定路線志向。新キャラも手堅く増え、小学校描写も戻ってくるなど、エスパーの存在がそれ程日常に違和感無くなってきたのは「GS美神」と同じ傾向。
そんな今巻では益々「チームワーク」が強調され、皆本の危機を間一髪で救いに来るチルドレンは少年漫画の王道の盛り上がりが爽快で、彼女達以外にも賢木から弾丸を摘出する女性エスパー達の連携描写も的確。
ダークサイド担当の兵部少佐も悪魔度が増してアメとムチも堂に入ってきたし、ほんとそれぞれにオイシイキャラ造詣が素晴らしい。
ただ、ギャグ要素が多いのもあるだろうけど、一巻には少しあった「NightHead」の様な「ノーマルからの差別・拒絶」といった感覚が薄れるのは「最悪の未来」に向けてややマズイ気もする。作者が元々ネガティヴ志向じゃないのがある意味裏目に出てるというか。
まあ、持ち上げといてドーン!と落とすのは悲劇の定番だし、計算なのかもだけど。
あとは、今回兵部が葵に「光速の女神」と通り名を呟いたところが非常に気になる。
つまり「女王」こと薫と葵が未来に居るのは間違いないとして、何故紫穂の存在が描かれないのか、という点。一巻のレビューでも紫穂に「何かある事」でチルドレンが造反するのでは、と書いたけれど、矢張り「彼女の喪失」が引き金になるのだろうか。
と、相変わらず妄想し甲斐のある充実した内容。次巻からはワールドワイドになりつつある様だし、つくづく良作だ。
・第1・2巻レビュー
・第3巻レビュー
・椎名百貨店 the web ※作者公式サイト。
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◆STEEL BALL RUN (S-MANGA.NET) ※公式サイト。要Flash。音声注意。
Dio様大活躍もイマイチ乗り切れない最新作。
スタンドのアイデアや展開などは相変わらず面白いんだけど、例えばフェルデナンドみたいなキャラは、これまでなら同じ小物でも荒木節溢れる憎々しさやアクを以って描かれ、やられっぷりも爽快だったのに、今回は本当に雑魚過ぎて「遺体」の価値を語りに来ただけに終わってしまった。
一部ジョジョサイトでは絶賛されてる「絵柄の変化」も、単によくあるリアルデッサンタッチにしか見えず、寧ろマンガとしての表現からは退化した感が強い。「昔は良かった」などとは云いたくないが、カバーで書いている様に作者自身が「現状がこれでいいのか」と逡巡してしまっているのではないか。
かつて作者は「主人公が迷ったら読者も迷ってしまう」と語っていたが、正に作品全体がそんな事態に陥ってしまったと思える。
実際、ジョニィがジャイロへ「キミは勝てない」と告げるシーンは違和感に溢れ、例えばDioならまだしも、彼がその台詞を云うべきではないのでは、という不自然、不愉快さも覚えてしまう。
新章からは肉スプレーなスタンドや「抜け出せない空間」の謎など、従来のジョジョテイストが戻ってきたし、チャールズ・ブロンソンな匂いのする謎の男との撃ち合いは、デビュー作の西部劇を彷彿とさせるスリリングさだ。
ただ、これも新鮮さと云うより「パターン」と感じてしまう自分もいる。勿論安定する事は悪くないが、荒木作品では予測不可能な驚きを味わいたいのも事実なのだ。
・@JOJO
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2006年03月05日
「多重人格探偵サイコ 11巻」と「20世紀少年 21巻」と「ドラえもんプラス 5巻」を購入。
・そばゆ コミック情報局 ※発売日情報が充実したサイト。
◆多重人格探偵サイコ (web KADOKAWA)
全ての原点に戻るとして、いわゆる「シーズン0」に突入も、しょっぱなから「デッドマンズ★ギャラクシー★デイズ」と云うセンス(特に★)にちょっと引いてしまい、その低くなったテンションが最後まで持続する結果に。
そもそも過去篇はこれまでも小説、ドラマで何度か触れてきてるので目新しいものではなく、実際にこの巻で新たに判明した「事実」に対して得るものや驚きは薄く、結局殆ど何も判明していない。単に大塚英志お気に入りの大江公彦などのキャラを出したいだけに思えるくらい無駄なエピソードに終わってしまった。
前巻で鬼頭や磨知の正体を明かし、今後を期待させた後で過去に立ち戻るタイミングも悪いし、まるで「ワンピース」の回想みたいな引き延ばし作戦か、単に続きを思いつかないだけか。
大塚英志の批評回避用理論武装の一つに「作品は消費物」なんて云い訳があるが、今巻に限ってはその娯楽機能すら失われている。
現在の「エウレカセブン」みたく、「ここまで付き合ったからもう少し」的な惰性になりつつあるのが何とも残念。
・多重人格探偵サイコ非公式 ※非常に詳細なファンサイト。
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◆20世紀少年 (Wikipedia)
前巻では「また後出し設定〜?」と正直ウンザリした「もうひとりの少年」のフォローを何とか成功(定着?)出来た感じ。
ケロヨンとマルオの会話による「記憶の曖昧さ」を、友情の再確認と共にそのフォローに使うのは上手いし、クローンや脳移植と云う「可能性」を何気に提示し、読者の推理を撹乱させようと云う試みもミスリードとしては悪くない。
ただ、ラストの告白が単なる読者へのショック効果だけに終わり、結局小説版の「模倣犯」みたく「ともだちは小物でした」と尻すぼみに終わるのは勘弁して欲しいところ。「MONSTER」もちょっとそういう傾向があったし。
響子がボーリングの女王になるのは間違い無いだろうけど、それが「じゃあ、どうせハッピーエンドでしょ?」と安心させる要素に終わらない事も期待したい。
それにしても「本格科学」と云うわりに未だ超能力の定義や円盤の技術はしっかり解説されてないけど、もうその辺は追求しない方がいいのかな。
・20世紀少年 アンオフィシャルファンサイト ※現在更新停止。
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◆ドラえもんチャンネル ※要Flash。
所謂、藤子・F・不二雄がボツにした作品を集めたシリーズ。
従ってストーリーが破綻したり、道具の使い方が中途半端な話が多いものの、初期のブラックユーモア、アナーキーさに通じる狂った笑いが多いのが魅力。
しずかちゃんと窓辺に佇んでいるのび太の姿が日没と共に暗く翳っていくだけのコマはシュールだし、ジャイアンの破廉恥な姿を盗撮し続けるスネ夫の行動もうすら寒い。
人間を堕落させる「いたわりロボット」やいじめ問題を取り上げた「無視虫」などの社会風刺、皮肉も痛快で、ジャイアンと飼い犬ムクとの友情、未来ののび太が現在の彼を励ますなどの感動要素の配分もお見事。
とりあえず今巻でシリーズは完結らしいけど、とにかく今更ながら惜しい人を亡くしたものだ(ほんと今更)。
・のび太の恐竜2006 公式サイト ※要Flash。
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2006年02月22日
「からくりサーカス 41巻」と「B型H系 1、2巻」を購入。
特に単なる美少女ものかと思ってた「B型H系」の妄想バカっぷりはなかなか。古くは「X -ペケ-」がそうだけど、女性作家のギャグって結構ツボに来るみたい。
◆からくりサーカス(WebSunday)
遂にギイ、ここに逝く・・・。フランシーヌが漸く笑えた瞬間に消滅した時と同じくらい落涙。
同じしろがねの退場でも、ルシールの死に様はある種天命というか、役目を終えた感が強かったのだけれど、ギイにはもう少し勝たち三人を見護っていて欲しかった。特に盟友と云うべき鳴海とはちゃんとした別離の挨拶を交わすべきだったのでは、と未練タラタラ。
思えば鳴海の死後(当時)、仲町サーカス篇を微笑ましく思いながらも購入はもうやめようか、と思っていた矢先に登場したのがギイ。以降、ここまでこの物語に付き合ってこれたのは全て彼の存在故だと思う。
冷静沈着で百戦錬磨、嫌味な美形でマザコン、と鳴海のシャドー的なキャラ造詣に瞬く間に魅入られ、悲惨な過去を持った故に歪んだ心が「真の母性」に出逢った事で癒されていき、本当の強さを手に入れていく「フランシーヌ篇」は、既に「からくり〜」のピークと断言してもいいクオリティだった。
まあ、彼の死体を埋葬するシーンが無い為、鳴海の手術の様にフェイスレスがギイを改造して鳴海達の前に立ちはだかる、という暗黒藤田マジック(または「シティハンター」)とも云うべきダーク展開もあり得るのだけれど、あそこまで美しいラストを描いたら、その可能性は薄いか。
今後は散々引き延ばしてきたクライマックスに至る訳だけど、この超重要キャラを失っても「うしおととら」を超える感動の終焉が観られるのかどうか、ある意味作者との勝負といった体を為して来た。心底愉しみ、そして不安。
・からくりルーム ※ファンサイト。
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◆B型H系 (Wikipedia)
正直、全く興味の無かったタイトル。いわゆる「いちご100%」みたくエッチな青春ものかと思ってたら、巡回してるヤマカムさんの記事で「ん?」となって二週間くらい気になってしまった。先日、友人と本屋に行き、「これ、結構面白いらしーよー」と説明してる内に勢いで購入、という流れに・・・。
容姿端麗で成績もいいのに異性経験ゼロで頭の中は妄想だらけのおバカ主人公、というのは先述の「いちご〜」や原作者自らが監督する映画版が待機している「東京大学物語」などがあるけれど、今作の魅力はその主人公・山田が女の子という点で男性読者の「感情移入」を抑え、しかも性的対象と云うより保護者的に見守ってしまいたくなるキャラ造詣にあるだろう。未だ山田(このありふれた名字もポイント)の「下の名前」が明かされないのもその客観スタンスが保てる効果になっている。
あと、青春ものに必須な生々しさや痛さも四コママンガ形式により軽くサッパリした口当たりなのも成功の一因と云える。
個人的にはタカビー(死語?)で純情なヒロインと云う事で「白鳥麗子でございます!」を想起させ、バカな妄想・暴走っぷりは「ベスト・フレンズ・ウエディング」のジュリア・ロバーツっぽいところも魅力だ。
劇中の年月はさくさくと着実に過ぎているし、今後は大学生篇、社会人篇、育児篇と展開していっても面白い筈。そんな訳で、思わぬ拾いものをした様なお得感いっぱいの作品だと思う。
・さんりのこべや (作者公式サイト)
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2006年01月20日
◆絶対可憐チルドレン(WebSunday) ※公式サイト。
1、2巻が各書店で品切れという、椎名高志「GS美神」以来の再ブレイク?状態な「絶チル」最新刊。
新キャラ、新能力、と世界観も拡大して増々いー感じ。再度オススメです。
・絶対可憐チルドレン 第1・2巻レビュー
・椎名百貨店 the web ※作者公式サイト。
何と云っても今巻のミソは「敵がテロリストだけだとマンネリだなー」との懸案をプレコグ(予知)したかの様に、「ファイブスター物語」のデコース・ワイズメルや「武装錬金」のパピヨン以来の、主人公の「ダークサイドを突く誘惑者」兵部京介の登場に尽きる。
同じ「ダークサイド」キャラでも「SW」のアナキンや通常の悪役キャラと異なるのは「利用される」タイプでは無く、残酷な過去や生い立ちで屈折した支配者志向で傲慢・冷酷・万能なところ。そしてこの表情の様に一言で「悪」と括れない純粋さが覗く「敵か味方か」な部分がポイント。シャアはまた違うのよね〜。寧ろ「Z」のシロッコがこの部類。
そんな兵部の登場に合わせたヒュプノ(催眠)という能力の提示によって、「最悪の未来」で撃たれた薫が果たして本物なのかという展開も見えてきた。結構チルドレンを護って彼が死ぬとかいうベタな方向もありそう。
いかに皆本がチルドレンの最大の理解者であったとしても、そこには「普通人(ノーマル)」としての限界がある。その点兵部は過去にBABELに裏切られたり、とエスパーとしてのシンパシーを抱き易くなるところが上手い設定。果たして「理解」は「共感」に勝るかどうか、そして「愛情」は?といった問いかけも今後の見物かと。
お色気展開も健康的で、作者本人の意図通りに不快感の無い必然性が流石。あれくらいの女の子が小学校の担任にアプローチする背伸びっぷりを思わせる早熟さがまたリアル。
ESPとPKに分類した超能力解説といった「マンガの論理」も物語の基盤を固めてきたし、加速度的に面白くなってきた。これはアニメ化間違いなしでしょう。
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2005年12月28日
「からくりサーカス 40巻」と「ZETMAN 6巻」を読みました。
以下、ネタバレ注意。
◆からくりサーカス 40巻
またも最終決戦の引き延ばしに若干ウンザリ。とは云え「同時進行」バトルの収拾のキレは「BLEACH」とは比較にならないし、ジョジョのカーズみたくフェイスレスを宇宙放逐するカタルシスがイマイチと思いきや、コロンビーヌによる勝救出~消滅への筋運びは程よく涙腺を刺激してくれる流石の出来。
勝と鳴海のすれ違いも相変わらずやきもきさせてくれるし・・・。
それにしても冒頭のフェイスレスによる「妄想」。いかにも非モテ男のそれがリアルに滲み出てて痛々しいったら・・・。それと「生命の水」による転送阻止も予想出来ない凡ミスが納得いかない。「最古の四人」の造反と併せて、実はワザとやってたなんてオチになりそうな嫌な予感。
次巻は鳴海ラヴな女3人が火花バチバチ?
