2006年05月14日

うん。面白かった。先週までアレコレ膨らんだ妄想を上手くスカしてくれた、いい意味でありふれた平凡な真相に、組織的な巨悪や謀略ではなく、あくまで小さな「個人」に絞った「マチベン」と云うドラマのスケールを実感。
最後までブレなかった方向性は流石だし、是非、続編を望みたい。
・マチベン 第5話
・井上由美子 作品リスト
これまで、「全6回は短い」と主張してきたこのドラマ。確かに最終話はハイペースに展開していったけれど、それが逆に話を濃密にし、回想シーンを変に入れ込んで湿度を上げる余計な情感演出を排した結果になったのは個人的に嬉しかった。
深川と涼子が対峙する裁判シーンは、これでもかと云うくらい涙率が高かったけれど、意外とウザく感じなかったのは卓越した演技と共に、そういう的確なメリハリの成果でもあったと思う。
他にも、これまでクローズアップされなかった"たまを"の、バツイチ子持ちである設定が友香に接するシーンで活かされてたし、村山の「事件」をぼかしたのも、尺に納まらなかったと云うより程よい余韻効果を感じて好印象。まぁ、後藤田の守銭奴キャラは最後までピンと来なかったけれど。
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勿論、当初から突っ込んでいた様に「犯罪もの」としての完成度は正直一流とは云い難い。
真実を隠蔽したい割に、深町が涼子に「アンタは無力」と挑発的な台詞を発したり、あえて彼女を娘に会う様に仕掛けた、と話るシーンなど、いくつか矛盾と云うか違和感を覚える箇所が残ってるけど、それは彼も孫娘に罪を償わせようと深いところで考えていた故の混乱、と取るべきか。
あと、「CSI」などの科学捜査ドラマを観てる所為で、殴った傷とぶつけた傷の違いが何故判らないのか、とか突っ込みどころは多々あるけれど、実際に杜撰な捜査と云うのは存在する訳だし、仕方が無いと云う事で。
真相が見えてきてからは、子供を庇う愚かな親心に共感も同情も沸かなかったけれど、深川が過去に味わった屈辱によってその選択が生まれざるを得なかった、と云う設定は上手かった。
ただ、友香による殺人が正当防衛だった、と云うのは、深川家の正当性がやや薄れた気がして拍子抜け。中盤、取り憑かれた様に「幸せにならなきゃ」と呟くシーンから暴行などの最悪パターンが浮かんだ所為もあるけど、それだと怨恨が強くなるか。
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今回、最も印象に残ったのは、終盤に松尾が涼子へ「ずっと元検事だと思っていた」と云う台詞。涼子は「最初から弁護士だった」と返したけれど、ここは松尾の見解に同意したい。
正直、自らの過去を清算する為に弁護士を選んだ感の強い涼子は、深町事件を終えた事で初めて「弁護士になれた」と思う。だから、深町に弁護士を続ける事を語る彼女にはその辺を自覚して欲しかった気もする。
ともあれ、今期始まった「弁護士もの」では、本物、或いは力のある役者だけで構成したキャスティング、色彩設計やアングルに凝った映像など、最後まで安定したクオリティを保った今作。改めてシリーズ化を強く希望したい。
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2006年05月08日

深町が何故わざと再審へ仕向けたのかが大きな謎。孫を守る為に自らの意思で投獄されたのなら、涼子ら「司法」を責める様な言動は不可解だし。矢張り過去の横領事件絡みで止む無く、なのか、あの母親がネックなのか。うーん、やっぱ6回は短い。
・マチベン 第4話
・井上由美子 作品リスト
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2006年04月30日

いわゆる王道のお涙頂戴な展開。とは云え、極力涙や感傷的な要素は抑えてるのでバランスは良いし、深川事件への積み重ねとして機能してるので無駄エピソードでも無かった。
ただ、「負けるが勝ち」どころか裁判を親子の絆を結びつける手段としか使わないのは「弁護士もの」として如何なものか。例え難しくても「ひょっとしたら」くらいまで進めて欲しかったけれど、まぁ、本格裁判ドラマでは無い訳だし、仕方が無いか。
でも倒れた新田を「助けていいんですか!?」とモメるシーンは何か違和感。意図は判るけど裁判の結果が出ていない以上、延命を主張する弁護士の発言として軽卒だったのでは。
・マチベン 第3話
・井上由美子 作品リスト
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2006年04月23日

今回は何と云っても、「ジャポニカロゴス」でさえ一切手を抜かず、鬼気迫る演技を披露する、ある意味「危ない」真性の女優・若村麻由美が圧巻。ともすれば安っぽい単なる厭な女になりがちなステレオタイプな役も、微妙な心のヒダがちゃんと視聴者にも感じ取れる、深みある色付けを施すところは流石の一言。
これまた安直な「髪を切りに行く」と云う涼子の台詞にも、下手な涙や感動の演技を排し、憑物が落ちた悟りの表情で頭を下げるシーンにはつくづく感嘆した。
深町の事件も次第に姿を現しつつあるし、改めて6回で終わるには惜しいドラマ。
・マチベン 第2話
・井上由美子 作品リスト
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2006年04月16日

今週も手堅い筋運び。他の弁護士新ドラ「七人の女弁護士」は演技面、「弁護士のくず」はストーリーと演出に難アリなので、余計今作の魅力が引き立ってきた。
「縦軸」である冤罪事件と涼子の殺人未遂の繋がりは、どうやらアヴァンの涼子の裁判シーンで毎回小出しにしていく模様。
それにしても、土方、源さん、河合、加納と「新選組!」メンバーが揃い過ぎてるのはやっぱ狙い?
・井上由美子 作品リスト
先週の感想にも書いたけど、やや人情味が過ぎるのが鼻につくのを除けば、程良いミステリと女生徒を頑なに守ろうとする教師・鈴木の心情などが的確に描かれて納得の出来。
涼子のキャラも、神原の居る前でワザと松尾検事にかつての恋人関係を持ち出したり、「負けて勝つ」法廷進行をするところに「人情」と「戦略」をバランス良く備えた性格が伝わってきて好感度アップ。
演技と云えば改めて山本くんの上手さに感嘆。
神原が事務所の面々に「青りんご」など揶揄されながら、松尾の前で涼子に「パートナーだ」と紹介された時、視線が一瞬揺れるところ等、心理表現は流石の演技。自転車にぶつかりそうになるのは「お約束」みたいだけど、ちゃんと「ギャグ」じゃなく「ユーモア」にするところを心得てるのがまた嬉しい。
ただ、矢張り放送回数が短いのが痛いかも。通常なら深川が面会に応じるまで半分くらい話を消化するとか「タメ」を持たせるところなので、今回は「もう会ってくれるの?」と唐突に感じずにいられなかった。
「謎」はある程度引っ張った方が期待度が上がるのも事実な訳だし。
まぁ、最近のアニメが散々引き延ばして伏線崩壊、なんて云う見苦しい事になっているのに比べれば潔いのかもしれないけれど・・・。
・マチベン 第1話
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2006年04月09日
 | 最後まで火花バチバチなライバル関係でも良かったかなー。 |
江角マキコ、久々の主演ドラマは小さな法律事務所の弁護士(マチベン)達による「法廷もの」。
妙なアイドルタレント等を一切排した豪華な演技派キャストと、バックボーンになる「謎」の存在、何より「タブロイド」や「きらきらひかる」など、女性主人公を魅力的に描く井上由美子の本領発揮なストーリーテリングに、春ドラ最初のレギュラー視聴決定!
・井上由美子 作品リスト
いきなり初回から主人公・涼子自身の殺人未遂、と云う仰天の展開は、定番手法のひとつながら一気に引き込まれるツカミ。
ただ、観終わってから思ったけど、圧倒的に不利な涼子に「無罪」を求める神原は、涼子の事務所じゃなく最後まで大手所属の対立関係の方が好みだったかも。まあ、ライバルポジションには検事・松尾がいるから仕様が無いけど。
その神原の事務所移籍も全6回スケジュールとは云え何か唐突な印象。
通常の10〜12回放送みたく何度か涼子と対決後、「正義」の在り方に懊悩し、家族に反対されながらマチベンになる、と云う、山本くんも出てた「ひとつ屋根の下」のチィ兄ちゃんの様な展開で観たかった。
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ストーリー自体は、先述した「タブロイド」同様、毎回起こる単発事件と、かつて涼子の関わった冤罪事件と云う縦軸・横軸配分が上手い構成。
この冤罪が、涼子の殺人未遂と絶妙に絡まってくる展開が愉しめそうで大いに期待出来る。
ただ、「相棒」など、この手のジャンルでは「捜査機構が無能でなければいけない」非現実設定が必須とは云え、第1話で判明する「見落とし」が明らかに判り易いのが残念。スプレー缶を調べれば今の科学捜査なら指紋も検出されるだろうし、スナックの落書き含めて、すぐに動機へ結びつく筈。
涼子の「型破り」手法もそれ程意表をつくもので無いし、ミステリとしてはやや完成度が低いと思える。
とは云え、今作は本格ミステリと云う訳ではなく、脚本家によれば「マチベンとは町医者のような弁護士」と云う定義らしいので、どちらかと云えば登場人物同士の心の交流がメインになっていくんだろうなぁ、とは納得しているのだけれど。
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と、ストーリーにはやや不満が残るも、演技面は恐ろしく充実。
主演の江角マキコは相変わらず凛とした魅力に溢れ、低音を効かせた尋問も不快感を感じさせない。
いわゆる「綺麗事」な台詞も「ショムニ」の頃みたいな説教臭さが無く、穏やかな真摯さによって陳腐な物語にならないところが好印象。
また、仕事が出来る自立したアクティヴな女性、と云う設定も、下手をすれば単に男の真似をしてるだけの不自然なキャラになってしまう(「アンフェア」「喰いタン」など)ところを、絶妙なバランスで「女性として」の強さ、柔らかさを以て成立させているところに感嘆した。ああ、「アンフェア」も江角さんで観たかった・・・。
山本くんもクールで居ながら世間知らずの天然(自転車に驚いて靴が脱げるとか)と云うキャラを難無くこなしているし、冴えなく老けてもどこか浮き世離れした沢田研二の存在感は流石。
三谷幸喜作品でお馴染みの小林隆も、神原を「おじいちゃん」だと云って涼子を騙したり、勝訴の新聞を買って道路を横断する時にちゃんと左右確認する、など細かい味付けでクスリとさせてくれるコメディリリーフ振りがオイシイ。
ただ、犯人役の松山ケンイチくんは適役だったけど、劇場版「デスノート」のLにはどうかな・・・と関係の無い疑問が。
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最近はCS加入した所為ですっかり海外ドラマのクオリティに慣れてしまい、日本ドラマ駄目だー、とか嘯いていたけど、これは久々に満足がいきそうな作品。
泣きの音楽などのベタ演出も許容範囲だし、このままのテンションで二ヶ月楽しませて欲しいところ。
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2006年03月15日

