2006年05月19日
◆激撮UFOビデオ集 - YouTubeで見つけたUFO動画 (遊んで学ぶお父さん)
モルダー垂涎。UFOそのものが生命体ってのは同意。人間の尺度で考えても限界あるし。或いはわざわざ向こうが視覚化してくれてるとか。
◆布袋寅泰+BOФWY 映像集 (YouTube)
mixiの布袋コミュでトピックが上がってたので。「BATTLE FUNKASTIC」と「CIRCUS」はMステが一番クオリティ高いと思う。あとBOФWYの夜ヒットや群馬TV映像は貴重〜。スピニッヂ・パワーまであるし。
◆ケンドー・コバヤシ 「ひとのプー」 (面白動画集) ※激しく下ネタにつき要注意。
ディズニーとジャニーズを敵に回そうが「誰もが思ってても出来ない事をやってのける」男の理想像。それがケンコバ。
・その他の動画
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2006年05月13日

■壊れゆく盾■
案の定と云うか、「主役が属する組織の崩壊」って通常かなりの衝撃・絶望展開の筈なのに、このあっさり感は何?
日頃は寛容に見てる作画も流石に酷く、すっかりコメディリリーフ化したヴァンの小物っぷりではちょっとフォローし切れなかったかも。
まぁ、別離フラグをしっかり立てて、来週はリクが攫われ小夜達のモチベーションを更に上げる、と云う王道展開はキライじゃないけど。
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
大体「赤い盾」って、最初から小夜に頼りきりで何の翼手対策も講じてこなかった時点でアマチュア臭がプンプンしてたんで、滅んで当然に思えてしまうのがまず痛い。
これまで散々時間があったのに、世界各国にある支部の責任者、幹部クラスの登場や会合などの描写で組織の深みを増す事も無く、、引退した長老や外部コンサルタントみたいなブレーンやスポンサーも不在。一研究者のリーク程度で本部壊滅って云うのも哀し過ぎる。
その本部が船舶なのもハッタリだけで終わった感が強い。戦車の買えるキャッシュカードをポンと用意出来る割に護衛艦の一つもつけられないところにリアリティが無い。
他にも、コリンズにのこのこついてくるジュリアやカールの右手など、語るべきところを語らないエピソード配分も首を傾げてしまう。
リクの「真の秘密」もあんまり引っ張り過ぎると、小夜のヴェトナム虐殺みたく特に重要でもない要素としてアッサリ終わってしまいそう。或いは無かった事にしてしまうとか・・・?
物語が「エウレカ」同様、世界をまたぐスケールの割にチマチマと個人レベルでしか動いてない(そもそも一大姉妹ゲンカな訳で)のも何かモヤモヤだし、改めて人物相関図や世界観をもちっと固めるべきでは・・・。
・BLOOD+ 第30話
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2006年05月07日

■ジョエルの日記■
初期から引っ張った割に、ベトナムでの虐殺などサクサク過去を開示して何だか拍子抜け。ハジがベトナムに居たのが不自然な気も。
次回は赤い盾崩壊への序章と云った趣だけど、世界スケールの割に、今まで組織としての存在描写が皆無だったので(サンクフレシュ等にも云えるけど)、あまり絶望感などは無さ気。はてさて。
・BLOOD+ 第29話
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
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2006年04月29日
 | 「小夜、寝グセが・・・」 「あ、またハナ出てるよ!もぉ〜」 |
■呪われた血■
珍しく題意と内容がちゃんとシンクロも、イレーヌの残酷な死は前回のラストに持ってきて、今回は小夜の哀しみを掘り下げても良かった。ただ、どうも小夜の「感情の機微」が伝わり辛いところ等、改めて「天然」キャラの欠点が目立った気がする。不自然な程あっけらかんとしてるリクにも違和感ありありだし。
漸く「成長」キャラになってきたカイや筋運びが好調なだけに「設定」が足を引っ張るのは勿体無い。
後は、コウモリ男化してきたヴァンの姑息っぷりや、科学者としての「欲」が顔を覗かせるジュリアなど不安要素が育ってきてるのがなかなか好み。カールは・・・今出る意義が判るまでは何とも。
次回色々と語られそうなジョエルといい、主人公がイマイチな分サブキャラを掘り下げるしかないのかも。
・BLOOD+ 第28話
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
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2006年04月22日

やっぱり停滞展開・・・とゆーか繋がりの悪い、脚本家の連携が取れてない結果に。
・第3期 新OP (YouTube) ※要Flash。
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
■限りあるもの■
拿捕の危険性を顧みず飛び込んでくるイレーヌの無鉄砲さ、等は純粋培養だから仕方無いとして、小夜の過去と現在の「人格」境界線が曖昧で、翼手へのスタンスがイマイチ流動的なところに違和感。今回ばかりはカイの考えの方が、そこに至るプロセスの筋が通っている様に映った。
未だ「翼手」の生態を把握せず、戦闘方法も確立していない「赤い盾」の在り方も納得出来ない。先代ジョエルの時代から何一つ調査していないのだろうか。せめて組織として歴史が浅いから脆弱、と云うエクスキューズがどこかで欲しい。
あと、ベトナムの少女の事なんかすっかり何処へやら、といったリクの屈託の無さにはほとほと呆れる。血を渇望する己の肉体に対しての苦悩や葛藤を入れるなど「永劫の命」を持つ運命の重さを伝えるべきではないのか。
せめて「ハガレン」の半分くらいは悩もうよ。
・BLOOD+ 第27話
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2006年04月21日
◆ロビンマスクとウォーズマン (オレ日記) [画像] ※18禁広告注意。
ウォーズマンは夏だと確実に死ぬ。
◆天空の城 ラピース (あなざわーるど) [画像]
朝目新聞さんから。「熱さ」がややウザいけど的確なハマり具合に脱帽。
◆天空人ラプー (亀吉堂) [画像]
「バ」「ル」「ス」のシータの笑みでハライタイ。
◆第一次ドラ焼き大戦 (亀吉堂) [画像]
あいかーらずの神クオリティ。「サクッ」がツボ。
◆ドラえもんの正座 (爆笑画像掲示板@がむしゃら) [画像]
確かジャバラ状に伸びるんだっけ。
◆ドラえもんあれこれ (酔拳の王 だんげの方) [特集]
「日テレ」版OPはmp3では持ってたけど動画は初めて観た。
と、そんなに「ドラえもん」好きかオマエ、な三連発。
ただ、今夜と来週のアニメでは大山のぶ代版を流すそうだけど、ようやく視聴者が新キャストに慣れてきたとこに水を差す感じ。トリビアの副音声でスネ夫が出てるのもどうかと・・・。若者の足を引っ張る「老害」にならない事を祈ります。
◆「リーンの翼」第2話「ホウジョウの王」4/21(金)より配信開始! (BANDAI CHANNEL) [特集]
いよいよ本日から。もっぺん1話観てからの方がいいかな? エイサップの命名理由は予想通りで何か嬉しい。
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2006年04月16日
 | おんぶされてたらついムラムラと。 |
敵同士が束の間心を通わせる、と云う「相互理解」の黄金パターンが非常にしっくり来た回。
それにしても、一番「ジュテーム」の似合うヴァンが出て来なかったのはミスかワザとか・・・。
・第3期 新OP (YouTube) ※要Flash。
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
■パリ・ジュテーム■
以前、ヴェトナムでリクとムイ(だっけ?)が触れ合う展開は、単に竹Pが戦争の記号を表現したいだけに終わってしまった(まあ、今後、翼手化したリクがムイの状態を思い出して苦しむなどあればいいけど)。
でも今回は伏線のひとつとしてちゃんと機能しそうな感触。
カイが戦闘要員ではない「普通の人間」であるところがまた効果的で、やっとこさ存在価値が発揮されてひと安心。ただ、だからと云ってここまでの彼をヘタレにする必要があったかと云うと疑問。
NHKで始まった「SAMURAI7」のカツシロウを観てて思ったけど、同じ「無力」でも一生懸命やって駄目なのと、己の器を顧みない只のビッグマウスでは全く評価が変わってくる。急にシャキシャキし出した小夜の「天然」設定含め、もちっと後々活かせるキャラ作りをして欲しかったところ。今更だけど。
とは云え、シフ登場時から磨きのかかってきたアクション描写も好調で、カイの腕力、そして遂に小夜の凄さも実感できつつあるところがいい感じ。でも「三歩進んで二歩下がる」が今作のクオリティだから、次回はどうなる事やら。
・BLOOD+ 第26話
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2006年04月09日
 | 「カイ兄ちゃんあったかはぁ〜い♥」(CV:矢島晶子) |
期待してた程シュヴァリエや翼手の生態、リクの真の正体などは提示されず、その代わりかどうか、狙い過ぎてあざといくらいのショタリク描写にやや辟易な回。
それにしても、傷の再生に大量の血液を要するシュヴァリエ。じゃあ一体ハジの供給源はどこに・・・?
・第3期 新OP (YouTube) ※要Flash。
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
■サヤに従うもの■
「オマエ判ってたんちゃうの」状態な、後先考えないカイのエアヘッドぶりもかなり食傷気味になってきた。
シフにあっさり侵入される「赤い盾」の戦闘力の低さは仕様がないとして、リクがシュヴァリエと判った程度で双方が戦闘停止するアマチュア振りは如何なものか。奇襲して来た相手の隙をつくのは卑怯じゃ無いと思うけれど。まあ、未だに小夜の「強さ」も実感出来ないし・・・。
あと、カイがリクに血を与えようとするところがまた引っ掛かる。小夜の血を飲ませた時は切羽詰まってたもしれないけど、彼が翼手化した後の吸血行為はもう少し躊躇と云うか、本人や周囲が抑制する描写を加えて欲しかった。
「Hellsing」のセラスを見習えとは云わないまでも、次回以降、リクが己の境遇や渇望感に苦しむ展開を観たいところ(カイのはもう結構)。
ちなみに第3期OPは、割と好きなUVERworldが担当もイマイチ印象に残らない曲で残念。でも映画版「BLOOD」テイストな作画は魅力的で、ラスト、仰ぎアングルの小夜の張りつめた脚筋が、獲物に飛び掛かる直前の猛獣みたいで格好良し。で、EDは無難な感じ。
・BLOOD+ 第25話
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2006年04月02日

設定倒れ、解説欠如、伏線放棄、カタルシス皆無、感動の強制、と云う悪癖を最後まで矯正出来ぬまま、「エウレカセブン」ここに終結。
と、ゆー訳で、以下は結末に感動した方を立ち入り禁止処置としますw
そして、毎回感想を観に来て頂いた方々には改めて深く感謝。お疲れ様でした〜!
・最終話レヴュー (ハリネズミのちょびっとMemo) ※最後までポジティヴで優しい感想には心が洗われる・・・。正に「性善説」な方。
・予告編ギャラリー(MBS)
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
・感想用テンプレ
■星に願いを■
レントン・サーストン。ここまで主人公として全く成長しないキャラには心底驚いた。
この後に及んでまだウジメソだし、後半、父性の欠片も無い彼がいきなり「父」と呼ばれるのには激しく違和感。
特に、不殺を宣言しながら軽々しく「罪を背負う」と云うや否や、これまでの後悔や思慮が全く反映されない勢いでコーラリアンを虐殺してのけるシーンには口あんぐり。同じく軽卒な「人間である事をやめる」発言もそうだけど、コーラリアンと人類の「相互理解と共生」はどーなったのよ、と。結局「王」って・・・。
これでは、いくらタルホがとってつけた様に「いい男になった」と言葉にしても、何の実感も得られない。そろそろ竹Pも、「無力感に苦悩する主人公」と云うフォーマットで成功した「ハガレン」は単なる幸運だったと気付くべき。
地球規模に展開しながら、主人公、及びその関係者以外の人々は何の真実も幸福も知らぬまま単なる犠牲の記号と化し、結局、自分達二人さえ良ければ構わない、と云う一大バカップル叙事詩を一年間観せられていたと思うと、怒りよりも虚脱感がひしひし。
まあ、正直、見事なラピュタ・トリビュートで終わった「モーニング・グローリー」の直後にチャールズを殺す、なんて云う、監督自身の器を顧みず作劇セオリーを無視してしまった時点で既に破綻の匂いはしていたけど。
でも、それでも、それでも挽回して欲しかった・・・。
人様のお金で散々二次創作してきた京田監督、表層的な引用で塗り固めた物語は結局ハリボテだった佐藤大には、改めて「誰かに観て貰う」作品を志して欲しいところ。
そんな訳で30分×50話、丸一日ちょっとを人生で無駄にした自分に、お疲れ様。はぁ。
・交響詩篇エウレカセブン 第48話
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2006年04月01日

■赤い盾■
岡村さん・・・。あの後「女子高生の残り香」をくんかくんかしてるね。絶対。
「デヴィッド」も継承する名のひとつだと判明し、それぞれが宿命を抱えている、と云う流れ。と、なると裏切りフラグの立ったコリンズの過去が次週以降語られるってところか。大方、娘を喪って後悔する科学者の親心と探究心の暴走になりそう。
次回予告でシス・ショタ魂を刺激するリクはこのままシュヴァリエ化でいいのやら。視聴者の眼を誤摩化すミスリードに成り得るのか非常にヤキモキ。
それにしてもシュヴァリエって半ば強制的に主人を意識しなくちゃならないのね。そーゆーとこは一応「吸血鬼」のセオリー通りだけど、何か「翼手」の定義が中途半端なんでこっちもモヤモヤ。
・BLOOD+ 第24話
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
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2006年03月30日
クリップしてたのが溜まったので。全て要QuickTime。
◆イエローページ ハウス・クリーニング篇 [ユーモア]
ペットや息子を虐待?する前にまずお電話を。
・煙突掃除篇
・カーペット洗濯篇 ※これは実際いそう。
◆Sprint-Nextel ロッカールーム篇 [ユーモア]
万能ケータイの新機種を自慢する友人に対抗する男。ネタに詰まった彼は「オレのは犯罪抑止力がある」と云うが・・・。
・カウチ篇 ※あらゆる状況に応じた音楽をダウンロード出来ます。
◆Ikea レジのミス篇 [ユーモア]
こないだ100円ショップで買い物した後に「消費税」が含まれてなかったんで引き返して注意したら、「今日はサービスデイです」と軽く微笑む店員さんの肩越しに告知チラシが。
◆Sirius デザート篇 [ユーモア]
食事を愉しむ夫婦。妻が夫にプレゼントするステキな時間の筈が実は・・・。男性でこーゆーシチュって珍しいというか面白い。とゆーか、そんな事をケーキで告白すな。
◆Gobelins School ビル篇 [アニメ]
近所迷惑な男の「ピタゴラスイッチ」というか「風が吹いたら桶屋が儲かる」みたいなトンデモナイ顛末。この手の連鎖反応ネタって昔からあるけど、個人的には「Dr.スランプ」のイチゴパンツ作戦が懐かしい。
◆スコッチブライト 日本家屋篇 [シュール]
汚れがよく落ちるスポンジを、何故かハリウッド版「呪怨」みたく日本の住宅で外国人がアピール。ブロンド美女が吐息を漏らすラストまで全く意味不明。
◆Honda Civic ヴォイスオーケストラ篇 [マンパワー]
ドライブ中に起こるあらゆる「音」を人間の声だけで表現。雨音や砂利道などが細かい~。
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2006年03月26日

僕には始めと終わりがあるんだ こうして長い間空を見てる
音楽 いつまでも続く音楽 踊っている僕を君は見ている
と、サブタイになった坂本龍一の名曲の歌詞が、まるでthe ENDの別れの言葉に思えた回。
・予告編ギャラリー(MBS)
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
・感想用テンプレ
■バレエ・メカニック■
前半はアネモネの、如何にも男が書いた少女調独白にあざとさを感じて少々醒めつつも、the ENDが浄化される様に白銀の身体を取り戻し、かつてのレントンとエウレカの再会リプライズといったドミニク×アナモネの抱擁にはいい感じでトリハダ。
特にガリバーが二人の手と手を繋ぐ描写に、ここまでの伏線・説明不足も「まー、いーか」と不問にしてしまった(そりゃ、ホントはちゃんと積み重ねて欲しかったけど)。
次週、いよいよ最終回。果たして「終わり良ければ全て良し」を成し遂げられるか?
・交響詩篇エウレカセブン 第47話
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投稿者 UT : 23:43
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2006年03月25日

とりあえずディーヴァ(本名不明)にやられない為には加齢臭と脂肪が必須な訳ですね。
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
■軽やかなる歌声■
ただ、満を持して登場の彼女が、ありきたりの狂気サドキャラで魅力に乏しいのが何とも。「エウレカ」のアネモネもそうだけど、どこかにバックボーンの深さを見せないと「悪」として光らない気がする。
進行も再び勢いを失ったし、リクの「覚醒」はまだお預け。でも、もう視聴者の推測が出揃ってる頃なんで出し処間違えると、これまた「エウレカ」みたく今更感が増しそう。
それにしても、カイ。戦闘力無い上にメンタルケアにも使えないのがイタイ。いくら小夜に空しさを与える為とは云え「必要の無い人」過ぎてウンザリ。
予告では現時点で影うすうすのジョエルの個性が出そうな予感だけに、メインキャラをもっと大事にしようよ。
・BLOOD+ 第23話
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投稿者 UT : 19:40
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2006年03月19日

あー、やっちった。最後の重要ファクターであるダイアンとアドロックの使い方が案の定中途半端。
ディスコミュニケーションを語るにも、コーラリアンと人類の関わりは攻撃くらいしか無いし、殆どゲッコーステイト視点でしか物語が動いてないんで「世界」レベルの事態が全く伝わってこない。いくら大風呂敷拡げようと、結局身内感覚なまま小っちゃく終わっていく予感がひしひし。劇場版「クレヨンしんちゃん」ならそれでいいんだけど。
・予告編ギャラリー(MBS)
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
・感想用テンプレ
■アクペリエンス・4■
まあ、一言も喋らなかったアドロックやアネモネの涙にはまだ何か含みがあると信じたい。
イデの力でも人類補完計画でもソーラレイでも何でもいいけど、散々引用で構築してきた今作。最後くらいは個性を見せてほしいところ。次回タイトルに坂本龍一の名曲を持ってくるなら尚更(ファンの希望)。
・交響詩篇エウレカセブン 第46話
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投稿者 UT : 23:02
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とりあえずの最終話。とは云え少年誌みたく世界制覇を企む「蟲の王」へ仲間と共に立ち向かう、なんて凄まじいクライマックスは皆無に、最後まで淡々とした作劇。
勿論、そんな大仰な設定など無くても、充分なカタルシスと爽やかな余韻を齎すのが流石「長濱×そ〜とめ」コンビ。
・大友克洋 実写版『蟲師』を監督 (animeanime news) ※ギンコはオダジョー。
・蟲師空間
■筆の海■
「犬夜叉」の弥勒みたく代々肉体に蟲を封印し、データベースも兼ねた書物を紡ぐ家系の少女の苦しみもジトジト描かず、封を破った文字列ワームによる奔流が彼女にとって僅かな愉しみであるところが微笑ましくも哀しい。
部屋中に這い出した蟲達へ向ける慈愛に満ちた彼女の眼差しと、それに続くモチつきの様な連携プレーによる再封印にはアイデア、魅せ方ともつくづく感嘆。第一話で描線から蟲が生まれた瞬間を彷彿とさせる最後の名シーンとなった。
これも最終話ならではか、ギンコと少女の間に流れる感情の機微も程良いし、あとはのんびりDVDリリースを待つばかり。「エウレカ」の締めがどうなるかは不明だけれど、とりあえず今期最高のクオリティを保ち続けた傑作を観る事が出来て本当に幸せだった。
そう断言出来る程、充実した時間を与えてくれたスタッフに心から敬意と感謝を捧げたい。ほんと。
・蟲師 第19話
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投稿者 UT : 23:01
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今更「人間じゃない」と云われても、な視聴者とのズレはあれど「エウレカ」程酷くは無いし、いい加減血痕の目立たない黒スーツに変えれば?なソロモンの哀しみに満ちた真摯な正論はある意味ごもっとも。小夜を籠絡する甘言て感じもしないし。アレで罠だったら、ますます「MONSTER」のヨハンにそっくり。
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
■ふたりのシュヴァリエ■
ただ、100人足らずの秘密結社地味てきた「赤い盾」は、影が薄い現ジョエルと裏切りフラグがチラチラするコリンズなどで不穏だし、お誘いに乗ってもいいかもね。
個人的に「産みの親より育ての親」志向の人なんで、「血の繋がった本当の家族」云々の発想は旧日本人過ぎてウンザリ。 ま、それはそれとして小夜はソロモンの伯母にあたる訳ですね。
「嗚呼っ!私をめぐってイイ男二人がっ!」なメロドラマに浸る間も無く、蒼き眼の妹と小夜の再会はなかなかいい「引き」だったし、俄然面白みが加速してきた。よしよし。
・BLOOD+ 第22話
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投稿者 UT : 23:00
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2006年03月12日

■プラネット・ロック■
また停滞・重複展開で株下落。後出し設定行くならちゃんとフォローするのがクリエイターのマナーだと思います。視聴者の脳内補完に頼るのはいい加減にして下さい。「BLOOD+」が2シーズンにして早くもそこに気付いて修正かけていると云うのに。浦沢直樹の爪の垢でも・・・。
次回、散々引っ張った「最後のカード」ダイアン登場をどう語るか描くか。正直全く期待出来ないのが京田×佐藤クオリティ。感想書く時間すら惜しくなってきた。もう惰性。
・交響詩篇エウレカセブン 第45話
・予告編ギャラリー(MBS)
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
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■天辺の糸■
今作と同じアートランド制作の「ギャグマンガ日和」と演出スタッフが被ってるんで、いつかは出てくると思った大地丙太郎の絵コンテの所為か、ちょっとした違和感のあった回。何かいつもの深遠さが薄いと云うか。ただ映画「フォーガットン」を思わせる飛翔シーンのダイナミックさは流石。
ストーリーは芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を連想した所為か最後まで不安だったけれど、ある種疫病神なギンコの介入も丁度いい狂言回しな距離だったし、希望を匂わせ曖昧に締めた結末もまあまあ。
次回はとりあえずの最終話。残りはBSフジかDVDで、と云う流れだけれど、ここは気長に待つ事にしたい。在るがままに。
・蟲師 第18話
・大友克洋 実写版『蟲師』を監督 (animeanime news) ※ギンコはオダジョー。
・蟲師空間
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2006年03月11日

■動物園■
今週もかなりいい感じに復調。伏線の消化と新たな謎へのリレーもスムーズで、今更ながら「エウレカ~」に見習って欲しかったくらい。
「ワンピース」なら何週にも渡りそうな回想も的確に纏め、ハジと小夜の主従であり姉弟でもある絆の深さは、下手に口先で親子・兄弟を強調する展開より余程自然に伝わった。
残念なのは、現在覚醒中の小夜の人格が主人公として魅力に欠けるところだけれど、逆に云えば今が最も「人間らしい」状態なのかもしれない。
今後、小夜を取り巻く人間関係、特にサンク・フレシュのシュヴァリエ陣、現在は子孫が「赤い盾」にいるジョエル一族がかつて同衾していたという過去に大いにそそられるし、リクの血が「翼手」と認識されないのは彼こそが「純血」なのか、と云う引っ張りも期待してしまうところ。
・BLOOD+ 第21話
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
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2006年03月06日