◆ZETMAN 6巻
結局コウガ篇の「虐殺」に何の大儀も意味も見出せぬまま続行される物語。
前巻ラストのお涙頂戴には辟易したが、新たなキーパーソン・早見のバックアップでいよいよコウガ始動か、とちょっとワクワク。
同時に、久々過ぎるジンもZET化可能になってくる辺りが期待出来るし、何よりヒーロー物を魅力的にする「完全体へのタイムチャージ」や「メルトダウン」という「制限」がツボを心得ている。
ここに「敵か味方か」という「掃除人」が存在感を増してきて、三つ巴な状況と各役割が完全に出揃った。
ここからはコウガ篇のダラダラ感を解消して、程良いダーク感とアクションを展開して欲しいところ。
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2005年10月18日
「からくりサーカス」39巻と「絶対可憐チルドレン」1~2巻を購入。
特に色んなサイト、ブログで絶賛されてる「絶チル」は、「月館の殺人」「まほおつかいミミッチ」「フリージア」に続き、今年ハマった私的マンガランキングトップにチャートイン。
ツボを押さえた魅力あるキャラ達や、超能力アクション、差別問題、ギャグなどを見事な配分で織り込むストーリーテリングは、「美少女」ものだと思って手に取った人も、そのジャンルを敬遠しがちな人(私がそう)も、両方満足出来る筈。「フリージア」とは違ってw ホント老若男女にオススメな娯楽傑作。
そういや上記に挙げたタイトルは小学館作品のみ。人間描写の深みや会話の台詞回しなんかのセンスが好きなのかも。
◆からくりサーカス(WebSunday)
キャラの多さ故に、ちょっとまた冗長がちになってきた感はあれど、足手まといにしかなり得ないリョーコの存在意義や、ナイア達「O」を通した哀しき「死生観」など、そこかしこに上手い伏線とトリハダシーンがあるのは流石。
「人を踏みつけて、自分だけ幸せになってはいけない」という「ジョジョ」でも出てきた「悪の定義」も、通常は綺麗事に聞こえるところだが、常に傷だらけになって誰かを救ってきた勝なら納得できる。
こういう積み重ねに改めて感心。
続々と「最古の四人」が造反しているのは、ヒトでありながらその心が空虚になるしかないフェイスレスが、徐々にヒトの心を獲得しだした「最古の四人」に託した天邪鬼な、歪んだ愛から来てるというオチの予感。死ぬ直前にその辺の「語り」を入れてきそう。
まー、黒いまんま突き抜けるのも魅力的なんだけど、藤田イズムだとそうはならないだろうなー。
「グリポン」と「グリュポン」の呼び方を使った見事なラストに唸りつつも、そろそろ鳴海の投下をお願いしたいところ。早く三人揃った光景を見たい。
ここまで引っ張ったんだから、もういいでしょ!
・からくりルーム ※ファンサイト
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◆絶対可憐チルドレン(WebSunday)
「GS美神」以来ハマった椎名高志作品。公式サイトの「超能力美少女育成コメディー」というコピーが作品の本質を一言で表してて見事。
特に「育成」と云う部分が今作の重要なテーマであり、実際に作者が父親である所為か、子供を励ましたり叱ったり、といったしつけ部分が自然に丁寧に描かれているのも通常のバトルものとは一線を画している。
他にも、「サイボーグ009」や「ファンタスティック・フォー」など「超能力」ものは手垢がついた感があるが、三人の連携による使い方や見せ方で充分愉しめる事が判ったし、「X-men」の様に「力がある故の孤独」を描写しながら、チルドレン達の能力を育成し、力の正しい使い方を導いてやる、という展開もスムーズ。
予知により、チルドレン達が世界を崩壊させる存在になるかもしれない、というダーク設定も今後の波乱を自ずと期待させるし、何よりアメコミならそこで鬱展開になりがちなところを、持ち前のギャグセンスでカラっと仕上げるところが椎名作品ならでは。
各話タイトルや、反エスパーテロ組織「普通の人々」の格好が「渡鬼」や「サザエさん(オマケカットでしっかり裸足)」だったり、と相変わらずのパロディ精神も含め、あらゆる角度で愉しめる傑作だろう。
個人的にはパンツとか見せなくてもいいんじゃないの?という部分もあるが(いわゆる「鉄壁」派?)作者には作者なりの意図がある様なので、そこは好みか、と割り切ることにしたw
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ちなみに超能力者の苦悩といえば飯田譲治の傑作「NightHead」を思い出すが、今作でもサイコメトリー能力を持つ紫穂の手を拒絶する看護婦、などのシーンが出てくるところは霧原直也を彷彿とさせる。
そして、そのすぐ直後に彼女の手を握るチルドレン責任者・皆本の自然な優しさなども、飯田作品と通じる人間の悪意と善意を量るテーマを感じた。
実際、皆本のキャラ設定こそが今作の一番の成功要因だと思える。上司、兄、父親、恋人、と色んな役割を果たし、高いIQ故に疎外感を味わった子供時代を過ごしてきた彼は、超能力を持たない普通の人間=「ノーマル」の中でチルドレン達に限りなく近い共感を抱ける存在なのもいいし、彼への信頼と愛情がチルドレンを成長させていく過程は本当に気持ちいい。
今後を考えると、読切版でエスパーだった彼の設定を連載に際し変更したのは納得出来る。
「ノーマル」と「エスパー」の全面戦争が避けられない最悪の未来でも、両者の板挟みになり苦しみそうな彼にチルドレンよりも魅力を覚えてしまった。「GS美神」の横島とはまた違った好感度の高い男性キャラ作りは本当に上手い(帝三も違う意味で好きだけど)。
とはいえ、今後チルドレンが数々の葛藤、苦悩を経ていき「最悪の未来」に至る展開も見てみたい、という矛盾溢れる期待もしてしまう。
コミックス一巻表紙の薫の背には「天使の羽」があるが、二巻冒頭では黒い翼のカットがあるところも色々と予感させる。
本誌連載ではその「最悪の未来」にチルドレンを導く存在になる、皆本のシャドー的キャラが出てきたそうで増々その確率は高まってくる様子。
サンデーは購読してないのでもう進展してるのかもしれないが、予知した未来では薫と葵しか登場していないところを見ると、二人が離反したのは紫穂がらみかと推察。チルドレン中で唯一攻撃能力を持たないのが危険な要素なのはコミックスでも示唆されてるし、何らかの事件か陰謀で彼女が死に追いやられ、その事で薫、葵が組織やノーマルに絶望し憎悪を抱いた、などかもしれない。
後は紫穂と皆本が恋愛関係になり、薫との不協和音が生まれてしまい、そこをテロ組織に突かれた、等か。
と、早くも色々妄想してしまう程ハマってしまった今作。最近デスノが不調なジャンプからサンデーに乗り換えようか検討中w
・椎名百貨店the web ※作者公式サイト
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投稿者 UT : 20:24
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2005年10月01日
◆ジャンプ the REVOLUTION!
和月信宏久々の読み切り「エンバーミング -DEAD BODY and BRIDE-」。十九世紀のいつか、世にはびこる人造人間(フランケンシュタイン)の破壊を請け負う「身元不明の男性死体」を意味する名を持ち、自らも人造人間であるジョン=ドゥ。その相棒リトル・ロゼのダークストーリー。
とりあえず「ジョン=ドゥ」と聞いて映画「セブン」と、女性死体を「ジェーン=ドゥ」と云うと知った谷田一郎のサイトが浮かんでしまった。
■エンバーミング -DEAD BODY and BRIDE-■
「武装錬金」の錬金術に続き、今作のテーマはこれまたヒトの禁忌である「人造人間」。ただしフラスコから造り出す人工生命である「武装〜」のホムンクルスとは異なり、今作の人造人間は死体のパーツを繋ぎ合わせ蘇生させるという点でタブー感とダーク度が強い。そして非常に自分好み。
もっとも読み切りである現時点では「一度死んだ者を蘇らせる」事は「原罪」、といった暗部は見えてこないので、連載をする際、ここをキッチリ設定しておけば人造人間達の悲哀や、生者からの差別による残酷さ等が出て来て深みが増しそう。
ちなみに「フランケンシュタイン」とはそもそも「人造人間」を表す言葉ではなく、それを創造したヴィクター・フランケンシュタイン博士の名前である、というお約束な箇所は、今回はあえて「人造人間」にその名をルビとしてふる事で押し通している。劇中設定では最初の人造人間の誕生から150年後、という設定なので、その間に人口に膾炙したというところか。
一部では「怪物くん」のフランケンとか、こういう「意訳」行為に目くじらを立てる人もいるらしいが、まあボイコットも元は人名だったし(トリビア仕込み)個人的には納得がいくのでスルー。
ただ多分作者は抗議受けそう。「武装〜」連載時も「これはハガレンのパクリだ!」とか投書するイタイ人もいたくらいだし。またコミックスのライナーノーツで愚痴ってくれそうでちょっと愉しみw
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とにかく今作は、冒頭から轟く雷鳴と共に主人公であるフランケンシュタイン(以下F)、ジョン=ドゥが登場するところから不穏。右目は白濁し、手の平と胴体には十字架を思わせる腑分けの傷跡。傲慢で喧嘩っ早い性格は「るろうに剣心」の左之助っぽい。しょっぱなから倒されるシャム双生児の様に体を縫い合わされたF警官もハッタリが効いていて掴みはバッチリ。
そして雷に怯えるサイドキック(相棒)のリトル・ロゼも名前はフランス風(またはドイツ?)なのに格好は「はいからさんが通る」みたいな日本の明治女学生スタイル(日仏ハーフ?)。更に一人称が「ボク」で「メガネ」という少々狙い処が判らないのも興味深いw
ちなみに彼女が「ヴィクター」を「ヴィクトル」と発音するのは、実在したフランケンシュタイン氏がドイツの北ババリアの領主だった事から来ているのだろうか。
街を支配する人造人間とその造物主「死体卿」の殺害を、少女マリゴールドが二人に依頼するという流れは少年誌の読み切りっぽくて平凡だが、その死体卿が登場し、彼が座る玉座に据え付けられた切断された少女の両足、それがマリゴールドのものだと判る「ボクシングヘレナ」な辺りから、徐々に和月流の「毒素」が漏れ出してくるのがいい。
勿論、苦しむ街の住民を救ってくれ、という「綺麗」なお題目より、シンプルに自分の恨みを晴らしてくれと云え!と、少女に厳しくも誠実さを以て迫るジョン=ドゥの「熱さ」なども健在。
その直後に襲撃してきた人造人間を瞬殺するカットも、スプラッタながら正にダークヒーロー然として格好良く見得が決まっている。
こういう作者の資質が迷い無く構成されるのを見て、改めて和月信宏の敵は「少年誌コード」だったんだな、と納得してしまう。規制と戦いながら描いていくのもプロだけれど、向き不向きは当然ある。己の志向を100%を発揮出来なかった結果が「武装〜」の打ち切りな訳だし。
今後はもう少年誌を離れて、この路線で再び進んでいった方が妥当な気がする。
ただ難を云えば、後半のバトルが読み切りだからかアッサリし過ぎ、ジョン=ドゥの必殺技(?)も血液の瞬間噴射を表現したいのか、眼に見えない描写になっている所為で判りづらい。ここはもっとジョジョ3部の「クロスファイアーハリケーン」みたく、十字架フォルムを強調するなどハッタリを効かせても良かったのでは。
死体卿の性格もいかにも小悪党の雑魚キャラになっているし、どうも「武装〜」同様、敵キャラのパーソナリティがおざなりなのが最近の欠点に思える。
とはいえ、その後が子供騙しな「ハッピーエンド」にならないひねくれ具合は依然変わらない。例えばタイトルの「エンバーミング」(個人的に三原ミツカズの傑作マンガが浮かぶ)。通常は「死体の修繕」や「死化粧」の意味で使われる単語だが、てっきり取り返した「両脚」を死んだマリゴールドに戻してやる、という流れになるのかと思っていた。シンプルに人造人間を象徴する言葉だった模様。
まあ、最近「誰も死なない」マンガが多い中、彼女を蘇生する様な事はせず、ちゃんと「死なせてやる」ジョン=ドゥの行動からは、一度「死」を知った男の優しさが伝わってくるので良しという感じ。
そして伏線は丁寧に散りばめてあったが、全てが終わった後、執事が死体卿と内通していた事実や、リトル・ロゼの正体がある「組織」のお目付役である事が判明する展開に唸る。
善人に見えた人間に裏の顔が暴かれる衝撃。しかもそれが単純な悪と割り切れない匙加減が上手い。
確かに執事が主人公達を裏切り、死体卿と通じていたのは「悪」かもしれないが、彼のマリゴールドに対する忠実な姿勢や蘇生の願い、人造人間の破壊依頼などはあながち芝居とも思えない。無力な人間が彼女を守り、生き延びていく手段はそれしか無かった、と受け取れる。
しかし、そんな彼も何の救いも無く淡々と始末されてしまうが、それを遂行したリトル・ロゼも、前半、これまたマリゴールドへ見せた気遣いや優しさは生来のものである筈だ。