■桜田門内の変■
うーん。最終回なのにイマイチ。結婚の為だけに唐突に用意された薫ちゃんの姉や、右京さんの激昂含め腑に落ちない各キャラの行動原理、第一話同様、無駄なミスリードや地味に収束するオチなど、スペシャルになると整合感や満足度がちょっと・・・な「相棒」。今シーズンは新規参加の脚本家陣が魅力的だっただけに、興水さんの筆力がかなり落ちた様に感じてしまう。
次シーズンのスペシャルは、派手な設定じゃないのに素晴らしいエンタテインメントをものした古沢さんにお願いしたところ。序列で無理かもしれないけど日本アカデミー賞も獲った事だし・・・。
ま、結局今回はラスト三秒くらいしか興奮出来なかったけど、シリーズそのものには落胆してないので、また秋か冬のシーズン5をのんびり待つ事にしましょう。で、次の最終回はやっぱ妊娠ネタかな〜。
・相棒-season 4- 第20話
・相棒4 -銀座NOW-
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2006年03月09日

最終回前は最も盛り上がるものなのに、多分これまでで最低の出来。
悲壮感がゼロの癖に感動させようさせようと云う演出は鼻につくし、お笑いコンビのライヴがびっくりするくらい蔑ろに描かれ、教授の恋愛感情も只のうざったい要素にしかなっていない。矢張り乗客の数はもっと減らすべきだった。
制作側のモチベーションが下がったのかどうかは知らないが、役者が一流なだけに残念過ぎる展開。これは最終回も期待出来そうにない・・・。
・神はサイコロを振らない 第7話
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■7人の容疑者■
シーズン毎に必ず入ってくる撮影現場もの。色々予算的に安上がりなのかも。
「No.10」のスタジオをバックになめながらの尋問や、ゴルフクラブのシルエットが印象的な殺害シーンなど、映像スタイルはかなり好み。ただ、櫻井脚本らしくないと云うか、コミカル要素など、ちょっと他の脚本家に影響されて自分の色を見失ったかの様に全体のバランスがイマイチ。7人全員の怪しさなどのミステリ感は高かったものの、真犯人の判明が唐突でいささか伏線不足。
計画殺人じゃないとはいえ、プロデューサーなのに右京さん達の詰問に対する回答が準備不足でお粗末だし、事前に「女」である立場を印象づける描写も無かったのが残念。
それにしてもブラウンとグレーがいるヒーロー戦隊なら、他のレンジャーはカーキやベージュ?
・相棒-season 4- 第19話
・相棒4 -銀座NOW-
・にゃむにゃむ ※ドラマ似顔絵サイト。「ENTER」→「DRAMA」で最新レヴュー閲覧可。
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2006年03月02日

冒頭の和気あいあいな情景に被さる淡々としたモノローグが効果的。ここまで余り感じられなかった悲壮感が程良く滲み出ていた。
教師・神蔵と教え子が遠目に再会するエピソードも、初めて「10年後」が活かされたものだったし、その後、対照的に描かれる亜紀のラヴフラグが報われない結果になっても、それが友情を深める流れになる構成がまた上手い。
教え子に話しかける直前、哲也に「ガンバレと云って」と電話をかけるヤス子の心情の変化には思わずウルッと来てしまったし、マイクロ・ブラックホールと積乱雲の回避が関連しつつあるなど、ここのところの停滞を解消する前進感溢れる回だった。
どうか、このままのテンションで幕を引いてくれます様に。
・神はサイコロを振らない 第6話
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設定は地味ながら、一話よりも娯楽性が高く、スタッフの絶賛も納得の正にエンタテインメント!
タイムリミットを設け、頭脳と体力、ベタつかないチームワークを見事に活かした二元捜査展開が「24」ばりの緊迫感を煽る。
これまで会話劇は一級品ながら、ミステリがやや弱かった古沢脚本。今回は従来のテンポの良さを活かしたサスペンス路線の才気が一気に開花し、いよいよ「相棒」の主軸ライターとしての地位を確立したと思える。
・古沢良太 散歩の日々
・相棒4 -銀座NOW-
・にゃむにゃむ ※ドラマ似顔絵サイト。「ENTER」→「DRAMA」で最新レヴュー閲覧可。
■ついてない女■
先週、バスの中で犯人と対峙する右京さんの予告を観て、「古畑」の「ニューヨークでの出来事」を想起。実際、冒頭からしばらくは似た感じになるも、そこは「相棒」のタイトル通り、薫ちゃんは勿論、米沢、トリオを巻き込んだ、古沢脚本でお馴染みなチームワークに連携していく展開が、どちらかと云えば「個人探偵もの」である「古畑」と違うんだなー、と納得。
撃たれた男の名字が、これまた古畑のレギュラーである「向島」なのを含めて、古沢さんなりのオマージュなのかもしれない。
東京在住でない所為で不自然に感じただけかもしれないが、バスで羽田までそんなにかかるの?と云う時間感覚や、暴力団との繋がりがすんなり判明する「ご都合主義」ぶりは多少あるけれど、そこは全然許容範囲。
ヤクザを泳がせる薫ちゃんに「意外にやるやん」と思った直後、それが右京さんのアドバイスなのが判明するテンポは抜群だし、そのヤクザをケータイの電池切れと云う最高のクライマックスをフォローするポジションにしておく配置の妙には感嘆しきり。
ラストで、右京さんがたまきさんに云う「すみません」も、お酒を注いで貰った事と「こんな男で」と云う二重な台詞になっているトコロが憎い。ほんと、会話職人だと思う。
ところで、タイトルにもなっている「ついてない女」幸子。劇中では触れなかったけれど、不幸と云うより単に「アタマと要領の悪い身の程知らず」というだけな気がする。
小さい頃からの思い出を聞いても、盲腸以外は殆ど己の不注意だし、着替えも用意せず、白い衣服のままの襲撃や調子が悪いと知りながら外車を使う杜撰な計画からしていい加減。右京さんへのその場しのぎな対応を見ても判断力が低いだけなタイプだと判る。あげくは憎い相手を「殺し損ねて」いる始末。この後のヤクザ側からの報復など一切考えずにニンマリする危機感の無さには呆れてしまう。
こういう人間ほど自分を過大評価して、周囲や運命に責任転嫁をするんだよなー、と独りごちてしまった。
とは云え、総合的には今期ベストエピソードの一つとして文句無くランクインな傑作。「社会派」櫻井、「トリッキー」輿水、と来て「エンタ」古沢のポジションがガチッと定まった感があって大いに満足出来た。
これだけ地味な設定でも盛り上げられるんだから、一話みたいなお金をかけた大作も是非書いて欲しい(序列的にはまだムリかもしれないけれど)。
・相棒-season 4- 第18話
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投稿者 UT : 00:00
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2006年02月23日