よし! ひっさびさに満足した脚本。これまでしつこく云い続けてきたモーリスの恨みと恋慕の葛藤を上手く描いてくれたし、当然の如く起こる反発と理解を的確に挿入したユルゲンスの造反演説も安っぽく無い仕上がり。
・予告編ギャラリー(MBS)
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
・感想用テンプレ
■ドント・ユー・ウォント・ミー?■
同様に、やさぐれホランドが吐き捨てたツッコミで引き出されたドミニクの「アリオン(古っ!)」みたいな告白は、等身大な「信念」として爽やかに感動出来た。
ラストで破傷風か何かになったっぽいレントンの浅はかな自傷行為も、後半でモーリスに彼を認めさせる描写に活かされたし、ライフルを手にチャールズへ問いかけるシーンで漸くビームス夫妻の存在意義を証明出来た気がする。
勿論、ユルゲンスとデューイの反目などの組織内描写をもう少し掘り下げていれば、などの不満はあれど、それは佐藤大の責任と云う事で。是非この調子で、残り数話を巻き返して欲しいところ。
ちなみに今回のタイトル。個人的にはモーリスの感情として「Don't you need me?」の方がしっくりきたかも。
・交響詩篇エウレカセブン 第44話
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■山抱く衣■
今週も良くも悪くも淡々と終了。「何かを得る為には同等の何かを犠牲にする」と云う某作品の「等価交換」を思わせるサクセスストーリーが「都落ち」に終わるところは安い青春ドラマみたいだけれど、そこは蟲を絡める事で少し奇妙な味付けでベタつきの無い話に仕上がっている。
地滑りの後に絵師の衣に憑依するところはやや強引でも、スランプやホームシック、発達障害の原因になる「産土(うぶすな)」の解釈は相変わらず流石。
ドロヘドロに苦労した末に化野をカモにするサギンコにも笑えたし、まあまあな小品といった感じ。
・蟲師 第17話
・大友克洋 実写版『蟲師』を監督 (animeanime news) ※ギンコはオダジョー。
・蟲師空間
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イソップ童話から生まれた「すっぱいブドウ」理論がどこに適用されたのか腑に落ちない、相変わらず的を射ないタイトル。
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
■すっぱいブドウ■
「真実の記憶」「小夜の血」「花嫁と花婿」「カイ」現時点では誰も望むものは手に入れていないし、それを諦める為に己を誤魔化してもいない。寧ろその欲求を糧に邁進してる気が・・・。まあ、強いて云うなら現在のハジが該当? 真実が手に入らない方が小夜とより長く居られるし、彼女を「殺す」事もしなくて済むし。
でも、それは彼が本来の運命から逃げているだけで、実際は今が一番幸せなのかもしれないし・・・。
ヤムチャ扱いになってきたヴァン。案の定登場し、意外にいいコンビな岡村と真央。翼手とはまた別のDNA研究の産物らしいエルフ耳なシフ達、と各キャラの描写もメリハリが効いてきた。
ただ、シフは次シーズンまでに全滅しそうなポジションの予感。大体「第三勢力」って漁夫の利を得るか、利用されてポイのどっちかだから。特にメガネ君は不安要素。
そんな彼らを「赤い盾」と捉える判断力悪すぎな小夜は戦闘にすら使えないウジ子ちゃんで今週もイライラ。シフの方が余程運命を悟ってるし、その上で覚悟して戦ってるので余計に不甲斐無く映ってしまう。
次回、記憶が戻るみたいだけどハテサテ・・・。こないだの回想ロシア篇くらいに人格を固定してちょーだい。
・BLOOD+ 第20話
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2006年02月27日

先週とレントン達のキャラ違う・・・様に見えるのが百歩譲って「落ち着いたから」としても、やっとクローズアップされ始めたモーリスのネガティヴさが正直うざったい。クライマックスのこの時期には要らないです、そーゆー演出。いい加減エヴァ脱却してくれないものか。あげくに綾波アネモネだし。
・予告編ギャラリー(MBS)
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
・感想用テンプレ
■イッツ・オール・イン・ザ・マインド■
以前から書いててしつこいんだけど、モーリスはエウレカの過去を断罪すべき存在じゃないの?それを昇華して彼女を庇護するならまだしも、今回は何の成長もしてない単なる反抗期で依存するだけの役立たずな子供にしか見えない。そもそも子供達の存在が今のところエウレカを追い詰める要素にしかなってないところもイライラするし、さて、どう締めるものか。
今回脚本の菅正太郎って「キャシャーン」も書いてたのをこないだ知ったんだけど、どうも戦争に対して一過言ある模様。
ただ、そんなの世界の誰もが判ってる事じゃないの?と云うステレオタイプで一本調子な主張を繰り返されても迷惑というか。「戦争を知らない世代」が頭の中で考えてるありふれた青臭い理想を押し付けられてる感じ。
デッカードとかジョイ・ディビジョンとか小ネタ入れ込むヒマがあるなら、唐突に出て来たノヴァク財団の伏線不足や今更トレゾアに言及する軍の対応の遅さをフォローするとか、綻びを繕うべき。
・交響詩篇エウレカセブン 第43話
≪ 続きを隠しても隠さなくても
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放浪する蟲師への連絡手段が提示された回。
何と云っても「ザ・フライ」のテレポッドの如く手紙を転送するシステムのアイデアには感嘆した。これまでの蟲の描写が丁寧な所為で決して突飛に感じないし、「神隠し」の一要因としても納得できるところが凄い。桃太郎も同じ原理だったりして。
・大友克洋 実写版『蟲師』を監督 (animeanime news) ※ギンコはオダジョー。
・蟲師空間
■虚繭取り■
子役声優も相変わらず自然なお陰で、何気ない日常の中、唐突に緒が消える瞬間の一言は息を呑む恐ろしさ。
ただ、ギンコが綺を諭した直後に緒が帰還するラストがとってつけた様に見えるのが残念。まあ、蟲師風情と云うか人間が自然の理を論じるのは愚かしい、という皮肉なのかもしれない。でも矢張りちょっと蛇足な感は拭えない。繭から指がニョキっと出てくるところは面白かったけれど。
こういう淡々とした静かな話って一歩間違えると単なる地味な一本調子になるところが難しいんだなぁ、と改めてそーとめ演出の凄さを実感。
・蟲師 第16話
≪ 続きを隠しても隠さなくても
投稿者 UT : 00:01
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タイトルからして彼らの秘密が開示されるかと期待するも、案の定、余計に思わせ振りな謎が増えただけの回。花嫁・花婿云々は正直一部受けがいいだけな気がする。ディーヴァもどうせ小夜そっくりなんだろうし。
ただ、謎の引き延ばしはともかく、ストーリーテリングは躍動感が出て来ていい感じ。
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
■シュヴァリエ■
白スーツ代がバカにならないソロモンとシフの、青い残像の様なオーラが視覚効果の高い戦闘シーンは小夜のそれと比べ物にならないくらい迫力あったし、そのソロモンの逡巡含め、同じ藤原啓治が声をあててるホランドのパロ絵を描こうかと思ったくらいインパクトのあるネイサン(姐さんでも可)の造形など、シュヴァリエ陣のキャラに結構深みと魅力を感じてきた。
いわゆるウジウジ無力な主人公側より敵役の方が人気度を増す現象になりそうで、ある意味愉しみ。
彼らの会合シーンで、ひとつの発生点から無限に枝分れして拡がっていく「生物進化体系」の図が映っていたのも、今後の伏線になるのかもしれない。
一方の赤い盾は案の定ダメ組織臭がプンプン。引っ張った割りにあっさり出て来たジョエルはビジュアルや存在のインパクトをNo.2に喰われてるし。「日記」を彼が書いたのか、それとも代々「ジョエル家」が日記を記す立場で彼が現在の当主とか、もちっと存在意義を高めて欲しいところ。
今週の笑いどころは小夜の「摂取」を揶揄する様なブヒブヒトラックと、最早、部下へのアメおあずけくらいしか出番の無いリアクション要員に落ちぶれたヴァンくらい。ああ栄枯盛衰。
一応パリって事で、次回以降岡村達の登場に繋がれば綺麗な構成になりそう。
・BLOOD+ 第19話
≪ 続きを隠しても隠さなくても
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2006年02月26日
◆荒川静香 [オリンピック演技集] (YouTube) [動画] ※要Flash。
遅ればせながら、荒川選手おめでとうございます!! 今後「イナ・バウアー」が彼女の代名詞になるんでしょうね。
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ただ、正直それ以外はイマイチ、ピンと来なかった今年のフィギュア。ウチは昔から母と共にバレエやフュギュア中継をチェックする家系なんですが、今年は母も「何か心に響かない」と云うレベル。
多分ジャンプなどスキル面ばかり重視して、芸術面や個性(キャラ立ちとも云う)が弱くなった所為かと分析。
特に女子は未だにリレハンメル(94年)のオクサナ・バイウル、スルヤ・ボナリーを凌ぐインパクトが無いねぇ、というのが母子の結論です。単なる過去の美化かも、ですけど。
同じ様に男子も以下のお方を越える逸材はもう現れない気がします(決め付け)。
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[男子]
◆フィリップ・キャンデロロ [三銃士] (YouTube) [動画] ※要Flash。
98年の長野オリンピックから。ほんとこの人に母子揃って夢中でした。デュマの「三銃士」に登場するダルタニアンに扮した彼の情感の籠った演技と、剣を突き進める凛々しさ、ジャンプスピンの高さと鋭さ等、兎に角全てが格好良い~!!
・P.キャンデロロ選手の「ダルタニャン」 ※詳細なファンサイト。
◆フィリップ・キャンデロロ [ダイジェスト] [動画] ※要WMP。「Video Montages」の下をクリック。
これまでの演技のダイジェスト。八割方コスプレとハダカです。審査員も平気で口説きます。しかも子煩悩で愛妻家。完璧だ。
ダイナミックで華麗な跳躍、キャンデロロ・ジャンプと呼ばれた独特の技、ヒザで着地するスピンなど、正規の判断基準では評価され難いけれど、観る者の心をガッチリつかむ表現力・魅力は一目瞭然。
[女子]
◆オクサナ・バイウル [リレハンメル・ハイライト](Panasonic) [動画] ※要RealPlayer。
ほんの僅かですが、彼女の細くしなやかな肢体による、正に「宙を舞う」演技が観られます。最近はテクニカルで力強い方が多く、こういう華奢で華麗なタイプの選手にお目にかかれないのは残念。
あと、動画が見つからなかったんですが、ボナリーのバックフリップ(背面宙返り)も紹介したかったところ。
[オマケ]
◆エフゲニー・プルシェンコ [SexBomb] (YouTube) [動画] ※要Flash。
今年の男子金メダリスト。何か正統派と云うか、こーゆーイメージの無い人だったんで、いい意味でビックリ。でも肉襦袢だし、キャンデロロには到底及びません。ええ。
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2006年02月20日

■ザ・サンシャイン・アンダーグラウンド■
残り話数も少ないのにレントン達の絆がリセットするなんて、ここに来て何、この停滞感は・・・。このタイミングでする話ではないのでは。矢張りクールを一つ削るべきだったと思う。
現実はこんなものだ、とか、クライマックス前の試練という意図かもしれないが、キャラ達の行動原理に矛盾あり過ぎ。監督が影響を受けているだろう富野由悠季がかつて云った「キャラにも感情の裏表はある」との言葉を曲解している気がする。
それでなくとも神話になぞらえた安易な喩え、アネモネのアスカ化、デューイのムスカ化など様々な作品からの引用が形骸化しつつある中で「紛い物」という言葉を出すのは、最早佐藤大や京田監督の自虐としか思えない。
語るべき事を語らなかったツケを果たしてチャラに出来るのか。期待は全く出来ない状況になってきた。
ところで琥珀につつまれた指輪。「レントンからエウレカへ」とも取れるアレがチャールズ達のものとすれば、彼らが辿り着いた地球は移住前のそれではなく、現在の惑星でコーラリアンと人間が共生した、あるいは互いに滅びた「遥か未来の姿」という事?
少なくともニルヴァーシュの動作不良を考えると、トラパーを必要としない世界の様だし。前回の感想ではゾーンをワームホールと捉えたけど、いつものトラパーによる「幻覚」の中で彼らは「選択」を迫られている、と考えるべきか。
・交響詩篇エウレカセブン 第42話
・予告編ギャラリー(MBS)
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
・感想用テンプレ
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2006年02月19日

■暁の蛇■
今回は「若年性アルツハイマー」を蟲の現象として捉えた様な感じ。話の筋としては正統派であっさり。
普段我々が何気なく使っている「相変わらず」という言葉の深みや、陰膳という概念すら忘れている筈のさよの姿に「データとしての記憶」と「魂に刻まれた想い出」は別なのだな、と思える哀しい余韻が矢張り素晴らしい。
さよのおっとりした生き方を表現する為か、作画枚数を割いた彼女の動きの描写なども贅沢な演出だし、ほんとこの作品には好きを超えて敬意すら覚えてきた。
・蟲師 第15話
・大友克洋 実写版『蟲師』を監督 (animeanime news) ※ギンコはオダジョー。
・蟲師空間
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2006年02月18日

■折れたココロ■
2ndクールの定番である「仲間との離別」「アイデンティティー模索」「能力の挫折」に差し掛かるも、これまで仲間意識が高かった訳でもなく、何より小夜は最初からグズグズしていたし、戦闘能力が凄まじい訳でも無かったのでイマイチ効果的ではない感じ。ディーヴァが小夜の妹というのもまたベタ過ぎる。
とりあえず「苦悩する主人公」展開はそろそろやめて欲しい。ただでさえ物語を牽引する万能キャラがいないのが「土6」枠の特徴であり弱点な訳だし。
OPにも登場している第三勢力はいわゆるオーソドックスな「吸血鬼」の体(邪眼、頚動脈からの吸血)を為しているので、ここから「翼手」の生態や彼らとの違いが語られるのかも(純血と人造、など)。翼手と云われながらもロシア篇に入ってから小夜の「吐息」が人間と同じく白いのも気になる。まあ、有り得るのは矢張り「ダンピール(人間との混血)」とか。
そんな訳で今回は冒頭の「デブキャラ」と「ロボット→アンドロイド」発言くらいしか琴線に触れず。依然、静観なスタンスで視聴継続かと。
それにしても吸血鬼もので中田譲治なのでどーしても「限定解除」のあの方が浮かぶ・・・。少女体だった過去もあるし、アレもその一環?
・BLOOD+ 第18話
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
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2006年02月12日

■スターダンサー■
ゾーンは地球と惑星を繋ぐワームホールだった!・・・うーん、何か安直。
ところでポロロッカって何か懐かしい。小学校ん時習ったっけ。ただサーファーにとってこの現象は天国とも云われてるそうなので、ヒッピー文化を下敷きにしてる今作でそこをフューチャーしなかったのはちょっと残念。
まあ、戦闘時でそんな余裕は無いのかもしれないけど、折角「不殺」やゲッコー~が軍隊とは違う、というスタンスで来た訳だし、これまでの戦争アニメの定番である悲壮感で感動を狙うよりは、場違いでもストナーやホランドに「こいつは撮っとかないとな」「こんな状況じゃなきゃあの波に乗りたかったぜ・・・」とか云わせて欲しかったかも。
そのホランドも「浮かぶ瀬」がどーとか云う台詞で散華するかと思いきや、あっさり存命で引き際を失った感じ。このままフツーにパパに納まる事は勿論いい事なんだけど。
キャラ的には、達観している筈のノルブが見せるいじらしさがほんと微笑ましい。わずかしか登場していないのに関わらず、前クールのチャールズ同様見事な存在感と立ち位置。
こうなるとエウレカのシャドーたるアネモネの本質がちっとも描かれていないのが如実に目立つ。佐藤大が扱いに困っているのか、声優の技量不足かは知らないが、デューイへの執着含め、一話まるまる彼女に使わないとこのまま存在意義が薄くなりそう。
・交響詩篇エウレカセブン 第41話
・予告編ギャラリー(MBS)
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
・感想用テンプレ
投稿者 UT : 20:06
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■春と嘯く■
食虫花の如く生物を誘い、その精気を吸って厳冬を生き永らえる蟲。ギンコの「友人では無く、奇妙な隣人」だと云う台詞はそのまま人間と他生物との「共生」に通じる。善悪を超越した生の在り方が再び語られた回。
雪山に現れる春の景色が美しくイビツだし、闇夜に降る雪が光の中だけに浮かび上がる画像処理など、相変わらず画の完成度は溜息もの。
加えて、通常は蟲が視える少年・ミハルを主軸に物語が進み、ギンコは単なる傍観者・介入者に過ぎないのに、今回は寧ろ彼の「哀しい宿命」が強く浮かび上がる。
何故ギンコは放浪し続けるのか。その疑問に対し、己が蟲を惹きつける事による災禍を避ける為と云うのがひとつの回答になっているし、蟲への探求心はそれが彼の肉体の一部による本能であり、無意識の内に失った記憶の片鱗に縋る為なのかも、と穿つ事も出来る。
珍しく彼自身の恋愛要素が伺えるも、「冬の人恋しさだ」と嘯く様に冷徹な判断をしてのける峻烈な生き方。飄々とした態度や「ミイラ盗りがミイラ」な呑気さはそんな孤独と背中合わせなのだな、としんみりしてしまった。
・蟲師 第14話
・大友克洋 実写版『蟲師』を監督 (animeanime news) ※ギンコはオダジョー。
・蟲師空間
投稿者 UT : 20:05
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2006年02月11日
| 「ええカッコがしたいです・・・!」 ※元ネタ |
■エカテリンブルグの月■
己を過信するのは可愛気があるけど、他人の力量を読めないとこがカイのイタイトコロ。これまでの土6枠や「エウレカ~」同様、竹Pは少年苛め志向でキャラの「成長」を演出したいんだろうけどイマイチ下手(デヴィさんの傷くらいで改心?)。何かレントンみたく、ある日いきなり聞き分け良くなってきそう。
今回はproduction I.Gの日本人スタッフが多かった所為か、特に老人達の作画が何となく「攻殻」っぽいトーン。
相変わらずアクションのテンポは悪いけど、冒頭で「恋愛薀蓄を語る割りにアータ上手く行ってないやん」なジュリアが外した知恵の輪を戻す描写や、ポートレートの映り込み、ハッチ開錠、翼手落下、等の細かい画像処理の凝り方が印象的。
カイがいじってたマトリョーシカは何かの象徴なんだろうか。真実に辿りついたと思ったらまだその下に闇が、とか。単にカイの器の小ささを表してるんなら、どこまで虐げる気?って感じだけど。
まあ、例によって展開の必要性に疑問のある回だったけれど、「赤い盾」に一言云うとすれば、いい加減翼手に銃器(しかもリボルバーて)が通じないのは判ってるんだし、意外に効果のあるらしい火炎放射器を装備した方が宜しいのでは?
・BLOOD+ 第17話
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
投稿者 UT : 19:02
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2006年02月06日
| 徹夜明けの身だしなみ♥ |
◆Ergo proxy (WOWOW) ※2/25から本放送開始。
人とロボットが共存し、完全管理統制された都市で起きた謎の殺人事件。現場に残される「awakening(目覚め)」という謎のメッセージ。
ラテン語で云う「コギト・エルゴ・スム(cogito, ergo sum )」-我、思う故に我在り-。この言葉は果たして人間にのみ許されたものなのか・・・。
古くは「ガンダムW」「劇場版ストリートファイターⅡ」のキャラデザを手掛け、「ウィッチハンター・ロビン」で監督デビューした村瀬修功の最新作。洋ドラに影響されたクールな雰囲気と、前作に引き続き十字架や黒を基調にしたゴシック趣味溢れるサイバー・サイコサスペンス・アクション。
とりあえず、ただでさえ思わせ振りなタイプの監督な上、メインライターが「先延ばしする割にタネはイマイチ」な佐藤大(「エウレカセブン」)なのがかなり不安要素。世界観も現時点では既存作のありふれたリミックス感が強く、同じマングローブ制作の「サムライチャンプルー」と同じく作画・演出が高クオリティなのに話がダメダメな予感がひしひし。
ところで「汚名挽回」ってアニメではTV版「Z」のジェリド以来?(アレは素で間違ってたけど)
・RadioHead [Paranoid Android] (YouTube) ※今作のメインテーマ。当時愛聴してました。
・MONORAL [VISIONS IN MY HEAD] (YouTube) ※OPを手掛けるユニットのデビュー曲。「あー、あのCMの」って感じ。
■はじまりの鼓動/awakening■
とりあえず「何か古い」。ゆえにワクワクしない。次回を観たいという衝動が沸かない。つまりツカミがイマイチな第一話。
わずか25分の中で、攻殻機動隊、ヒートガイ・ジェイ、アンダーワールド、ブレードランナー、羊たちの沈黙、エイリアン・ネイション、オペラ座の怪人、エヴァ・・・と色んな作品名が脳内で羅列出来てしまう。
そもそも「サイコサスペンス」や「ロボットの自我」というテーマ自体が古臭い。今回の放送の後、同じWOWOWで「アイ、ロボット」を流していたのは厭味としか思えない。
別に引用が悪いとは云わない。世の中には既にオリジナルは存在しない、とも思っている。
ただ大事なのは「自分の色彩」が出ているかどうか。いわゆる「らしさ」、あるいは「アク」だ。それがわずかに残された「オリジナリティ」のチャンスであり視聴者へモノを観せる上での義務・礼儀だろう。
現在最終回に向けてイマイチ盛り上がらない「エウレカ~」もそうだが、佐藤大はライター出身故の膨大な知識の構成力には長けているが、この「らしさ」が欠けている。だから「カウボーイ・ビバップ」などのゲスト脚本では光るがメインに据えてはいけない人材だと思える。
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ただ、「エウレカ」では監督の京田知巳にもその「らしさ」が無いのに比べ、村瀬監督にはそれなりの「世界」があるのが救いかもしれない。
ゴシック趣味や十字架オブセッションなどは、作品の根幹に重要では無いにせよ雰囲気作りには大きく貢献しているし、洋ドラっぽい湿気を拝したクールな進行は海外受けもいい筈だ。
恐らく今後「攻殻」の素子と比較されるであろう主人公リル・メイヤーは、ビジュアルも続編が首位を獲得中の「アンダーワールド」やエヴァネッセンスを思わせる、ある意味没個性な存在だが、その代わり、彼女の相棒であるオートレイヴ・イギーのキャラが立っている。
野太い声で女性言葉なのでゲイキャラかと思いきや、公式サイトによると「女性の思考をインストールされた(おばさん)」とあるのに笑った。確か「ロビン」でも同様のキャラが出てきたので監督の趣味なのかもしれない。或いはジェンダーフリーを意識したものか。
通常はリルを見守る、母性ある頼もしい相棒という体のイギーの口調が、リルの行動があるプログラムに抵触すると突如硬質なロボットのそれになって機械的に諌めるなど、信頼と危険要素を併せ持つサスペンス度の高い設定なのが面白い。
また、リルの危機を察知して車をUターンさせるシーンはハードボイルドな刑事ものを観ている様だった。こういうバディ路線を強調してもいいかもしれない。
今後、イギー自身もコギトウイルスに冒されるなど、彼(彼女?)の存在が人間とオートレイヴ両方を理解する上で重要になってくる筈だ。
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多分今後もお決まりの大風呂敷を拡げていくのだろうが、矢張りこの手のアニメでは「謎」の考察が愉しみになってくる。
楽園を跋扈する「プラクシー(代理人)」達にそれぞれ付けられたergoは「だから
」、monadは「単子」なのか、などだ。
オートレイヴの「レイヴ」も佐藤大の趣味っぽくテクノイヴェントから来ているのだろうが、「rave」か、はたまた「奴隷」を意味する「slave」を内包しているのでは、と邪推するのもまた一興。
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と、色々ケナしては来たけれど「移民」という設定で階級社会の鬱屈も出そうだし、料理次第では世界観の古さも活かせる筈。
まあ、WOWOW解約してしまったので「評価」は当分先になりそうだけど・・・。
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投稿者 UT : 00:03
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■アクペリエンス・3■
正直、過去の「アクペリエンス」に比べると何の転機にもなっていないような回。
今回は蕾から伸びたエクトプラズムの様なトラパーの腕と口琴(※音声注意)以外はあまり引っ掛からなかった。
母や姉の様にエウレカに接するサクヤや、オーソドックスな悲恋は悪くはないのだけれど、インパクトも薄いし「勝手に祭り上げられた」サクヤと「リーダーの責を負わされた」ノルブにも、もう少し悲劇性を入れ込んで欲しかった。例の図書館でエウレカの本が未だ白紙なのは何らかの意図があるにせよ。
また、エウレカについて行きたがるメーテルらを制するモーリスの行動も、事前に自分の親、友人を殺したエウレカへの憎しみや葛藤が描かれていれば心に来るものがあった気がする。でなければ新EDのラストカットの意味が無いと思うのだけれど。このままエウレカは無罪放免?とちょっと意地悪く受け取ってしまった。
・交響詩篇エウレカセブン 第40話
・予告編ギャラリー(MBS)
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
・感想用テンプレ
投稿者 UT : 00:02
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■籠のなか■
富士の樹海のガセビアの如き竹林での哀しくも美しい話。「かぐや姫」の新解釈としても面白い。
今回もギンコの介入によって「かろうじて成り立っていた世界」が崩壊する流れ。相変わらずギンコの苦悩を見せる訳でもなく、登場人物が彼を責める事もないのが良くも悪くもこの作品の特質。全ては「在る様に在るのだ」という意識が徹底している。
ただ「枕小路」とは異なり、最後に新たな命が文字通り芽吹く、救いのあるシーンには静かに感動してしまった。ほんと素晴らしい寓話だと思う。
切り倒されてカマキリの様に這っていく蟲はグロかったけれど。
・蟲師 第13話
・大友克洋 実写版『蟲師』を監督 (animeanime news) ※ギンコはオダジョー。
・蟲師空間
投稿者 UT : 00:01
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■約束おぼえてる?■
小夜とハジの「愛」と一言では括れない「絆」が見えた回。珍しくアクションもスムーズだったし、百合サービス・ハジ裸いサービスもあざとい程。
正直、この頃の小夜の方がクールかつアクティヴで行動原理も確りしてるので観ていて安心出来る。まあ「目覚めて三年」て事なんで、現在の天然キャラな小夜も時間と共に成長(復元?)していくのかも。宮城家に来た頃はリクの本をバラバラにするとか「赤子」の精神だったみたいだし。
ハジの右手がまだ人のままなのも伏線ぽい。意外に饒舌で人間臭いところがあったのもそこが転機なのかも、と色々邪推を愉しめた。
二人の約束は、矢張り使命を終えた後に「ターミネーター2」の如く「殺して」欲しいという事なんだろうな、とちょっと哀しい予感がするのもなかなか。
・BLOOD+ 第15話
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
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2006年01月29日