こういう単純ではない「人間の二面性」描写のバランスが優れた、変な云い回しだが「いい感じで後味の悪い」バッドエンド具合が個人的に非常にツボ。
タイトルの「死体と花嫁」の語意が、ジョン=ドゥが死体を集めて自分の花嫁を作るという目的と共に、リトル・ロゼが組織の命で「一生を添い遂げる花嫁」の様にジョン=ドゥを監視しているから、と二重に判るオチも効いていたし、冬の「武装錬金ピリオド」以降、是非とも連載して欲しいと素直に思えるいいエンディングだった。
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そんな訳で矢張り、メアリー・シェリーの小説との関連を含めて、今後を妄想してしまいたくなる。
とりあえず、今後、善人か悪人か狂人か判らない、クセのあるリトル・ロゼが、彼に対してどんな感情を抱いていくのか。二人の関係はどう変わっていくのか。そしてジョン=ドゥの封印された「記憶」と「目的」は一体?など色々期待させられる。
彼の「目的」については、例えば小説には「自分の伴侶となり得る異性を一人造るようにヴィクターへ要求するが拒否された」という記述もある。これはジョン=ドゥの望みと一致する様にも思える。「ヘルシング」のアーカードの様に、彼こそオリジナルの「フランケンシュタインの怪物」だった、という、定番設定だとしたら、彼はその為に北極から帰ってきたのだろうか。
しかしラストではリトル・ロゼが「組織」から彼の「本来の目的を隠し通せ」と命令されているので、「花嫁」獲得は偽りに刷り込まれたもので、実は生き延びていた「造物主」の殺害や、またはその子孫が組織を運営している、などの事実が出て来るかもしれない。
また、同じく小説では、殺人鬼の精神異常者の脳を使った為に虐殺を行った、という、とりあえず納得のいく設定になっているが、今作での人造人間達はジョン=ドゥを含め、皆手術の影響か、デフォルトで「殺人」の禁忌が無い模様。まあ読み切りなんで、そこに逡巡とか入れると停滞するし、しょうがないかもしれないが。連載になれば出てきそうなテーマではある。
とにかく、「〜剣心」と異なり、「武装〜」では中途半端だった「不殺」を止め、再び「アイディンティティーの獲得」と「生と死」に取り組み始めた和月信宏。
力強く、迷いの無い和月節の帰還を大いに期待しながら、来年を待ちたい。
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■その他ひとくち感想■
結局は「赤マルジャンプ」などと同じく、客寄せ用のベテラン作品で保険かけて新人プレゼンするコンセプトは同じ、表紙もポスターだけの為にデスノのキラを表紙にしたりと保守路線なので、実はあまり「革命」感は無いw
○Luck Stealer -ラックスティーラー-○
今回購入したもうひとつの目的。久々に「マインドアサシン」的な世界が帰ってきた。この作者も人間の陰陽を描くのが得意だと思う。連載した場合、変なバトルものにせず淡々と依頼をこなしていく展開にして欲しい。
○天球儀○
小林泰三の短編ユーモアSFみたいで面白い。制限時間が設けられたおかげでテンポもいい。冒頭は「幽遊白書」かと思って一瞬嫌な予感したけどいい意味で裏切られた。多分意識的に引用した気がする。
○いちご100%番外編 ~京都初恋物語~○
本編最終話に繋がるエピソード。パンツ無くてもフツーに描けるじゃないのw 内場くんのキャラがいい感じで主人公ととてもお似合いな設定が安心して読める。本編は好きでも嫌いでも無いけど、こーゆー正統派のラブコメで行けばいいのに。
○キャディーガール○
瞳孔開きっぱなしの主人公がいいなー。マサルさん系で女の子っていうのは意外に新鮮。女子プロゴルフブームに便乗したっぽい加減も何か好き。
○マジシャンズ ジャッジメント○
オノマトペがジョジョっぽい。制裁の仕方もビーティーな感じ。
○World 4u○
「世にも奇妙な物語」とか「アウターゾーン」路線て何年かに一回でローテーションするんだなー。ストーリーテラーのキャラが立ってないのと、一人だけ安全圏な澄まし顔が気に喰わないw
○ANGEL AGENT○
絵柄は萌え受けしそうだけど用語や設定が何か古いし、盛り上げもイマイチ。女の子が意味無く脱がされたりするのもセクハラチックで気持ちがいいものじゃない。やっぱ「女好き」な男キャラって難しいんだなー、と実感。まず「男」として格好いい!とか認められないとダメみたい。
そんな意味で「ルパン三世」や「シティーハンター」は改めて名作だ。
他は最後まで読みきるだけの魅力を感じず。
まー、今回は損はしてないけど、次回からは和月新連載とか、今回みたく「ベテランレベルを4人」じゃないと買わないかも。
もーちょいホントに「革命」を目指して欲しかったなー。
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2005年09月28日
◆こんにちは絶望先生 (3ToheiLog)
ハイパー時代劇「無限の住人」と不条理ギャグ「さよなら絶望先生」のキマイラマンガ。勿論元ネタを知らないと愉しめません。最低でも「無限〜」読んでないと何が何やら。私は逆に「絶望〜」読んだ事ないけどネタはネットで知ってたので無問題。
まー「無限〜」はオススメです。ヒトコマヒトコマから炸裂する躍動感や迫力に度肝抜かれるから。映画版の「あずみ」や「SHINOBI」が面白い!って人は特に読んで欲しい。価値観変わって、もうそれらの映画観れなくなるかも。
個人的には「フリージア(立読み可)」もそうだけど、重ね線の作画タッチも好き。前巻から4ヶ月だからそろそろ新刊出そうだけど、その前に当時興味無かった下記リンクのイメージアルバムをTSUTAYAで借りてみよー。人間椅子なんて久々に名前見た・・・。
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2005年09月24日
 | 月刊イッキ11月号 表紙の「衝撃に驚く間もなく黒い影」ってコピーが「五・七(八)・五」の川柳っぽいと思ったのは私だけ? |
勿論、ネタバレ注意です!
・「月館の殺人・上」感想と妄想
・「月館の殺人」第7話 感想と妄想
・「月館の殺人」考察追加
・幻夜号待合室--「月館の殺人」データ集※ファンサイト
■月館着7時00分■
冒頭から、未だ「幻夜」の運転室で律儀に燃料補充する「機関士」役の二人の姿に、その仕事にやり甲斐あるの?とか失礼な事を思ってしまった。特に「運転士」の方は汽笛鳴らすのと機関の起動・停止以外やる事無い様な。
「殺人」事件下でも業務を続ける彼等に違和感を感じなくも無いけれど、京極作品とかで「殺人という現実から精神的に逃れる為に、己の日常を無理矢理取り戻そうとする」なんて講釈もあって、何とも云えない。
三国さんなんか呑気にアライグマにエサやってるし。いわゆる日本人ならではの「平和ボケ」なのかもしれない。勿論テツクインテットの行動は単なるビョーキ。
ただ、燃えさかる動力炉(正式名称何だっけ?)は証拠隠滅に使えるな、とチェック。
今回、あんまり進展は無い様に思えたけれど、一応考察。
●中在家は「山口線の殺人」、現在の「連続殺人」に関与しているのか
前回思わせぶりだった影の正体、中在家弁護士の再登場で彼が高校時代は多分大分県(「双葉山」で検索すると)に住んでいて、一旦「家に帰った」という事で現在は北海道在住らしい事が判明。一応大分は西日本だし、「山口線の殺人」の現場にいた、四人のテツの一人として彼が居てもおかしくはない?
そして、やはり前回も書いた様に北海道在住の割に、コミックスP34~35でエゾタヌキとアライグマの区別がついてなかったのが気になる。雪なのにスノータイヤも履かずにセルシオに乗るのも。越してきたのはつい最近なのかもしれない・・・。
ただ空海への気遣いや竜ヶ森への礼などから「善人」だと伺えるので、直接的な関係では無い気もする。というかそうであって欲しい(願望)。
●脚の悪いメイド(老婆?)の行方は?
コミックスP58、そしてもしかするとP152にも登場していたかもしれないメイド。今話で更に増えた被害者の中に彼女の姿が無い。運良く、あるいは女性である為見逃して貰った、などで生き延びたのか、まだ死体が発見されていないのか。
コミックスP152前後でメイドが日置を殺害したのだとしたら、月館内の連続殺人も彼女の犯行である可能性も。日置を殺す前に屋敷の人間を手にかけた、などかもしれない。顔見知りで女性なら使用人たちも油断するし、脚が悪いのもフェイクとか。
そして彼女が犯人では無い場合(こちらの方が確率は高いだろうが)ラストでガタガタ揺れていた十蔵のジオラマの下に隠れていた、というのが妥当だろう。
他は黒電話の横にあったメモに書いてる「ブロッコリー、トマト、レンコン」。外部の業者に注文した痕跡?それとも誰かにそれを用意しろと云われた?よく考えるとどういう状況でメモったのか不可解。変な組み合わせでもあるし(レンコンが特に)。
あと今回、マンガとはいえ人が死んでるのに不謹慎ですが、「鉄道王=キングオブテツ」って真面目な顔で皆が云うのにちょっと吹いてしまった。彼等の世界では名誉ある称号なのかもだけど・・・。ガタガタ揺れる死体も笑えると云えば笑えるし・・・。滑稽さを演出しているのか、笑い処の判断に迷う回だったw
追)「双葉山」は綾辻作品の「殺人鬼」に出て来る山の名らしい。なるほど。深い意味が無いとすればファンサービスなのかも。
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■その他ひとくち感想■
先月はかなり叩いたけれど、かなり評価アップな作品多し。
○period -ピリオド-○
吉野朔実はまあまあ好きなので、第三部からでもすんなり入り込めた。昼ドラ並みに悲劇がインサートされる作りみたいなんで、ちょっとユウウツな話かも。でもストーリーテリングが好きなので読み続けそう。
○東京フローチャート○
まあまあ。
○カメオドール○
眼球ぽろりに笑った。他にもカメトリビアが意外に充実w
○夜回り先生○
少年同士のプライドや感情の振幅がリアル。「また今度な」という台詞の効果が印象的だった。
○鉄子の旅○
読まないリストに入ってますw
○金魚屋古書店○
前回は「セーラームーン」に引っ張られてイマイチだったけれど、ちゃんと「紹介マンガ」をモチーフとして消化し、本筋がメインになっていた今回は良かった。
○原色楳図鑑○
ボーダーだけで楳図さんて判るのが彼自身のキャラの強烈さを物語ってるなー。
○めくるたび○
なんとも。
○SWWEEET -スウィート-○
下手すればエヴァになりがちな精神世界の鬱展開から、まっすぐ健全な方向へ目覚める過程が清々しい。コミックス買う気になってきた。
○乙女ウイルス○
どしたのー!?ナツイタ路線で行くんじゃなかったのー!?耳年増の引きこもり女が描く妄想炸裂なシモ展開にどん引き。いや、キライじゃないけど。しかし前回と今回の揺れ幅が激し過ぎる・・・。うーん、評価が早かったかw 次回で決まるな、これは。
○ぼくらの○
今回唯一評価が上がらなかった作品。やっぱダメだ。
○まほおつかいミミッチ○
コミックス買いました。二巻も勿論買います。美猫ヤリクリかわい〜!!彼女のお母さん猫が妙なこだわりのあるSF(本格的じゃない方)オタクだったのがウケる。「ミノフスキー粒子」が出て来るとは思わなかったw
作者のブログ自体も面白いし、もっと早く知りたいマンガ家だった、とつくづく実感。イチオシです。
○ドロヘドロ○
ストーリーに乗り切れない・・・。
○ワイルド マウンテン○
人生の上手く行き加減が面白い。
○RIDE BACK -ライドバック-○
ストーリーが判らないけど何か面白い。一人の男の葛藤劇として読み込めた。
○フライングガール○
ほのぼの路線じゃなかったのか・・・あんまり仁義系は好きじゃないな。
○答えは3つ○
四コマって訳じゃなくて、オチ三つのうちどれかで笑えばいい、というつくりなのかな。今回は1、2連チャンで笑いまくった。真剣な顔でバカやってるのがどれだけ面白いか心得てるなー。それだけに3個目も同じ路線でやって欲しかった。
○ナツノクモ○
やっぱネームが読みづらい。
○のらみみ○
いい感じ。「笑福亭猫瓶」ええ子や。
○平凡ポンチ○
面白い!二話しか読んでないけどまさに「映画的」で「いい最終回」だと思う。これも収集候補。
○フリージア○
やっぱいいシメだ。台詞とカットが上手い。そしてユーモアの入れどころに唸る。
yahoo!コミックにて「フリージア」が80日間294円で読めるという事なので、それ次第で揃えようかなー。
と、いう訳で、「ぼくらの」以外は概ね高評価。今後も継続購入決定しましたw
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投稿者 UT : 19:20
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2005年09月17日
 | ウルトラジャンプ10月号。 新連載の「忍空」を差し置いて美少女が表紙。 なんてマーケティングにシビアな集英社。 |
最後に笑うのはオレたちだ!!