とりあえず現状維持な感じ。バカップルの謎も大した事無かったし、お笑いコンビの消化も自己満足にショボく終わりそう。
その代わり、ヤス子と哲也、ヤス子と菊介といった組み合わせの関係や感情の変遷はじっくり丁寧に、自然に描かれてるのが唯一の救いと云うか当然と云うか。もうちょっと視点を各乗客にバラけて群像劇っぽくすればいいのに、とは今更か。
まあ、桃子を演じる子役のもっちゃりした存在感や、頑張れば頑張る程ヤス子と哲也の仲を深めてしまう教授の悲恋っぷりは面白かったけれど。
「人と繋がってる気分になれた」「人の気持ちが空白を埋める」などの台詞が上滑りしない各俳優陣の演技が完璧なだけに、脚本や設定のアラが徐々に目立ってきたのが残念。
ところでノンデリカシーな坂倉さんの「生仮面夫婦」発言に「すごいよ!マサルさん」でヨロシク仮面に会えたマサルさんが「生かめぇ~ん♪」とか大ハシャギしてたシーンを思い出したっつーの!
・神はサイコロを振らない 第5話
投稿者 UT : 20:28
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■節約殺人■
ちょうど今CSで「もう誰も愛さない」を再放送してる所為か、悪女振りが妙に馴染んで見える伊藤かずえや、ナイフで刺された時の虚を衝かれた表情が絶妙だった平良政幸などの俳優陣が充実してただけに、起伏や驚きに乏しい低レベルな脚本にガッカリ。
その脚本を物したのはトンデモミステリの傑作「TRICK」の林誠人。案の定、論理はないがしろでノリや雰囲気重視。「伊東家の食卓」と「古畑」をざっと観て書いたの?という出来。
今時監視カメラの無いスーパーとか、猫よけのペットボトルなど、設定のリアリティ欠如が目に余るし、宣子の節約ノウハウも古臭い既出ネタばかりでカリスマ性ゼロ。
例えば、追い詰められた彼女がストッキングで作ったブラシで服をケアする描写などは不自然極まりない。百歩譲ってサイコパスぶりを表現したとか、平常心を取り戻す為の儀式だとしても唐突過ぎる。
視聴者の知らない情報だけで解決に至る流れもいい加減。特にラストの「消灯」がユーモアと云うより悪ふざけにしか映らないところが「土俵」間違えてる感アリアリで苦笑してしまった。とりあえず「TRICK」にお帰り下さいというのが結論。
・相棒-season 4- 第17話
・相棒4 -銀座NOW-
・にゃむにゃむ ※ドラマ似顔絵サイト。「ENTER」→「DRAMA」で最新レヴュー閲覧可。
投稿者 UT : 20:24
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2006年02月15日

ちょっと感動路線が強まってきた?と懸念が出るも、一応乗客エピソードを一人分消化、という回。
うーん。やっぱり人数多過ぎでは? キャストを均等に描く「LOST」の様な群像劇と違って、今作は結局ヤス子達がメイン視点なのも「添え物」感が強まる原因だと思う。
少なくとも今回はヤス子の「情熱」を喚起する為の装置といった感が否めないし、菊介の夢まで絡めてくる盛り沢山な伏線を果たしてちゃんと消化出来るのかどうか。
それにしても、山本くんは上手さは別として、やっぱり難関を突破してきたエリート・パイロットに見えない・・・。まあ写真をちゃんと持ってくる抜け目の無さとかは頼り甲斐あるんだけど。
「消える事」への悲壮感も含めて、例えファンタジー要素が強くても、もう少しリアリティを付加して欲しい。
・神はサイコロを振らない 第4話
投稿者 UT : 00:01
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■告発の行方■
「社会派」櫻井節炸裂!でもいつもより重さと清々しさの配分が絶妙で、後味は意外に良し。そんな訳で今シーズンのエピソードベスト5にノミネート。
大阪在住なので結構身近な問題だった「第三セクター」ネタや大臣の収賄など、一時間ものにしてはスケールデカ過ぎない?とちょっと不安だったけど、上手い事、いい意味で小さくまとまった回。
マスコミ、ジャーナリズムの美化や醜悪なデフォルメも無く、登場人物それぞれの「かつての情熱」がハーモニーの如く描かれ、死者の想いが生者へ託されていく終盤は感動モノ。
俳優陣も充実で、三谷幸喜の初期戯曲に出演もしていた松重さんのムカつき具合がリアル過ぎる編集長ぶりは勿論、「ぽっかぽか」以外のドラマではヤな役の多い羽場さんは、殴った後の電話へ怯える反応や、右京さん達を前に信念を取り戻す流れがほんと自然で感嘆してしまった。
・相棒-season 4- 第16話
・相棒4 -銀座NOW-
・にゃむにゃむ ※ドラマ似顔絵サイト。「ENTER」→「DRAMA」で最新レヴュー閲覧可。
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2006年02月09日

やっち爆発! 教授フォーリンラヴ!! 学者バカは論理には強いけど感情には脆い、というのが上手い。今後は好奇心や探究心だけでなく、ヤス子への想いで必死になってくれそう。・・・報われないだろうけど。
どうしても主演がメインになってしまう為、他の乗客の描写がおざなりになってしまったり、今回みたく情緒が強過ぎてしまうのは致し方無いけれど、そういう湿気を上手く演技側でコントロールする小林さんには今週も感服。
武田くんとのビンタ応酬や、プロポーズを拒否した後の表情はほんと絶品。主題歌が結構上手くハマってるのも効果的なんだろなー。
あと、このブログの名前と関わりのある、元バービー・ボーイズの杏子さんが出ててちょっとビックリ。
・神はサイコロを振らない 第3話
投稿者 UT : 00:01
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■天才の系譜■
右京の姪・杉下花(原沙知絵)登場! 親(叔父)バカ右京さんも新鮮〜。
探偵ものだと定番な家族ネタだけど、原さんイイですね。モデル然としたオリエンタルなビジュアルの所為か、妙な媚びや色気の無いサバサバしたアクティヴさ。向こう見ずな未熟さも鬱陶しくないし、右京さんと同様、上から目線な態度もあまり反感を覚えさせないとこなんか、ちゃんと役作りされてる感じ。美和子さんが抜けた穴を華やかに埋めてくれて好感度大でした。再登場に期待。
それにしても依然謎に包まれた右京さんの家族構成。「花の里」からして今度は「里」さんが現れるのもアリ?
本編は真相にイマイチこじつけ感が漂うも、古沢脚本なんで会話劇を楽しむのが正しい鑑賞スタンスかと。二人っきりだと意外に甘えん坊?と思わせる右京さんの「お酒ちょーだいッ!」と伊丹さんの「偶然?偶然ッ?」は狙い通りウケました。
・相棒-season 4- 第15話
・古沢良太 散歩の日々 ※BBSのスパムが酷い・・・。
・相棒4 -銀座NOW-
・にゃむにゃむ ※ドラマ似顔絵サイト。「ENTER」→「DRAMA」で最新レヴュー閲覧可。
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2006年02月03日