■コズミック・トリガー■
ヴォダラクの派閥抗争やサクヤの所在など、相も変わらず伏線を怠り、「制作側にしか判ってない設定」を繰り出す展開。前回のツバサ篇を丸々それらの説明に充てれば良かったのに、とまた不服がポロリ。
まあ、対立派にもそれなりの行動原理があると理解を示し、聖人降臨願望を「バカだねぇ~」と云ってのける破戒僧ぶりが一休禅師(※音声注意)を思わせる言動のノルブのキャラ設定は良かったけれど。ディプトリーみたく己に相容れない思考を安易に「邪」と評し、排斥するのが信仰の危険な部位でもあるし。ただ、その後即身仏?に何の価値も無いと吐き捨てるところが人間らしいというか脚本の矛盾というか。
いずれにせよ、次回、恐らく最後の「アクペリエンス」で締めへの方向が決まる筈。
・交響詩篇エウレカセブン 第39話
・予告編ギャラリー(MBS)
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
・感想用テンプレ
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2006年01月28日

■一夜橋■
一方は頑丈なのに、逆の方向に引っ張ると脆く千切れてしまう蔓蟲の肉体特性を、人間のエゴや愚かしさ、そして情愛の真理になぞらえていた様な気がした回。
村人全ての行動・言動に不快感と低俗さを覚えつつ、人の心は理屈では成り立たないという事実の虚しさと哀しみを思い知らされる。
毎回しつこいですが、物語の湿気を的確に調節するそ~とめ演出はほんと素晴らしいです。
・蟲師 第12話
・大友克洋 実写版『蟲師』を監督 (animeanime news) ※ギンコはオダジョー。
・蟲師空間
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2006年01月23日

先週は録画し損なったんだけど、かなりの名エピソードだったそうで・・・。不覚。
・大友克洋 実写版『蟲師』を監督 (animeanime news) ※ギンコはオダジョー。
・蟲師空間
■眇の魚■
今回は「ギンコ誕生篇」とでも云うべきお話。前回観てないので、このタイミングで彼の来歴を入れる構成が的確かどうかは判断しかねるも、色々と腑に落ちたので良しという感じ。
ちょっと違和感があったのは、通常この手の過去は「回想」という形で語られるところを、今回は銀蟲による「記憶喪失」によりギンコ本人は一切経緯を覚えていない、という設定。いわゆる「神視点」なのが珍しいなぁ、と。
実の母と、ぬいといういわば蟲師としての「育ての母」の二人を喪った事すら覚えてないのに、どこか魂でその喪失感を抱えている為、彼は孤独なのかもしれない。
演出に一切の湿気が無かった事で、余計その哀しさが心に染み入った。
次週もそ〜とめさん演出だそうで愉しみなれど、いつの間にか関東より一週間放送が遅れてるのね。ちっ。
・蟲師 第10話
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2006年01月22日
 | ボールはトボダツィィィ!! |
全てはこの日の為に仕組まれた壮大な陰謀。その名は「ツバサ計画」。
レントン(翼)とムーンドギー(シュナイダー)のヘアスタイルの謎が今明かされる・・・!
立花兄弟の空中殺法、ツインシュートなど悪ノリ炸裂な、嵐の前の息抜きというか、ノルブの云う通り、各々が自分なりの未来に繋がる「何か」を見つけた回。
・キャプテン翼 オフィシャルサイト
・新OP ED先行配信 (SonyMusic)
・予告編ギャラリー(MBS)
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
・感想用テンプレ
■ジョイン・ザ・フューチャー■
レントンがパスを出せない事で常に彼が「独り」だった事が再確認出来たし、ホランドの中にあった「死なばもろとも」な特攻精神を見抜いたノルブが、彼に子供以外の「生への執着」を与えたとも取れる。何だか米軍では危険な任務をあえて所帯持ちにやらせる事で成功率を上げる、という逸話を思い出した。
デューイは支配欲はあれど、他者は勿論、自分の命すら軽んじているし、自殺も厭わないタイプに見える。そんな男は生き抜く意思に溢れる者には決して勝てない、というのが今回のメッセージなのかも。
それにしてもホランドの妄信ぶりはやっぱ「弟」キャラなんだなー、と納得。レントンもそうだけど小さい頃から上の兄姉に騙されて来たっぽいとこがリアル。
あと、流石にサッカーではサングラス外すのね、ジョブス。
・交響詩篇エウレカセブン 第37話
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2006年01月21日
■おいかけたいの!■
「火の玉ボーイ」て・・・!!「チョベリバ」とか「バッチグー」なんて未だに云ってるヅラ上司の如き「何ゆってはるんですか〜」な岡村さん。女性を口説く時に夢語る輩は多いけど、「オレも親父みたいな火の玉ボーイになりたいさー」とかのたまうんですか?
昭和の香りのするマンモーニ(ママっ子)じゃ、親の威を借る女狐高校生にアゴで使われても仕様がないか。まーMっぽいので適任かも。
来週からのロシア篇は「シベ超」に乗るみたいなんで、是非閣下を出してくださいです。
・石渡治「火の玉ボーイ」(ナガヲのページ)
・鈴木慶一とムーンライダーズ「火の玉ボーイ」
・BLOOD+ 第14話
・BLOOD+ 新OP (YouTube)
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
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2006年01月15日

■デイト・オブ・バース■
前回に引き続き、ゆるーいゲッコー〜のファミリー性を強調したお話。正直アドロックのエピソードもストナーではないけど「時を逸した」感じ。通常なら10~15話くらいで済ましておくべきだった。
しかもゲッコー~描写に比重を置き過ぎた所為でクーデターの緊迫感と内幕が視聴者に伝わり難くなってるのもマイナス。佐藤大は「自分のアタマの中で判ってる事は他人も同様」とでも思っているフシがある。
そんな訳で「エウレカ」の次に手掛けるWOWOWの「Ergo Proxy」もちょっと期待薄。
ちなみに今回のタイトルで「あなただけ見えない」や「悪女(わる)」の主題・挿入歌を手掛けたバンドを回顧。
・交響詩篇エウレカセブン 第36話
・予告編ギャラリー(MBS)
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
・感想用テンプレ
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2006年01月14日

■さいごの日曜日■
やっぱり藤咲監督は戦闘シークエンスが苦手なのかも。細やかな人間描写を活かせる作品を選んだ方がいい気がする。今更だけど。
そして、Linkin ParkのPVで世界的に評価され、藤咲監督とは「攻殻」繋がりのある中澤一登が手掛けた新OPが秀逸でトリハダ。現実・非日常・回想が目まぐるしく入れ替わり、ユーモアやイメージカットのバランスも素晴らしい。金魚鉢?やプール、列車の窓にカイ以外のキャラが映り込むのは彼らの「二面性」を象徴しているのだろうか。
ところで小夜と香里のアレで「もんがーダンス」を思い出したり・・・。
・BLOOD+ 新OP (YouTube)
・BLOOD+ 第13話
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
投稿者 UT : 00:00
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2006年01月09日

「素晴らしい」・・・この一言に尽きる。
新年始まって文句だらけの各感想で溜まった不満が一気に解消されるクオリティ。常々「深夜」という時間帯を考慮した作りのこの作品だけれど、今回は雪景色や蟲が大気に還って行く澄んだ空気感、清々しいカタルシスが年明けに相応しい設定で増々心憎い。
・大友克洋 実写版『蟲師』を監督 (animeanime news) ※ギンコはオダジョー。
・蟲師空間
■硯に棲む白■
「無知は罪」といった展開は「蟲」に対する理解が矢張り人口に膾炙していない事の再確認になり、呪われた硯をたがねに突き返さず売り飛ばしてしまう婚約者の両親の行動に些か疑問が湧くも、科学的要素が程良くリアリティを醸し出す蟲の生態説明はすこぶる論理的なのが流石。
スケジュールに余裕が出来たのか、硯を磨る指先といった、作画枚数を普段より多く感じる動きの滑らかさ、子供達から雲が抜け出す描写の美しさなどのビジュアル満足度も文句無し。
アタマだけで蟲を理解したつもりで、己の物欲だけを優先するコレクターの悪しき性癖や未練が見苦しくも、どこか憎めない化野がまた微笑ましい。雹で村の家々の屋根瓦を破壊するなど最後までハタ迷惑なツケは医療で返して欲しいところ。意外にたがねとの相性も良かったりして。
彼の短慮を戒めた後、軽く肩を叩いて慰めるギンコも株が上がった感じ。
やはりこの作品は「BLOOD+」「エウレカ」の後に観るべきだな〜、と再実感。
・蟲師 第8話
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投稿者 UT : 00:00
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2006年01月08日

夏休みの宿題で8/31が修羅場になる様に、ここまでおざなりにしてきた伏線や設定の皺寄せだけで前半を浪費。この後に及んでもなお「謎」の提示スタイルに溺れ、単なる「視聴者への無配慮」と気付いていない登場人物だけが訳知り顔の会話、映像でなく言葉だけに頼るアニメーションとしての手法の放棄など文句タラタラな回。
・予告編ギャラリー(MBS)
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
・感想用テンプレ
■レイズ・ユア・ハンド■
アドロックを担ぎ出しザビ家を気取りながら、「自作自演」が見苦しいデューイの小物っぷり、カリスマ性の無さは意図したものなのかどうか。結局ホランドやコーラリアンを理解出来ない事のコンプレックスを誤摩化したいだけにしか見えない。
真の目的がグレッグの理論に通じる「人類の淘汰」や壮大な自殺計画だとしても「死ぬなら独りで死ね」といった身勝手さだし。とりあえずアジテーション能力がヒトラーの尻尾にすら及ばない時点で終わっている。
とにかくバッシングして下さいとばかりな今回。極め付けは失笑すら出なかった「父を知るエウレカに驚くレントン」・・・。
ケーブルテレビで伏線・構成のしっかりした海外ドラマを観出した所為か、「BLOOD+」同様ますます評価が厳しくなってます。文句ばっかりブログに書いてても精神衛生上良く無いし、非建設的なのでそろそろ切るかもです。ただあと少しの辛抱だし・・・。
・交響詩篇エウレカセブン 第35話
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投稿者 UT : 00:00
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2006年01月07日

冒頭から、不気味なハミングとギーガーなベビー翼手で昨年のイヴをトラウマに染めたおさらいがご丁寧な回。相変わらず的を射ないタイトルは近所のレンタルビデオ店かパチンコ屋の様。
小夜役の声優は叫ぶ演技が一辺倒で幅が狭いし、カールの「超翼手」化もイマイチ衝撃に欠け、ムイの犠牲によるリク覚醒などのイベントも無し、と新年も低調なスタートがちょっと残念。
ただ、ラスト、ピアニストになる夢の残滓がムイの指を動かすシーンは、程良く感傷的だった。
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
■ジャングル・パラダイス■
「主人公が迷うと物語も停滞し、読者も混乱する」と主張する荒木飛呂彦ファンの自分にとって、竹Pのお家芸である「苦悩、逡巡する主役」は矢張り肌に合わない。カイの叫びであっさり小夜の暴走が止まる程度なら尚更。
特に彼女の場合、「過去の自分」に向き合いトラウマを「克服」する設定にすべきところを、何故か「成長もの」要素も混ざってしまっているところが余計。しかも「三歩進んで二歩下がる」な進展の無さがまたイライラ。
「成長」はカイ、「宿命」はリクに振り分ければ兄妹の役割も明確になりそうなのに。
余裕たっぷりだったヴァンが何も知らされていない手駒に格下げになり、更なる黒幕登場と云うインフレ展開もやや興醒めだけど、妙にタフなデヴィさんが面目躍如な活躍ぶりだったので良しとしますか。
・BLOOD+ 第11話
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投稿者 UT : 00:00
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2005年12月18日

■アストラル・アパッチ■
エウレカ:殺人への苦悩にタイムラグあり過ぎ。レントン:殺人への禁忌を安易に達観し過ぎ。デューイ:コンプレックス過多な俗物過ぎ。タルホ:元カレに気を取られて元同僚を心配してなさ過ぎ。
無謀な「首都侵攻」のハラハラ度、突発的なトラブル要素(ムーンドギーなど)、ノルブ奪還の爽快感などの期待を全て削がれた回。
正直「兄弟」とかもシャア×セイラみたく初期に開陳すべき。どーでもいい事を引っ張って、伏線の消化やリアリティを得る為の積み重ねを蔑ろにしちゃダメー。
ちなみに「ノヴァク家のハジ」でネタ絵でも描こうかと思いましたが断念しました。ええ、ケーブルテレビ地獄の所為ですとも。
・交響詩篇エウレカセブン 第34話
・OP修正比較 (えぬぷら)
・予告編ギャラリー(MBS)
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
・感想用テンプレ
投稿者 UT : 23:59
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2005年12月17日

■ダンスのあとで■
作画(特に構図)、演出のテンポは快調なれど、主人公の性格が「天然の可愛さ」と「トロくさい娘」の危うい境界上にいる所為で物語の停滞感を生んでいる気が。それと彼女はド近眼なのか観察力無いのか冬眠中(?)に脳の視覚野に障害でも負ったのか(「狂骨の夢」みたく)ハッキリして下さい。
1番の場合、戦車購入出来るんだから、メガネかコンタクトでも買ってやんなさいよデヴィッド。
新キャラ・ソロモンはシュヴァリエ五兄弟の一人か。薔薇属性なヴァンの予告が確信的。あとサンク~の「五本矢」ロゴタイプのデザインセンスはどうかと思いました。
・BLOOD+ 第10話
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
投稿者 UT : 23:59
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2005年12月15日