ロシアン!(ダン!ダン!)ルーレッ!!(ダン!ダン!)とでも流れてきそうな、不敵な笑みを浮かべたジャイロ、ジョニィ。そしてDioニクスが揃った力強いトビラ絵。
「あ〜んDio様が」とか女性ファンに不評を買ったのか、冒頭からDioの壮絶な過去譚が心に突き刺さる。「感傷」が、余計な「感傷」が生まれてしまうッ!
■ディエゴ・ブランドー 3■
一巡後の世界でも、やはりDioの生い立ちは「残酷なまでに不幸」なものだった。もはや宿命やカルマの域に達する程。
男運はとことん無いが、誇りと優しさを持った母親の生き様と息子への深い愛に胸を打たれる。
しかし結局その想いが、親子の結びつきが逆に作用し、暗く凶暴な復讐心を抱えた哀しい青年を生んでしまった。
彼の行動原理は母親の望んだものではないが、それを判らせる事はその死んだ母以外、誰にも出来ないのが辛い。
とにかくこの回想では内容は勿論、重要なアイテムである食器を印象付けて描いたり、冷徹な人間観察を以て反吐が出そうな醜い男達を描いた上で、それの対極にある気高く美しい行動を際立たせる対比法などの「ストーリーテリング」のテクニックに痺れた。
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と、いう訳で、彼のレース参加理由が「復讐」と判り、テロリストの可能性が著しく下がった今回。
Dioニクスの爪に傷つけられた人間や動物は全て「恐竜」化するという「ウイルス」機能と、その犠牲者の「意識」を支配する力がある事もはっきりしたし、矢張り彼のスタンド発現は単なる事故の結果だったのだろうか。勿論テロリストに操られてる説も捨て切れないが。
いずれにしても「吸血鬼時代」と同じく、「手下」を増やす事に長けた能力になってるのが流石帝王Dio様。
「左腕」の遺体が目的、というのも、現時点ではジャイロ達の思い込みに過ぎないかもしれないし、ラストで新たな遺体パーツ「眼球」を手にしたのも「本能」な感じもする。
もしコントロールされていたとしても、「このDioが傀儡になるものかッ!」等とその呪縛を解いてくれれば、冒頭の過去譚における悲壮な決意がよりグッと引き立つけどなー。
ただ、どんなに恐竜化してもDioには作者の深い愛着が見てとれるのに、何ですか先生、その・・・フゥー・・・ジャイロそんなに嫌いですか?w
「最もおぞましいのはッ!恐竜になる事じゃあなく、なりかけてる過程だッ!」とかジョニィに知ったか顔で云って欲しいほどの変貌に失笑を禁じ得ない訳ですよ。まるでヘビ少女。
 | これはナマハゲ |
まあアレですね。古くはストレイツォに始まり、スティーリーのダン、ディアボロやジョンガリ・A、アナスイなど「ロンゲ美形」キャラは荒木作品では酷い目に逢う、という法則が再び実証された、と。
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ところで今回は恒例の一巡ネタを見つけられず、せいぜい「眼球」を持ったスタンドの抜け殻が一瞬「Hail 2 U!」の「審判」に見えたくらい(最初は砂のスタンドに見えたんで「サンドマン?」とか誤解)。
あと、「母親が素手に煮えたシチューを注いで子供に食べさせる」というシーン、何かの映画かドラマで観た気がするんだけれど・・・。現時点では思い出せないのでまた後日更新するかも。ナチスものだった日本ものだったか・・・。
追)@JOJOの感想特集で「これは『どろろ』?」とのコメントが!!そーかッ!それだッ!!手塚先生へのリスペクトだったのかー・・・。手塚賞だもんなー・・・(しみじみ)。そう考えると遺体集めも百鬼丸の変則オマージュ、とは考えすぎかw
何にせよ、コメントを書かれた方、もしご覧になってればモーレツにグラッツェ!!本当にスッキリしました。
あとは感想サイトの中でらうどにっきさんが「Go!ジョニィ!GO!GO!」がChuck Berryの「Johny B. Good」からでは?と書かれてて、あ、やっぱそう思う人いたんだーとニンマリ。先日TVで「バック・トゥ・ザ・フューチャー」やってたんで、ある意味タイムリーだったかも。くず鉄作りの海さんの発想も相変わらず笑えたし、この刺激が月イチの愉しみ。
で、相変わらず「スティールボールランレース」の存在意義が薄くなる中、「眼球」を手に入れたらどうなるのか、Dioは果たして自分でスタンドを発現したのか操られているのか、などは次回で決着がつきそう。
[オマケ]
ちなみに「忍空」は画力・構成とも昔と一緒。それより精神失調から戻って来た作者のインタビュー通り、本当にフライフィッシングが出て来たのに笑ってしまった。
・STEEL BALL RUN #5
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投稿者 UT : 13:18
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2005年09月04日
幻夜号待合室さんに「月館~」を「推理する人々」の一人としてリンクを張って頂きました(わーい)。
そこで情報量が少ない為、保留にしておいた、または気付かなかった部分を他ブログの方の記事を読む事で更新してみます。勿論ネタバレ注意!
「月館の殺人・上」感想と妄想
「月館の殺人」第7話 感想と妄想
幻夜号待合室--「月館の殺人」データ集※ファンサイト
月刊イッキ 公式サイト
●ガラスと空海の夢
例えば、月夜に提灯さんの考察を引用させて頂くと、
・竜ヶ森の台詞で「寝台車のトイレの窓は四角の曇りガラス・・・」とある。
・眠れないので薬を飲んで寝た空海は時計をしていたのに、起きた時に時計が無い・・・どこへ?(夢と現実が一緒になってる?)
・汽笛から判断して、ヤヲイ信号場を通過してるっぽいが、あの手の人物は誰だ?
という、これらの点が仮定の難しい部分。
空海が装飾したガラスを気にしたり(P92)、「くもりガラス」が何故「おかしい」のか(P60)という根拠は後程出てきそうだけど、竜ヶ森だけに中々云わない気がする。その為の無口キャラ設定なのかも。
これがアイツら(残り4人)なら、もーベラベラ喋ってくれそうなのに・・w
空海の「現実と夢」の境界線が「時計」だとすれば、くもりガラス越しに覗いたり、ヤヲイ信号場(通過仮定時点)でドア越しに見えた「老女」(P152)は、P58に登場した月館家の「足を引き摺るメイド」だと推理。10月号の第7話ではこのメイドの死体が無い(まだ見つかってない?)事もあるし。
窓に両手をついていたのは空海を驚かす為ではなく、足が悪いので雪道を進む為には車体で体を支えなくてはいけなかったからではないかと。
ただそうだとしても彼女が日置を刺したかは不明。女の子である空海を心配して様子を見に来たのかも。まあ車掌に云わせると「ルール違反」なんだろうけど、女性だから「幻夜」の設定をバカバカしい、と思ってる可能性もある。
●日置はエゾタヌキとアライグマの見分けがついた
日置犯人、または関係者説の追加として、これを。
P34~35で空海がアライグマと叫んだ事に異様に反応した弁護士・中在家。
実際エゾタヌキとアライグマの違いはハッキリしている(尻尾に縞模様があるのがアライグマ、無地がエゾタヌキ)。ただし有名では無い筈(勿論私も知らないw)。
とすれば、東京と沖縄でしか暮らした事の無い空海はともかく、北海道在住、またはしょっちゅう来ている筈の中在家すら「慣れていない」、という状態なのに、なぜ「千葉」から来た日置が当然の様に二種の違いを説明出来るのだろうか(P41)。
つまり少なくとも日置は過去、あるいは現在「北海道」在住の可能性が高い。四駆の車に乗っている、恐らく雪目防止用のサングラスもしている、など疑いだすとキリが無い。
こんなとこです。
エゾタヌキとアライグマの違い※腐敗死体の写真があるのでご注意。
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投稿者 UT : 19:17
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2005年09月03日


ハッピーバースデー ドラえもん!(ドラえもんチャンネル)
のび太の動きが何か腹立つのは置いといて「西暦2112年9月3日」が誕生日のドラえもん。チャーリー・シーンと楳図 かずおとマイケル・ホイと一緒。
でも何故この日付になったのかご存知の方は少ないのでは?
ヒントは「ドラえもんの身長や体重と同じ法則」。
ドラえもんの誕生日に隠された秘密
投稿者 UT : 23:59
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2005年09月01日
オクタゴニアン 1巻
「北神伝綺」「木島日記」では「あってはならない」昭和の歴史を仕分け、間引いた大塚英志。
彼が惹かれてやまない「米軍占領下の日本」に潜む闇に、ささやかな抵抗を繰り返す「あってはならない」男達の感傷譚。
大塚英志 - Wikipedia
平成元年生まれの女の子は、もう親の許可があれば結婚できる。
果たしてその子は「昭和」という時代に何を感じるのだろう。
今作の主人公は何と「昭和天皇の影武者・菊人」と「共産党を特高に売り、壊滅させたスパイM」。
昭和天皇が「人の神」である事を否定する事でお役御免になった菊人は、偶然知り合ったMと如何わしい探偵業を始めるが、その彼等の行く先々にアメリカ占領軍の陰謀と力を象徴する列車「オクタゴニアン」が立ちはだかる。まるで闇から来た「ノアの方舟」の様に。
大塚英志は異様に「昭和」にこだわる人間だ。「多重人格探偵サイコ」などの他の作品でも頻繁に「昭和20年」前後をモチーフにした話が多い。彼の中には「もし日本が敗戦しなければ」という強い妄執を感じる。実際その「もしも」が実現した仮想日本を描いたものもある。
徹底的に、戦後の日本がいかにアメリカに支配・蹂躙されてきたかを強調し、平和ボケした日本人を皮肉るスタイルは今作でも一貫している。
だが、「憲法前文」を一般から募集し出版するなど、ややもすると「右寄り」に取れる彼の作品が面白いのは、時折剥き出しになる「青臭い理想」と「センチメンタリズム」があるからだ。
綿密なマーケティングを元に、とことんドライにシニカルにストーリーを展開しながら、巨大な陰謀に一矢報いようと足掻く、力無き底辺の主人公達の行動と言動にはそれが溢れている。
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とにかくまず驚くのは「天皇(と同じ顔の男)」が主人公、という点。実際に本物の天皇も登場する。
この設定を聞いて「タブー」という言葉を浮かべる人はリアルタイムに戦争を経験した世代か、好奇心で「昭和」に触れてきた自分の様な人間だろう。もし祖父や曾祖父がこのマンガを見たら怒りで破り捨てるかもしれない。
戦後など全く実感できない自分ですら、その祖父達の影響が少なからずあった為、天皇がマンガキャラクターとして動き、台詞を喋る様に強烈な違和感を感じてしまった。
つまりそれくらい「昭和天皇」はタブーだったはずなのに出版出来ている現実。
「マンガだから」という偏見を利用してお目零しして貰った、大塚英志の実績w とネームバリューを使った、など色々理由はあるかもしれないが、矢張り現在の日本において、既に「昭和」という時代が「歴史」となり、風化してしまったのだな、と実感する。
ただ、依然として一部の人々にとってタブーである事には変わりなく、出版部数は非常に少ないらしい。売り上げ自体が同日発売した大塚原作マンガの「黒鷺死体宅配便」と一万近くもランキングが違うのはその所為かもしれない。
近所のブックファーストでも「黒鷺〜」は平積み、今作は新作なのに既刊棚、しかも一冊だけ、という妙な状況だった。
ちょうど終戦記念日に近い出版からしても、大塚英志なりの「日本再生」を促す意図を感じずにはいられない今作は、読者が非常に限定される「怪作」であり「問題作」なのだ。
とはいえ、「歴史は常に捏造される」という定番を前提に「下山事件」や「帝銀事件」なども実はアメリカの陰謀だった、という「Xファイル」的な(作者はクリス・カーターをライバル視している)展開はエンターテインメントとして純粋に楽しめ、不器用な主人公達の行動原理には感情移入し易い。
森美夏ほどの魅力ある画風では無いが、PC世代の確かな作画もリアリティを高めている(特に指の描き方が印象的)。
読後、日本云々は抜きにして、ミステリとしての事件を調べたり、昭和初期の闇をモチーフにした松本清張作品などを読んでみるのもいいかもしれない。
とりあえず、リアルタイムでもなく「歴史」とも割り切れない、中途半端に刷り込まれた「戦争の実感」を持つ自分としては、「17歳の日本人」が読んだ今作の感想を妙に聞きたくなってしまった。
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投稿者 UT : 16:58
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2005年08月27日
 | 月刊イッキ10月号 話題の「ぼくらの」と「金魚屋〜」をこの機会に読んでみる |
「月刊IKKI」初買い。「『月館〜』第二部スタートと同時に読者増やしたれ戦略」にまんまと。
予想してた程オリジナリティや革新性は薄く、名作のストーリーや巨匠の画風を劣化コピーした作品がいくつか見受けられるが、青年読者のノスタルジアをピンポイントにえぐるラインナップと、バトルより会話による人間描写の掘り下げが手堅いのが流石小学館。
以下、モーバレw 上巻収録分を読んでない人は特にご注意。
「月館の殺人・上」感想と妄想
幻夜号待合室--「月館の殺人」データ集※ファンサイト
■鉄道館の殺人■
今更何なんですが、これ「鉄道ミステリ」といえるのかなぁ・・・。どうも時刻表だとか出て来ないと実感が。西村京太郎の影響凄し。
まあ「鉄道をモチーフにしたミステリ」だから合ってるんですけど。鉄道オタク(テツ)の性(サガ)が人を殺し、殺人鬼を生んだ訳なんで「テツミステリ」と云った方が・・・いや、いいですw
コミックス上巻の冒頭カラーページと全く同じ構成でスタートした第二部。早速いくつかの疑問や仮説が解消・立証された回。
後ろ姿と目のアップだけだった「子供」の顔が遂に。だが、その表情は父の死に悲しむそれではなく、己の小さな掌にベットリとついた血の緋に魅せられる幼い狂気だった・・・!