依然クオリティをキープ。ほんとしつこいですが難点は「泣きの音楽」くらい。ラストも無理矢理さを感じない、非常に納得のいく「ええ~!?」な驚きだったし、ますます好調な出来に大満足。
ヤス子と亜紀の「退屈だった?」「穏やかだった」「つまんなかったんでしょ!?」のやり取りとかほんと親友の空気だし、ややベタ演出だけどバケツの氷やこわれるシャボン玉なんかのイメージカットも的確。
個人的にタイトルであるアインシュタインの言葉の出方は「銀のロマンティック・・・わはは」っぽいと思ってしまった。
ところで亜紀達の「消滅」なんだけど、元の時空に戻る、という現象にはならないのかな? 戻ろうにも既にその時間は過ぎ去ってしまったので消えざるを得ないとか? もう一度10年前に戻って歴史が変わるのならそれ程悲劇では無い気もするけど・・・。まあ、SF部分はあまり考証する訳でも無さそうなので、ここはもう出てきた論理を納得するしかないか。
・神はサイコロを振らない 第2話
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■殺人セレブ■
内容よりも放送順というか番組構成が上手いなぁ、と感心した回。先週はコレクター心理が動機と思わせて・・・という展開だったんで、今回も冒頭のテツ部屋描写で「またミスリード?」とまんまと引っ掛かってしまった・・・のは私だけ?でもプレートは少々露骨な伏線だったかな~。
それにしても今シーズンて妙にオタク要素が多い気がする。米沢さんの露出並みに。
ところで脚本は新人さん起用?櫻井さんが補作してたけど。すこぶる偏見ですが、矢張り女性の方が奥様同士の「ジメジメ具合」のリアルさが書けるのかも。
次回はある様で無かった「右京さんの姪」登場。下手に女子高生とかじゃないところにポリシーを感じます。評判良ければ準レギュなんだろなー。
・相棒-season 4- 第14話
・相棒4 -銀座NOW-
・にゃむにゃむ ※ドラマ似顔絵サイト。「ENTER」→「DRAMA」で最新レヴュー閲覧可。
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2006年02月01日
◆12人の優しい日本人 (PARCO)
1/28(土)のシアター・ドラマシティ(大阪)公演を、WOWOW生中継で鑑賞。
14年振りの再演はオールスターキャスト志向。英語タイトルが「The Gentle Twelve」なのを見ても、恐らく「オーシャンズ12(11)」を意識したっぽい。時事ネタを盛り込んだユーモアも的確だし、「古畑」の本間勇輔によるサントラも哀愁と軽快さが程良く気持ちいい。
でも結果的な評価は「まあまあ」。但し、これは「公平」なものでは多分無い。中原俊による映画版(傑作!)を既に観ている為、どうしても比較視点になってしまった所為もあるし、TV生中継ならではのカメラ割りやサービスが気になったのも大きい。
ただ、今回の再演のみに付加されたある要素は非常に感慨深かった。それは2009年までに「裁判員制度」が施行されるという「現実」を、脳の片隅で意識しながら観られたという点だ。
いずれ我々も、彼らと同じ立場で悩み、怒り、惑い、「罪」とは何かを真摯に考えなければならない。この公演はそんな覚悟をさりげなく促してくれた、と云えば穿ち過ぎだろうか。
ちなみに元ネタである「十二人の怒れる男」も傑作。意外に笑える箇所もあり、皆が去るラストカットで清々しさを覚えるのも今作と共通する。
以下、映画版支持に偏った比較(文句?)とネタバレにご注意。かなりブチブチ云ってますw
・初演以降のキャスト一覧 ※サンシャインボーイズ版もっぺん観たい・・・。
・「12人の優しい日本人」映画版についての解説
・三谷幸喜データバンク
・「十二人の怒れる男」特集 (「元気の出る映画特集)
・裁判員制度について (あなたも裁判員!) ※相田みつをのコピーが・・・。
まず審議までが些か長い。劇中の台詞をもじるなら「注文観るだけで一苦労」。
「愛知万博のマンモス」「丹波淋」「ラプサンスーチョン」「小さ過ぎる椅子」などの小ネタは確かに笑えたが、以降も細々とこれらが混入する事で進行の妨げになり、いわゆる「話の腰を折る」結果になってしまった。映画版ではこの辺りがタイトになっている為、非常に展開が淀みない。
観客にとって事件の経過は出演者の会話でのみ知る事が出来る。再演に際し、変更や新たなアレンジを加える事は理解出来るが、スムーズさに欠けたのは残念だった。まあ「坂道」は「信号」のままが自然だったけれど、ヤクルトがミロに、貴花田が琴欧州に、ダヨーンのおじさんがムネオに変わったところは面白かった。
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そしてキャスティング。キャラに新しい魅力を吹き込んだのは山寺宏一と小日向文世。しっくり来なかったのは筒井道隆と「THE 有頂天ホテル」でもキュートだった堀内敬子。
特に後の二人は、論理的な人間からすると癇に障るドン臭いキャラ。
これが後半活きてくる訳だが、筒井さんは重要なハイライトである「ジンジャーエール」を最初から妙に強調した上に肝心なシーンでも突き抜け感ゼロ。最後まで立ち振る舞いにイライラしてしまう。堀内さんは外見の印象から云っても年齢設定にムリを感じる。
基本的に演劇は「無いものを有る事に」してしまうジャンルだ。日本人が金髪カツラだけでマリー・アントワネットになり、男が女を、老人が子供を演じても構わない。ただ、三谷演劇はストレートプレイ(ミュージカルでない普通の芝居)な為、これらの要素は成り立ち難い。鈴木砂羽と入れ替えればまだリアリティもあったのだが。今回はキャストの年齢の幅が狭いのもちょっと気になった部分。
ちなみに「ジンジャーエール」は既知だったから不自然に感じたのかと思ったが、映画版を観直すと二瓶鮫一の提示は見事にさりげなく、改めて感服した。
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そして、最も重要な役回りである「有罪を主張し続ける会社員・2号」と「一度は傾いた判決を無罪へと引き戻す役者・11号」の二人には、残念ながらかなり辛い点数を付けざるを得ない。
「2号」を過去四度全て演じてきた相島一之は、いわゆる学級委員長タイプな所を見事に表現していた。融通は効かないし少々エキセントリックだが、「恐らくいい人」である彼が「有罪」を主張し続ける事に、何か正しい理屈があるのではないだろうか、と思わせるのが最も重要なポイントだ。これにより「有罪の根拠」が観る者の心に響く。
ところが今回の生瀬勝久による2号は、最初からかなり高圧的かつ攻撃的。
「身勝手で暴力的」な面が突出してしまい、いわゆる二重人格なDV男の印象が強くなってしまった。生瀬さんの外見もアクが強く、精神的に危険な男に見えてもいい人には思えない。こうなると妻との離婚に対してあまり同情出来なくなってしまう。
その2号へ、この話最大の名台詞でありクライマックスの言葉を放つ11号の江口洋介だが、彼は逆に淡白。冒頭こそ反抗的で執拗なネチっこさが覗いたが、徐々にアッサリしたキャラに移行した所為で、本来後半に輝きを増してくる筈のおいしいギャップ効果が失せてしまった。
意地悪い見方をすると、舞台初出演の為、演じるのに精一杯だったのか、とも取れる。
もっとも、これは映画版の豊川悦司が強烈な所為もある。彼のキャリアが一気に輝いた契機と云われるだけあって、豊川版の11号はアクの強さ、視覚的なミスリード、ラストのちょっとしたサプライズなどが完璧過ぎる。個人的には「オバちゃん」の云い回しなどは天才としか思えない。
この怪演と比べられては江口洋介も不幸というものか。堀内・鈴木同様、この生瀬・江口両名もキャスト入れ替えで良かった気がする。
後は全員のテンションの高さ。舞台ではどうしても大声を出さなければならないけれど、皆が怒鳴り散らすスタイルでは性格が似通ってしまう。小日向さん一人が冷静なスタンスだったが、もう少し演劇畑の俳優を入れるべきだったのでは。華はあるが、TVメインで舞台慣れしていない者が多いオールスターキャストの功罪と云えるだろう。
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最後に、今回の生中継による「過剰なサービス」への不満。
まず三谷幸喜のよるプレトーク。当日は大阪で映画舞台挨拶があったので予感はしていたが正直不要。特に生瀬さんのネタを持ち出したのは大失敗。観客が舞台に入り込む為のリアリティを殺いでしまった。同様に終演後の山寺さんのナレーションも些か余韻に欠ける。
あとカーテンコールし過ぎ。はっきり云ってWOWOWの放送尺の調整としか思えないのだが、せいぜいダブルコールで充分だろう。浅野和之の扉を閉める所作が格好良かっただけにこれまた非常に残念だった。
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と、文句タラタラな感想。勿論悪くは無かったけれど、14年振りだけあって厳しい評価に・・・。
例え本人による作業でもリメイクは難しいのだなー、とつくづく思い知らされた。
演劇と映画を比べるのは無意味だとは判っているのだけれど、今作に関しては矢張り「映画版」を推したい。
小気味良いテンポの編集とメリハリの利いた演技は勿論、三谷作品にも参加している高間賢治のアメリカ映画の様に温かみのある色設定は素晴らしいし、演出力のあるカメラワーク(特に「自殺」の部分)も的確。
これを機会に、また再評価して欲しいと心から願う。
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2006年01月27日
◆中居正広の金曜日のスマたちへ~波瀾万丈特別篇
大竹しのぶの半生を描いた前篇。普段この番組あまり観ないのだけれど、どうせ自伝の宣伝程度だろうし、さんまさんとの馴れ初めとか観たいなー、と軽い気持ちでチャンネルを合わせたら思いの外のめり込んでしまった。
・大竹しのぶ 公式サイト
基本的に私は「冷徹なマシーン」と評されるマグナムドライな性格なので、「ウルルン」とか「あいのり」なぞは興味皆無なんだけど、偶に「親子もの」に虚を突かれて泣いてしまうんですねー。
今回は彼女が「体当たりの演技を見せた」という、映画の中の何の変哲も無い、ただ尻餅をついただけのシーンがツボ。
マヌケにも彼女がその時期妊娠していたのを失念していた為、一瞬「どこが体当たり?」と思った直後のナレーションでその事に気付き、当時の彼女がお腹に向かって必死に祈った「赤ちゃん頑張ってね。しっかりしがみついててね」という言葉でもうボロ泣き。「ただ尻餅をついただけ」とか何云ってるんだ自分、とか己を恥じる程。
まあ、多分制作側としては涙狙いの部分では無かったんだろうけど、こういう自然な母性愛に触れるとシベリアンな心も溶ける訳です。
そんな訳で、自伝は買わないけど来週の後篇は絶対観ます。
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2006年01月26日