■海境より■
「蟲の時間」がウラシマ効果的に使われた回。「海千山千」の関連付けも相変わらず自然。個人的には「神隠し」から帰ってきた"みちひ"と新たな伴侶を得たシロウ達の三角関係をもう少し切なく苦しく描いて欲しかった。いわゆる「淡白な演出」がまたも裏目に出た気がする。
結局シロウにとって都合のいい展開に終わっただけにも見えるし・・・。この作品は「淡々」と「情感」の出し処が難しいみたい。「霧の中でも異様に陸が見える」の表現も曖昧だったし、技術的に残念。
ところであの蟲の群れは白蛇というより大量の「にゅうめん」に見えたんですけど。「アメフラシの卵」から着想してたりして。
・蟲師 第7話
・大友克洋 実写版『蟲師』を監督 (animeanime news) ※ギンコはオダジョー。
・蟲師空間
投稿者 UT : 19:31
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2005年12月12日
埋め込まれたコンパクドライヴ(アミタ?)で、古くは「アリオン」のガイア、「幽遊白書」の幻海みたくトラパーと融合・同調する事で人外の力と若い肉体を持つノルブの、年の功というより生臭坊主な余裕が魅力。
しかも小山力也が声とくれば尚効果的。「24」「アカギ」と共に日、月は力也に酔いますな。
デューイ元カノ疑惑なタルホの妊娠はそれ程驚かないけれど、「Vガンダム」のマーベットみたい、とは禁句? と、なるとホランドは・・・。
・天津飯 (DRAGON BALL)
・予告編ギャラリー(MBS)
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
・感想用テンプレ
■インナー・フライト■
「人類とコーラリアンの共生」は、矢張りいきなり提示されたものではなく、これまでも何度か試みられたと見える。ノルブとサクヤ(木花咲耶姫から?)は残念ながら「失敗」し、次にレントン・エウレカに希望が託された、というのが現状か。
ノルブの力も共生の理想形では無く、単にコーラリアンのそれを流用しているに過ぎない模様。だから彼は「王」では無いのか。
エウレカが「白い紙」というのは、グレッグ博士も同様の事を述べていたので成る程な感じ。
そこに何を描けるかはパートナーや仲間次第という事が明確になり、よりゲッコ〜の結びつきが重要になってきた為、ドギー(本名の引用元は元underworldのDJ)の成長は丁度良いエピソードになっている。
彼の未熟さが想定外のトラブルを生みそうなのも、作劇として面白い。
ただ、ここで気になるのがアドロックとダイアンな訳で。そろそろ視聴者も彼女の存在を忘却しそうな恐れもあれど、前例が出て来た事で彼女もコーラリアンでアドロックの娘では無かったのではないか、との憶測がまた生まれて来た。彼らも「前例」なのかどうか。
ノルブの胸にあるコンパクドライヴが「破壊」されたサクヤなら、消滅したダイアンがニルヴァーシュや、そのコンパク〜の中に、とも考えられるし。
まあ、あんまり妄想し過ぎると肩空かしになってくるのでこの辺で。
そして、自分の排斥を防ぐ為にコーダを籠絡し、コーラリアンを理解出来ない事への怒り、または隠した憧憬が憎悪に転化した様に思える「俗物な野心家」ぶりが悲惨な結末を予感させるデューイ。
ノルブと話す彼の瞳は今まで見せた事の無い哀しさに染められ、「何度失敗すれば・・・」という台詞に、「彼も」人型コーラリアンと対になれない事への絶望があるのかも、と邪推したり。
まあ、某誌で彼の来歴が判明した所為か変に穿って観てしまうのだけれど、タルホが元カノ(多分)なのも今更ながら彼女が今のドミニクと同じ情報士官のポジションだったからと考えれば納得が行く。ホランドとの因縁が一筋縄では行かなくなってきたのも期待を煽るところ。
今後は、どうやらクール毎にキーパーソンを小出しにしてくるみたいなので、アドロック、ダイアン降臨も有り得るのかどうか・・・。
・交響詩篇エウレカセブン 第33話
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投稿者 UT : 19:27
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2005年12月10日
 | おめーが飲んじゃダメだろ。(庭師・談) |
トラウマ開陳かと思えば案の定引っ張りモード。殺してしまった少女は小夜の友人で、カールの姉妹か恋人と見ていいのか。単なる変態かと思ってたカールがリベンジャーとして魅力的になってきた回。
ちなみに次クールの主題歌はHYDEと中島美嘉のNANAコンビだそーです。ヒネリが無いとゆーか安全パイとゆーか。
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
■あなたに会いたい■
どうやらカールやハジは、吸血鬼の主人を護るシュヴァリエ(Chevaliers:騎士)と呼ばれる「半翼手」的存在として定義される模様。すると誰がカールにとっての主人・ディーヴァ(歌姫)なのか?と気になる訳で。
あるいは今作では吸血鬼の事を「ディーヴァ」と呼ぶのかもしれない。
でも、それだと「姫」なんで吸血鬼は「女性」しか存在しなくなってしまうのでは?とは単純過ぎか。「吸血姫」・・・アレ、どっかで・・・w
吸血鬼を深海生物みたいに「女性優位」な種として描くのも面白いけど。まさか「エウレカ~」のアネモネみたく「小夜のコピー」とかはちょっと・・・。
まあディーヴァが既に登場済みとして、予告の「友達だよね?」がフラグになってるとすればミン。意外なとこでミズ・リー。大穴で今日登場した三沢光晴みたいな小夜のクラスメート。あー、でもミンは72年12月26日前後の「ベトナムの再現」としての存在意義になるのか。
ダークな衝撃を与えるなら当然、リクの可能性も高いけど。ジョージと小夜が戦わなかったのはそこに落とし込む為とか。ムイの死がスイッチになって目覚めるなんて鬱展開もあり得る。
ところで「サンクフレシュ」って「Cinq Flèche(五本の矢)」って訳していいのかな。公式サイトでアルジャーノが五人兄弟って書いてたし。で、シュヴァリエも五人兄弟な定義。これらは別々だろうから計10人も厄介な敵が・・・。流石一年もの。
あと結局誰が誰に会いたかったのか判らんかったとです。
追記)コメント欄でいずみさんから「赤い盾」という名称にも五人兄弟の因縁があるとの情報が。なるほど〜。
色々ブログを巡回してみると、カールが小夜の元シュヴァリエでは?という説もあって成程な感じ。北爆時はハジの替わりに彼が小夜を護っていた、なんてのもアリだけど、復讐の動機は恋愛感情より仇打ちの方がいいなー。
・BLOOD+ 第9話
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投稿者 UT : 20:00
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2005年12月09日
知人に質問されたんで、ネタ替わりに「動画」の巡回サイトをまとめてみました。これ観るだけで一年引きこもれるんじゃないの?というくらい充実してます。
エッチ系は皆無なので悪しからず。と云っても海外のCMはかなり過激ですけれど・・・。
ただ、今のところ被害にあった事はありませんが、「全て海外サイトなんで、トラブった場合、こちらでは責任を負いかねます。あくまで自己責任で閲覧して下さいね」と一応但し書きしておきます。
特にWinユーザーでウイルスソフトを導入していない人はコチラを参考にする事をオススメします。PC購入時にインストールされてる方は大丈夫だとは思いますけど。
ちなみに私は「avast!」を入れてます。AVGは「WinMe」には鬼門なので(フリーズしまくります)ご注意。
動画ソフトはココから辿ればほぼ揃う筈です。
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[動画サイト一覧]
◆boards
CM、ビデオクリップが毎週2~3回更新される優良サイト。QuickTimeストリーミングメインなのですぐ観られる。
◆ad-awards.com
コマーシャルメインで量も充実。Flashプラグインが必要。
◆Ads of the World
こちらもCMメインだけれど、ポスター媒体なども紹介。特に「PS2」なんかは日本だと絶対ムリなトラウマ広告。
◆videos.antville.org
ビデオクリップメイン。量は凄いけれど、全て外部サイトへのリンクな為、再生形態がバラバラ。しかも「.MOV」形式の場合ダウンロードの待ち時間が長い場合多し。
◆YouTube
世界中の個人ユーザーが「自主的に」アップしているサイト。よって海賊度は非常に高く、例えば「Gackt」と検索してみると、「うたばん」のトークなんかが観られたりする。「BLOOD+」も何故か全話視聴出来るのも何ともはや。好きなアーティスト名を打つとお宝動画がかなり見つかる筈。
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オマケで今日気に入ったやつをピックアップしてみました。
[音と画のシンクロ]
◆Coldcut & Hexstatic [Timber] (Ninjatune) ※要QT。
シンクロといえばこれが真っ先に浮かぶ名作中の名作。
◆Alva Noto & Ryuichi Sakamoto[Trioon I] ※要QT。
坂本龍一のピアノをメインにしたアンビエントなクリップ。ダウンロード重いかも。
◆イルミネーション・ハウスでシンクロライヴ ※要WMP。
選曲はイマイチだけどクライマックスへの畳み掛けは圧巻。
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[ユーモア、ナンセンス]
◆Subway Silence (boards) ※要QT。
メリハリの利いた彼女。
◆GAP (ad-awards.com)
破壊無くして創造は有り得ない。
◆Big Ad Carlton Draught (ad-awards.com)
何か懐かしい。「King of Ad」とかに収録されてる昔のCMへのオマージュみたい。
◆Ajinomoto Studium (ad-awards.com)
顔より声。
◆Sagem (ad-awards.com)
写メール中毒の青年かと思いきや納得の鮮やかなオチ。意外に実用的かも。
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[メッセージ]
◆Science world (ad-awards.com)
「キス」よりも「握手」の方が○○する事実。
◆MTV Italia World Aids Day (Ads of the World) ※要QT。
どのみち死ぬかもしれないんなら死んでやるっ!
◆EDF (ad-awards.com)
もし「健常者」の方がマイノリティだったら。映画「マグノリア」のOPに使われたエイミー・マンの「ONE」がまた効果的。
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投稿者 UT : 00:50
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2005年12月06日
 | いつか父と見た虹。 |
■雨がくる虹がたつ■
同じそーとめ演出の「枕小路」と同様、起承転結のメリハリがきちっと構成され、虹蛇から橋大工の父子を繋ぐ「心の架け橋」を連想するという、相変わらず観る者に判り易く伝える、しかも独特な感性が素晴らしい。
「自分探しの旅」を続けるモラトリアム青年・虹郎の「名前」に対するコンプレックスが、Bパートで父への愛情と同義であると判る下りには思わず涙腺が緩んでしまった。親子ものには弱いもので・・・。
「命名」と云えば、「名前は子供にあげる最初のプレゼント」と島田紳助の言葉があるけど、この手の人々にも観て欲しいエピソードだったかも。
・蟲師 第6話
・大友克洋 実写版『蟲師』を監督 (animeanime news) ※ギンコはオダジョー。
・蟲師空間
投稿者 UT : 18:08
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2005年12月04日
 | 新婚時代のクマプレイ。 |
勿体ぶらずに最初から「共生」というスタンスを出しとけば、とか、エウレカがコーラリアンの攻撃に責任を感じる描写は「原爆投下への謝罪をアメリカ人の少年に求める思考」や「一人の外国人が子供を殺したから、外国人全部が凶悪」という「全体主義」的な偏見と同様の印象を受ける、など設定面での不服はいつも通り。
竹Pは「個人=ステイト(国、人種)」な考えなのかな。
・こぐまのミーシャ ※元ネタはこれ。
・予告編ギャラリー(MBS)
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
・感想用テンプレ
■パシフィック・ステイト■
でも、「モノより想い出」と云いながら、このエピソードに合わせて発売される「ジョン・ヘンリの復刻シルバー」という小道具を上手く使った三十路前後の恋人同士の関係の昇華や、ひとつの目的へとメンバー全員の意思のベクトルが集まった「お、おまえら・・・!」なベタ展開にはちと感動。
個人的にはハマってたオムニバス・アルバムのタイトルが懐かしかったりも。
あと、何気なく身体を心配するホランドの言葉にタルホが変に反応したのは「妊娠?」とかふと思ってしまった。
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投稿者 UT : 20:34
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2005年12月03日
 | あ、ウザイです。 |
■それぞれの虹■
「不発弾」と云う戦争の記号を持ち出し、日本人の「平和ボケ」と「資本主義」を揶揄する様な展開。
カイ・リクのみならず、岡村記者にも「家族の絆」と一話冒頭の翼手との因縁を背負わせるところがなかなか上手い。
途中、ピアノの調べと共に、雨の中待ち合わせする恋人達の詩的描写も良かったけど、肝心の「虹」シーンが一瞬だったのがちと残念。
否が応でも気になるリクの来歴は、現時点では「偶然」ジョージが引き取っただけなので不明みたい。だからデヴィッドもノーマークだったのか。
ところでドラマもそうだけど、CMにキャラ(俳優)が出るのって何か醒めます。ネタにしてるけど。
・BLOOD+ 第8話
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
投稿者 UT : 21:15
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2005年12月01日
◆「スニッカーズ」カツラ篇 (boards) [シュール]
「スニッカーズ」は食べ物だ。それ以上でもそれ以下でもない。
・鹿狩り篇
・火災篇
◆「Heart FM」ティーバッグ篇 (boards) [オサレ]
海外のFM局のCM。パーソナリティとリスナーの距離感をベタだけどオサレに表現。
特に局名テロップの後の「オチ」のセンスがツボ。このパーソナリティの好感度はかなり上がった筈。
・トースト篇
・車で出勤篇 ※マルーン5がいかにもFMな感じで効果的。
◆「Xbox 360」ジャンプロープ篇 (boards) [マンパワー]
ハーレムらしき広場で次々にアクロバティックな縄跳びを披露し、アッサリ解散する人々。
一瞬「フォレスト・ガンプ」の卓球みたくCGかと思う程流麗。
「Xbox」のCMって結構好きなの多い。でも一部は英国で放送禁止とか。あの国ってシニカルなのか保守的なのか判らんトコロはアメリカと同じ。だってドラマ「The Office」なんて障害者差別ギャグとか凄いらしいし(しかも国営放送制作)
・イギリスで放送が禁止されたXBOXのCM(エルエル)
◆Smog - Rock Bottom Riser (boards) [アート]
ブルージーな曲にペイントとFlashの動画が幻想的にポップに移ろうビデオクリップ。観終わった後、しばし余韻に浸ってしまった。
・Smog 公式サイト
◆Alive In Joburg (boards) [ショートフィルム]
エイリアンが地球に入植(侵略?)した世界。地球人との抗争や共生をドキュメント・タッチで描いた作品。
監督のNeill Blomkampはキャメロンの「ダーク・エンジェル」の3Dエフェクトなんかを担当していた人。「宇宙戦争」みたく、乾いたニュース映像の様に描くメカや宇宙船の雰囲気が不穏なリアリティを醸し出している。
・Nike[Crab Football] ※リアルタチコマ。
投稿者 UT : 13:33
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2005年11月29日
 | ヒルガオというより有毒なダチュラなイメージ。 |
「あこや」と聞いて真珠を連想したけれど全く関係無かったお話。
・大友克洋 実写版『蟲師』を監督 (animeanime news) ※ギンコはオダジョー。
・蟲師空間
■露を吸う群■
個人的に「日本」的な湿度が嫌いなので、毎回、長濱監督の特徴である抑制を聞かせた演出が好みだったのだけれど、今回に関してはそれが裏目に出た気がする。
村社会の暗部、ドラッグの様にあこや達を惹き付ける「蟲の時間」の功罪などの「重さ」が無く、人々の感情描写が淡々とし過ぎ、幕引きもやや楽観的。
もう少し陰鬱な部分を強く描く事でメリハリをつけて欲しかった。
密度の濃い時間を幾度過ごしても、結局何の精神的成長も得られず、現実逃避し、快楽に浸っていたいだけの村人へとるギンコの達観したスタンスも、前回の少女への介入と矛盾して見える。それが彼という人間の不完全さと云えなくもないが、放映順序としてはやはり微妙。
何だか、もの凄くクオリティの高い失敗を見せられた様な奇妙な気分。
あとはギンコ達がすんなり村長の家に忍び込めるなど、珍しく設定に無理を感じたのも残念な箇所。
まあ、いつもが傑作過ぎるので贅沢な不満なんだろーけど。
・蟲師 第5話
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投稿者 UT : 23:38
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2005年11月27日
 | コーラリアンのみんな! ニルにほんのちょっとだけトラパーを分けてくれ! |
元気玉にやられるアネモネでスペックアップを表現するも、彼女の登板が久々過ぎてちょっとカタルシスに欠けた分は、「紅の豚」ばりに鮮やかな脱出と証拠隠滅爆破をやってのけるアクセルが華麗にカバー!
ちなみにイラストは「60ワット電球」な軍用防護服と迷いました。
・予告編ギャラリー(MBS)
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
・感想用テンプレ
■スタート・イット・アップ■
ヒトラー・ユーゲントな「アゲハ隊」は「ルーシー7」みたく「ウソだぁ!ママぁ!」とかヘタレに崩壊するフラグ立ちまくりな傲慢さを振りまき、ちゃっかり月光号に同乗してるトレゾアの面々は自分達が造り出した惨禍に対する後悔など皆無なのはいつもの設定不足として、かなりアッパーテンポな展開に高揚感を覚えた回。
とりあえず今クールのテーマである「エウレカの贖罪」は、レントンの「殺人の禁忌」みたくスタイルだけで流さないで欲しいところ。
今後、以前あったヴォダラクの少女みたく、「同じコーラリアンだからオマエも敵だ」的な迫害や差別も描かれざるを得ないんだろうなー・・・。
・交響詩篇エウレカセブン 第31話
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投稿者 UT : 20:49
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2005年11月26日
 | アップヘア。 ハイカラー。 メガネorモノクル。 |
ロッテンマイヤー(ハイジ)、ミンチン(小公女セーラ)レベルの厳格な女性キャラ登場。オバさまついでに明日はエウレカのコーダ描こーかしら。
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
■ファントム・オブ・ザ・スクール■
ブルーローズでアルジャーノの会社による遺伝子操作を匂わせ、ハジと同じ手を持つ「半翼手」らしき仮装夜行癖のある変態理事長が登場するも、いまいち新展開が盛り上がらないヴェトナム編。
まんま「アクエリオンのつぐみ」なミンも類型的だし、現地語ペラペラなカイリクブラザーズも足手まとい臭がしてきたけれど、次回また「戦争」を描く為に要るっぽいので評価は保留な感じ。
ところでヴェトナムって、「戦車も買えるカード」より現金や小銭の方が動き易い気がするけど・・・いーや、「赤い盾」のする事だし。
・BLOOD+ 第7話
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投稿者 UT : 20:24
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2005年11月23日
初めてギンコの「感情」が垣間見えた回。一話の廉子には表さなかった逡巡が出たのは、"いお"に己の母やかつて愛した女性を重ねたのだろうか、と妄想。原作読んでないので何とも云えないけれど。
・大友克洋 実写版『蟲師』を監督 (animeanime news) ※ギンコはオダジョー。
・蟲師空間
■旅をする沼■
個人的に"いお"と水蟲の「異形の愛」を強く感じた話だったので、過去に揺れたのかどうか、ギンコの行動は少々強引で、余計なお世話にも思えた。
たまたま今回は、水蟲が人として再び生きさせる為に彼女を解放してあげたのかもしれないが、自然の摂理に逆らうというか、どちらかといえばフラットに思えた彼のスタンスが珍しく揺らいだ展開だった。
同じ生命の幹から発生した蟲とヒトが同化していく事が不幸だと定義するのは人間のエゴなのかもしれないし、蟲師がギンコしか登場しない現状では彼の思考や主義が正しいとは一概に思えない。この辺もブラック・ジャックな感じ。と、なるとやっぱドクター・キリコ的なポジションも欲しいなー。
あんまり感情的なギンコは好みでは無いけれど、彼の性格や世界観の深みが増した回だったと思う。
あと関係無いけど化野先生のモノクルは、もー少し描き込んで上げた方が・・・。
・蟲師 第4話
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投稿者 UT : 12:44
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2005年11月20日
 | ジョリ。ソリ。ヴィィーン。 |
■アニマル・アタック■
相変わらず伏線ゼロの唐突な展開に「情報が少な過ぎる」のは視聴者の台詞だよ、と思いつつ、流麗な大野木メソッドと作画クオリティ復活で久々に満腹感。ホストに嵌りそうなコーダには食傷感。
左手負傷につき、本日はイラスト+一文感想で。次週からちゃんと(?)します−。
・交響詩篇エウレカセブン 第30話
・予告編ギャラリー(MBS)
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
・感想用テンプレ
投稿者 UT : 18:01
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 | レロレロレロレロレロレロレロレロ |
■私がやらなきゃ■
関西育ちの小夜が「そうそう、私の太刀筋ってバッティングスタイルやねん・・・ってちゃうやろ!」とハジにノリツッコミしてました。脳内で。
左手負傷につき、本日はイラスト+一文感想で。次週からちゃんと(?)します−。
・BLOOD+ 第6話
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
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2005年11月16日

予知夢を視る男。海辺の村に起こる夢現。「魂の倉」に潜む蟲達が、小さな路の向こうへ溢れ出す。
ミステリの如く、ジンはおろか視聴者も欺くギンコの「嘘」。その嘘に始まる彼の判断や行動が全て徒労に終わり、夢が醒めた後の様に何も残らないはかなさ。
彼の敗北譚というより、自然の「理」の前には蟲師といえど抗う事は出来ない、という現実が余韻を残す。そういや「はかない」は「儚い」と書くんだっけ、と独りごちた。
ちなみに私は「枕使わない」派。寝返りゴロンゴロン激しい人なので。
・大友克洋 実写版『蟲師』を監督 (animeanime news) ※ギンコはオダジョー。
・蟲師空間
・蟲師とは (はてなダイアリー)
■枕小路■
再度観直すと、冒頭で薬を渡したジンに「良い夢を」と告げるギンコの台詞が何とも皮肉。
もし最初から真実を告げていたら、唯一「本当の自然災害」だった津波で娘が死ななければ、と「たられば」を幾つも云いたくなる「運命」の残酷さを、余計な湿度を排して描かれる姿勢が見事。
いわゆる過剰な「鬱展開」にする事はいくらでも可能なストーリーだっただけに、今作で完全に長濱監督の演出手腕の上質さが確信出来た。
前回に引き続き聴覚を幻惑する音響、ぬかるんだ地面にめり込む薪や、公共広告機構の「消える砂の像」CMの如くボソォッと崩れ行く村人、枕に蠢く蟲達、お得意の「手」の作画なども含め、全くと云っていいくらいアラが無く、安心して鑑賞に没頭出来る。
毎週「BLOOD+」と「エウレカ」に毒を吐く自分はひょっとしたら性格悪いのでは、と最近、己の人格を疑ってしまっていたが、今作を観ると「それ程でもない。多分」と思えるのも個人的なメリットだ。
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今回出てきた蟲は「夢」にまつわるという事で、即座に浮かんだのが「獏」。
だが宿主が視た夢を具象化する強大な能力からすると、菊池秀行の「魔界都市ブルース」シリーズでもお馴染みな、同じく中国の「蜃」の亜種かもしれない。
あと、枕小路も一種の「ナメラスジ」なんだろうなぁ、と解釈。
良い予知夢だけ求められ、忌み事を視れば「オマエが予言したからだ」、視なくても「何故教えなかった」と愚かな人々に責められる「予言者の悲劇」の練り込みもうまい。
特に感嘆したのが、予言者が陥る「自分自身が未来を作っているんだ」という危険な発想が、ここでは真実であるという設定だ。この巧妙なミスリードには完全に引っ掛かってしまった。
「寝言に返事をしてはいけない」という迷信や「枕=蟲の通り路」というひらめきを結びつけ、破綻を感じさせない論理、納得のいくリアリティで構成する作者にはつくづく敬意を抱いてしまう。
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悲劇の後は、津波に襲われた村人がジンを詰った様に、誰もがその責任の所在を問いたがる。
だが、やはりジンも、ギンコも、ましてや蟲も、一話から語られている様に、ただそう在るだけで誰も「悪くない」のだろう。
病魔に襲われた人間やその家族、医者が可能な限り尽力しても助からない時がある様に、所詮無力な生き物は「運命」を呪うか受け入れるしか無い。
そんな自然の摂理、無常さを描写した今回は、何となく「ブラック・ジャック」を想起させた。
ただ、ギンコはB・Jの様に情熱的では無いし、ジンの村が滅び、彼が発狂の末自害しても己の判断ミスを責めたり、無力感に陥る事は無い(あるいはそういう感情を見せない)。
そのスタンスは、ある意味、蟲師が学者的な職業だからか、幼い頃に蟲に魅せられ片目を失った為の達観によるものなのだろうか。
「医者が人の生死を預かるなど、おこがましいと思わないか?」と云われても必死に抗うB・Jとは対照的に、ギンコは自然に対する己の存在を神妙に弁えている様に映った。
と、全く瑕疵の無いクオリティが続く今作。次回予告の映像が無かったのに僅かな不安がよぎったが、多少のレベルダウンは他作品の好調な回と同義と見ていい筈。先走るのが自分の悪いクセだが、この段階でもう「傑作」と決め付けてもいいだろう。
ちなみに、関係無いが、昔、早朝に良く観ていた「コジコジ」以来の五月女浩一朗の名を見たのもちょっと嬉しかった。
・蟲師 第3話
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投稿者 UT : 08:20
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2005年11月13日

誰だって、ずっとそのままではいられない。誰だって、必ず変わっていく。決意を以って、あるいは知らない内に。いつのまにか。
前回に引き続き、勿体ぶったこれまでは何なの的に、サクサクサクサクSTORYWRITER。
アゲハ隊(まんまやん)の新兵器に御大「エイフェックス・ツイン」の名を冠したり、暗黒脚本家・小中千昭が清々しいホン書いたり、てのがちょっとツボだった回。
ちなみに元々のタイトルは「Night Shift(夜勤)」だったとか。うん、何か違う。
・予告編ギャラリー(MBS)
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
・感想用テンプレ
■チェンジ・オブ・ライフ■
題意通り、メンバーそれぞれが「変わっていく」描写が自然で判り易い。「自分探し」という陳腐な変身願望では無く、憑きものが落ちた様なホランドの「覚悟」や「達観」、「成長」と様々なところがリアル。
特に、レントンに手をひらひら振ったり、トレゾア総研の大きなスピーカー音に彼と顔を見合わせて苦笑いするエウレカの「普通の少女」化していく描写は微笑ましい限り。
対して、一足早く「変わった」筈のレントンが、冒頭から「何となく過ごしてます」と、先週までの決意を否定する様なカミングアウトをしたのには驚くというかツッコミたくなる。
修羅場を越えてきた重みが無いというか、ある意味精神的にタフなのかも。ただ、チャールズの名前が出てきても、申し訳程度に感じるのがちょっと残念。
まあ、タルホに対しての醒めたとも取れる大人びた気遣いは悪くは無いけれど。
タルホといえば、ダイアンとホランドの仲を彼に語るも、矢張りこれもエウレカの正体と同じく、視聴者にとっては今更感が強いし、しかもレントンが何も突っ込まない所為か肝心な「関係」や「過去」は判らず終いという煮え切らない展開。
記録映画形式で重要な物語背景をアッサリ開陳出来る程度のものなら、早々に描くべきではないだろうか。わざとスカしてると云うより、制作陣の構想が思った程大したことないと取られても仕方が無い構成になってしまっている。
アネモネが出る様子も今の所無いし、矢張りチャールズは越えるべき壁として今クール最強の敵として存在させるべきだったのでは。ライバル的な「対立」構図の無い作劇はイマイチ緊張感に欠けるだろう(デューイは「ラスボス」なので少し違う)。
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殆どのメンバーがプラスの方向に変化する中、モーリスのそれは気になるが、ストナーにカメラを教わるカットを見ると、戦争を意識した上での「親離れ」や「自立心」の芽生えと見ていいのだろうか。個人的には自分の家族や友人をエウレカ達に殺害された事実を断罪するべきだとは思うが。
同じ竹田Pの「BLOOD+」同様、「戦争」をきちんと描く意思があるならそれをすべきだろう。
そんな意味で今回出てきたトレゾア総研の描き方は中途半端だった。
彼らは常に「殺人兵器」を提供している。それで大量の人々が死ぬ事を把握しながら、アゲハ隊の新兵器(一瞬マスドライバーかと思った)を涼しい顔で実験している。
それは罪ではないかもしれない。彼らは自分の能力を活かし、生活する為に働いているのだから。節操が無いといえばそれまでが、これは戦争なのだから。
「敵・味方」など関係なく、対立する同士の兵器開発を請け負うのは軍需産業の常だ。そこには利害しか存在しない。
だからこそ彼らはドライに描かれなければならない筈だった。
だが、総研の人々は「良い人」に設定されている。それが軍の人間を殺すかもしれないと知りながら「レクリエーション」としてニルヴァーシュのスペックアップを引き受ける。大音量の音楽をかけ愉しむ彼らを見てゲッコーステイトの面々の顔もほころぶ。
制作側が「戦争」を肯定しているのなら、厳しい状況の中の息抜きとして受け取れるが、例の虐殺の回やレントンの「不殺」の決意などからすれば些か疑問だ。戦争に麻痺し、コウモリの如く立ち回る科学者達を善人に描く理由が果たしてあったのだろうか。
いやいや兵器を作らされていて、その贖罪の為にニルヴァーシュを整備する、なんて詭弁は無しにして欲しいところ。
マシューの軽い「技術屋批判」な独白だけではテーマの主張は成り立たないだろう。レントンも「同じ技術屋~♪」とシンパシーに喜ぶだけでは困る。次週、空を汚し、地面を荒廃させる新兵器「エイフェックス」のもたらす被害に対してゲッコー~の取るスタンスはどうなるのか。ちゃんとケジメをつけるべきだ。
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と、全体的な雰囲気はほのぼのして前向きでいいのだけれど、ストーリー構成や引っ張った伏線処理がちょっと問題。
OP同様、軌道修正にはまだ間に合うし、終わり良ければ全て良しでどうかひとつ。
・交響詩篇エウレカセブン 第29話
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投稿者 UT : 22:00
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2005年11月12日

「オマエは俺の娘だ」。繋がりの無い「血」は父との絆を深め、異形への苦しみから解放する。
「親子もの」好きとしては泣きたかったんだけど・・・。
格闘シーンだけじゃなく、日米地位協定や軍と赤い盾の「組織」の在り方などリアリティの欠如に首を捻るばかり。
・月の砂漠のあしあと ※今回のツッコミ所を的確に押さえている感想。
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
■おとうさんの手■
前回の感想で「ヤンバルといえばアレだよね〜」と云った「ヤンバルクイナ」の説明を小夜の凡ミスでわざわざしなくても、という緊張感にやや欠ける潜入シーンから嫌な予感。
場当たり的な作戦が、レベルの低い作画(ジョージの血しぶきはちょっと・・・)と間の悪い編集の所為で助長されてしまったのも痛い。ジョージの死に泣けなかったのも画の所為だし。
そして上記のリンクブログでもツッコまれている様に、ロクな翼手迎撃手段も持たず、外部の者や素人に頼り切りという「赤い盾」って本当に組織として機能しているのだろうか、と不安になる個々の能力の低さ。
今回に至っても、米軍やアルジャーノの企業は「赤い盾」の動きを明確に把握していない様だし、彼らのスポンサーは民間の財閥とかアメリカ以外の国で、デヴィッド達は退役軍人というところか。
その場合、個人的には英国希望。ルイスはともかくデヴィッドとジュリアはイギリスっぽい気もするし。吸血鬼といえばロンドンだし。
「多国籍軍」という単語が登場したのを考えても、今後は各国で「翼手ウイルス」の争奪戦みたいな展開もあり得る。ただ、一話冒頭で小夜が暴走したヴェトナムの光景は米軍はじめ、色んな人間が目撃している筈なんだけれど、その辺りの説明はあるのだろうか。
アルジャーノが全く小夜を連想しないのも、彼も所詮組織のコマで全てを把握していないのか、何者かが小夜達の存在を完璧に隠蔽したのかが不明でちょっとモヤモヤ。
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そしてジョージ。小夜達の危機に都合良く登場して、素手で翼手を倒す勇姿は、翼手化してしまった悲壮感より、「インデペンデンス・デイ」のウィル・スミスがエイリアンを殴り飛ばしたナンセンスに近かったのが残念。
「何故人間のオレがこいつらを倒せるんだ?」と疑問に思うひとコマがあっても良かったような。「バチが当たったんだ!」も何か変な台詞。
勿論、常日頃「本当の親」とか「血の繋がりが無いと親子じゃない」みたいな考え方に嫌悪感を抱いてる自分としては、彼らの絆や想いには大いに感動したんだけれど、如何せん、無理のある設定と低レベルな演出と作画がそれを殺いでしまったのが悔やまれるところ。
あと、作劇として、今回みたく翼手化する前に死なせるケースと、既に翼手となった相手を倒さざるを得ないパターンがあるとして、戦いに怯える小夜が完全に迷いを断ち切るには後者の方がインパクトが強かった気はする。まあ、それは非常に鬱展開になるので避けたのは判るけれど。
今後、自分の友人や家族と対峙する場合があり得る事をもう少しアピールすべきだったのではないだろうか。
ただ、ハジの、下手な慰めの言葉をかけず見守るスタンスは、そういった覚悟を実感させるつもりで黙っているのかな、とも取れた。
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と、作劇がイマイチな割に、竹田Pのパターンである「戦争」などのテーマだけ突出して目立った今回。例え「つくりもの」ではあっても納得がいくリアリティをもう少し獲得して欲しいところ。
「ビルドゥングス(成長)」ものを目指しているのも明確だけれど、小夜とカイ両方っていうのはちょっと観る方としては一人余計な感じ。
そろそろ押井守がテコ入れした方がいい気がしてきた。
・BLOOD+ 第5話
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投稿者 UT : 22:11
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2005年11月08日