予想通り「子供」は空海では無かった(多分)!驚きより納得のオープニング。
やはり第一話では意図的に「女の子」に見える描き方してたんだなぁ、と比較してみる。この少年のトラウマが殺人鬼としての人生を招き、瞳に映ったSLの煙や線路の形が「カード」の記号だったのだろうか。
まあ十中八九、少年は日置だろう。そしてこちらはハッキリと判る、テツ達の一人「帽子の男」は空海の祖父・十蔵、という事実。若い男もやはり「車掌」ではないだろうか。
乗務員が月館の使用人と判明したので、これで彼等も全くの無関係では無くなった。
と、いう訳で仮説を更新・追加。
●誰が連続殺人犯なのか?日置を殺したのは?
1:幻夜に乗るまでの連続殺人は日置が犯人。日置殺害は自作自演。
2:幻夜に乗るまでの連続殺人は日置が犯人、日置殺害は車掌。
車掌は日置の正体に気付き返り討ちにした。または十蔵から犯人探しを命じられていた。
3:幻夜に乗るまでの連続殺人は日置が犯人、日置殺害は自作自演。
車掌と日置は共犯(車掌は脅迫されているのかも)。
日置しか浮かばないのは危険だと判ってはいるんだけれどw
1は上巻読後と変わらず、ここで車掌が使用人と判明したのを要素に加えると、上巻P171で日置の死体の脈を取ったのは彼だけなのが怪しい(獣医の今福は瞳孔を見て、左胸に顔を近付けただけ)。
ドアを締める直前に空海を見る表情も意味あり気だし、施錠は他の連中を入れない為なら当然だろう。
現場に二度目に入る時も、彼しか鍵を持っていないので中の日置に合図を送る事も出来る。
そして相変わらずテツクインテットは犯人と「思いたくない」w
●誰が何の為に皆を「幻夜」に招待したか
1:十蔵が自分達を狙う犯人をあぶり出す為に。
2:十蔵が自分のコレクションを空海を含め、テツ達に「抽選」で与える為。
3:犯人(日置や車掌など)が本来のターゲット(空海の祖父)を殺す為のカムフラージュに。
十蔵は空海しか招待していない、または空海が「来る事を知らない」など。
。
2の場合、空海への財産は「幻夜」(館)そのものだが、彼女には価値は判りそうにないので、クインテットにコレクションを一部与える事が「条件」、とか。
日置はテツとして有名でも熱心でも無さそうだが、空海の想像通りボディーガードとして雇われたか、「本物の日置=テツ」を殺害して入れ替わった、などを妄想。
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で、本編に戻ると、相変わらずはしゃぎまくるクインテットに流石の空海もキレ気味(すぐに北方領土にイタコが住んでる独自のマイ日本地図を披露して失笑されたけど)。
でもこれくらい精神力がハジケてる連中だとある意味頼もしいかも。少なくとも落ち込むヒマが無い。
そして上巻ラストページで判明した「列車は走っていなかった」という事実。成る程、オタク成金の原寸大模型な訳ですね。中村青司設計にしてはいささか地味にも見えるけど。
空海が「列車初体験+ぽーっとした娘」でなければ成り立たないご都合主義ってのは禁句?
今回唯一予測出来なかったのは「幻夜」のピアニスト兼料理人を「どこかで見た」という伏線。絶対登場はしてる筈(ミステリのマナー上)なんだけど見つからなくて・・・。上巻のあのコマで判った人は凄い!
そして十蔵氏殺害犯はやはり日置?車掌は竜ヶ森と一緒だったから多分違うだろうし。今福の背後の影は生き残りの使用人か新キャラっぽい。上巻P58に出てきた足を引き摺るメイドの姿も無いし。全員惨殺という訳ではなさそう。
心底びっくりというレベルでは無かったけど、まずまずのスタート。
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■その他ひとくち感想■
とりあえず矢鱈「懐かしさ」をメインにした作品の比重が高いのが気になった。青年読者のノスタルジアを突く戦略なのは判るけど、あんまり多いので一部の「ビッグコミック」や「アフタヌーン」ぽい作品が明らかに浮いているのがアンバランス。
ちなみにここでは「少年少女時代のイタイ懐かしさ」を狙った作風を「ナツイタ」と呼ぶ事にします。
以下、かなり毒舌で傲慢な感想です。好きな作品のある方は引き返して下さい。今すぐ!w
○夜回り先生○
「編集王」以来読んだ。熱い。しかもいきなりダウナー。涙の量はもう少し減らした方がいい気がする。
先にキャラに泣かれちゃうと読者が醒める事もあるし。あと、もらい泣きで泣かすのは反則では?
たとえ実話だったとしても。
○金魚屋古書店○
なるほど。名曲や名画などを取り上げる系のヒューマンノスタルジア路線なのか。マンガ好きから支持を集めるのは判るけど、紹介されるマンガの方が本編よりクオリティが高い、という印象。実際、キャラ設定やストーリーがオーソドックスなんで「他人の褌で相撲を取る」名作カタログの様になる危険性も感じる。
何年か後、この「金魚屋〜」も誰かの心に残っているのだろうか、とちょっと意地悪な事を思ってしまった。
○カメオドール○
おもしろい。男が女に最も勝てないのはギャグセンスだと思う。
○ぼくらの○
ああ〜。予想通り「劣化エヴァ」な感じ。でもナツイタで共感を集めるんだろうな。貞元版「エヴァ」より画力も構成も劣るのが難点かも。特に戦闘シーン。
オリジナリティが余りにも欠如しているので、ちょっと評価がキツクなる・・・。
○東京フローチャート○
まあまあ。
○鉄子の旅○
ごめんなさい。ダメです。受け付けません。横見さんがダメですw
○原色楳図鑑○
松本大洋の可能性はホント天井知らず。「ブラックジャック」みたいにオマージュ作品でもやるのかと思ったけど、こういうのもいい。
関係無いけど最近黒沢清が取った楳図映画が観たい。
○めくるたび○
なんとも。
○乙女ウイルス○
ナツイタその2。このレベルで「奇才」というのは煽りすぎ。芸人もそうだけど、あるあるネタはどうも受け付けない。
人はいくつになったって幼くてバカなんだから。
○ドロヘドロ○
爬虫類人間が敬語使ってるのがオカシイ。でもストーリーを掴めず。悪くは無い感じ。
女性キャラが昔の士郎正宗っぽい。
○SWWEEET -スウィート-○
ナツイタその3。ジュブナイルSFっぽくて好印象。「ぼくらの」よりは画力も構成も面白そう。
○まほおつかいミミッチ○
今回一番面白かった。やっぱ男は(略)
ミミッチと厚化粧?で濃い顔のセンちゃんのボケとツッコミの交替がツボにハマった。
「あんたの親は古新聞古雑誌で出来てんの?」とロバの「ダー」「ニィェート」がヒット。これはコミックス買います。
○平凡ポンチ○
なんかほんとに「インディーズ映画的」なストーリー。次回最終回なのか。最初から読んでれば結構好きだったかも。
○フライングガール○
水木タッチで無ければ良かったかも。これもノスタルジアなSFですね。
○RIDE BACK -ライドバック-○
「アフタヌーン」て感じ。まずまず。
○のらみみ○
いい感じなジュブナイルSF。母親の場の読めないオバサン振りがリアル。
○ワイルド マウンテン○
わたせタッチで無ければ良かったかも。でも不細工のくせに高望みなキャラというのは結構好きw
○家族の風景○
劣化松本大洋。というかガロ?それ以上でもそれ以下でもなし。
○花ボーロ○
軽くナツイタ。でも好感度高し。これも最初から見てれば・・・。
○ナツノクモ○
これも浮いてるなー。画力は高いのに妙に台詞が読みづらいのは何故?吹き出しの輪郭線が太いんじゃないかな・・・。
設定や能力に新鮮味が無いのと「ハンター×ハンター」に似てるなーという印象。
○答えは3つ○
まあまあ。「オラァー」のキッドの醒め切った表情に吹いた。
○フリージア○
ビッグコミックっぽい。会話劇のセンスが高いと思う。掲載位置もシメ的にいい感じ。
と、いう訳で、総合的にちょっと新鮮味が無く、手堅過ぎな印象。「月館〜」だけの為に次回買うかどうかちょっと不明。「ミミッチ」もページ数少ないし。でも・・・買うかもなぁw
あと関係無いですが、小学館て最近ページ末やコミックス最後に「担当編集」のクレジット入れますね。
あれは責任の所在を明らかにしてるのか、単なる自己顕示欲なのか意図がよく判らない。
まあ、スタッフロール好きの私は「あ〜、この編集さんはこういうセンスなのか」と愉しみが増えるんで問題ないですけど(いいのか)
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投稿者 UT : 16:03
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月館の殺人・上
「動物のお医者さん」「Heaven?」の佐々木倫子と「十角館の殺人」「暗黒館の殺人」の綾辻行人が組んだミステリ。
ビッグネームw の両者が自己主張して互いに潰し合う事無く融合した、希有な成功例。
この「上巻」の続きは発売中の「月刊IKKI10月号」で読めるという、まるで「SBR」の様な戦略が憎い。
以下、モーレツにネタバレと妄想・推察してます。あと綾辻ファンの方はちょっと不快かも・・・。
幻夜号待合室--「月館の殺人」データ集※ファンサイト
月刊イッキ 公式サイト
冒頭から綾辻作品らしい「ヤな登場人物」が出て来て、火サスばりの殺人(事故)描写になる、というのが佐々木作品では逆に新鮮。ここで子供が父を失う、というのが、まず大きなミスリードになっている。
その次のページで、いきなり主人公の女子高生・空海が自分には父はいない、電車に乗った事がない、と云うのだから、あの子供が空海なんだな、と思い込んでしまう読者は多かった筈。こういう情報が欠如したまま展開するのはミステリの正攻法なので嬉しくなる。騙される喜び、というか。
そして登場するキャラや演出も全て佐々木テイストが加味されている。
今作が小説なら、ドライな綾辻文体により、暗くて鬱陶しさを感じそうな空海の性格も、いかにも気立のいいぽーっとした「天然」の女の子という、可愛さの範疇内で鈍臭く描かれていて、主人公としての好感度は高い。
空海の母の自己中ワガママ振りも完全に「動物の〜」のハムテルの祖母や「Heaven?」の観の母そのもの。佐々木さんの実母もこんなんだったんだろうか、と邪推してしまうくらいこの手のキャラはリアル過ぎて笑える。
「幻夜」乗車以降登場する「テツクインテット(勝手に命名)」も賑やかしとして盛り上げてくれる。オタクにはデリカシーが無い!という偏見を地で行く様なキャラがギリギリ憎めないのは佐々木効果だろう。しつこいが小説版なら不快を覚えるしか無かったと思う。
通常、小説は挿絵が入るとイメージが固定される危険があるが、今作では暖かみが加わってプラス効果。当然ユーモア溢れる手書きタイポも健在。
興味が無い人間以外には苦痛でしかない「鉄道マニア」描写も上手いバランスで抑えているし(「鉄子の旅」は残念ながら読む気になれない)、物語を盛り上げる殺人、そして相変わらずの「奇妙な館」登場、との「やり過ぎず、かつポイントをきっちり抑える」展開は、作家二人の実力は元より、担当編集者の的確な仕事の賜物。
舞台設定で佐々木さんがずっと北海道在住なのを思い出したが、P45〜46で雪が舞うシーンの美しさは、流石生粋の雪国育ちだと感嘆した。
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以下、考察や妄想。
●冒頭で殺されたのは誰の父親か
ピンクのトレーナーなんで女の子に見えたし、直後の空海の登場で途中までまんまとミスリードさせられてしまった。
まあ本編中での空海の回想に死亡シーンが出て来ない(ショックにより心因性の記憶喪失になった、などの可能性はあれど)、父親の職業がパイロットだったり、現場が山口線なのに「いつも汽車を見に来る」と云うのは当時東京在住だったはずの空海を考えるとおかしい、などでやっと気付いた。
髪の色や年齢から考えると、あの子供は恐らく日置ではないかと。
●子供の父を死に追いやったテツ達の素性
まず、帽子を被ったテツが空海の祖父なのは間違いない。空海を待つシーン(P147)で椅子に座る彼の前にあるのは「鉄道模型」。
空海の母が「鉄道嫌い」だった理由は夫の死ではなく、自分の父の「テツぶり」に起因している筈。
残り三人は、まだ登場していない可能性はあるけど、単に顔が似ているのと年齢で当て込むとP8で「どけガキ!!」と云ったのは弁護士の中在家。「来ちゃうよ!!早く!!」は「幻夜」のバーテンダー唐津。若い男は車掌の川俣・・・に見える。
ただ「来ちゃうよ~」が中在家に見えなくもない。
あとはテツクインテットが直接絡んでいるとは思えない(思いたくないw)ので、彼等の父親や兄がいた、というところか。
●首都圏連続殺人犯の目的、動機
冒頭で死んだ父親の子が犯人、その父を死に追いやったテツ達への復讐、が理由、動機のひとつなのは間違い無いだろう。
・何故今頃殺したのか?