良いです。何につけても、演じ方によっては厭味ったらしくウザい説教になりがちなパートを真摯で清廉な印象で締める小林聡美の役作りに感服。
他の俳優陣も然りで、これ程「演技」を安心して観られるドラマは今期には無いかも。
必要以上にお涙頂戴でも無いし、感傷的な音楽も捻くれ者でドライな私だからこそ、やや鼻につく、といったレベルで充分許容範囲。この調子で、「あいのうた」後半みたく涙増量演出でさえなければ文句無し。
・神はサイコロを振らない 第1話
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2006年01月25日

■アゲハ蝶■
環境問題とコレクター心理の両方が類型的というか、単なるミステリーの道具程度で終わっていた感じ。「新選組!」で名前を覚えた飯田基祐もこれまたステレオタイプな社会不適合者といった安直な役作り。下手な訳では無いけれど・・・。
後半の展開も、何十年も前から居た蝶を何故今まで見つけられなかったのか、という曖昧な設定がリアリティを殺いだ。普通に環境汚染で終わっておいても充分だった気がする。脚本家のどんでん返しを入れよう入れようという意気込みや欲が蛇足に過ぎた回だった。
・相棒-season 4- 第13話
・相棒4 -銀座NOW-
・にゃむにゃむ ※ドラマ似顔絵サイト。「ENTER」→「DRAMA」で最新レヴュー閲覧可。
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2006年01月19日

10年前、突如消息を絶った飛行機が還ってきた。しかも乗員・乗客は全てあの日のまま・・・。
「Xファイル」や「世にも奇妙な〜」の1エピソードと、「忘れていたあの頃の情熱や想いを再び」というヒューマンものを掛け合わせた設定を、オカルトに偏る事なく日常的かつユーモアも程良い演出で魅せる、今クールでは一番のスタートといえるドラマ。
これで水曜は「相棒」「LOST」「エイリアス」とドラマ密度の濃い夜になりそう。
・オフィス・クレッシェンド
まず何と云ってもスタッフがツボ。櫨山裕子プロデューサーや、日テレでは大谷太郎と並んで好きなディレクターである佐藤東弥といった、「金田一少年」や「未満都市」などの元「土9」スタッフ。
今クールは「白夜行」も手がけ、天才・堤幸彦とBOФWY人気を担ったと云われる神康幸が所属するオフィス・クレッシェンド制作という鉄壁な布陣が堪らない。
そして、前クールの「あいのうた」に続き、きちんと「役者」揃いのキャスティングも嬉しい。
こういう非現実的なストーリーは俳優の本気具合が自ずと画面から伝わってくるもの。そこを気負わず、作り物っぽくせず、現実にこんな事態が起こったら人はどんな反応をするのか、という匙加減が各々絶妙なのが素晴らしい。
このお陰で、視聴者にも設定がスルっと自然に納得でき、リアリティの獲得に成功したのだと思う。
特に「すいか」や「アフリカの夜」など結構競演の多い、小林聡美、ともさかりえという好きな女優二人のシンクロ率の高さは云わずもがなで、特に「あっちとやっち」がまるでテレパシーの如く意思疎通してのける再会シーンは白眉。10年のタイムスリップを「あ・・・」「・・・老けただろ?」で納得させてしまうセンスに唸った。
ここは原作通りなのだろうか。何となく女性脚本ならではといった感じがするのだけれど。
この初回では主人公を始め、乗客も何人か訳ありなニュアンスを匂わせているので、現在CSで放送中の「LOST」みたく毎週各々をクローズアップしていくのだろう。
懸案は日本ならではというか過剰な音楽などで「お涙頂戴」を強調する怖れがあるところ。前クールの「あいのうた」もラスト2話はやはりそこに偏ってしまったのが残念だった。とりあえず登場人物の「涙」で視聴者を貰い泣きさせようとする演出は避けて欲しい。
帰還の喜びや戸惑いも束の間、すぐさま「タイムリミット」を持って来る事で緊張感を生むエンディングも秀逸だし、amazonの原作書評はイマイチだけど、そこを覆す展開を大いに期待したい。
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投稿者 UT : 20:10
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櫻井脚本なので覚悟はしていたけど、それでもやるせなく無力感を覚えた後味の苦い回。
これまではラストにわずかな、一筋の希望というか救いがあったのに、今回は容赦無く徹底した現実描写が凄い。
・相棒4 -銀座NOW-
・にゃむにゃむ ※ドラマ似顔絵サイト。「ENTER」→「DRAMA」で最新レヴュー閲覧可。
■最後の着信■
「救い」になるべき「愛」も女にとっては単なる冗談に過ぎず(そうではないかも、という描写はあれど)、脇本人も閉塞した生活から抜け出す為に彼女を利用したかっただけと伺える事実が痛すぎる。
結局、彼が死んでも菱沼刑事はまた新たな「エス」を作って自作自演の手柄を上げ、売人も次々現れるだけなのが現実。
誰かの人生を破滅させる覚醒剤売買に携わった罪は死んでも拭えない、とばかりに「自業自得」と断罪され、孤独で悲惨な脇の死に様は、麻薬常習者の姿を見せる従来のやり方とは違う角度で視聴者に「クスリ」の現実を重く突きつける。
今回、その脇を特別な人間ではなく、どこにでも要るお節介な「大阪の青年」としてリアルに演じる事でストーリーにやりきれなさを加味した桐谷健太は、検索して初めて「タイガー&ドラゴン」に出てたのを思い出したくらい別人になりきっていたのに感心した。
いわゆる「東京と大阪の反目」が死因とも取れた今回、彼が大阪人じゃなかったら死ぬ事は無かったのかもと思えるところもまた哀しい。
ちなみに関西在住なのもあって、よくドラマの関西弁に違和感を覚えるのだけれど(今回で云えば脇の母親の留守電)、その点大阪出身だけあって桐谷くんはナチュラルだった。
それにしても角田課長。そーいや薬物対策課長だっけ~、とすぐ気付かなくてゴメンねw
・相棒-season 4- 第12話
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2006年01月13日