しんしんと降り積もる雪に覆われた寒村で、ざわざわとさざめく蟲達は幼い少年の音を喰む。
雨垂れの様に氾濫する「音」のヴィジュアルや伏線と小道具の完璧な配置など、三話目にして未だ衰えない驚異のクオリティ。
村長の非難をサラッと躱すギンコの飄々としたキャラも益々良い感じ。ちょっと鼻の下長いけど。
・大友克洋 実写版『蟲師』を監督 (animeanime news) ※ギンコはオダジョー。
・蟲師空間
・蟲師とは (はてなダイアリー)
■柔らかい角■
雪の中で映える蟲の「黄味がかった緑」や、登場人物の回想が白い背景になる等のスタイルが定着し、幾多の季節や場所を巡るギンコの「フィールドワーク」の日常も馴染んできた。
人間の体を流れる血の脈動や溶けた「阿」が、火山、溶岩と同じ「自然」「生命」だとなぞらえる一貫した「テーマ」にも感動しきり。
今回、一話の「杯」に続き印象的だったのは「手」。
阿を体外へ排出する為の重要な「アイテム」でもあるそれが、要所要所に確かなデッサンで描かれ、特に真火に伸ばされる母の両手の動きの繊細さは素晴らしい。
一話のギンコが腕を使って蟲を語る下りと同じく、「手」の描写には長濱監督のこだわりが強く感じられる。
同時に、このシーンと止め絵パートの「作画枚数」配分がきっちり考えられている制作体制にも感心した。
加えて、相変わらず深夜という「放送時間帯」を考慮したつくりが徹底している。
今話で云えば、耳鳴りがする程の静謐な空間演出や、ギンコに阿が侵入した後の音響処理により、リアルタイムで観た視聴者の聴覚を、話の内容とシンクロさせていく効果が得られている。
ちなみに自分は一話以降、ビデオに録画しても23時前後に観る様にしているのだが、頭のどこかで「テレビの中の出来事」と考え安全圏から鑑賞している筈なのに、いつのまにか己の鼓膜に棲む蟲を意識してしまった。
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取り分け今回は、序盤辺りから作者のひらめきや連想したモノの紡ぎ方が判り易く理解出来るのも気持ち良かった。
例えば、聴覚を蝕む蟲「呍」の形状が「ナメクジ」だった箇所で、伊藤潤二の「うずまき」を想起し「ああ、だから蝸牛(かぎゅう)か」と思った次のカットで耳孔の図解が映ったり、塩で溶ける性質が判ったり、といった流れは身近な事例に感じ、納得し易い。
音と音とが互いに干渉し掻き消し合う状況は、高速道路の防音システムと同じ原理で、非常に理に適ったものだし。
阿呍に侵された真火親子に「角」が生えるのも、恐らく「かたつむり」の唄にある「つのだせ やりだせ」の歌詞から思い付いたのだろうし(・・・多分)。
あと、ついぞ語られなかったが、ひょっとすると「鬼」の発生を説いた節もある。いずれにしても無理が無い発想だ。
水木しげる等の大家が表現し尽くした感のある「妖怪」や「伝説」を、蟲として再解釈・構成していく作劇は、それらを人間の心理などの「現実」へフィードバックする京極夏彦とはまた違った敬意を覚える。
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ひとつ気になるのが、現時点で少年・少女がメインの設定が多いところ。
これは幼い者の方が無垢だから蟲が憑き易いとかそういう事だろうか。
ギンコの父性をアピールする為の戦略や、単に作者の趣味である場合も無くはないが、大人に寄生する蟲の事例も出て来たし今後は物語のトーンも拡がっていくのだろう。
と、云っても個人的に「親子もの」は嫌いでは無いので、今回も少年の名を、両親がかつて二人で観にいった火山から「真火」と付けたのだろうな、と思うだけでウルッと来てたりもするのだが。
同様に蟲のヴァリエーションも愉しみになってきたが、前回が眼を蝕み、今度は耳、と来たので、今後も「病」という形で五感や四肢、五臓六腑に寄生する蟲が描かれていくのかもしれない。
・蟲師 第2話
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投稿者 UT : 00:00
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2005年11月06日

動き続ける世界。冷たい雪。暖かい涙。ピーキーなチューンナップ。
散々引っ張った割に、アッサリと明かされたエウレカの正体。ビームス夫妻の死といい、ここ最近のスカシ具合はとろサーモンクラス。
レントンに秘められた「謎」はもーちょい劇的によろしく〜。
・予告編ギャラリー(MBS)
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
・感想用テンプレ
■キープ・オン・ムービン■
何か段々ドミニクが番組の良心になりつつある気がしてきた。
よく考えれば、エウレカは今回明かされた様に予想通りの「人型コーラリアン」。レントンは金枝を受け継ぐ「王」という特別な存在。ここに「普通の人間」を配置する事が「共生」のテーマには欠かせないのだな、と納得。
例え隠密行動であるにせよ、轢きかけた少女を怒鳴る事もせず、レントンのクラスメイトやアクセルのペースに乗せられる、軍人らしからぬ性格は微笑ましい。
ただ彼の顔が映るヒビの入ったミラーが、その優しさ故の脆さを象徴している様でちと不安。
アクセルの礼節と暖かさに触れ、落涙しつつベルフォレストを後にする彼を監視する者達が、デューイにおけるドミニクの存在価値の低さを示している様だし、後半、アネモネの為に造反する可能性はやはり高いと思える。
でも、そうなった場合、結局デューイはホランドの時と同じ事態を繰り返す事になる訳で。
学習能力の無さが露呈してガッカリってのもイマイチな展開なんだけれど。
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その常に動き続ける事態と裏腹に、ようやく決意を固めた感のあるゲッコーステイトの面々。実際彼らはかなりの受動的集団だ。
汚れるがままにしておいた船内をちょっと掃除しただけで、その行為が伝播していく集団心理の判り易さは、今回は偶々いい雰囲気になっているが、単純で流され易い傾向であるとも映る。
彼らは軍部との対比で「サマー・オブ・ラヴ」世代らしいヒッピー感覚な集団として描かれているのだろうが、目的に対する使命感や覚悟が、ビームス夫妻やデューイ達に比べ圧倒的に見劣りするのが問題だ。
ただ、主義を徹底する余り、狂信的になり兼ねないスタンスには陥らずに済んでいる。
例えは悪いかもしれないが、ビームス夫妻は自爆テロリストにも似た「想い」が危険であり、死を早めた要因でもあった。
先シーズンではあえてゲッコー〜をビームス達に劣る様に描く必要があったが、先述した「見劣り」のジレンマを上手く調整しながら、ゲッコー〜と軍部の対比をフラットに演出していくのが今後の課題ではないだろうか。
後はメインメンバーがレントンをどう「王」に導くか、がミソだろう。
エウレカに選ばれなかった事で立ち上がれたホランド。ホランドが傷ついた所為で真実と向き合う気持ちになったタルホ。レントンの拒絶が怖くて自分の来歴を告げられなかったエウレカ。
2シーズンかけてまだその状態の彼ら。タルホがレントンに真実をわすかに開示した時も、正直「散々迷い続けていた人間が、何を今更偉そうに」としか思えなかった。同情する余地は過分にあるとしてもだ。
そもそもレントンを搭乗させた以上、ホランド、タルホは真っ先に彼の宿命を含めた全てを話すべきだったのだ。それが大人の義務と責任だろう。
ここでそのツケを支払えるかどうかで、キャラ的にも作品的にも評価は決まる筈だ。
シーズン3に入ってから不調に思えるこの展開。何とか波に乗って欲しいところ。
・交響詩篇エウレカセブン 第28話
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投稿者 UT : 19:26
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2005年11月05日

父、昏睡。娘、逡巡。兄、自嘲。弟、炊飯。
オキナワタイムで今日もゆったり。毎回「え?もうCM?」と感じるのは私だけ?
あと「那覇大学」の石碑デカッ!
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
■暗い森の向こうへ■
特に盛り上がりも謎の提示も無い、突撃前のインタールードといった感じ。
印象に残ったのは、小夜の刀の柄が「日本刀」様式なのは何故?(回想の彼女は欧風だから)という点と、ジョージにえらい猛スピードで点滴してた(普通死にます)血液「デルタ67」が、米軍が1967年にヴェトナム・メコンデルタを侵攻したのと関連するのかなー、くらい。これがデヴィッド達が話していた「遭遇するかもしれないアレ」かどうかは次回のお愉しみ?
ついでに憶測しとくと「オプションD」の「D」は「Destroy(破壊)による翼手ウイルス殲滅」っぽい。証拠隠滅は軍需産業の常だし(「24」のシーズン4なんか酷いったらもう)。ヴェトナムで連想するのは「爆撃」や「ナパーム」だけど、それは如何に沖縄といえど騒ぎになり過ぎる感もあるし、超音波で分子振動破壊して地盤崩落とか、自然災害っぽく遂行するのかも。
ともあれ、次回はタイムリミット付きの救出劇、という緊迫展開を希望。
ただいつにも増して「作りの雑さ」というかアラが目立った回でもある気が。
先述の点滴スピードは対翼手用だから、と納得出来ても、「感染」「汚染」と云いながら、大部屋の様なブースに集団で経過観察される「翼手の被害者」達。フツー個体差を調べる為にも隔離するものでは?
常に気になっていた小夜の戦闘などの「アクション」のぎこちなさも今回は特に酷いというか、総合的にリアリティ不足、研究してなさ過ぎな箇所が気になる。女性が演出だから、なんて云い訳はダメ。
こうなるとハガレン原作者に「ウチの会社の筋肉描写は凄いですよ!」と云って感激させたというボンズのアクションシーンは流石、と回顧。
他にはデヴィッドがカイをボコっても、「翼手には手も足も出なかったのに子供には強気」にしか映らない構成順序も拙い。「厳しさに込めた優しさ」の表現がしたいのは判るけれども。
特に「これが俺達の住む世界だ」には「えぇ~!?」。何か使う場所が違う様な。それは翼手と対峙した前回とか、カイの眼前でそれらを倒してみせた際に云い放つべきでしょうに・・・。説得効果がイマイチでは。
もうちょっと前後の繋がりというか、順番やTPOを考慮して欲しい。ストーリーはまだしも、演出に安心出来ないのが困り物。
それにしてもジョージお見送り。翼手には打つ手無し。増援不可な組織構成。・・・大丈夫か「赤い盾」。
段々「善意のボランティア」レベルに見えてきた。
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まあ、小夜が太腿にこびりついた血痕に嫌悪感を見せるとか、「沖縄と米軍」の現状描写とかのテーマはズレてないけれど。
そんな訳で、今回はあんまり「引き」が無かった為、公式ページで新キャラの発表があった事をピックアップ。
どうやら舞台が○○○○○に・・・。ちょっとイタイのから、「戦争」を意識せざるを得ない設定のキャラなど多数追加の模様。
ちなみに「ヤンバル」と聞くと「ヤンバルクイナ」しか浮かびません。何かの歌で「~ヤンバルクイナ~♪」とかいうのがあった様な記憶が。なんだっけ・・・。
・BLOOD+ 第4話
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投稿者 UT : 19:35
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2005年11月01日

闇の中の光。太陽を肉眼で視てはいけない様に、その光はヒトの眼を貪る。
アフタヌーン四季賞を得て、「蟲師」連載の契機となった話。原作ではギンコにヒゲがあるらしい。
・大友克洋 実写版『蟲師』を監督 (animeanime news) ※ギンコはオダジョー。
・蟲師空間
・蟲師とは (はてなダイアリー)
■瞼の光■
絶妙なシリーズ構成だ。
第1話で、「蟲」は異形ではあるがヒトと同じ生命の連なりを持つ存在であり、互いに侵略しあうものではなく、ただ存在しているだけなのだ、という「説明」をした事によって、今回、少女・スイの眼を蝕む蟲を「悪」や「敵」と簡単に線引き出来なくしている。
確かにスイやビキにとって、蟲は苦しみを与えた悪しき存在だったかもしれないが、「もうひとつの瞼」を閉じてしまった彼らにも非がある。蜂の巣を悪戯につついた所為で刺されても自業自得なのと一緒だ。
スイが闇に逃げざるを得なくなった事情と、蟲の存在意義は別に捉えなくてはならないだろう。蟲達にとっては「生態」なのだから。
もし今話が初回なら、グロテスクな蟲の郡体の奔流から「核蟲」を捕らえ滅するギンコを観て、「ああ、こうやって彼は人間にとって害になる蟲を退治していくのだな」と感じた筈だ。
つまり凡百にある「妖怪ハンター」もの印象付けられ、前回の廉子などが後々出てきても「蟲にも良い奴がいるんだ」程度に終わっていただろう。
プレゼンや交渉でもそうだが、「順番」とは本当に大事なものだなと感じた。
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今回も期待に違わずスッキリと進行し、日本独特の「本家と分家」、厄介払い、異形への怖れ、無知故に愚かな母性愛、などの「湿気」のある要素もやり過ぎない所で止めてくれている。
どうも「エヴァ」以降、鬱・エゴを強調すればドラマ性が高まると妄信する輩が多いので、このバランス感覚は個人的に嬉しいところ。
後半、ギンコも幼い頃スイと同じ様に「蟲の河」を視過ぎた所為で片目を失ったらしい事が判ったが、スイに義眼を与える過程で被さってきた「女の声」は彼の母親なのだろうか。今後も徐々に、彼の来歴や蟲師になった過程も小出しにしていくのだろう。
しかし、何故彼は左眼を失ってもなお、光輝く「蟲の河」のほとりを頻繁に訪れるのだろうか。危険と判っていてもそれに惹かれずにいられない中毒性の様なものが「蟲」にはあるのかもしれない。
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美術も安定し、木洩れ陽の差し重なり具合や蟲の河が放つ光など、「緑」が前回に引き続き重要な「色」になっているのも素晴らしい。自然を語るには必須の要素だけにここは崩して欲しくないところだ。
加えて「時代設定」の妙にも感心する。
陽光には苦痛を覚える代わりに、蟲の河が放つ「闇の中の光」には触れる事が出来るというスイの症状。例えば光を浴びると眼が痛む病気といえば「光過敏症」などが浮かぶ。
そう思った瞬間、矢張りこの物語の時代設定は「戦前」辺りで無ければ成り立たないだろうな、と感じた。
もし「蟲師」が現在の時代設定なら、すぐさま専門の医師が登場し、ギンコの存在や行動は異質そのものになるが、この物語の登場人物は案外すんなりと彼の行動を受け入れていく。
戦前の日本は「多重人格」も「狐憑き」などとされていたし、京極夏彦によると「不可解な現象を"妖怪"などと定義する事で人々は納得していた」時代だったと聞く。
つまり「ゲゲゲの鬼太郎」などの様に「この現代に妖怪や幽霊などいる筈ないのに!」というギャップを打ち出すのではなく、人間の域を超えた現象や存在を比較的受容し易い環境になっている処に「リアリティ」を感じられるのだ。
前回のストーリーも「これは座敷童子では?」と思ったが、今後も「妖怪」らを「蟲」として再定義していくのだろうか。
あと、これは人によっては不快な解釈かもしれないが、昔の日本における、病んだ人間を隔離する定番ともいえる「蔵の中」という設定や、年端のいかぬ少女と少年が暗闇の中で戯れる描写は、横溝正史の同名小説や手塚治虫の「奇子」などの影響か、どことなく淫靡なものを予感してしまった。
どうもこの作者は意図的にそういった危うい設定を匂わせる趣向がある様に思える。第一話の廉子としんらの間に流れる微妙な感情もしかり、だ。
蔵の中に入り浸るビキをたしなめる母親の心配は、その含みもあったのではないのだろうか。
御伽噺に潜む暗部と似たものが、清浄な物語に微かに滲むところも、この作品に惹かれる理由のひとつだ。
・蟲師 第1話
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投稿者 UT : 17:10
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2005年10月30日

おやすみ、ママ。さよなら、ママ。
一応今回で評価はプラマイゼロなので、次週からしっかり書きますw
・予告編ギャラリー(MBS)
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
・感想用テンプレ
■メメントモリ■
まずまず。前回は佐藤大脚本によるトーンチェンジや構成面で「失敗」を感じたが、今回はそれを野村脚本で上手くカバーして貰った印象。
どんなに「挑戦」であったとしても、キャラクターの行く末をきちんと描かない作品は愛せないし、そんな意味でレイの死は些か劇的ではあったけれど、レントンや視聴者の心にはいくばくかのものを残せた様に思える。
やはり佐藤大は「ビバップ」や「サムライ・チャンプルー」みたく、ゲストとしてトリッキーな脚本を書く方が個性を活かせるのかもしれない。
雰囲気、リズム感のある会話や音楽知識などを特化した構成は抜群だが、日常的な「人間描写」などは不得手なのだろう。
有名監督のテクニックは完全に模倣出来るがオリジナル感には乏しい京田監督と共に、今作の弱点になりつつあるのが不安要素かも。
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とはいえ、レイが不妊になりアドロックが消えたセブンスウェルとは(恐らく)異なる「光」の存在や、ロボットアニメの定番「主役機交替(Spec 2)」を、前々回から強調されている「LFOアーキタイプ」の成長というカタチで提示した部分は興味深かったけれど。
ちなみに「光」による不妊が本当だとして、それは「悪」では無い気がする。寧ろ妊娠を必要としない「進化」なのかもしれない。つまりレイは「光」により遺伝子組み換えを起こされ、コーラリアン的な肉体を得てしまったのではないか。コーラリアンには性別という概念が存在していなさそうだし。
無論「人間の常識」で生きるレイにとっては悲劇でしか無かったのだろうが・・・。
レントンの成長を描いた前シーズンの次は、いよいよエウレカの存在と彼女が辿る過酷な運命が描かれそう。
自分が「普通の人間」では無い事でレントンに拒絶される恐れ。
チャールズの死を伝え聞き、モーリスはじめ、自我の育ち始めた子供達から「戦争」や「家族や友人を殺した事実」の責任を追求される怖れ、などをどう乗り越えていくのかを期待。
・交響詩篇エウレカセブン 第27話
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投稿者 UT : 22:04
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2005年10月29日

「アブない少年」というより「少年がアブない目にあった」お話。
段々この作品においての「吸血鬼」の定義が明らかに。
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
■アブない少年■
「ハガレン」「種」「エウレカ」と、竹田青(旧漢字)磁Pは「戦争」と「個人の無力」を変奏するのがこだわりの模様。
ホールドオープンした銃を手に、無力感に苛まれるカイの描写などは「またか」と思わされるが、ここで湿気っぽくやり過ぎないところが藤咲監督のセンスだなー、と安心。
いい加減ジメジメウジウジな若者は飽きたしw
それより今回はタイトルからカイがクローズアップされるのかと思いきや、弟のリクが小夜と同じ「超感覚」を有している事に驚愕。「アブ」がカタカナなのはリクが「異種(アブノーマル)」とかそういう意味?と邪推してしまった。
彼も純血なのか、輸血などで小夜の血を得たのかは不明だけれど、それ程意外に感じなかったのは、リクが香里の家に泊まるシーンで彼女の母が異様に彼を気に入っている、という描写があった所為だろう。
以前の感想で、香里が小夜に同性愛的な態度を取るのは吸血鬼の「邪眼」や「チャーム」の力に幻惑されているからでは、と書いたが、何気にリクも同様の力を知らず知らずの内に発揮しているのかもしれない。
こうなると自ずとカイはどうなのか、と思わずにいられないが、前回カイ、リクも養子である事が判明し、カイに同様の兆候が無いところを見ると、この二人の血の繋がりは無さそう。当然彼らの養子になる経緯を知りたくなるが、ジョージが攫われて真相が不明になるところが上手い構成だ。
あと、これまた竹田Pの癖として「相互理解」や「共生」などを打ち出してきそうなので、作劇上カイは「普通の人間」であるのが望ましいだろう。
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設定面では、ようやく「翼手」の名に相応しい変身が出て来たし(皮膜の透過具合がいい)、吸血鬼と云えば矢張り、という感じの「下僕」、「頸動脈への口づけ」なども描かれてきたのが個人的には嬉しい。
あとは、街中で超聴覚を発揮した小夜が月を見上げたシーンから、恐らく、これまた吸血鬼の定番である「月齢による力の変動」を表現しているのだろうが、今まで彼女やリクに力の発現が無かった理由の説明も期待したい。
今後、満月になるとフルパワー、月食で弱体化なども出て来るかもしれない。
OPでタイトルロゴをウイルス増殖の如く形成する演出に象徴される様に、「感染」や「突然変異」など吸血鬼を遺伝子やウイルス観点で定義していくのも愉しみ。
昔から、何故吸血鬼やゾンビの被害者も同じ存在になっていくのか、の答えのひとつとして持ち出される定説なので、きっちり一年かけて科学的に証明していって欲しいところ。
・BLOOD+ 第3話
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投稿者 UT : 23:59
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2005年10月24日