1:劇中で皆が推測している様に、何らかの契機で「0番目の殺人」を犯してしまい、そこから幼い頃の復讐心が芽生えてしまった。
2:子供だった為判らなかったテツ達の所在を、成長してやっと掴んだ為。
3:空海の祖父の遺産相続を計画的に待っていた。
・動機は?
1:純粋に計画的な父の復讐。
2:快楽殺人の理由付けとして「父の復讐」としている。
・当時、父を死に追いやったのは4人。殺害人数がこれを超えているのは?
1:自分の動機や正体がバレない様に、ターゲット以外の他のテツも殺し、カムフラージュしている。
2:快楽殺人だからどうでもいい。
いずれにしても無関係のテツは「テツだから殺してもいい」という論理。
カードの記号が事件現場の山口線線路、または汽車の煙の形に似せているのは、父を殺したテツ達に「次はオマエだ」と突きつけたメッセージだろうか。
●無差別殺人の犯人は日置
根拠は、
1:あの子供の顔、髪質や色が今の日置と似ている。
2:探偵事務所に務めていれば、テツ達の所在も掴み易い。
3:母親が死んだのは殺人が始まった一年前頃、とほぼ同じ時期。家族には迷惑をかけたくなかったとか?
そうなると「0番目の殺人」は「母殺し」である可能性もある。就職に失敗したのを詰られて殺した。それにより幼い頃のトラウマが蘇り、自分がこんな事になったのも(貧乏生活だったとか)皆あの時のテツ達の所為だと逆恨みの心が目覚めた、など。
「僕には資格がない」やP179で空海を励ます台詞は殺人者としての告白、とも取れるし、犯人が「快楽殺人者」では?カードの記号を「2」では?という可能性を提示したのも真相から目を逸らす為にも思える。
ミステリのマナーとして、関係無い犯人がいきなり登場という有り得ない事をやらかさない内は彼が最も怪しいだろう。
●日置の時計は最初から止まっている?
1:時計が8時10分を差した時の「ああ・・・」と何かに気付くシーン(P39)
良く見ると、日置から見てあの腕時計の表示は「1時40分」。つまり日置の死亡推定時刻になっている。「カチッ」と音が鳴っているので動いているのかしれないが、故障で針が同じところを前後にブレている事も考えられる。
2:腕時計をしている筈なのに、ケータイで時間を確認したのが不自然。(P131)
1と繋がるが、矢張り時計を外している。壊れたのか、勝手が悪いのか。
●日置の死
1:日置は死んでいない
日置が犯人の場合、自作自演が考えられる。
死んだ人間は誰も疑わない、というのはミステリの定番だし、死んだかどうかを確認したのは車掌と獣医、という心もとない状況の為。
脈を止めたりするのは脇の下に何かを挟めば出来るし、P185で「テツなのにビニール袋を持っていないのはおかしい」という台詞も伏線になっている気がする。
2:日置は死んでいる
連続殺人鬼が日置である場合、彼だけ別の誰かに殺された可能性がある。
床にあったカードは元々日置の持っていたものを犯人が奪い、一枚だけ置いた、など。
全ての殺人犯が一人とは限らないので、日置殺害以降交替した、など。
●日置は本当は日置ではない
P37で名前を名乗ったシーンがどうも引っ掛かったので。本物の日置は「身元不明の死体」ではないかと。
そうなると以下の点に説明がつく。
1:「僕には資格が無い」
本来招待された日置はテツだが、自分はそうではないと云いたいのでは。あるいはテツを憎んではいるが鉄道は好きな為、テツクインテットの様に「自分をテツと呼ぶな」という反感があるのかもしれない。
2:腕時計を左手首にしていた
左利きの人間が左手首に時計をつけるか?という疑問。
彼が右効きか左利きかは微妙だけど(左手でケイタイを持つのはまちまちだろう。自分も右利きだがそうする)、まあ他の描写から多分「左利き」ではあるはず。
あの腕時計は本物の日置がつけていたものを身元不明にする為に奪ったのでは?
●日置殺害現場で気になる点
1:日置が指輪を外している。
2:右手の指付け根に妙な痣がある。
3:右手の下にある手紙らしきもの。
他には、空海やテツ達の招待された理由は「婿選び」では無さそうだし(勝手に空海が思い込んでるだけだろう)、空海の祖父が何らかのマニアックなグッズを譲渡するか何かで招待したのではないだろうか。または自分を狙うテツキラーをおびき出す罠だったとか。
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最後に告白すると、実は綾辻行人はあまり好みでは無い。
そして佐々木倫子は大好き。つまり偏ってますw
綾辻さんは、京極夏彦や大塚英志らが口を揃えて「自分の作品は彼に影響を受けた」「自著は彼の文体を真似しているに過ぎない」と絶賛しているので何冊か読んでみたが・・・ドライな文体というか、そっけなく情緒に乏しいと思えてしまうト書きや、火サスや「名探偵コナン」に出てくる様な醜く不快感を催す性格の登場人物、人間関係の展開が肌に合わなかった。
何より今作もそのシリーズであろう「館」という奇妙な設定が、オーソドックスなミステリをフォローする為としか思えないのが大きい。
ミュージシャンでもよくあるが、「自分が好きなアーティストの好きなアーティストはイマイチ」というパターン。
勿論、ミステリ自体のクオリティは高いと思う。だから繰り返すが自分に取って、彼は「低レベルな作家」なのではなく「好みでは無い作家」なのだ。・・・一応フォローw
だから本書も購入にかなり躊躇してしまったけれども。
だが、その不安は(まだ本編は続いているので結論は云えないが)現時点では杞憂に終わっている。
上記に挙げた綾辻さんの「ドライさ」や「キャラのアク」が、佐々木倫子独特のユーモアの間や画風、キャラ設定によって見事に「中和」されているのが大きなポイントだろう。
その所為で綾辻テイストが死んだ、と嘆くファンも多い様だが、それならば佐々木さんと組むメリットは何も無かった訳で・・・。
あれだけ抵抗があった綾辻ミステリもこのお陰でスッと入っていけたのが何より。
あと、今回のタッグで「佐々木倫子がミステリ?」と違和感を覚えた人も多かったと聞くが、佐々木倫子の作品には意外に「ミステリ要素」が多い。
それは「忘却シリーズ」や「ペパミントスパイ」であった「殺人」や「誘拐」などの「まんま犯罪的」なものもあれば「他人の顔を覚えられない」「部屋のどこかにネズミが潜んでいる」「従姉はネコ女かもしれない」など当事者以外にはマヌケに映る笑いを誘うものだったり様々だが、この作者は「主観」しか持てない人間にとっては何気ない「日常生活」ですらミステリに成り得る、という演出が本当に上手い。
本書もその「主観」や「情報の不足」が登場人物どころか読者にとっても大きなミスリードになっていく展開がテンポ良く、ユーモアとミステリのバランスが心地良い作品になっていると思う。
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投稿者 UT : 16:01
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2005年08月19日
 | ウルトラジャンプ9月号。 バトルはともかくギャグは意外にツボな「NEEDLESS」が表紙。 とりあえずハギワラウンザリ。忍空ビックリ。 |
Dioニクス咆哮!やっぱ不運なジャイロ!!イロイコ大好き北斗の拳!!!オマエはすでに予測不可!!!!
若かりし日の荒木飛呂彦の動画 (フランダースの犬 〜外伝〜)※貴重だ〜
■ディエゴ・ブランドー 2■
恐竜に変貌を遂げ、鉄球や爪弾の攻撃を俊敏に交わし攻撃してくるDioに苦戦するジャイロ達。そのスタンド能力はDioに喰い殺された熊も恐竜化するものだった。ジャイロはジョニィの腕に刻まれたラテン文字が北斗七星と北極星を表す地図であると気付く。Dioの能力の謎も判らぬ中、二人は遺体の眠る丘へと向かう!
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「DioDioDioDioDioDioDioDioォォォォ!」喋れないからガラで主張だァッ!とばかりに太い尾を振り回すDioニクス(ガラもちゃんと律儀に小文字)。元のご尊顔はジョニィの吹き出しの中で何かたくらんだ笑み浮かべてますが、これジャイロだったら「爽快なんだッ!」の方浮かべてたっぽい。パァァァって。↓

それを防ぐ為か、いきなり見開き使って吹っ飛ばされるジャイロの不幸っぷりは今月も健在。UJ移籍後の彼はスタンドの代わりに疫病神が取り憑いてる模様。
ちなみに「尾」を使って攻撃するのは基本的に鋭い爪や牙を持たない草食恐竜だけらしいのだが(ティラノサウルスなどはバランスを取るのに使用していた)、そこはDio様、そんなオイシイ所を併せ持つところにシビレル訳です。何かエノキみたいな突起物がマヌケっぽくもありますが。
そのDioをジョニィが即座に「スタンド使いだったッ!」と解釈するところに、改めて「SBR」のスタンドは「肉体同化型」が定番だと納得する。前から思ってたけど、能力者が直接戦うタイプってリスク大きいよねぇ。「引っ込める」ってのが出来ないし。
そして「オマエはどうやって金属板に鉄球入れるんだァ?と云う」とばかりに読者のツッコミを回避するジャイロ。
これ、試しにSleepingSlave/疑心暗鬼さんの記事を引用、参考に予想してみるとですね。
1:缶詰の表面を、鉄球回転で蚊取り線香のように螺旋状に切り開け、中に侵入後、逆回転して閉じる。
2:缶詰の表面を、鉄球回転の摩擦熱で溶かし、侵入後、回転によって中を真空状態にし、溶けた金属を冷やして固める。
とかどうでしょう?(誰に聞くでもなく)
あと「動かなければ襲われない」ってのは「ジュラシックパーク」でもあったシーン。これまでも「マグノリア」や「インビジブル」からインスパイアされてきた荒木先生の事だから、Dioニクスには鳥類と爬虫類の両方の特性、つまり「鳥目」で「動体視力しか持たない(動くものしか認識できない)」という説を採用したと推測出来る。
でもこれ、あくまで説なんで、さっきまで「キョーリュー?」とか云ってた奴に「それが恐竜なんだろ!」と云い切られてもなぁ・・・。相変わらず神懸かりな理解力、というか「決めつけ屋」なジョニィに笑ってしまった。しかも目ばたきすら駄目としながら「しまったあああああ」ってアータ。口思っきし動いてますやん。
それにしてもDioの能力は、自身だけでなく喰ったものまで恐竜化するゾンビ的なものなんだろうか?クマーサウルスは意思を持って攻撃してくる様にも見えるけど、「スタンドは一人一体」の法則がこの世界でも適用されるならエンヤ婆の「正義」みたく犠牲者を複数同時に操れるスタンドかもしれない。あるいは「サバイバー」?
そうなったらDioも誰かに?との疑問が再び。彼は最初からテロリストの仲間には見えないし、何より転倒時の状況や性格の変化が不可解。多分この世界ではボスキャラにはなれない運命っぽいし・・・。
ところで今回の一巡ネタは何だったんでしょ。虹村兄弟ばりのDIo柄?それとも「ソフトマシーン」か「スパイスガール」かと云わんばかりの鉄球?とにかくその後付けくさい何でもあり加減に驚きつつも、やっぱ減ページ(24P)だとヒジョーに荒木分不足。これも予測不可!?
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2005年08月14日
プロペラをひとつ足すだけで飛行が実現。凄いなぁ。値段安しぃ~!((C)えの素)
知人の子が持ってるので、盆休中に触るつもり。子守すればドラゴンボール全巻もくれるとか。ギャラ安しぃ~!!