■緑の殺意■
「偶々も三回続けば作為の匂い」「出物腫れ物ところ嫌わず」など、テンポのいい台詞回しでてっきりまた古沢さんかと思えば、「ロッカーのハナコさん」「マルサ!」などのベテラン・戸田山雅司が「相棒」初登場。
「未必の故意」を判りやすく説明する流れもいいし、課長、トリオもきっちり出演させてあげるのも手堅い(アイドルファンのタタミさんネタもツボ)。砂本さん亡き後の新たな戦力として今後も期待。
来週はラムネ登場。スタッフ曰く今シーズンで最も思い入れがあるエピソードらしいので愉しみ。
・相棒-season 4- 第11話
・戸田山雅司について(はてなダイアリー)
・相棒4 -銀座NOW-
・にゃむにゃむ ※ドラマ似顔絵サイト。「ENTER」→「DRAMA」で最新レヴュー閲覧可。
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2006年01月12日
◆白夜行 ※公式サイト。
親殺しに始まり、幾つもの罪に手を汚しながらも強かに「生き抜く」男女を描いたノワール・・・のドラマ化。
東野作品は全く読んだ事無いんだけど、この原作はダーク度が深くて面白そう。安直だけど「ボニーとクライド」なイメージ?
・超映画批評 ※トップページで軽く触れています。この方、結構東野ファンです。
で、ドラマ版はと云うと、いきなりクライマックスな流血沙汰、武田鉄矢の怖過ぎる絶叫、などツカミはバッチリ。
ただ、日本ならではのピアノとストリングスを多様した過剰な音楽、柴崎コウの主題歌、ボソボソ語る追憶モノローグ、といった初回を観る限りではまんま「セカチュー」な感じ。ストーリーは確りしてるので不満は無いけれど、大阪が舞台の原作の名残なのか、武田鉄矢の関西弁はかなりムリがあり、リアリティを妨げる要素になりそう。
色々原作の書評読んでるとファンの拒絶感も大きいし、かなりダーティな設定の二人を妙に美化してしまうのかもしれないのが不安なところ。
辛い過去を持ってれば、犯罪に手を染めても仕方が無いんだ、という主張になる危険性が高いのを、果たして制作者は自覚しているのかどうか。
でもまー、とりあえず新番組では最初のレギュラー視聴決定かも。
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投稿者 UT : 22:47
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2006年01月06日

「動機の鑑定」における壺の話や、全力疾走する今泉(もう45なのに)と「ラストダンスは私に」を想起させる「さよなら、DJ」、「笑うカンガルー」でのコンビ解消など、セルフオマージュにニヤリとさせられる回。犯人は「偽善の報酬」に続く「脚本家」設定であり、今回はかなり業界に対して三谷幸喜の提言が強いところが印象的。
どの時点で「真相」に気付くかどうかで愉しみ方は違ってくるけれど、一発ネタではない為、例え感付いても古畑同様、彼女への哀しみを味わえる構成になっているのが素晴らしい。
終盤、第一話「死者からの伝言」を必ず観たくなる古畑の台詞も見事の一言。まさに「女で始まり、女で終わった」物語。いよいよ最終夜。
・古畑Fan ※充実したファンサイト。
・木皿泉 (関心空間) ※二人組の脚本家。双子では無いけれど、「やっぱり猫が好き」も書いていたり、意外に三谷さんの着想点になってるかも。
■ラスト・ダンス■
「哀しい女性」という古畑の台詞。そして何故双子なのか。これだけで冒頭、または放送前から真相に気付いた人も多かった筈。「貴女もおかしな事考えるわねぇ」から始まって、小出しにされる彼女の正体の断片も的確だし、どんでん返しを狙ったものではないと判る。意地悪くみればワンアイデアへの保険をしっかりかけておいたとも取れるが、そもそもは倒叙ものなので納得のいく構成。
姉妹のペンネーム「加賀美(鏡)」などの含意もソツ無く、動機や設定自体は古くから「とりかへばや物語」にある様に「双子もの」の定番だけれど、どうもこのシリーズでは全くモテない古畑唯一のラブストーリーという要素と、一話へ回帰する流れが丁寧に描かれていて良かった。
小ネタも好調で、悪ふざけの炸裂する「ブルガリ三四郎」、「殿山雅治」、「ベリーベリーベリー」に興味示しておいて結局オレンジジュース、古畑を囲む今泉や西園寺の醜い内輪モメ、「ピンキー!」絶叫など、ツボを全く外さない数々は流石天才喜劇作家。
そして田村正和ファンの自分としては嬉しい「ニューヨーク恋物語」のラストを思わせる抱擁、ナナメ上を見上げる哀しみの表情の格好良さ、といった部分も存分に堪能出来た。あの黄色のコートにしたって実は似合ってしまうところも「総理と呼ばないで」の赤ジャージに通じて懐かしくなったり。
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そんな訳でいよいよ完結のこのシリーズ。正直この三夜は、ミステリとしてもシリーズとしても最高傑作とは云い難い。
秀逸なユーモアミステリだった1st。エンタテインメントを追求した2nd。サイコパスやシットコムといった多彩な設定が魅力の3rdと比べると、やはりパワーダウンは否めない。
去年の暗鬱な幕引きもある意味新鮮だっただけに、ここがやはり引き際なんだろうな、とも思う。
ただ、それでも幻滅する事はないし、今後も支持せずにはいられないのは、やはり劇中でもみじに己を投影して語らせていた様に、「作り手」としての自負や意気込み、愛は損なわれていないからだろう。
実際「CSI:科学捜査班」や「ザ・シールド」などの様に、同じ刑事ドラマでも海外ではどんどん進化している現状の中、日本も「踊る~」シリーズや「ガンダム」「エヴァ」など、いつまでもヒット作に依存するより、新たな世界を構築する意欲に溢れる三谷幸喜の姿勢には頼もしさを強く感じた。
まあ、フジテレビなのでまた帰ってくる可能性は大だけれど、とりあえず、さようなら。古畑さん。
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投稿者 UT : 19:32
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2006年01月05日

「古畑任三郎 vs SMAP」に続く、実在の人物が登場する回。
と云っても冒頭からかなりクドく「フィクション」を強調するところがやや興ざめ(ラストのテロップくらいで充分)。SMAP同様「誰かの為の殺人」をする事で彼を美化し過ぎた感も強い。
それらが「大人の配慮」だから仕方が無いとしても肝心のミステリの出来がイマイチ。シリーズものの小説やオムニバスは真ん中が一番面白くない様に、イチローの演技や存在感が予想を遥かに超えて良かっただけに設定のアラや納得のいかない箇所が多過ぎたのが残念。
兎にも角にも、さよなら、向島さん。
・古畑Fan ※充実したファンサイト。
・小林隆(向島役)インタヴュー (公式サイト)
■フェアな殺人者■
まず「フェア」と「無謀」を取り違えているんじゃないの?という展開にイライラさせられた。
加湿器の置き方が迂闊な向島は仕方が無いとして、イチローの凄さがちっとも感じられない。
野球選手は知性も要求される業種だと思うのだけれど、どうも行き当たりばったりなイチロー。ボールの処分方法や咄嗟のウソなど、到底「完全犯罪」には程遠いミスや見落としが多い体たらく。マッチを残す行為にも余裕ではなく愚かしさを覚えた視聴者は多かったのではないか。
「ゲームを愉しむ」余裕などと云うのは、まず野球のみならず犯罪も完璧、と思わせてこそだし、それで後半の突き崩しが活きてくると思うのだけれど、最初から負けムードプンプンでは期待感が皆無だ。
そもそも公明正大を強調した設定から矛盾というか「じゃあ殺人なんかするなよ」と思えるし、同じ「ウソがつけない」設定でも「笑わない女」には計画性がしっかり感じられた。
愛する野球が出来なくなっても、兄の為に殺人を犯す動機をもう少し強いものにすべきだったのではないだろうか。最悪の状況を考えない展望の無さも納得がいかない。
脚本も強引で無駄な箇所が多く、野球選手だから脚力や肩が優れているというのは短絡的だし、向島のサインがそっくりなのもそれ程活かされていない。
フォローになる筈の小ネタも振るわず、第一夜と同じ「ここ東京?」も意味不明になってしまったり、今泉の転職願望が回収される事も無い投げっぱなしぶり。
結末でイチローの「平常心」を崩す作戦も、意図は判るのだけれどやり方が陳腐過ぎだろう。
例えば素人考えで恐縮だが、今泉が祖母に書いて欲しいと渡したボールを使うなど(祖母の名前もシゲルとか)、もうちょっと小道具などを活用して欲しかった。
大体サインボールは最初に古畑に書いているので最後に渡すのも必然性に欠ける。それなら徹底してサインしない主義の彼が、最後に本物のサインを書いてくれた、とかの方がちょっとした感動を覚える。自分で「価値が出ますよ」というのもイメージが違うし。
まあ、肝心の「駐車場」に関しては、冒頭に車を地下に駐めなかった彼の「フェアプレイ」精神が裏目に出た、という皮肉になっていて見事ではあったのだけれど。
それにしても、古畑になかなか名前を覚えて貰えなかった時代からのキャラである向島。
数奇な人生を辿る彼はこれを以って退場するかと思うとかなり寂しい。でも殺人を犯した小石川ちなみが結婚して幸せになってるくらいだから、今度は時事的に「上戸彩」にでも似た女性と再婚でもして欲しいところ。
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2006年01月04日