動物でも植物でもない、微生物や菌類とも違う、もっと命の原生体に近いモノ達。それが「蟲」。
"蟲"と"ヒト"とを繋ぐ蟲師・ギンコは、今日もフィールドワークの旅を流離う。
今期の新番組の中、もっとも琴線に触れた作品。監督・長濱博史のアニメーター出身らしい「動画」に重きを置き、声優演技に抑制を効かせた演出が素晴らしい。
まさに「夜」に観る為に作られた極上の幻想譚。
・蟲師とは (はてなダイアリー)
■緑の座■
「朝からこんなのやるな」「夕方から血しぶきなんて」とは最近のアニメ感想でよく聞く言葉。
だから深夜アニメは、そんな放送コードや対象年齢層の束縛を気にせず、残酷、性的な要素を描く事が出来るのだが、この「蟲師」はそういったネガティヴな理由では無く、寧ろ「静かな夜を愉しむ」事を考えた作品だ。
深く繁る木々や苔が緑なす様が目を奪う美術や、木や鐘の打楽器をメインにしたアンビエントな音楽。抑揚を極力つけない、いい意味で「素人」な自然さのある声優の演技が、深い時間に観る者の精神状態と優しく同調する。
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この作品、原作自体は知っていたのだが、同じアフタヌーンで連載中の「無限の住人」と被っている様な勝手なイメージがあった為(虫繋がりでw)、ちゃんと読んだ事は無かった。
昭和初期を思わせる時代設定や「八百万」「山人」といった柳田國男的世界観は、京極夏彦や大塚英志を愛読する自分にとってすこぶる馴染み易いものであり、日本独特の文化に浸る事の出来る幻想譚であるところも魅力的だ。
制作会社のアートランドは、京極作品が原作の「巷説百物語も作っていた」そうだが、確かに「巷説~」と似ている部分もあるかも。
ドッペルゲンガーの様に蟲と人間の中間体になってしまった廉子が「蟲の宴」に半ば強引に招かれる下りは「もののけ姫」を彷彿とさせるが、ともすれば文明批判を強く押し付けがちな宮崎作品に比べ、今作はヒトや蟲は互いを侵略するものではなく、「それぞれが在るように在るだけ」なのだというスタンスなのも受け入れやすい要素になっている。
先述の京極・大塚作品の様にミステリや組織の陰謀などを物語に持ち込む事も無く、ただ淡々と「物事」を理解・分析し、何らかの成果を持ち帰るギンコのフィールドワークのみに絞ったストーリーテリングも新鮮だった。
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「自分の視たものを、視ていない人に伝える事は非常に難しい」、「力を持つ者と持たない者とでは完全に判り合えない大きな溝がある」などのテーマも、日本を舞台にしている割に、じめついた「湿度」を一切感じさせない。
左手で描いた絵や文字が「生体化」してしまう少年・しんらが光酒を飲んだ後、廉子の為に流す涙もしかりで、妙な感動を一切励起しようとしない徹底ぶりだ。
戦いは一切無く、誰も傷つけず、傷つかない地味な物語だが、しんらがインスピレーションを得て一気に「緑の杯」を描き上げ、ギンコが「御名答!」と叫ぶシーンは爽快だった。
この、日常的な描写だけで充分盛り上げてみせる手腕には唸ってしまう。
中でも特に、マンガをアニメ化すると単なる紙芝居になりがちな部分が、ちゃんとアニメでしか出来ない表現になっている処に感心した。
ギンコがしんらに「蟲とは何か」を語る下りで、「生命体系」を「人間の腕」に喩え、指先から腕を遡り、心臓へと至るカメラワークは正にその真骨頂で、これは静止画をコマ割りせざるを得ないマンガでは不可能な表現だろう。
最初は五指に分かれていた生命が手首辺りから一本に収束していく流れは「人間の体は地球の縮図だ」という言葉を自然と想起するシーンだった。
光酒が芳しく溢れ落ちる美しさ、妖怪・えんらえんらを思わせるギンコが吐くタバコの蟲煙の動きも含め、アニメーター出身監督ならではの「動く絵」が大いに愉しめた。
重要アイテムである「杯」を色んな形で要所要所に散りばめる視覚の伏線をきっちり張っている部分も含め、絵とストーリー両方の演出バランスが取れた作品だと思う。
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普通なら今回登場したしんらや廉子は充分魅力的なキャラなので「仲間」になるところだが、毎回一話完結なところも勿体無いくらい贅沢なつくり。
しんらの声を担当した「エウレカ~」レントン役の三瓶氏の違う魅力にも触れられたのも良かった。
あと「ぷっつり」じゃなくて「ふっつり」っていう語句の選び方も大いに好み。
そんな訳で今後しばらくは土日月のレヴュースケジュールが決定。長文タイプには些かキツイw
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投稿者 UT : 22:48
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2005年10月23日

シーズン3突入。久々の佐藤大脚本・・・ですが、正直乗り切れず。うつのみや理、西尾鉄也らのOPやEDも「新しい何か」を感じさせず、曲もイマイチ。
特番で月光号を「SL-1200 mark2」と紹介してたので、恐らく1号機であろう「白鳥号」の来歴が語られて因縁がより深くなっていく展開かと思ってたんだけどなー・・・。ドラマツルギーへの挑戦てこと?
と、カタカナ用語使ってみてもテンション上がらないので、今回はボイコットw
・ハリネズミのちょびっとMemo ※的確かつ優しい視点で書かれた批評。
・予告編ギャラリー(MBS) ※第28話「メメントモリ」の予告あり。
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
・感想用テンプレ
■ヘルタースケルター■
「人はいつ死ぬか判らないし、その時はあっけない程簡単に来る」リアリティと緊張感を意図した演出は判るけれど、正直ここまでの積み重ねを台無しにした印象。キャラクターを記号扱いする様な作劇も好むところではないし(殺すなと云う意味ではなく)、常々問題だった「各脚本家間の連携不足」が露呈した様に思える。
定番とはいえ、リアルタイムに進行する展開(特にチャールズ爆破の瞬間)に水を差す様な「回想モノローグ」が、レントンの「死」に対する反応を淡白な麻痺したものに見せ、能天気に「続く!」と終わる演出も些か不快。
矢張りあの「虐殺トラウマ」は余計だったのでは。その所為で人物描写や行動に矛盾を覚えてしまう。
そんな訳で、次回をどう締めるかで、今回の評価が決まるかと。
視聴率低迷のテコ入れに夫妻を殺すのか、と邪推してしまいそうな展開が、ちょっと先行き不安な感じ。うーん。
・交響詩篇エウレカセブン 第26話
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投稿者 UT : 21:07
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2005年10月22日

「オマエはただ、小夜を失くした娘の代わりにしてるだけだ」
「・・・あるいは真血の"邪眼"に魅入られた、か?・・・最初はそうだったかもしれんな。だがあいつはもう、俺の本当の・・・」
なんてベタな会話を期待してしまったけど、そりゃまだ「正体」明かすには早いか。
ジャニーズな次回タイトルを含め、ちょっと先行きが不安になった消化不良・説明不足フルスロットルだったお話。
とりあえず今回脚本の櫻井圭記はブラックリスト入り、とw
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
■はじまりの場所■
丁寧に要素を積み重ねて描写していくのと、密度を水で薄めていく様な展開は全く別物。
果たして、無理に4シーズンやる必要ってあるのだろうか、と「エウレカセブン」と同じ疑問が浮かんでしまった。
雨の沖縄。長い眠りから覚めた小夜に向けられた銃口。迷いと共に微かに震えるそれは、ふと上げられた無垢な笑顔を前にした途端、その力を失った。
とかいう抜群の引きを以った冒頭から前半までは良かったんだけどなー・・・。
しかし沖縄の「亀甲墓」って、個人のでもあんなに巨大なものなの?てっきりアンコールワットの寺院等かと思った。
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まあ、とにかく説明不足や呆気無さが目立った今回。一応カイやリクが養子で、ジョージには娘がいたとか、前回の感想でも書いた通り、小夜の血は対翼手酵素に成る等の秘密が小出しにされたけど、それだけではちょっとカバー出来なかったかも。
一話冒頭で小夜が行ったヴェトナムでの虐殺。それを契機に彼女は己を閉じてしまい、何故かジョージに預けられた、という事実。
デヴィッドが「彼女の望まぬ事をした」と云った内容とリンクするのなら、彼女は任務で村民を惨殺し、その己の所業に衝撃を受け、精神崩壊したという事か。
だがジョージの「ヴェトナムである人物?に託された」という述懐を考えると、「赤い盾」や軍が小夜の力を得る為に、彼女が暮らすヴェトナムの村に赴いた。その際、村は翼手の襲撃を受けて住民達の殆どが翼手化し、小夜は彼らを殺さざるを得なかった、なども妄想。
だがそうなると、映画版の様にデヴィッド達と戦ってきた設定が無くなってしまうのでおかしくなってくるか。
しかもハジとの戦いの歴史もあるみたいなので、その時々に身を寄せている場所が異なる、流浪の人生だったのかもしれない。定期的に長い眠りにつく度、記憶がリセットされるとか。
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で、以下、今回の文句タラタラです。
まず「説明不足」が視聴者にだけならまだしも、今回は小夜にすら殆ど真相を語ってなかったと思うんですが・・・。あの短い会話だけで彼女は全て理解出来たんだろうか。薄々自覚があった、以前から夢を見ていた、とかの描写は一切無いし(先日の戦闘すら殆ど覚えてないのに)。
うーん。真血ならではの読心術を使ったのか、異常に物判りのいい女の子なのかもだけど・・・。車内で補完してたってのはナシよ。
次に気になったのが「場面転換」や「説明台詞」のマズさ。記者がGSに入ってくるところは、「記者がそんなに無防備にベラベラ喋るか?」と不自然さを感じたし、OMOROの常連だったらしい海兵隊員フォレストの事をカイの友人が「解説」するのにも失笑してしまった。
ハジの「小夜、戦って」は決まり文句みたいで何か可笑しかったし、ジョージが小夜の刀を振りかざして翼手に突撃した時も、何故ハジが小夜を制し、彼を助けなかったのかが納得出来ない。ジョージの小夜への想いを汲んで、彼にやらせてやれ、という事なのかもしれないが矢張り描写が足りなかった様に思える。
そして例えそうだったとしても戦力差は歴然なのだから、見殺しの結果にしかならない。下手に小夜に憎まれる様な事をするメリットが浮かばない。
まあ、下手したら小夜にとってはもう用済みで邪魔だからこれ幸い、なんて酷い思惑にも見えたりw
デヴィッドの銃も妙にクラシカルなんで、てっきり対翼手用の特殊弾丸(当然「純銀の弾丸」)かと思えば通常弾。しかも「足止めにもならんか」って、長い事戦ってきたんじゃないの?しかも弱ッ!とか突っ込みまくり。
極めつけは鋼爪に斬られたジョージの流血の音の陳腐さ。あのゴプゴプ音ですっかり興醒めして、倒れたアングルがマケボノにしか見えなかった私は不謹慎ですか?
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と、前二話が良かっただけに厳しめですが、「校長のお話」に米軍への敵愾心があったり、とテーマはブレて無さそうだし、まだ視聴終了までは至らず。「エウレカ~」同様、のんびり様子を見ていく事にします。
でも次回タイトルはちょっとねぇ。SMAP中居くん好きの母のビデオライブラリを思い出しちゃったよ。
・BLOOD+ 第2話
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投稿者 UT : 21:13
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2005年10月16日

「好き」という言葉。記号としてのそれが、気持ちとして実感できた瞬間、少女は翔ぶ。
かつて少年が自分を抱きしめて、その言葉を云ってくれたあの日を再現する為に。
ラヴ!何はなくともラヴな訳ですよ!今週の「ちびまる子ちゃん」と共に、何だか面映い気持ちになってしまった。
キャラデザ吉田健一の流麗な作画、久々の1stEDテーマなど、全てが完璧な調和を為した、まさしくベストエピソード。
・予告編ギャラリー(MBS)
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
・感想用テンプレ
■モーニング・グローリー■
夕映えなのに「朝顔」?と思ってたら、花言葉が「愛着のきずな」だそうで、納得。二人の笑顔は夜明けに咲く朝顔の様に輝いてるし。
とにかく今回は、行動・思考範囲が狭く、受動的だったエウレカのアクティヴな変化が爽快だった。
冒頭から、ギジェットと一緒に居る様子が自然で、「普通の女の子」が友達同士でくつろいでいる感じが伝わってくる。
レントンのジャージを持ったホランドに対して「お父さん、勝手に触らないでっ」な態度や鉄拳制裁への非難など「親離れ」感も顕著になってきたし、レントンとの再会で、彼女にとっては恐らく生まれて初めての生理現象であろう「頬桜色」の乙女モードも可愛らしい。
そして矢張り、月光号を飛び出すシーンが最も明確な変化を見せた部分。
ニルヴァーシュに乗り移る為、強引に出動する事はあったが、「いつもはレントンから」与えて貰っていた気持ちを、今度は自分から伝えたい、逢いたい、という意思はその比ではない力強さがあった。
レントン逃亡時と同じく、ゴンジィの「お茶飲むかね」が彼なりの「いってらっしゃい」だったんだと納得でき、ここから始まる反復効果の見事な構成が素晴らしい。
ちなみに、冒頭、ストローの紙袋でレントンを憶い出すシーンの後、一瞬エウレカの頬の引きつりがマンガの「怒りマーク」に見えて、「アタシ放ったらかしにしやがってアンチキショー」とか無言の怒りを妄想してしまった。
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そして、最早スタッフにも総スカンを食ってるんでは?と思わずにいられないあの人、「認めたくないものだな。アダチル故の敗北というものは」な風情のホランド。
遂に最後の砦、エウレカや子供達からも見放されるというトドメを刺されたのが辛過ぎる。
まあ正直「時間差」というか、視聴者や他メンバー的には「何を今更」な結果なんだけれど・・・。「~が今まで約束を破ったことある?」「ない!」という会話セオリーを打ち破る程の体たらくに気の毒ながらも噴いてしまった。
まあ子供が節操無いのは仕方無いけれど、わずか数話で信頼を全て失ったかの様な株急落にはもう笑うしかない程の哀れさが・・・。
とはいえ、彼がギアナスシティに行かなかったのは的確な判断ではないだろうか。
それは誰よりもチャールズの恐ろしさを熟知しているからだし、戦闘に慣れ過ぎた故の油断がメンバーにあったのをちゃんと把握していたのは腐ってもリーダーだろう。
臆病と揶揄されようが「生きてこそ勝利」。今回に限ってはタルホのチクチク厭味やエウレカの非難は的外れに思える。空気を読めず、好き勝手云う部下に手を焼く中間管理職みたいでここは珍しく同情してしまった。
多分、彼は六星占術で云うところの「大殺界」でしょう。ゲッコー~メンバーや、帰ってきたレントンへの態度なんか見てると、人間関係が最も劣悪になる「停止」ですね。はい。
まあ、ラストで自嘲しながらも何とかやるべき事を悟った様に見えるので、汚名返上してくれそうな今後の行動にただただ期待。
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そして、「チャーリーとチョコレート工場」の原作者を想起させるムアルド・ダール率いる州軍との圧巻な空中戦。天然のコンパク・インターフェアレンサーである七色雲海の利を活かすチャールズの作戦は、月光号がこれまで相手にしてきた州軍とは明らかにレベルが違う脅威を感じさせる。
作画、演出においても、高所恐怖症の人間なら抵抗を覚えるのではないか、と思えるリアルな空中感覚、ニルヴァーシュを駆るレントンとエウレカの再会シーンなどは「ラピュタ」を彷彿とさせるトリハダ感を味わせてくれた。
惨殺の悪夢から再び操縦桿を握るレントンが、チャールズの膝の上で一応の答えを出した「戦う姿勢」は、武器のみを破壊するという戦場では死を招きかねない優し過ぎるもの。しかし例えそうであっても、もうレントンに迷いは無い。
その意思に呼応するかの様に、エウレカ、レントンの触媒効果を得てニルヴァーシュが虹の光を放つシーンは、改めて「三位一体」の関係性の謎を深める。
ホランド曰く、光はこれまでの「セブンスウェル」とは異なるそうだが、確かに今回は物質が塩化するパターンではない。戦艦やKLFからリフフィルムや装甲、武器だけを剥がすという現象は、レントンの「戦い方」を体現したかにも見えるし、コーラリアンによる生命と機械の隔離、「物質文明」の排除とも取れる。
ラストシーンでもニルヴァーシュやチャールズ機の腕部水晶体が輝いていた描写が印象的だった。矢張り人類はLFOを完全には理解していないのだろう。
明らかに人知を超えた力を喚び続けるレントン。現時点では世界を救った英雄という定義でしか「王」の冠を意識していない彼に、本来の意味で「王の息子」である理由を語るのは果たしてチャールズかデューイか。
個人的には「嫉妬」と「敗北」を認めたホランドから伝えるべきだとは思うのだけれど・・・。
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まあ、もうちょっとレントン×エウレカのラヴラヴっぷりやデバガメなゲッコー~メンバー(ここもラピュタへのオマージュ?)にのほほんとしていたいところだが、次回はスパイ大作戦なビームス夫妻が月光号に侵入でもしそうな雰囲気。
この、「味方や家族だと優しく頼もしいが、敵に回すと恐ろしい」という判り易いキャラ具合がまた夫妻の魅力。レイのエウレカに対する反応や、お腹をさする仕草(懐妊?)に何かうすら寒いものも感じるし、かなりの暗い因縁が明かされるのだろうか。
レントンはなし崩し的にメンバー復帰はするだろうが、ニルヴァーシュがエウレカだけでは完全に起動しなくなった状況は気になるし、子供達の一人、モリスが成長しつつある様子も見えるので、自分達の親や友人を殺した「行為」への言及があるかも、といった懸案事項はまだまだありそう。
まあ、とりあえず今は、無邪気に恋に浮かれていたレントンが純粋にエウレカを心配し、労わる成長振りに、ケンゴーみたく「うんうん」と頷くだけに留めておくべきか。
昔の自分みたく頬を染めるエウレカの「心境の変化」には気付いているのかいないのか、といった変わらぬ鈍感振りも微笑ましかったし。
そんな訳で、レントン達の「初めての共同作業」である「続く!」の斉唱にニンマリしつつ、また来週!
・交響詩篇エウレカセブン 第25話
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投稿者 UT : 18:04
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2005年10月15日

小夜覚醒。どんな赤よりも深い緋色の瞳と鋼の刃を以って。
彼女の能力をプレゼンするにはアッサリと始末がついて、ちょっと肩透かしな第二話。
よく云えば丁寧、悪く取ればスロースペースな展開は4クールの宿命という事で納得するしかないか。
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
■魔法の言葉■
まあ、あの「翼手」は所詮コントロールを失った実験動物レベルなので、それに手こずるのはマズイのかもしれないけれど。
ハジの口移しで「血」を得て紅く染まった瞳孔とか、直後に放った「Sword!(刀を!)」に期待感を煽られ過ぎてしまったのかも。ちなみに映画と繋がる設定なら、あの英語台詞はデヴィッド達と戦っていた頃の名残りとも取れる。
とはいえ、前回は人間らしく生命力があり艶かしくもあった小夜の外見が、覚醒後は冷徹な面差しと凄惨なオーラをまとった「人外の存在」感を放つなど、変貌を遂げる描写はなかなかのもの。
キャラ設定画や予告編で変わった形状だな、と思っていた小夜の刀もほぼ予想通りの用途。
前回脅威の肉体復元を見せた翼手が一刀両断されて果てたのは、彼女の血が刀身にある葉脈状の溝に行き渡る事で、斬った翼手の肉体断面に付着し再生能力を阻んだ、と見ていい筈だ。あるいは翼手にとって毒素になるのかもしれない。
個人的に「からくりサーカス」の前巻で、登場キャラが自分の血をつけた刀で自動人形を封じたシーンを想起してしまったが、こういったデザインひとつで翼手と小夜達の長い戦いの歴史を感じさせる。
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他に設定面で納得したのは、「沖縄」なら軍が介入する展開が自然に見える点。学校を軍が封鎖し地元警察を入れない、というのは先頃のヘリ墜落事件を想起させるし、住民やカイ達がそれ程事態に驚いてなくても不自然さを感じない。これが東京なら大仰過ぎて、いささかリアリティに欠けるだろう。
そしてラストシーンでもう一人の脱走者が翼手化した描写や、報道で出てきた「チャールズ上等兵」が翼手の実験体だった事も伺える事から、アルジャーノ達は人為的に「吸血鬼」を兵器化しようと目論む「軍需企業」といった素性が見えてきた。
これならフランス人のアルジャーノが米軍に介入出来る理由は納得出来る。ただ今のところ彼はマウス=翼手には関与しているが小夜の存在は思い浮かばない模様。
この事から、今回は新たに各勢力の関係が判らなくなってきた。
前回のOPや映画版を考えると、デヴィッド達「赤い盾」は米軍と協力していた筈なのでアルジャーノ達と全く面識が無いとも思えない。この三者間では情報にズレがあると見ていいのだろうか。
更に、デヴィッドはハジの登場を知らない事も判明。後半、ハジと小夜が寄り添う結婚写真の様なスチールを持っていたので心当たりはある、という程度か。こうなると、元々ハジと行動していた小夜が軍、または「赤い盾」に拘束されて翼手狩りに使役されていた可能性も浮かぶ。
小夜が吸血鬼一族の末裔である事はほぼ間違いなさそうなので、「クリスマス北爆」などと併せ、その経緯もまた小出しにしてきそう。
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そして矢張り気になるのが棺桶チェロケースを持ち歩く男・ハジの正体、または来歴だが、小夜に対する物腰や言葉遣いからすると吸血鬼に血を吸われた忠実な「下僕」と思えるし、先述の写真からだと「夫」とも取れる。
で、今の内に色々妄想してみると、
元々彼は普通の人間だが、小夜の一族とは種族を超えた交流があった。両者は人間と吸血鬼の共存の形として二人の結婚を勧めたが、何らかの事件で小夜の一族は滅んだ。
生き延びたハジは小夜と運命を共にする為、彼女に血を吸わせ「下僕」化し、永劫の命を得た。彼の右手の「翼手」化はその代償である・・・とか、軍やアルジャーノの組織などの勢力が小夜の力を得る為に彼女の一族を殲滅し、捕らえたハジを実験体にしたが彼は「仮面ライダー」の如く、実験途中で何とか脱出した、などが浮かぶ。
性格も悪くは無さそうなのがカイに対する態度などで何となく判ってきたし、小夜に執着し冷酷に相手を見下す、という美形キャラのお決まり性格でも無さそう。
ただ、「貴女が今はそれを望むのであれば」とか決断は小夜に委ねているところは「下僕」くさいので、「夫」説は無しかも。
ところで小夜って「血」はどう得てるんだろう。異常な食欲と早い空腹は血の欠乏から来てると思えるけれど、まさかジョージ特製「弁当」の中に「滋養分」が・・・うわ。
まあ、赤い盾の息がかかったあの病院の女医による定期健診で「輸血」されていた、というのが妥当か。
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全体的な演出では、カイ達親子の、平凡だが暖かい小夜への愛情は安心出来るものがあったし、前回と同じ沖縄の美しい自然描写は、「彼らは果たして排斥されるべき異端の存在なのか、人間と同じく、自然の中で生まれてきた生命のひとつではないのか」と「吸血鬼」の存在理由を問い掛ける様に思えたいいシーンだった。
今後は単に化け物は殺す、という展開ではなく、異なる種の相互理解などもテーマになってきて欲しいところ。
ちなみに今回「魔法の言葉」である「なんくるないさ」より、デヴィッドの妄念がこもった「戦って、闘って、斗い抜く」という言葉の方が印象深かったり。彼も彼なりに小夜を愛しているのかも。
次回は予告篇のナレーションからジョージの死亡フラグが見えて仕方が無い。その死への怒りによって再び小夜は覚醒する鬱展開になるのだろうか。ただ彼女の過去も少し明かされそうので矢張り期待せずにはいられない。
でもジョージ死にそう。嗚呼・・・。
・BLOOD+ 第1話
≪ 続きを隠しても隠さなくても
投稿者 UT : 20:14
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2005年10月09日