変ドラページ「なんだこりゃ?」 変と豊かな想像力は紙一重。
ドラちゃんの本音 ピュアなだけにグサリ。
ドラの謎 疑問と解答 出来杉くんの名前はそうなのか。
ちょっぴりズレた現代感!? こないだの終戦ネタで違和感覚えたなぁ。確か電話がプッシュホンだったのに。
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2005年08月13日
「ジョジョ第五部〜黄金の風〜」文庫版が完結。恒例のあとがきにちと感動。そして「赤マルジャンプ」にて遂に「武装錬金ファイナル」! ・・・だが、しかし!
関係無いですがひとネタ。るろうに剣心〜無職編〜
※ネタバレ注意
何かおかしいと思っていた。コンビニでおもむろにスペースを陣取り「赤マル〜」を開いた時、その違和感は不意に襲ってきた。
「武装練金9巻」11/4発売。
・・・?11月?どういう事だ。今回のを収録するにしても遅過ぎないか?加筆修正でも加える気なのか?だったら連載すればいいではないか。
そう。つまり物語はまだ終わらない!
赤マルジャンプwinterにて「武装錬金ピリオド」掲載ッ!!
・・・語呂悪ーい。気持ちは十二分に判るネーミングなんだけど。
勿論、下らない延命処置ではなく、当然の結果。大体60Pでこの熱い物語が終われる訳が無い。
多分再連載の要望や反響を受けての対応。良かった良かった。
シビアに云うと、SBRみたいにコミックスの収録調整かもしれないけど誤植の詫びだったら笑える。
ただ、9巻は赤マル冬号より前に発売される事もあり、当然「ピリオド」の収録は考えられない。となると最終巻である10巻の容量が不足するはずとの考察もあり。とゆー事は「武装錬金フォーエバー」とか「〜リバース」「〜マックスハート」とかぶっちゃけアリエルのか・・・!?
ま、それはいーとしてw 実際「ファイナル」を読んでる間はこれで最終回でもイケる!と思えてた。
強引なキャラ登場(秋水なんかいつの間に戦士に?)は許容範囲だし、斗貴子とカズキのストロベリっぷりも期待を損なわずw このまま終わるのは理想的かも、という丁寧な筋運び。
特に、かつてヴィクターが錬金戦団に受けた残酷な仕打ち。何故無敵の彼が長年眠り続ける程の傷を負ったのか。そしてヴィクトリアの締念めいた性格の真相を早坂姉弟以来のトラウマ悲劇で明かすのが流石。
「るろ剣」時代からこの手のダークな過去が得意な作者だ。やっぱ本人が好きなアメコミの影響もあるのかな。
妻の死はまだ事故として納得出来るけど、娘を自分を殺す為の兵器にされちゃ、そりゃ怒る。彼の憎悪の理由が明かされて、イマイチ希薄だった感情移入もキッチリ完了。
こうなるとパピヨンの白い核金で二人とも助かる、ってのは少々簡単過ぎるし、大団円過ぎだなぁ、と不安に思ってたら、「コールドスリープ」による延命処置ってアイデアが出て来て唸る。成る程。確かにヴィクターも修復フラスコで眠ってたし伏線的には全くおかしくない。
この流れで即座に連想したのが「ブラックジャック」。不治の病を未来の医学に託した恋人同士がソ連(ロシアではない)の冷凍カプセルに入る、という感動的なエピソード。そして「バオー来訪者」のラスト。
眠り続けるカズキを優しく見つめる少し大人になった斗貴子。その背後には皮肉っぽく笑みを浮かべるパピヨン。そして誰かの(まひろとか)モノローグ・・・うん!ありだ!
ところがそんな予想を見抜いたのかどうか、カズキとヴィクターが月へ!
天空に向かって伸びる、煌めく一筋の光に登場人物達がカズキの名を呼ぶ。おお〜、これもいい。「サイボーグ009」か!
そして捲ったページに書かれていたのが・・・「ピリオド」へ続くの文字。月での決戦なんて横山光輝や「スーパーマン2」以来見たよ、ってなもんでツッコミまくり。
うむ〜。正直微妙。だってこれはこれで非常に燃えたし、終われたはず。
でも上記みたいな予想を覆そうとするのが和月伸宏の「マンガ家精神」なんだろうな。矢張り凡庸に落ち着く男では無かった!と満足。
しかもそれだけで終わらなかったのが今回の「赤マル」。
普通なら単なる虚仮威しな「重大発表!」の煽り通り、9月創刊の「新雑誌」の告知にまた興奮。
「死体と花嫁」がコンセプトの和月新作読み切りに、かずはじめだとォォォ!他にも興味は無いが河下水希に藤崎竜なども新作掲載。
つまり「少年漫画でやってけなくなった実力作家」達の楽園ではないか!(失礼)でも、これで下手な規制を受けずに伸び伸びとやれる場になった筈。
何よりこの新雑誌に感心したのが、「武装〜」「マインドアサシン」などファンが求める作品の再連載ではなく、あえて新作をやるという心意気。「the revolution」という様に、後ろを振り向かない姿勢は素晴らしい。当然ファンのクレームは物凄いだろうが、非常に愉しみである。
特に和月新作は期待せずにはいられない。主役は恐らく死体を繋げ合わせた男、フランケンシュタインの「ジョン・ドゥ(男性の身元不明死体のこと)」なんてキャラ設定。またしても傷入りか~。
そして今度はメガネ萌えを狙ったとみえる女性キャラ・リトルローズのsidekickって何の化け物?って思ってたら「相棒」って意味なのか。変なとこで英語覚えたよ。
今度はゾンビや化け物ものなのか。ああ、多分「ハガレン」に続き「ヘルシング」や「リヴァイアサン」のパクリなんて云われそう、とか余計な心配しつつも、燃える秋冬が待っている。
コンビニの一角で久々に「少年の悦び」を味わった私は、静かに「赤マル」を戻すのだった(買えよ)。
※あ、ちなみに「bleach」のオマケマンガも面白かったです。マユリ様の改造カタログんとことか。
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2005年08月05日
試し読み(公式サイト)
UJ8月号に綺麗に繋がる「スティール・ボール・ラン」最新刊。「ジョジョの奇妙な冒険 PART7」の文字は中表紙にはあれど、カバーには無し。既巻とのバランスか?
今巻から新コンセプト「聖人」が登場。変人プロモーターの悲願が国家的陰謀に。
関係無いですが、検索中出てきたニューオリンズの教会にいる「オタクの守護聖人」てのに笑った。あっちも日本のウナギ神社みたいに何でもアリなのか。
カバー絵は初の?背景無しの所為か、UJの別verと云うより没イラスト?ってのが第一印象。背表紙はモヴェたん。この子の困り顔は「いぢめる?」を思い出す。


とりあえずUJ表紙→コミックスカバー→中表紙と「密着」三連星の所為か、そーいやポーク・パイ・ハット小僧に捕まったジャイロを助け降ろそうとするジョニィの腰が妙にくっついてんなぁ〜、と意識しちまったですよw
あと初といえば、いつもの素描(ドローイング)に「台詞」が。特に最初のジャイロのイラストなんて「いや、頼まれなくても話しかけませんから。絶対」てな怪しさ満開。名台詞台無し。大統領なんて「スッパマン」に見えて増々格好良く見えなくなってきたり。
えーと、印刷ミス以上に物語を追うテンションがちょっと殺がれるんですけど、イロイコ先生w
さて本編。改めて一気に読み通すと、オエコモバ編の迷いが吹っ切れたスムーズさを感じる。やっぱあの頃はWJ連載の限界だったんだろうなー。どうしてもスタンドバトル(しかもストレートな)メインにせざるを得ない葛藤が見えてたもんね。
そんな意味で、冒頭の「間奏曲」のクオリティの高さが凄い。
代々教えを引き継いでいくツェペリ一族とマルコの家は、職種や身分は違えど非常に似ている。
マルコが「父の教え」に忠実である姿は、父への反発と尊敬に揺れるジャイロの心に「感傷」を持ち込ませずにはいられない。
単に同情したくない、という危機感だけでなく、マルコに自分を投影してしまう流れが説得力溢れる描写。
しかもそれが女囚人の暴動で襟当てが破られたから、という運命に唸る。ジャイロの父の云う通り、女や老人への感傷に囚われなければマルコの事でレースに参加して命を狙われる事も無かった訳だし。
父への反発はあれど、自分の状況にその意見の正しさを納得せざるを得ないジャイロの心理はいかばかりか。
ところで「ニョホ」に至る過程や理由は描かれないのかな。改めて身分を隠す為だけとは思えないし。抑圧された受験時代送った子がいきなり派手な格好で大学デビューしたみたいなもの? それはちょっとヤだw
あと当初から思っていたけど、大統領の目的は、やはりナチス的な考え方。ヒトラーが「手に入れた者は世界を制す」と云われる「ロンギヌスの槍」に執着した様に。
多分、ナチスだとありきたりだから捻りを加えたっぽい。
ちなみに検索してみると、実際アリマタヤのヨセフはその槍を隠した人物でもあるそうで、「聖骸」を分散させたとしてもおかしくない。今回彼を設定した意図に納得した。
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投稿者 UT : 21:11
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2005年08月03日
「勝ち犬」? 「負け犬」?(@JOJO)
ハハ、イギーが習字してるっぽく見えるね~・・・ってその名前ェェェェっ!?
ちなみにチンチラが猫かウサギかよく判ってないし興味も無い自分はボストンテリアとフレンチブルドッグの違いも全く判りません。
傍らにコーヒー味のガムでも置いてればよりベネっ!
投稿者 UT : 21:26
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敵地(一般社会)に行く前に読んでおきたいマンガ (おもトピ)
ケースバイケースは社会人の常識。6Pまではこの司令のモデルは自分かと思ったぜ。「萌え」はどーしてもダメだ・・・。
投稿者 UT : 11:55
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2005年08月02日
私はドラえもん それ以上でもそれ以下でもない | [嗜好の萬画] |
コワイを通り越してトラウマ級のドラえもん。(イメージ検索ブログ)
昔、美大予備校の登校中、コンクリ塀の上にこーゆーのがチョコンと置いてて、本当帰宅したくなる程吃驚した。
先週の「笑いの金メダル」でもこの手のカカシ紹介してたな〜、と思い出したのでリンクを並べてみましょう。夜は観ない方がいいですw 「サイコ」の一巻や「デビルマン(原作版)」最終話も連想してしまう。
[トラウマカカシ]※心臓の弱い人、ホラー駄目な人は見ないで下さい。責任は負えません。ハイ。
その1
その2
その3
その4
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投稿者 UT : 10:40
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2005年07月20日
オマエらの状態が事件だ。(画像をクリック)
あれッ!急に目にゴミが入った!見えないぞッ!2人なのかよくわからないぞッ!
見ていない!オレは見てないぞ なーんにも見てないッ!
■ディエゴ・ブランドー■
「2nd STAGE」はディエゴ・ブランドーが一位を獲得し決着。選手達はそのままロッキー山脈を経由する「3rd STAGE」に突入する。
依然「聖人の遺体」を奪うべくジャイロを狙う大統領は、ポーク・パイ・ハット小僧の残した布や状況から「遺体」はジョニィの中にあると知る。そして彼もまた「遺体」の「心臓」部の持ち主であり、胸にもジョニィと同じ「ラテン文字」が刻まれているのだった。
その頃、山岳コースを進むジャイロ達は、一度落馬して流血していた筈のDioと村で一泊する事になる。警戒するジョニィ達の部屋を訪れたDioは、その目の前で「恐竜」へと変貌を遂げた!