新年明け、「新選組!!」と同時に開始した三谷尽くし第2弾。11年を経ていよいよ完結(のはず)するシリーズファイナル第一夜。
山深い村、「音弥」という名、「悪魔の手毬唄」を思わせる「童歌」など、ゲストの石坂浩二を強く意識した「金田一耕助」へのオマージュを散りばめ、古畑シリーズの特徴である「倒叙ミステリ」を逆手にとった設定が意欲的な回。
・古畑Fan ※充実したファンサイト。
・金田一耕助博物館
■今、甦る死■
冒頭の古畑曰く「最も巧妙な犯罪」。確かにそう。ただこの言葉が強烈過ぎて、前半の音弥による犯罪のアラが目立ち過ぎてしまった。当然、視聴者は「どこが巧妙なの?」と詮索せずには要られないのだから。
その点で観る者へのミスリードを放棄してしまったと云うか、容易に音弥が真犯人では無いのだな、と思わせてしまったのが残念。
天馬による音弥の叔母の引き留めも明らかに不自然だったし、「欠けた矢じり」「鎧」を強調したカットなど、今回三夜全部を演出した河野圭太は2nd seasonの「偽善の報酬」同様、どうも露骨にヒントを出すきらいがある。初期みたく「アッ!」と思わせるさりげない提示でも視聴者は充分ついていけると思うのだけれど。
藤原竜也の演技もかなり上手い筈なのに、「新選組!」の沖田の様な無邪気で奔放なキャラ設定やニヤニヤ笑い過ぎる過剰さも頂けない。
ただ脚本自体も若干アラが目立った。特にいきなり零れたバケツの水を今泉に舐めさせるシーンは少々強引。
古畑の着眼点の特異さは判るのだけれど、例えば堀部家の飼い猫が砂糖の溶けた方だけ舐めてるのがおかしいとか、金田一へのオマージュなのだからその辺を追加して自然と納得いくものにして欲しかった。
とは云え、今回の三作中では伏線、構成、動機などの整合が最も取れた回だったと思う。
ラジコンカーに熱中し、役職への興味が無い性格に見える音弥が、何故急に経営に燃え出したのかの「矛盾」は程良かったし、天馬の犯罪動機が自然保護だけでなく保身も含まれていた辺りは納得の出来。倒叙ミステリと思わせて正統派の推理ものに至る構成も秀逸だった(露骨ではあったけれど)。
カンペーちゃん作曲?と思わせる「アヘアヘアヘハー」や古畑の父がヤシの実で死んだ、などの小ネタも充実して、まずまずの満足。
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2006年01月03日

ついに還って来た三谷「新選組!!」。「!」がいっこ増えて気合も漢気もとにかく濃厚で充実。回想を用いた伏線や小道具の使い方が丁寧な構成に唸らされた。
難を云えば、1時間半という中途半端な尺は無駄を削ったテンポで疾走感を生むも、やはり後半は駆け足過ぎて余韻に欠けたのがやや残念。総集編でミツがコルクを持ってた理由になる鉄之助はともかく、相馬の存在意義がやや薄かった様にも思える。30分程度を何故与えられないのかNHK(素人文句)。
ちなみに直前にやってた総集編の最後で、上画像のリンク先にある実際の土方そっくりに撮った写真のズームアップに、榎本、大鳥のやり取りが被さる番宣が期待感を煽って良かった。
・榎本 武揚について (Wikipedia)
「正月時代劇」のロゴ下にある「月と雲の絵」が何かマヌケだったので嫌な予感が一瞬かすめるも、死者を弔う蝋燭で形作った様な五稜郭、それに被さるタイトルロゴフォントのセンスがクールなOPで安堵。特にスタッフテロップで演出が吉川邦夫なのを観て「良しッ!」と独りごちてしまった。
「組!」本編では48話のみの担当ながら、当時は古田新太と香取慎吾が対峙する緊張感溢れた回転ショットなどの演出を観て、何故この人がチーフじゃなかったのか、と非常に残念だったのを覚えている。チーフだった清水一彦は「あぐり」は好きだったけど「組!」にとっては相性が全く合わなかったし・・・。
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とりあえず観終わってみると、一番の収穫は「榎本武揚」を品位と風格を備えた「バカなロマンチ」として魅力的に演じ上げた片岡愛之助。
「西洋かぶれ」と揶揄される伊達男ぶりが鼻につくキャラかと思いきや、サンドウィッチを「おあんがなさい」とか、「まぁいいや」「預けられねぇんだ!」などの「江戸っ子」DNAが徐々に漏れ出してくるあたりも秀逸。
歌舞伎役者だから当然ではあるけれど、重厚な「色気」にも感嘆した。山本耕史の納刀やナイフを回す等の、若さを強調した鋭い色気と相対してまたいい感じ。
Wikipediaにある「義理・人情に厚く、涙もろいという典型的な江戸っ子で明治天皇のお気に入りだった。また海外通でありながら極端な洋化政策には批判的で、園遊会ではあえて和装で参内するなど粋な行動に終始した。」という人物像にもピッタリ。
更に三谷版榎本は、土方が従わずにいられない要素が「二つ」揃っている様に思える。
すなわち「夢を抱く近藤勇」と「先見の明に長けた山南敬助」の魅力だ。
「自分一人の命で皆を救う」考え方は近藤に通じるし、劇中やたら山南に言及する土方を強調した設定は、合理主義者で現実認知は優れているがヴィジョンを持ちにくい土方にとって、憧れ、惹かれる要素を兼ね備えた榎本に尽力する理由になり、非常に自然な流れだった。
あと山南と云えば、土方による彼への賛辞に呪縛にも似た後悔の念がまざまざと見受けられ、「ヌエを人が倒すんだ」の台詞にはちょっとホロリ。
片岡さんは今回初めて名前を知ったのだが、あの怪作「シベリア超特急」にも出ているそうで、俄然興味が沸いてきた。
俳優と云えばもう一人、佐藤B作の永井尚志が大人の分別ある行動で要所要所を締める貫禄も流石。「ごめんなさいでいいじゃないか」「さ、降伏してくるか」などの優しさと達観に満ちた台詞も印象的だった。
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後半、死に場所を探していた事を見抜かれた土方が「生きる為の戦い」に転じた辺りから、歴史を知っていてもひょっとしたら勝てるのかも、と思わせられる高揚感が凄い。男三人の同調もとにかく熱い。
NHKの予算や迫力の無い戦闘シーンをカバーする様な、「ジオラマ」を効果的に用いた情景描写が視聴者の理解度をきっちり押さえてる辺りも感心してしまった。
優勢が覆り、土方が上げる鬨の声を突如中断する銃声などのベタな箇所を湿っぽくしない辺りもいい。
ただ、近藤のラストカットの使い回しは正直頂けなかったというか違和感があった。
彼を出さない設定なら最後まで徹底して欲しかったし、影や声だけでも充分だったと思う。
まあ、冒頭に書いた様に尺への不満はあれど、土方の死後、敗走する軍勢や榎本達の描写に余計な悲壮感は無く、最後まで地に落ちなかった「誠」の旗や駆けていく鉄之助の姿に「未来」を感じられた結末はまさに「新選組!」完結に相応しかったと思う。
これ以降、生き残った島田や斉藤らの物語は多分無いだろうが、それでも期待してしまうところが傑作の証だろう。個人的には榎本の人生を片岡主演で是非観たい。
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2006年01月02日