大地を幾本もの杭が貫く痛みの森の中、少年が迷い込んだのは白日夢か世界の果てか。
小さな箱庭で、魂を奪われた女と緩やかな時を過ごす男との対話は、向かうべき指針を少年に差し示す。
何は無くとも古川登志夫の独壇場。大野木メソッド溢れる演劇的な台詞回しと、不穏さと暖かみの境界線を繊細なバランスで保った声を満喫出来た回。
・予告編ギャラリー(MBS)
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
・感想用テンプレ
■ワールズ・エンド・ガーデン■
霧立ち込めるパイルバンカーの森を彷徨うレントンの身体は、少しだけ大きくなった様に見える。勿論精神面の成長がそれに追いつく速度は遅く、無計画故の行き倒れは相変わらず。
助けられたレントンが目覚めた後の空は霧が晴れ、恐ろしい程青く澄み切っているし、現実離れした様に見えるウィルのキャラクターなどが、「本当に彼等は存在していたのか」と疑ってしまう様な危うい感覚を醸し出す。
時折挟み込まれるホランド達のシーンとの対比が非現実感を助長し、旅人が異空間に迷い込む昔話の如く幻惑的な展開だった。
個人的に「庭」といえばイギリス、と浮かんでしまう単純な発想をしてしまうのだが、今回の土地や家屋はそれを意図してか英国風。兵士だったウィルの戦場もロンドンに似ている。
そして今回の、どこか寓話的な展開も英文学の名作「不思議の国のアリス」の1エピソードの様に思えた。
下手をすれば彼も狂気に囚われているのでは、と思えるウィルだが、パイルバンカーを容易に倒す不思議な行動は神秘的で、自然との共生や大事な人への愛を穏やかにレントンに語る彼の言葉は真理を突き、マーサへの献身的な優しさは暖かい。
ただ、それはビームス夫妻の様な、理想的な愛のカタチとは素直に受け取れない不穏さもある。
戦時下で知り合った二人には、愛を育むだけの時間は無かったのではないか。ウィルの行動は戦争行為の贖罪だったのかもしれないし、マーサも身寄りを失った為、同行せざるを得なかったともとれる。
何より、深い愛情があれば病の発症は無かったのでは、と考えるのは残酷だろうか。
無論、彼らだけで既に深く通じ合っているのかもしれない。だが果たしてウィルは誰にも入り込む隙間の無い箱庭で自己満足の現実逃避をしているのか、ヴォダラクの様に何かを悟り超越したのかは最後まで明確に解釈する事は出来ないのだ。
しかし、自分の尺度だけで彼に哀れみを抱いたり、狂気を見い出すのは、レントンや視聴者の「偏見」になるのだろう。その辺りを曖昧にしたぼかし加減が絶妙だったと思う。
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今回は小出しにされてきた「絶望病」がモチーフだが、植物状態の病人の様に緩慢な呼吸をする症状が新たに描かれる。
レントンが耐え切れなくなるくらいのゆっくりなそれは、ウィルが云う様に死を遠ざける意味を持つのだろうか。だとすればそれはコーラリアンがもたらす、新たな共生のカタチなのかもしれない。
ちなみに痴呆症を連想する介護シーンが、ウィルの超然とした雰囲気の所為で看護疲れ等の陰鬱な雰囲気が無かったのは僅かな救いだった。
未だその発症原因が何ひとつ語られないこの病だが、ウィルの回想では故郷を見せて上げると云われたマーサの希望に同調し、始めは輝いていたコンパク〜が数々のトラブルによって徐々に光を失っていく様が描かれている。
ただ果たしてコンパク〜が「落ち込み」の助長効果をもたらすのか、希望を吸い尽くしてしまうのかはハッキリしていない。マーサが病に倒れた直接的な原因は、大地に突き刺さるパイルバンカーを視た所為とも思えるシーンがあったり曖昧なままだ。あの現象は動けないコーラリアンの「呼吸」が精神的に弱っていたマーサの心を全て吸い尽くしてしまったという事だろうか。
そう考えると、やはり人間とコーラリアンは共生せざるを得ないのではないか。人はトラパーで精神を高揚させ、コーラリアンはその「喜び」を吸収する。しかし、その摂取は無作為(人間の呼吸が場所を選ばない様に)な為、落ち込んでいる人間にとっては過剰になり、絶望病に至ってしまうのでは、等と考えてしまう。
絶望病患者は自分の魂の抜け殻として、コンパク〜を見つめ続けるのか。戦争や災害で倒壊した家屋の前で佇む人々の様に、奪われたものを追憶しているのかもしれない。
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一方、ウィルの存在感の所為で今回はオマケ的な印象しかないホランドだが、レントンの荷物を奪ったホームレスにそれなりの制裁を与え、ビームス夫妻の出向も知る展開に。
ホランドの回想では、チャールズの語りかける爽快な声が徐々に暗く危険なものになっていく演出が深い因縁を感じさせる(見慣れぬキャラはハップの兄?)。
ビームス達と州軍の包囲網も徐々に月光号を追い詰めて行く様だ。
「想い」や「対決」など、各人の様々な思惑が詰まった再会と戦いの時は着々と近付きつつあり、自ずとシーズンフィナーレへの期待が高まる。
次回タイトルは、未だamazonで1000位台をキープするオアシスの傑作から。
「朝顔」がアイテムとして出て来るのかもしれないが、予告からは、意外に早く再会するレントンとエウレカが、朝焼けの中で眺める光景を象徴している様に見える。
またはアネモネみたく、朝顔の名を持った新キャラ登場だったりして。まあシーズン終わりなんで可能性はあるけど。・・・「ダチュラ」とか?
ところでレイがキツネなのは判るけど、チャールズはゴリラでホランドはシベリアンハスキーな気がする・・・。
・交響詩篇エウレカセブン 第24話
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投稿者 UT : 11:52
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2005年10月08日

◆BLOOD+ 公式サイト
「BLOOD THE LAST VAMPIRE」から五年。沖縄を舞台に、人の血肉を喰らう「翼手」とそれを刀で斬り倒す少女・小夜の死闘が再び始まる。
これまで何度も創られてきた「吸血鬼」ものに挑むかの様に、ゴシックな耽美・陰鬱さを極力拝し、筋運びやキャラクターにも余計な「エゴ」や「湿気」を感じさせないスピーディな展開がまずまずの第一話。
あと、何となく映画「ロング・キス・グッドナイト」を思わせる作りが好みだったりする。「トータル・リコール」でもいいけど。
・予告編ライブラリー (MBS)
・AII※本編無料視聴可。
■ファーストキス■
正直、予告の段階では期待していなかった作品。
まず、既に20年近く前から「吸血鬼ハンターD」などで描かれて来た、手垢のついた「吸血鬼」ものである点。
しかも敵キャラである「翼手」はありふれたモンスターデザインで、人間を襲い喰うという知性の欠けたベタな設定。エヴァの「使徒」の様な神秘感や得体の知れなさも無い、古臭い雑魚キャラの様な敵では、観ている側の感情移入が一方的になってしまう。
更に主人公が純粋な「吸血鬼」である故の「仲間殺し」への悲哀を誘う素性も、先述の「D」や「ブレイド」「ヘルシング」などで既に見受けられるし、背後に潜む巨大な「謎」や「組織」といった「Xファイル」「ミレニアム」的陰謀もそろそろ食傷気味だ。
「BLOOD+」は、そうしたマイナスイメージの堆積からスタートしなければならない作品であり、したがって自ずと観る目も厳しめになってしまった。
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だが実際始まってみると、そういった先入観を全て心得た上で、手堅く展開している様に見える演出に感心する。
ヘリ登場シーンに「地獄の黙示録」っぽいな、と思ったら本当にベトナム人が出てくる冒頭から「吸血鬼」ものらしからぬ場面設定だし、彼らを老若男女問わず「ハつ墓村」の如く血しぶきを上げて惨殺する口唇の特徴的な少女は劇場版「BLOOD~」の小夜そのもの。映画では明かされなかった彼女のバックボーンか?と思える掴みは成功だろう(実際はパラレルなのかもしれないが)。
映画での小夜は「オリジナル」の吸血鬼?という設定だったが、このオープニングで背後に翼手達を従えた彼女は正に「闇の女王」の如き禍々しい存在の様。
この後の本編では、小夜は一年以上前の記憶を失くし、「組織」から宮城家に預けられて監視下に置かれていると語られるが、その記憶喪失が人為的、または事故によるものかは今後次第か。
ただ映画を観ている所為で、そこでのパートナー・デヴィッドが出てきたりすると、どうしても繋がりを妄想してしまう。
例えば、軍や組織がベトナムで翼手を率いる小夜を捕獲し、研究・教育、または交渉・脅迫する事で「ハンター」に仕立てた。そして映画での沖縄派遣の際、何らかの原因で記憶を失い(吸血鬼の力が暴走とか)現在に至る、とか。
あるいは冒頭のベトナム少女を殺したトラウマで記憶を封印した、などもあるかもだが、またいい具合で謎が開陳されそうで期待出来る。
少なくとも「エウレカセブン」なら2,3話は引っ張りそうな「真相」を、無駄なくテンポ良く視聴者に見せるスピード感が気持ちいい。
キャラクターもカイを始めとした宮城家はカラッとした雰囲気で好感が持てるし、デヴィッドも、もし映画と同じくかつての仲間なら、小夜を見つめる眼差しに切なくも見える感情を匂わせる。
小夜の親友・香里の同性愛を思わせるじゃれつき加減も、高校生らしいリアルさがあるが、これは吸血鬼が男女問わず惹きつける魅力を持つ事を暗示しているのかもしれない。彼女はかなり独占欲や嫉妬心が強そうなタイプなので、今後それを利用されるなどして、小夜にとって障害をもたらす予感がした。
他は病院で小夜を診る医師ジュリアも記憶の封印処理、または観察をしている監視役に思える。
そしてハジ。この手のキャラはナルシスト過ぎると鼻につくが、小夜を想い続ける一途さと頼もしさを感じる人物造形になっていて見事。片手がまるで翼手のそれにみえる奇形なのが、また因縁を予感させる(手塚治虫の「ウォビット」みたい)。
ちなみに小夜の回想ではハジの手の異常は見受けられなかったので、元は普通の人間で、彼女の為に「吸血鬼化」した副作用?があの手の形状なのかもしれない。
となると、今回学校を襲った翼手は人間の様な毛髪も見られるので、これまた映画では明かされなかった正体は、ベタに考えると「吸血鬼に咬まれた元人間」のなれの果て、というところか。
今回劇中で「マウス」と呼ばれていたところを見るとベトナムで捕獲されたサンプル、あるいはそれから人為的に創られた実験動物、なども予測出来る。
ただ今回は第一話なので、翼手も小夜の能力をプレゼンするやられキャラになるのは仕方無いが、今後の描写で作品の質が決定される筈だ。
例えば「BLEACH」の本誌連載では、最初は単なるモンスター然とした「虚」という敵が人間と同じ知性や容姿を獲得し、組織を築いている事で深みが増している。
おそらく「BLOOD+」でも、今後はそういった進化した翼手や別の存在が出てきそうな予感。でなければパワーバランスや正義の所在も偏ってしまう。第一、ルーティンでは一年保たないだろう。
狙う視聴者層を考えても、「化け物」だから殺しても構わない、というスタンスは無いだろうし、その辺りの複雑化を期待したいところ。
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監督の藤咲淳一は今回初めて名前を知ったが、タイトルが示す「血」の赤の補色となる鮮やかな沖縄の海や空のブルーや、夜の学校に浮かび上がる水飲み場の形が十字架に見えたりする画作り、そして「D」みたく血によって眼が紅く輝き覚醒する王道ぶりや、札束の入った封筒と弁当箱の対比、小夜と香里の足元が軽くぶつかる描写など、かなり好きな演出センスの持ち主の様で嬉しくなった。
後、ハジがチェリストという事で不安だった部分も見事に解消された。一部の方には判るかもしれないが、彼のモデルは若い頃の溝口肇に思えて、だったら音楽も溝口さんにすればいいのに、という勝手な願望があった。しかし劇中の古川展生のチェロ演奏は溝口さんに匹敵する程の音色。ここがクリアされた点でも高評価になってしまう。
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ちなみに、昨日プロモーション目的で劇場版「BLOOD~」を深夜放送していたので観直したのだが、矢張り面白くなかった。当時は「初のフルデジタルアニメ」と大仰に銘打って宣伝していたが、当然この2005年ではそれは意味の無い冠と化し、冒頭に書いた様な古臭い設定や内容をカバーしてくれない。
ハードに始まるかと期待させたのは幕開けだけで、以降は悲鳴と血しぶきの飛び交うベタなティーンホラーの様に薄っぺらなバトルに終始し、投げっぱなしのエンディングまで、どこを取っても改めて凡作との評価は変わらなかった。
まあ、「ジョジョ」第二部のワムウ戦の様に、小夜が自分の斬った翼手に己の血を滴らせ、死への痛みを和らげるシーンには、同志愛や悲哀も見て取れるのだが、それでも退屈な展開だった事に変わりは無い。
多分今作の所為で、当時脚本を書いていた神山健治が「攻殻~」を手がけると聞いた時もマイナスイメージしか浮かばなかったのだろう。監督の北久保弘之が「老人Z」「ジョジョ」OVAなどの盛り上がりに欠けた演出しか出来ないタイプなので、地味な脚本では更に中身の無い出来になってしまったのも作品の不幸だったと思える。
そんな意味でも今日の放送は、自分の中にあった全てのマイナス因子を吹き飛ばす見事な出来だったといえる。
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投稿者 UT : 20:10
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2005年10月02日

もし、普通の、どこにでもいる少年だったら。もし、彼女より先に出逢えていたら。
楽園から離れ、少年は再び空に舞う。逃げるのではなく彼女を救い、己の運命に挑む為に。
「嘘だと言ってよ、バーニィ」を想起する「残酷な現実」。最後までレントンを想うビームス夫妻に涙腺が緩む。
スタッフが「殺人への禁忌」描写も思い出してくれたみたいだしw レントンの選択やホランドの復活への兆しなど、今シーズンのベストエピソードにノミネート!
・予告編ギャラリー(MBS)
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
・感想用テンプレ
■パラダイス・ロスト■
チャールズ夫妻から、自分たちを両親のように思ってくれと言われるレントン。両親のいないレントンにとって、それは嬉しいことだった。だが、レントンがゲッコーステイトのメンバーだと知ると、チャールズ夫妻の顔色が変わるのだった。
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大河ドラマや「スターウォーズ エピソード1〜3」などの「あらかじめ結末を知っている物語」で一番つらいのは、「悲劇の前の幸福」描写。今回は「新選組!」最終回直前の様な心痛がずっとつきまとうストーリーだった。
まず冒頭から養子縁組を切り出すビームス夫妻の照れ笑いと、レントンのいじらしい反応が早速切ない。
彼の食事だけ肉厚なステーキを用意する夫妻の優しさや三人の名前をプリントしたマグカップ(主婦趣味が多そうなレイの手作り?)などが、これでもかこれでもかと悲劇の前奏を重ねてくるのに非常に困った。Aパートが終わったらチャンネル変えようかと思ったくらいw
「パパとママと呼んでくれ」と云われて戸惑ったり(まあ、男の子はやめといた方が・・・)、チャールズのムサイキャンペーンな胸毛と体臭に頬桜色のレントンの様子で、改めて彼が両親からの愛を渇望していた事が良く判る。
逆に夫妻が子を求める背景は、視聴者の想像に任せるのか描写が無く少々物足りないが、過去に子供がいたならフォトスタンドなどを映しそうなので、授かりにくい体質だったのだろうか。
次に「敵」として再会する時、そして恐らく夫妻の死にレントンが瀕する時に語られるのかもしれない。
Bパートでは、パークレイヴでの出逢いで気付いていたと思えた「サーストン」「ゲッコーステイト」に関わるレントンの正体を知った後、夫妻の態度が豹変し、残酷な拒絶があるのではとヒヤヒヤしたが(監督がエヴァ好きなだけに)、レントンに岩山を覆うトラパーの滝を見せてやる下りで彼らの優しさや想いが本物だと判り安心した。
以前「食べる為の戦い」を身を以て示した様に、「人を殺す」事への純粋な疑問をあざとい言葉ではなく、KLFとの戦闘でギリギリまで追い込む事でレントンの生存本能を揺り起こし、「生きる為」という、またひとつの回答を示すチャールズ。
操縦桿を握りかけたレントンを止めた彼の大きな手の平の感触は、幾ばくかのものを残した筈だ。
そんな行動とスキンシップで子供を導く理想の大人だからこそ、「自由」と「自分勝手」は違う。「自由」には責務と覚悟が伴う、といった箴言も心に響いてくる。
別れの時、部屋に一礼し、策謀で自分に近付いたと嘯くレイとチャールズに感謝を述べるレントンの姿は、居場所をなくして逃げ出したあの時とは違う。その欲しかった居場所を捨ててまでも、彼は自らに偽らず、決めた事を貫こうとする決意に漲っている。
この、月光号を飛び出したシチュエーションとは似て非なる描写が、一連の「対比」でもっとも素晴らしいものだった。
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一方、停滞するゲッコーステイトの日常も、今回で一応の底辺を迎えた模様。
これ以上沈む事が出来なければ、ゆっくりでもまた浮上するしかない。いくらミーシャが突き放しても、タルホが体当たりでぶつかっても、結局ホランドが復活するのに必要だったのは、己と折り合いをつける「時間」だったのがリアル。
これまでずっと「待つ」と云い続けたハップ。流石、幼馴染みは伊達ではなかったか。
ビームス側の暖かい食事と対比的に描かれる「冷めたラーメン」の前で呆けるジャージーエウレカには、愛する者を失い、遺品を身に付けたり、当人の行動をトレースする事で喪失感を埋めようとする症例を思い出し、ギジェットで無くても痛々しさを感じてしまう。ただ、矢張り彼女も、最後は自分の力で気持ちを整理していかなければならない。
たまたまレントンの求めていた暖かいものでは無かったが、遠巻きにエウレカを眺めるゲッコー〜メンバーからは、一通り人生を経過した上での優しさが、放任・個人主義に透かして見えた。
ホント、愛し方は千差万別なものです。
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と、転換期を迎え、そろそろシーズンフィナーレな展開。
ノルブ師もようやくお目見えな予感なので、サードシーズンでは彼(彼女?)がメインキャラとして入ってくるのかもしれない。
ただ、ミーシャの報告やチャールズの質問を通して、改めてニルヴァーシュとアミタドライヴ、レントンとエウレカの密接な関係の必然性を視聴者にアピールしているところから、そう簡単に二人の再会はさせなさそうな予感。当分は次週予告の少年に厄介になるなど、流浪の旅を続け、フィナーレでエウレカが「レントン!」とスカブ窟のヴィジョンと同じ笑顔で叫んで終わり、という感じかも。
ちなみに次回タイトルはいとうせいこうの著作から引用している模様。
大分筋運びも復調してきたので、後は、このままちゃんと「殺人への禁忌」を丁寧に描写してくれる様祈りたいところ。今回やっと描いたのは、レントンが嫌な記憶から逃避していた所為、と思い込んでおいて上げますw
復活と云うより、ようやく第二次性徴を終えたホランドの活躍に期待しつつ、「続く」!
・交響詩篇エウレカセブン 第23話
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投稿者 UT : 23:59
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2005年09月30日
 | 繰り上げだもの |
ちょっぴり伏線不足だけれど、アッサリサクサク合体しちゃって、きっちり盛り上げ大団円。
■世界のはじまりの日■
ついに生命の樹は受粉の時を迎えた。その樹の元で、一万二千年の想いに決着をつけるため、アポロは頭翅のケルビム・ヴェルルゼバとの最後の決戦を迎える...
果たして、地球の未来は? そして、アポロとシルヴィアの時空を超えた恋の行方は・・・?
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んー・・・。綺麗に滞り無く終わったのは良かった。
ハッタリに思えた「無限拳」は割れる地球を縫い付ける生命の糸だったからあの形態だったとか、アクエリオンが何故単体ではなく三位一体だったのかは人間と堕天翅が相互理解し力を合わせる為だった、などの落とし込みも筋は通ってたし。
ただやっぱり「伏線不足」。シリウスの懊悩は勿論、不動の正体なども初期で匂わすべきだったような・・・。
それと、最近のマンガやアニメの傾向か、「死」の重みが無かったのも致命的と云えるかも。先述の伏線不足と併せてフタバやグレンの死がもたらす影響やインパクトが薄くなってしまった。
売りのひとつだった「ネタ」とシリアスパートが不安定なバランスで終わったのも残念(両手を叩き付けて錬成とかナイト・オブ・ゴールドの前で永遠のキスとか、個人的なツボはあったけど)。
不動が一万二千年前に独り残った様に、シルヴィアもまたアポロとの再会までの永い時を生き続け、新世代の子供を導くのかもなー、とちょっとした哀しみとロマンに感動しつつ、ダメ出しw
でもまー、何だかんだで悪くは無かった。この半年ツッコミつつ楽しめたし、菅野よう子の音楽がもたらすカタルシスにはウルッと来る効果もあった。心に残る回もいくつかあった。
終わってみると、親友や恋人との別れ程名残り惜しくは無いけど、あんまり親しくないクラスメイトが転校するくらいの寂しさは覚えた・・・かも。
ではでは。両の手の間にある希望を胸に、次の河森作品を愉しみにしつつサヨウナラ。・・・そっけなくてゴメンナサイw
・創聖のアクエリオン 第25話
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投稿者 UT : 00:00
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2005年09月27日
先日もエントリーした富野新作の続報。
登場キャラの一人、リュクス王女の名字が「サコミズ」って事は、
原作版の主人公の血を引いているのか、それともパラレルワールド設定にした為の名残なのか。主人公エイサップの足首から「翼」も発現してるみたいだし、上手い事「ダンバイン」と原作版「リーン~」を融合していくと見える。
・聖戦士ダンバイン (バンダイチャンネル)※一話105円で鑑賞可。
・Byston Well Tales ※緻密なファンサイト。
まあ、とにかくオーラバトラーが出るという事で自ずと期待が高まる訳ですよ!
「ガーゼィの翼」も悪くはなかったけれど(双子の巫女(?)の「~でありますな」とか云う口癖や、フェラリオの翅の付け根から分泌される体液が接着剤代わりになる、等の設定も結構面白かった)、正直当時は「え?オーラバトラー出ないの?」と落胆したし。ゴタついた「恋人たち」より愉しみかもw
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投稿者 UT : 00:12
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2005年09月25日