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梅田ブルク7に「EP3」再鑑賞に出掛ける。ただ無くなる前にUJゲットしてしまったので鑑賞中ちょい落ち着かず。
表紙・巻頭カラー。UJの待遇はポルポ並みの「S・B・R」。でもキッチリ60P(週間連載と同量以上)を上げてくる仕事振りなら当然だろう。
ところでこの表紙はモヴェたんに続き新しいファン層の獲得が目的なのですか?編集部。といっても「ソルベ×ジェラート」や「ティツアーノ×スクアーロ」という前科(?)があるけど。
付録(これも新鮮)のコミックスカバーは既出イラストをグラフィック処理で綺麗にした、というレベルなのでそれ程要らず。扉イラストは移籍後ますます主役化してきた事を象徴するかの様なジョニィフロント。両腕の星印がカビみたい。よく見るとモヴェたんが背景の地図上で保護色状態で浮かんでます(ちょっと気付かなかった)。
冒頭はスタンドバトルから打って変わって再びレース一色に。「1st」ゴール同様デッドヒート!奥の方に五着の「ホットパンツ」らしき人物がいるけど、今んとこ地味。帽子の所為でティムかと・・・。
久々に「ガン!」と飛ばし、今度こそ名実共に一着を確信したジャイロを遮るジョニィ。人の話をろくに聞かないせっかち屋なくせに、自分の話は今聞け!というお坊ちゃん天然振り。レース終わった後でもいいじゃないの。その報告。
ジャイロ。なんか、このまま何らかの「悪運」で永遠に一着を取れなさそうな予感。他人の不幸は大好きサと嘯きつつ、負傷したDioの様子を伺う人の良さも災いしそう。
そして今号の一巡ネタは大統領の「ビール一気飲み」。プルタブじゃない所為か、承太郎の様に格好良く見えないのが彼のビジュアルの哀しさ。ただ頭の回転と勘は良いみたい。外見コンプレックスが彼の原動力なのかも、と邪推。その大統領の胸文字はガリア戦記辞書とかでチラ調べしたけどイマイチ判らず。有志に託すw 「crus」が地形だったのを考えると、あのカーブは「入り江」っぽい。
にしても視力いいね。スティール夫人。代官屋敷に忍び込んだ由美かおる並。
そして、やっぱり一巡したぐらいじゃカルマの消えないDio様の「黒い噂」。老人に毒を盛るのはお手のもの。恐竜の化石に頭を喰われる様に倒れても、痛々しさより不穏さが勝る姿が流石の貫禄。
しかも一巡後はジャパニーズジョークまで披露するヴァージョンアップまで見せつけてくれる。
ただ転倒してスタンド獲得するとか、胃石を食べたり、ティラノサウルスみたいな腕の構えも微笑ましく匂いを嗅ぎまくる姿が何か「小物」くさい・・・。今回は大統領が真の敵だから、Dio様といえどシュトロハイム同様やられキャラに徹するしかないのか。「DIO」も「Dio」表記になってるし。
恐竜メタモルフォーゼはヒトマイマイ以来の変態? SBRでのスタンドは、ほぼ「肉体自体が変貌」するタイプになるパターンがここでも。他サイトを見ると、別のスタンド使いに操られているのではないか、という考察もあったりして目からウロコだったのだが、そうなると増々小物扱いなDio様・・・。
ちなみに、鳥類と同じ系統に属する大半の恐竜は、現在の鳥類がそうであるように夜に視界が利かない鳥目だったのではないかと考えられているそう。だから座頭市みたいな描写だったのか。動くものは野生の勘で狙う訳ですね。
ところで今作でのスタンド能力の発現要素は「二種」なんだろうか。「悪魔の手のひら」に入った者がスタンド能力を得る、という設定がまずあったけど、ジョニィみたく全員が「遺体」を拾った訳ではないだろうし(9つしか無いと云っているので)。「遺体」と「悪魔の手のひら」は別ものと考えた方がいいのかな。
今月は「crus」が「クールズ」になってて「舘ひろし?」「横山剣?」とか思ったり、文庫版36巻のP176の「再起不能」が未だに判らなかったり(世間的に?組織から見て?)久々に誤記的な引っ掛かりもあったけども、次回の期待を損なう事は全くなし。次の荒木分は8/4!
追)「@JOJO」で色んな方の感想を読んでると、「大統領が4部で吉良が爆殺した青年に似ている」というものが。(「吉良吉影がパンティーで殺した男」というのに思わず笑った。本当なんだけど文面だけ見るとw)
そうか!何か誰かに似てると思ってたら・・・.疑問氷解。一巡後大出世で良かったね大統領。でも今度も「スティール夫人のパンティ〜」とか云って殺されないでね。
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2005年07月19日
第1話・試し読み(WEBサンデー)
体中が硬化したまま激しい呼吸困難に苦しみ、死ぬ事も叶わぬ奇病「ゾナハ病」。
その病原体を世界中にバラ撒く、意思を持つ自動人形たち「真夜中のサーカス」と、長寿と強靭な肉体を持ち、懸糸傀儡を操る「しろがね」と呼ばれる人形破壊者との壮絶な攻防戦を描く。
作者は「うしおととら」の藤田和日郎。
からくりルーム(WEBサンデーより詳細なファンサイト)
■あらすじ■
「最古の四人」の一人、パンタローネの右腕を捨て身の一撃で封じる阿紫花。万策尽きた彼の頭部を狙うパンタローネの攻撃は何故か逸れるのだった。苦戦を強いられた鳴海も逆転勝利を果たし、満身創痍のギイ達、そして抗ゾナハ病装置「ハリー」と共に、長足クラウン号で1500体を超す自動人形達の包囲を突破する。その脱出を助けた、敵であるはずのパンタローネも乗せて。
一方、フェイスレスにさらわれたしろがね=エレオノールを単身追う勝は、「最後の四人」達の攻撃を受け監禁された。だが「最古の四人」コロンビーヌがパンタローネ同様勝を逃がすなど、自動人形側の様相は変化を見せ始める。
そしてフェイスレスの前に引き出されたエレオノールは、自分を救う為乗り込んできた仲町サーカスの子供達の惨殺を宣言されるのだった。
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最終決戦前奏がまだ続く今巻。正直ここ2.3巻程は黒賀村壊滅というダーク衝撃の反動か、どうも反撃・救出への流れがダラつき、「ジョージの死」くらいしか見せ場が無かった。毎号でキャラ一人一人を丁寧に描き過ぎ、勝と鳴海達の別行動(別幕)を交互に描く、というのが展開を遅め、裏目に出てしまったと思う。
今巻では張られていた伏線のひとつが動き始める。それは「自動人形が感情を獲得する」という可能性だ。ロボットが感情を得るのか?というのはアシモフらのSFで定番であり、「からくり~」でもフランシーヌ人形が死ぬ(消滅?)直前に母性愛に目覚め笑顔を見せる、など感動の展開もあった大事な要素だ。
既に新体制になった「真夜中のサーカス」では用済みな筈の「最古の四人」を生かし続けたフェイスレスの真意は果たして・・・?という引きがよい。この辺が人物造形に深みを与えている。
「最古~」達はフランシーヌそっくりのエレオノールの、自分達の忌むべき「しろがね」の言葉を、ただ元の主人にそっくりというだけで「受け入れて」しまうのが何とも皮肉。
「人間を殺してはいけない」「喜びとは"共感"することだ」などを、機械であるが故に素直に受け入れていく展開が、「ターミネーター2」のジョンとT-800を連想させた。ロボットは人間の鏡なのか、それとも別の存在へとなり得るのか、というテーマが際立ってきたのが自分好み。
元々彼らはフランシーヌを笑わせる為だけに生き続けた人形であるが故に、その目的の為には必死になる習性が展開を面白くさせる。
阿紫花や鳴海を図らずも助けてしまうパンタローネがいい。そもそも阿紫花もそうだったが「昨日の敵は今日の友」というパターンはかなり好き(シャア→クワトロみたく)。生方じいさんに「ワシのサーカスに来るかよ?」と誘われ、「ふん、バカな・・・」と独りごちる姿は渋い。
単純な敵味方の二極ではなく、状況により共闘、離反というリアルさが、時折ある、こそばゆくなる純真さをカバーしてくれるのが、このマンガの醍醐味。
愛する女の前で大事な子供達を殺す、と嘯く「永遠の小学五年生男子」フェイスレスに哀れみと共感(?)を覚えつつも、美しいエンディングが観られる事を期待させる締めだった。本当、このマンガは「20世紀少年」と並んで「引き」が上手い。
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2005年07月16日

ドラえもん占い
とりあえずジャイアンだった。ボエ~。
開運ペットはコブラ。シャー。
キャラの決定は生年月日と血液型。では名前はというと、苗字と名前の間にスペースが入るか入らないか、だったり旧姓や父母姓の変更で「開運ペット」が変わる模様。
この手の占いスクリプト多いな~。北斗の拳とかガンダムとか。骨とか毛占いもあるし。ちなみに私は「鎖骨の鼻毛」。
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●ジャイアンさんのあなたは、みんなに慕われる親分タイプです。物事に動じない強さと、明るく真っ直ぐな性格が魅力。周りに振り回されて右往左往するようなこともなく、常にどっしりと構えています。そんなあなたを、周囲も頼もしく思っているはず。また、何事も客観的に見ることができ、分析力に優れています。協調性もあり、相手をよく観察して駆け引きする能力もあるので、交渉ごとも得意としています。ただ、持ち前の面倒見の良さゆえ、必要以上に人に尽くしてしまうところがあります。せっかくの客観的に物事を見る力も、情におぼれて見えなくなってしまうことも。常に冷静さを心がけていれば、それも回避でき、周囲の信頼はさらに厚くなるでしょう。
● ****さんの開運ペットは、コブラです!
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NO.1より「ナンバーツー」希望。三国志で云うと諸葛孔明。SWならメイス・ウインドゥ。エヴァなら冬月。
矢面に立つのは御免蒙ります。
開運ペットも爬虫類系なら上条淳士の「SEX」に出てきた「筋Q」みたいなイグアナがいいな。

[関連?]
※ジャイアン度チェックでは「しずかちゃん」
※カメラが動きまくるGIFアニメ「ジャイアンVSのび太」
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2005年07月12日
32号
歩いて10秒のローソンが潰れたので歩いて5分のローソンで買ってきた。
いいお年なのは自覚しつつも、前の職場でタダ貰いしてたから立読みじゃ満足出来ないカラダに。
自宅で寝転んで好きなのをまず読み、仕事の合間とかに一巡、もう一巡と満遍なく消費していくのが醍醐味。
押さえてる作品は、
■BLEACH
タダ貰いし始めてから読み出した。特に今号メインの滅却師「石田雨竜」に何故か惹かれて。メガネで細身で捻くれ屋、でもちょいいい奴みたいなのがツボ。ヒネたサブキャラ好きだから。使う武器が「光状の矢」というのも「刀なんて野蛮なもの・・・フッ」てな感じでいい。ジャンプを頂いてた人から全巻借りて一気に読破した。
前作「ゾンビパウダー」はうっすら覚えてるくらいだったけど、今回ヒットしてアニメ化もされて良かったね。アニメの監督は「幽々白書」や「忍空」を原作以上に高めた阿部記之なので、こちらも面白い。主題歌を唄う「UVERworld」というバンドのOPも、オリコン上位に入ったりと勢いに乗る作品。
とにかく登場キャラの数が半端ではなく、風呂敷の広げ方や伏線の回収が上手い。
ただ、新SWみたく、折角バトルが始まったのに中断、消化不良といったカタルシスの欠落・淡白さが弱点。
今号では、滅却師を否定した筈なのに息子を助ける雨竜の父登場、そして死神代行の主人公・一護の親父もまた死神だった、など予測出来そうではあったが驚きの展開。飽きない。
関係ないが登場する死神の一人、更木剣八は、どう見ても「ファイブスター物語」のウラッツェン・ジイ。風呂敷の広げ方は永野護の影響か?
■アイシールド21
これも貰い出してから。アメフトのルールはほぼ判らないが圧倒的な画力と演出でのめり込める力作。
スポ根らしい展開と、マンガならではの軽快な非現実さのバランスがいい。作者が全てのキャラを愛している雰囲気も安心出来る。
■銀魂
新撰組や坂本竜馬などをモデルにした未来版幕末もの?。どうせインフレバトルに行くかと思ってたら、ケンドーコバヤシ並の下ネタや軽妙でオフビートな会話のリズム、そして意外に人情物な所にハマった。偶にジャンプらしく強大な敵と戦う事もあるが、ギャンブルやキャバクラで金をふんだくられる、などのダラダラパートの方が人気。
「女は腹抱えて子を産む。その分男は頭抱えて子を育てるのが筋ってもんでさ」
こんな台詞が出てくる少年マンガはかつて無かった気がする。このマンガ風に云うと「作者何?何悟っちゃったのその短い人生で!?おいィィィィ!」ってな感じ(?)
■DEATH NOTE
他人の名前を書くだけで殺せる、という一発ネタだけで終わらないサスペンス。「死神」という一歩間違えば本当に「マンガ」な存在があり得る「リアリティ」の獲得に成功している。
主人公・月(ライト)の強敵・Lが死んだ後の現在(第二部)が今イチ。折角の三つ巴戦なのに。
特に今号なんかは突っ込み所満載。わざわざ「かな入力のキーボード」使わなくてもボイスチェンジャーで同じ声作れるんじゃないの?等など。
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「D-grayman」は最初「悪魔」「エクソシスト」など好きな単語が出てきたのでハマるかと思ったらそうでもなかった。多分アニメ版「鋼の錬金術師」(特に會川昇脚本の)みたいな鬱というか、キャラの無力感が滲む作りがダメなんだろうなー。ダークは好きだけど鬱はダメ。湿気を感じるのがダメw
とりあえず、打ち切られた「武装錬金」とウルトラジャンプに移籍した「STEEL BALL RUN」の為だけに自腹し始めたので、デスノがこのまま低調なら単行本派に鞍替えだなー、と独りごちる。
最近はJ-linksというジャンプ感想登録専門のサイトで色んな意見を読むのが結構な愉しみ。人の感想ほどバラバラで予測出来ないものは無い。
更には「感想」というより「考察」に高めている人もいるので、最早自分で書こうとは思えなくなる。「ジャンプ感想」は中々に手ごわいw
ま、音楽や映画みたく、マンガの感想は単行本に絞って、ちまちま書いていこう。
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投稿者 UT : 14:44
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