その楽園では言葉や拳の暴力も無く、彼らは笑顔と心で褒めてくれた。諌めてくれた。
王の名が持つ呪縛から束の間解き放たれた少年は、安らぎと厳しさの中でまたひとつ大きくなる。
レントンの成長譚としては良かったんだけれど、「殺戮劇」からの葛藤が彼から掻き消えている様に見えるのが気になる。
・予告編ギャラリー(MBS)
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
・感想用テンプレ※放送毎に更新
■ディファレンシア■
とある町で起こったテロ。それは、ヴォダラクの過激派によるものだった。ビームス夫妻の船に、居候をすることになったレントンは、彼らの仕事に付き添い、とある町へ行く。そこは、ヴォダラク過激派のテロが起こった町。レントンは、瀕死の状態のヴォダラクの少女に出会い、彼女を救おうと奔走する。その頃、レントンが月光号から降りたことを知ったエウレカは、動揺を隠せないでいた。
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タイトルの語意は「異化」。「非日常」の中に身を置く事で「日常」を再認識する事らしい。ただし長く「非日常」に浸っていると元の「日常」が薄れていく、というのが「戦争」における「殺人」意識の麻痺を思わせる。ただ、レントンのあっけらかん具合はこれを表現したものでは無い気がする。普通ならLFOにすら乗りたくない筈なのだから・・・。
ガレエジ・サーストンやゲッコーステイトと異なり、ビームス夫妻の元では怒鳴られたり半人前扱いされる事も無く、甲斐甲斐しく働く姿を感謝されるレントン。
暖かい父性と母性に包まれ、少年の短慮から暴走し、自分の無力さを素直に認めていく成長過程は微笑ましい限り。しかし、これが全て彼にとって「非日常」という事になるのか。
居心地の良さにうっとりするレントンは「褒められて伸びるタイプ」の様にも見えるんで、一見「同化」の方が正しく思える程なのだけれど。ゲッコー〜の回想なんてマイナスなものばかりだしw
ただ「ビームス」というかりそめの名字を貰って喜ぶレントンの姿に、コンプレックスの根深さと彼の今後の宿命を感じずにいられない。彼はその出生故に否応無くこの楽園から離れ、再び偉大なる父を意味する「サーストン」を名乗らざるを得ない状況へ戻っていくのだろう。
「どこにでもいる普通の少年」でいられる時間があとわずかだと見えて来る展開が、つらい。
菅脚本は強い「対比法」で展開する特徴がある。純粋な善意を生々しい悪意や衝動、叫びで脆く崩したり、悲劇を強調する為、事前にたっぷりと幸せを用意する、など。
このテクニック、盛り上げには向いているけれど、やり過ぎると収集がつかなくなる恐れがある。それが例の、同じ様なテクニックを使う大河内脚本の「殺戮劇」だろう。複数の脚本家で書いていく以上、各人のクセが強過ぎると繋がりが悪くなってしまう。現に今回、自分で大河内氏の書いたその大きな転換の経過をまるで取り入れていない。
ちょっと自分の中で菅脚本これらの手法に「打ち上げ花火」的な危険を感じてきた。勿論今回もこのエピソードだけ抜き出せば非常に優れているのだけれど・・・。やはり連続ものだと云う事を彼には脚本家間で意識して欲しい。
訂正)sienさんから頂いたコメントのご指摘で訂正してます。20話は菅氏ではなく大河内一楼脚本でした。すみません〜。
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対比と云えば、月光号とチャールズ空船の曲線・直線フォルムの違いの様に、はっきり目に見えてくるのがゲッコー〜とチャールズ夫妻の交互に展開される日常や行動描写。
レントンがヴォダラクの少女にエウレカを投影してか、若さ故のトラブルを起こしても「年頃の息子は・・・」と、どこか嬉しそうに「子供の不始末」に奔走するチャールズは父親と男の魅力に溢れている。事後もレントンを責めず、ちゃんと行動理由を理解し、認めてあげてさえいる。
彼ら夫妻には自己を確立している為迷いが無く、確かな相互理解と大きな余裕がある。これが個人主義とモラトリアム人間の多いゲッコー〜との一番の違いだろう。多分視聴者の誰もが、「あ、アレなら絶対殴ってるか見捨ててるねー」と思った筈だ。
そのアレw 「逃げのホランド」は案の定、メンバーを巻き込んでのウソ八百な体たらく。とりあえずリーダー甘やかすのと不干渉、放任主義は改善した方がいい気がするよゲッコー〜の皆さん。彼つけ上がるから・・・。
ただ彼なりにレントンの事を考えてはいる模様。とはいえそれは大人や親心から来る「心配」ではなく、「共感」。つまり精神的にレントンと対等なだけ。
「経験者は語る」との言葉通り、ホランドほど「逃げ」のプロフェッショナルはいないし。マシューの家出なんぞと比べてもらっちゃ困りますよレベルだからw
ただ圧倒的にオトコマエなチャールズと比べる事で、逆にホランドの人間性や葛藤も認めてあげたくなってくるのが「異化」効果だった気もする。まあ諦めとも云いますが・・・。
と、意地悪はこれくらいにして、エウレカの恋心や、彼女がダイアンの代用品ではない別個の存在だと認める事が出来れば、彼の「逃げ人生」も少しは好転しそうだから、頑張って欲しいところ。
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次回「パラダイス・ロスト」。訳すまでもなく哀しい展開になりそうなタイトル。
ヴォダラクの少女をシウダデス・デル・シエロに連れて行くのなら、レントンは再び何かを「選択」しなければならない。例えそれで「楽園を失う」事になっても。
そして過去、既に一度それを喪失した筈のホランドやデューイの過去も描かれるのだろうか。現在レントンをなくしたエウレカに関しては、スカブ窟で見えたヴィジョンが予知ならば笑顔でレントンの名を呼ぶ再会が待っていそうだけれど。
では「逢いたいよ」と切なく終わった今回の幕引きに代わって云っときましょう。哀しみを予感しつつも次回へ「続く」!
・交響詩篇エウレカセブン 第22話
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投稿者 UT : 19:33
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2005年09月23日
※トップ絵のチェロ持ってるキャラが「悪い
溝口肇」みたい。
・BLOOD+ プレミア試写会AIIでライブ配信決定
ゲスト声優で「ギガノスの蒼き鷹」の人(小杉十郎太)以外知らないw
・BLOOD+ エンディングテーマに元ちとせ
復帰第一弾。そういやこの人もソニーだっけ。
・BLOOD+ 特別番組放送決定
MBS系が10月7日(金)25:10〜(予定)で、TBS系が10月7日(金) 26:50〜(予定)。制作局優先?
投稿者 UT : 20:35
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2005年09月21日
 | アッサリーズ |
モロハのモロは「脆い」のモロ。
最終回前の「死亡連鎖」は日本アニメの定番とはいえ、悲壮感少なくアッサリサクサク死んでいく皆さん。
このままだと反省会のお題は「ギャグパートの功罪」に絞られてきそうなラストワン。
■決戦!!アトランディア■
ついにアトランディアへの亜空間回廊が開かれた。
新国連軍の強攻型ベクターマシンが、アポロたちの先を越すように、次々とアトランディアになだれ込んで行く。捕らわれ人もろともアトランディアを壊滅させようとする新国連軍、迎え撃つ無数の堕天翅族のケルビム兵。壮絶な戦いの中、ディーバは捕らわれた人々を助けることができるのか...
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何だろう、最終回前だというのにこの淡白な感じ。「ブラックアウト・オペレーション」や「アーマゲドン形態」「PSGキャノン」など大仰な命名をした兵器がコンマ一秒で掻き消えて行くサッパリした展開。
グレンが正気を取り戻す過程も唐突で簡単過ぎるし、何で麗華のイメージがハダカなのよ、と突っ込む間もなくオーバーロード。
彼をはじめ、今回のキャラの使い捨て加減の徹底ぶりは、トーマ様で無くとも「あっそー」と思ってしまう程。
喪失感の薄いまま4人も死んじゃってまー・・・。
不動の正体も、折角「アクエリオン三人目のパイロット」というビックリ処の筈なんですけど、フタバ死亡やシリウス反乱と同じく伏線不足でイマイチ。
一万二千年前からずっと生きていたのか、転生を繰り返してきた存在なのかは最終回でハッキリするんだろうか。どうも「ぼくの地球を守って」の法則が頭にあるんで、転生後の年齢差がちょっと引っ掛かるなー。
納得いったのは、セリアンの魂が二分されていた、という前々から推測が出てた箇所くらいか・・・。
と、突っ込みがギャグではなく物語設定自体に集中してしまった今回だけれど、トーマ曰くアポロニアスの「人を狩る為の右手」が、セリアンには優しさと愛を以て差し伸べられたシーンはグッと来た。
あとは、ツルツルした質感になりがちなCGで、モロハのケルビム兵の食虫花みたいな生々しさを表現していたところや、アシュラマンか天津飯かというようなアクエリオンとケルビム・マーズの四本腕力比べが面白かったかなー、というくらい。
そんな訳で、ちょっと今回は宙ぶらりんな印象だったかも。高揚感は断然先週の方があったかなー・・・。
でもまあ、とりあえず全ては来週ハッキリする訳なので、最後の「突き抜け」に期待!
・創聖のアクエリオン 第24話
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投稿者 UT : 18:50
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2005年09月18日

欲しかったのは「父と母の温もり」。
久々の佐藤大脚本は、とにかく構成や伏線の収拾への流れがスムーズ!何気に本業の音楽ウンチクも散りばめ、劇中のパークレイヴで流れる石野卓球のトラックの如く澱みない展開に大満足の回。
・予告編ギャラリー(MBS)
・Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
・感想用テンプレ※放送毎に更新
■クラックポット■
レントンが月光号を降りたことで、動揺を見せるメンバーたち。エウレカは、自分の気持ちの変化の理由が何なのか、理解しようとしていた。その頃、無一文になっていたレントンは、ビームス夫妻と出会う。夫妻の空船に招かれたレントンは、そこで彼らのLFOに搭乗することになり…。
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レントン逃亡後、ピリピリムードのタルホと、彼女を難なくアッチョンブリケで懐柔するヒルダの「女同士の友情」。その様子をヒス被害にあったギジェットが羨む描写が、直後にそれ程親しくない筈のクリボーエウレカのお見舞いに行く動機付けの綺麗な伏線になっていて感心した。よく考えたらギジェットと他の女性陣とは上も下も10歳以上違うんだっけ、と納得。
着替えを渡されて喜んだり、同じタイミングでチョコバーを頬張る描写がギジェットとエウレカの間にあった「壁」が無くなった様子を表していて、エウレカが「兵器」や「人形」から「普通の少女」になっていく変化が見て取れる。
そして以前も「楽しそうじゃない人の側には誰も来ない」との名言を放ったギジェットから新たに出た「そんなの恋に決まってるじゃない!」。自分はバカだから、と云うキャラ程、純粋な「真理」の言葉を持っている法則がここでも実証されたカタチに。
こんなストレートな台詞が、またもエウレカの軌道修正に役立ちそう。彼女の情操教育に必要な「恋愛」と「友情」が徐々に揃ってきて、何となくいいトラパーが吹いてきた感じ。
友情と云えば、男同士のそれが濃いホランドと加藤茶(キンキの光一くんもか?)と同じく「全裸用足し派」のハップのやり取りも。
このトイレシーンがまたゲッコー〜らしい所帯感というか。不細工なトイレットペーパーの切れ端が男っぽくてリアル。
女性陣から「未だ第二次性徴」と揶揄される彼らもそれなりに考えてはいるけれど、「直球で憧れをぶつけられる」事に戸惑うホランドは相変わらずモヤモヤ(足下だけでイラつくシーンが良かった)、ハップも励ます言葉が上手く出ずイマイチ停滞。
やはり「大人」の条件・要素のひとつとして「他人に対する余裕が持てる」というのがまだ彼等には不完全。こういうのは自分のキャラや方向性をハッキリ掴めていないと難しいし、このままでは後半輝くチャールズ・ビームスの魅力w には当分勝てなさそう。
関係無いが、男がトイレで小用を足す時、ズボンやパンツを全部下ろしたり、脱ぐタイプの人は、子供の頃、親に服を汚さない様にされた名残だそうで、チャックを下ろすだけの過程に自立的に成長しなかった状態らしい。だから精神的に「子供」なんだとか。でもホランドはチャックだけだったし、寧ろ彼より大人に思えるハップに至ってはアレだから、あまりこの説はアテにはならないのかも、と至極個人的に考えさせられたw
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一方、浮浪者に「武士の情け(?)」をかけられながらも一文無しな流浪のレントンとビームス夫妻はどう出逢うのかと思えばパークレイヴとは。成る程、人間、言葉や人種を超えて親しくなる簡単な方法として「音楽」と「ダンス」は効果的。佐藤大のテクノ志向にもピッタリ。まあ70年代ファッションのチャールズとテクノがイマイチマッチしないきらいもあるけれど。
続けてこれまた冒頭から伏線を張っておいた「地殻変動」で一気に距離を縮める流れも自然だし、同時にパイルバンカーを引き抜き出したコーラリアン覚醒の予感も挟み込んで本当に上手い構成だ。
しかしチャールズ。ランバ・ラルというよりスレッガーな好漢ぶりが本当に魅力的な「大人」。
レントンのボードに着いてるウィールがホランドの物(ゲッコー〜メンバーの証)であると看破したらしい眼力。他人前でヨメを褒める、ちと恥ずかしいが女性からすれば悪い気にならない豪気。
何よりレントンへの態度がいい。「ガキはガキらしくしろ」と云っても決して見下したりバカにする訳では無い、「子供」だってひとりの人間だと尊重した扱いをしている。自分のLFOコクピットに座ったレントンを退かす時に「どけ!」ではなく「おっとごめんよぉ」と云う台詞にさり気ない優しさや余裕が感じられた。
ゲッコー〜での彼への扱いは「子供でも大人でも無い半人前のメンバー」的なものだった事が改めて判る。その不安定感や己の存在の必要性への疑問がレントンのストレスの一因だったのだから。
同じ「ガキ扱い」でも自分が精神的に低年齢だと思っている人間に偉そうにされると「オマエだってガキの癖に」となる。ホランドが正にそう。やはり先述した様に大人に必要なのは「余裕」なのかも。
レントンに語る「食べる為の戦い」の定義にしても、前回のマシューとさほど大差無いのにレントンの受け止め具合が段違いなのは、「食べる為に」浮浪者に荷物を盗まれた事実は勿論、やはりこの圧倒的な「大人」オーラの為せる業。言葉はそれだけでは力を持たず、発する者の人格や行動、経験で初めて「説得力」を持つ事実がまざまざと判る。とはいえ、菅脚本で「やりすぎ」た殺人の禁忌へどう折り合いをつけるのかを、どこまで視聴者に納得させられるのかが多少不安。
それにしても、兄貴分ではあっても大人ではないと思われていたマシューにただただ合掌w
このままだとレントンのみならず、一気にゲッコー〜男性陣が霞む勢い。
と云ってもゲッコー〜はひとりひとりが独立したプロの職能集団なので、ビームス夫妻の様なファミリー要素が無いのは当然だけれど、今のレントンにはまず「導く大人」や「家庭の輪」が必要。夫妻との生活を経て経験値を上げ、以前ディプトリーに指摘された様に、雑誌に書いてある事を鵜呑みにしていた受動的な生き方から抜け出し、またゲッコー〜(というかエウレカ)へと戻るのだろうか。
しかしその時にはビームス達と「敵」として対峙しなければならない可能性を、現時点ではまだ子供のレントンは考えられないしその余裕も無い。フレアスカート型のリフパーツを持つLFOと、流線型の月光号と対を為す直線フォルムなビームスの空船を再び目にした時、レントンの哀しみがまたひとつ生まれそうな気がする。
思わずチャールズの口癖?から「レイの命はやらんぞ!」とか云って散っていく姿を妄想してしまった・・・。
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今回は「謎」面ではそれ程進展は無かったけれど、方向オンチを乗り越え、崩壊したガレエジサーストンに奇跡的に辿り着いたドミニクの目的は「アドロック」絡み(アミタドライヴ?)なのか、と匂わせるいい引きだった。
ちなみに雪が降るって事は「冬」がある?じゃあ「秋って何?」発言は一体・・・。
で、いつもの題意分析は、「おどけて突飛な変わり者」チャールズの登場と、パークレイヴで流れるテクノのトランス(神懸かり)感を表現していたのではないかと。
そして次回の「ディファレンシア(異化)」はレントンがゲッコー〜から転向していく意味があるのかも。
引用は当然「B‐2 UNIT」しかありえない!このアルバム大好きです。あるいは音楽レーベルやスピーカーではあっても競走馬は無いはずw
個人的にイームズに続きフランク・ロイド・ライトが出て来て「最近家具や建築趣味?」と思える佐藤大が次に誰を出して来るのかも愉しみ。コルビュジェとかフンデルトワッサーとか。
ガウディは絶対あるでしょう。劇中の建築物はサグラダ・ファミリアっぽいし。
あ、これもどーでもいいですけど私はBEAMSよりSHIPS派ですw
そんな訳で、今回も充足した気分のまま「続く」!
ジョブスとiPOD nano
交響詩篇エウレカセブン 第21話
≪ 続きを隠しても隠さなくても
投稿者 UT : 18:25
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2005年09月14日
 | 最期にヒトハナ |
おあずけ!アポロ犬! ノンストップ!つぐみくん!! スマイル0円!ジェロームさん!!!
ジェロームのCVが飛田さんだけに、つぐみのメガネパリーン!に「発狂カミーユ再び」かと一瞬期待した焦った、怒濤のつゆだく決戦前夜。
■天空のゲート■
遂に堕天翅の総攻撃がはじまった。世界各地に天空のゲートが出現、無数の胞子が降り注ぐ。胞子に触れた人類は次々と植物化し、集められたプラーナにより生命の樹はその実を結実させるほどに成長する。
深刻な状況に、新国連軍は捕らわれた人々もろともアトランディアを壊滅させる作戦を計画する。壊滅計画を知ったディーバは、捕らわれた人々を助けるべくアトランディアへ出撃することを決意する。
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久々に脳内カタルシスを感じた回。自分の中の高橋ナツコ株も高騰!
神話獣に何度侵入されれば気が済むんだディーヴァ、とか、「創聖の実」やら「失楽の刻」とかイベントが近い割にトーマ以外の堕天翅はあんま働いてないんじゃない?いうマトモなツッコミはさておき、いよいよクライマックス感が盛り上がってきていい感じ。
雪型神話獣ハルヴェに寄生された人間はプラーナ供給用「冬虫夏草」と化してるし、既に口を閉じたまま喋る様になった完全堕天翅モードのシリウスを、未だ「太陽の翼」と云い切らないトーマのウェットな策略は着々と進行してるし、どんなネクラなオチが待っていることやら。
まあリーナの預言する「待ち人」とは「真の太陽の翼」たるアポロなんだろうけど。彼女のヴィジョンで犬化してるアポロを見て「まさか前世はアポロニアス達の愛犬だったんじゃあるまいな」と一抹の不安が。
「ザ・フライ」みたく転生の途中でアポロニアスと愛犬の遺伝子が融合してた、なんてオチでもいいけどw
ただ今回も、人間と堕天翅は「同じ穴のムジナ」と云いた気に「ハネナシ」「ハネアリ」と、相変わらず互いに不毛な差別を続ける両者の決着は壊滅覚悟の血戦しか有り得無さそうなのが、ちと不安。
ジェロームの英断や、つぐみの「人間が大好きだぁ!」の人間讃歌な展開に思わずウルッと来てしまっただけに、アトランディアが全滅してヤッター!てなラストは無しにして欲しいところ。
河森作品だからマクロス的「相互理解」エンドなのは予測出来るけど、そういった伏線も殆ど出てないし・・・。
矢張り「人と堕天翅のハーフ」的な存在であるシリウス達兄妹がキーパーソンなのかも。あ、リーナの歌声で「創聖の実」が目覚め、宇宙規模の淘汰と融合を果たす、なんてのも良いです。
ま、とりあえず今回はジェロームが男を上げただけで満足でしょう。もっとソフィアへの恋慕とか見せても良かった気もするけど、あのイイ笑顔の後の発芽には深夜にも関わらず「ああっ!」と本気で叫んじまったぜw
創聖のアクエリオン 第23話
≪ 続きを隠しても隠さなくても
投稿者 UT : 19:16
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2005年09月13日

HAPPY! MARIO 20th -メディアギャラリー (Nintendo)
おめでとうデザイン全作品公開 (Nintendo) ※要Flash
タワレコや日清などが、本日発売の「ゲームボーイMicro」とコラボしたスキンデザイン8種類のムービー。と、云っても単にCIロゴ貼っただけの芸の無さw まだ一般公募の方が凝ってるような・・・。
こうして見ると、タイガースの縞模様はやっぱインパクトあるな~。個人的には「金鳥」モデル欲しい。奥田民生のも中学生の教科書みたいで好きかも。
ゲームボーイミクロが届きました (ITmedia)
ゲームボーイミクロを先行極秘入手した・・・ (おもトピ)
投稿者 UT : 00:21
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 | 少女の風船を取ってあげた黒人の青年 (小太郎ぶろぐ) ※要WMP |
 | 怪獣とロボットの愛の遍歴 (boards) ※要QuickTime |
シュール映像二連発。これがカルチャーギャップというものか。
ちなみにCMの総称は「Commercial message」。何が伝えたいねん。
投稿者 UT : 00:15
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2005年09月11日

少年は漸く気付いた。殺人の実感を。少女も朧げながら気付いた。芽生え始めた恋心を。
狭義で凡なる青年は嫉妬に眼が曇り、居場所を無くした少年は逃げ出した。
自由な槍と心をたずさえた者達との遭遇が待つ事を知らずに。
「第三の男」登場!ビームス→イームズ夫妻(「レイ・チャールズ」もかけてる?)に思わず噴いちゃったけど、前回の不満を払拭した大野木寛の脚本に大満足の回。
予告編ギャラリー(MBS)
Showtime(前週分まで一話のみ無料動画配信)
感想用テンプレ※放送毎に更新
■ランナウェイ■
LFOで人を殺してしまったという、あまりにも重い事実を前に、心を閉ざすレントン。エウレカに救いを求めるも、拒絶されてしまう。自分の存在意義を見失ったレントンは、一人月光号を飛び出していく。
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ティプトリーから「いつか役に立つ」と渡された「光る黄金の水」を、聖水の如くスカブまみれのエウレカに降るシーンがまるで「エクソシスト」のお祓いの様。人体とスカブの結合に干渉するみたいだし、魂魄ドライヴの中身と同じ成分なのだろうか。液体状のトラパーとか。読経の効果では無い気がする(バチ当たり)んだけど、液状トラパーなら思念の増幅も有り得るから必要なのかも。
そしてヴォダラク新用語も追加。これはまた他の方の調査を待つとしてw 今んとこ仏教絡みで検索したら「勧戒」と「龍珠(ドラゴンボールみたい)」くらいしかヒットせず。
まあ「世界の果てに触れてきた?」との台詞通り、「十界論」と似た概念と思える。
世界が何層かに分かれていて(第一〜第八まで?)、それを進んで行く事がヴォダラクへと近付く道、といったところかと。
例えば人間から意識が解脱(マハパリ・ニルヴァーナ)し、肉体が不要となり崩壊する(スカブと同化する)、ってのはコーラリアンの在り方と同じ気がするし(昔「NightHead」でもあった)。
レントンはコーラリアンへと「還元または初期化」される途中のエウレカを引きずり出したということだろうか。
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今回、特に印象的だったのは「モノ」の使い方。要所要所で色んなモノが出て来てレントンの「状態」を表現していた気がする。
殺人の悪夢にうなされ目覚めたレントンが眼にするのは、岡持とジャージ、そしてそれらと写った「ray=out」。ゲッコーステイト・メンバーにドッキリ企画で騙されて表紙になったマヌケな姿は、「何も知らない、無邪気な子供でいられた幸福な時期」の象徴。
その頃の自分に対する恥ずかしさと怒りが爆発するレントンを、視聴者が自然に受け入れられる流れがいい。
他にも「デケえパンツ(ケンゴーの?)」「ブラジャー(ギジェットの?)」等、着ける者や持ち主のいない下着が、居場所の無い疎外感に身をつまされるレントンとシンクロし、逃げ出した彼が持ち出したバッグは、持ち主のムーンドギーの落胆振りで判る様に、レントンを無くした喪失感を感じるだろうエウレカやタルホ、そしてホランドの未来を暗示している様に思える。
この感じで行くと「大事な者は無くした後でその価値が判る」、というパターンがありそう。かつて師匠と愛する人を無くした筈のホランドは、同じ血を引く三人目が消えても、まだその事に気付けないのだろうか。
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まあ、良くも悪くも「個人主義」の徹底した、「子供を導くべき大人」のいないゲッコーステイトでは少年の情緒は育たないし、だからこそ今までエウレカが人間の感情を持ち得なかった理由もハッキリした。
レントンが彼等と一旦距離を置き、次回出逢うチャールズ&レイ・ビームス達と過ごした方が、彼に欠如していた「父性」と「母性」の獲得を少なからず実現出来るはず。だからいい意味での逃走になったのでは。
前回の感想では散々京田監督をくさしたけれど、この「アムロとランバ・ラル」展開は全然オッケー。「あの人に・・・勝ちたい!」とか云わせなければw
もっと云えば、憧れていた人を超える「親殺し」的に一度ホランド達と対立してもいいかも。かなりのショックを与えないとホランドの目は醒めなさそうだし。
とはいえ、「帰ってきたら尻叩き」と既にレントンの帰還を望んでいるタルホや、裏目に出て空回りしてしまったけれどちゃんと彼を心配しているゲッコーステイトの「良さ」は視聴者には判っているので、それにレントンが気付けるくらい大人になって帰って来て欲しいところ。
そういえば今回からの眉なしエウレカは「アクペリエンス・2」で一瞬レントンが視たヴィジョンと同じ模様。前の感想では「子供の頃のエウレカ」かと思ってたけど、彼の予知映像だったという事?
と、すればあの、笑顔で「レントン!」と云うシーンはいつか「チャイルドフット(少年期)」を終えて帰還するレントンに向けられたものなのかも。そう考えると今後の展開にちょっと希望が持てる。
まあ、エウレカの心拍数も上昇してきましたし、拒絶も「恥じらい」の一環でしょうし・・・再会後は・・・フッフッフw
そしてSMコンビwと共に再登場のデューイとチャールズは、矢張りアドロックの弟子達だと判明。
よく考えるとちゃんとこの二人は「ねだるな。勝ち取れ。さすれば与えられん」というアドロックの教えを遂行出来てる訳で。
デューイは師匠を殺してでも「野望」の実現に尽力し、チャールズはレイという愛を獲得し、自由を謳歌し得ている。同じ軍脱退でも「逃げた」ホランドとは志や状況がまるで違う。二人とも自分の意志や信念を以ての行動。
今のままならホランドは確実に彼等に及ばない。力も、心も・・・多分人気もw タルホも「あの人」を「ダイアン」と呼び始めたっていうのに・・・。
やっぱり永遠のランナウェイ男・ホランドはダメダメ弟子なのですね・・・トホホ。
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今回のタイトルは調べるまでもなくって感じだけど、まず浮かんだのはラッツ&スターとB'z「孤独のランナウェイ」。
で、次回の「クラックポット」の直訳は「気狂い」。ただそういうストーリーには思えないけど(寧ろ前回の方が・・・)。
まあ制作陣の世代的に引用元はジョン・ウォーターズの自伝と見た!
いよいよ「アゲハ構想(に見せかけたセカンド・サマー〜?)」も胎動した中、レントンを欠いたゲッコーステイトは果たして「戦争」を生き延びる事が出来るのか(CV:永井一郎)。
それにしてもアクエリオンと同じく、大野木寛脚本の時ってホント完成度・満足度共に高し。そんな訳で今日は気分良く「続く」!
ジョブスとiPOD nano