新年第一弾は元旦放映、しかも2時間半という破格の待遇。もうテレ朝の看板と云っても過言ではありませんねぇ、な「相棒」。
「地獄の黙示録」よろしく「ワルキューレの騎行」に乗ってナパームならぬ札束をバラまくヘリ。久々ドラマ出演の葉月里緒奈、「サイコメトラーEIJI」が印象的だった永澤俊矢、大御所・竜雷太などの充実したキャストなど、期待は凄かった・・・のだけど、はっきり云って非常に評価が難しかった回。
長丁場ならではの丁寧な描写、充実度は満足。でも逆に冗長な箇所や設定の無駄・矛盾も目立ったり。
以下、正月から辛口というか、「毒舌始め」な感想です。
・須佐之男命について
・相棒4 -銀座NOW-
・にゃむにゃむ ※ドラマ似顔絵サイト。「ENTER」→「DRAMA」で最新レヴュー閲覧可。
■汚れある悪戯■
久々な感じもする輿水泰弘の脚本。メインライターの面目躍如とばかりに、各キャラのアクが強かった印象。
本部長らの大人げない怒り具合や竜雷太の息子への愛憎など、正月から濃過ぎてアテられそうな人間のエゴを描かせたらほんと一級品。
右京さんの追求も、犯人からしたらほんと不愉快極まりないだろうなーというネチこさに、「和製シャーロック・ホームズ」より矢張り「コロンボ」の方がしっくり来るかも、と納得。
ラスト、静謐の中、ビデオ画像内で哲弥に微笑む愛梨のシークエンスの虚しさが流石「相棒」。正月だからって能天気には済まさない重みに感服してしまった。
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で、文句長文。
とりあえず、冒頭からラストまで「違和感」がつきまとい、リアリティに首を傾げる箇所が多かった。
不謹慎かもしれないが、銀行頭取ならともかく、一行員の誘拐に五億をポンと用意してしまう状況が何かヘン。銀行の上層部が金を出し渋るなどの描写も無いし、金がバラ巻かれても誰も悔しがらず、戻って来た愛梨に優し過ぎる周囲も不自然。
身代金の額で捜査本部の規模が決まるのかどうかはよく知らないが、「踊る大捜査線」よろしく特殊班(「トカゲ」のネーミングセンスがちょっと・・・)が大仰に登場しても、さしたる誘拐対策のプロとしての活躍やノウハウも見られず、「別にこの人達じゃなくても」な子供の使い状態に呆れた。
ヘリのバラまきシーンも、カメラの視野が狭いというか、地上からの窮屈なカットばかり目立ち、上空から俯瞰で舐めるなどもうちょっとダイナミックな画が観たかった気もする。
捜査の進行具合にしても「?」続出で、以前、他の方の「相棒」感想にもあったが、「CSI:科学捜査班」など観てしまうと、濡れた衣服や監禁状態の奇妙さを右京さんのツッコミだけで矛盾を露呈させるところに、芹沢君の事件時にも「死体の移動」に気付かなかった鑑識の力不足が異常に映る。まあ、周囲がミスってくれないと特命係の出番は無いんだけれど。
人間の心理がメインの「相棒」とは云え、もうちょっとリアリティを強化して欲しかった。何か「逆探知」やケータイの使い方のみでリサーチが終了してしまった印象(やたら劇中で強調してたし)。
また、全体がバラバラに独立したエピソードになってしまい、何の伏線も無く後半に登場した畑山財閥や哲弥、愛梨による「暗示殺害」が唐突に見えたのも残念。
例えば「須佐之男」が如何にトリックスターだったのか、何故哲弥がその名を選んだのかも多く語られず、彼が愛梨に聞いたという繋がりを作ったり、彼女が「世界史」のみならず歴史全般に造詣が深いという設定を濃くすべきだったと思う。
「金田一少年〜」みたく「須佐之男」にまつわる伝説(天の岩戸など)を出せとは云わないが、先述の特殊班同様、必然性の無い「設定倒れ」だった感は否めない。
ちなみに「暗示殺人」は立証出来ないという事だけれど、昔、強盗に縛られた人が「恐怖」で内蔵出血して死んだ為「殺人」扱いになったケースを思い出し、それとは別ものなのかなー、と少し疑問に思った。
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と、全体的にプラマイゼロだった今回。
まあ「メガネ族(右京さん初メガネ外し?)」や「タタミ」と小ネタはまだまだ尽きないみたいだし、米沢さんがアナオタに続き無線にも造詣が深く、本部長に進言してしまう出しゃ張りぶりには大いに笑わせて貰った。
薫×美和子の恋の行方もそう簡単には成就されなさそうだし、次週は甲本さんに続き小林隆登場と東京サンシャインボーイズが続くのも個人的に嬉しいところ。
ウダウダ云いつつも、今年もしっかり観ていきます!
・相棒-season 4- 第10話
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投稿者 UT : 19:07
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2005年12月15日

ミステリより「動機」に重きを置いた回。殺害方法も真相も比較的凡庸なれど、アナオタな男達(米沢さん大フューチャー!)を出す事で視聴者に先入観を植えつけたミスリードや「敬語」のオチは鮮やかの一言。リカの「バレちゃった」にうすら寒い精神破綻を匂わせる演出もなかなか。
そういえば、今回の米沢さんは右京さんを「警部」って呼んでたっけ。公私で分けてるのかな?
・古沢良太 散歩の日々 ※「ALWAYS」のシナリオが雑誌掲載された模様。
・相棒4 -銀座NOW-
・にゃむにゃむ ※ドラマ似顔絵サイト。「ENTER」→「DRAMA」で最新レヴュー閲覧可。
■殺人生中継■
演劇派な古沢脚本の定番になりつつある特命+捜一の「五人組」感覚、仲良くジェンガな「アラアラ現場再現コント」、「永遠(とこしえ)のワルツ」等の小ネタも充実。
ちなみに非番なのに引っ張り出されるって事は、伊丹さんて矢張り有能なのね。
ところでリカのビデオライブラリの背表紙に気付いた右京さん。アレは瞬時に番組名を記憶して警視庁に戻ってから調べた、というのが常道なんだろうけど、ひょっとすると「最初から判ってた」のかも、とちょっとアナオタ疑惑が。ほら、隠れオタほど関心無いフリするって云うし・・・。
真性オタといえば角田課長のコントみたいなダークな落ち込み具合が笑えたけど、米沢さんは案外タフっぽい気がする。気が多そうだし。
とにかく今回は、関係者と会話するわ質問の場にちゃっかり居るわ、と彼の出しゃばり具合が最高。そりゃ離婚されるわ、なところに嫌悪感を覚えないのは六角さんの演技力の賜物。「ギフト」で木村拓哉を酷い目に合わせる役から気になってる俳優だけに嬉しかった。
・相棒-season 4- 第9話
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投稿者 UT : 19:50
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2005年12月08日

「真実とは何か?」そして「真実の価値は?」と櫻井節が最後まで心に染みわたる回。
「目には目を」なハムラビ式で復讐の手段に「冤罪」を使い、目的を果たしたゆかりの清々しい微笑みが哀しくも美しい。
・相棒4 -銀座NOW-
・にゃむにゃむ ※ドラマ似顔絵サイト。「ENTER」→「DRAMA」で最新レヴュー閲覧可。
■冤罪■
真相は視聴者の心の中に任せられたけれど、右京さんの最後の疑問が正しいのなら、発端は金に困った青木が弁護士を脅し損なった事を酒に酔ったか何かでゆかりに漏らしてしまった、というところか。そして安城警部補と室園弁護士が保護や罪状軽減を「自動的」に行う様に画策した、と。
法廷でのゆかりの告白にその二人が何の反論も出来なかったのは、例え特命コンビ等が罠を暴いたところで、どの途社会的に抹殺されるのを悟った描写とも取れる。
過去の冤罪を自覚していた二人が己のミスに向き合わず、保身へ走った時点で「真実」の価値は失われたところが皮肉というか恐ろしいというか。
皮肉といえば、小野田さんや警察上層部の権謀術数など一人の女性の純粋な復讐心には遠く及ばない結末も良かった。
今シーズンから参加した若手に触発されたのか、陰鬱なストーリーにスパイスならぬ甘味替わりに「犬扱いな薫ちゃん」「上に乗ったまま畳をめくろうとする右京さん」「お茶漬けを薦めるたまきさん」などのユーモアを挿入するタイミングも絶妙。
「ぜってぇ教えてやんねェ!」「うるせっ!バーカヴァーカ!」を誰も注意しない皆の「慣れ」も可笑しかったし。
来週もジェンガしてるみたいな特命コンビが楽しげだし、ほんと今シーズンのヴァリエーションの多様さは嘆息もの。
・相棒-season 4- 第8話
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投稿者 UT : 19:39
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2005年12月01日
 | 莫迦には劇薬静脈注射。 |
2話に続き、古沢良太氏登板!この人のホンはミステリのリアリティというより、「演劇」チックな非現実さと流れる様なセリフや演技のリレーを愉しむのが正しい(?)鑑賞の仕方。
ちなみに薫ちゃんの「右京モノマネ」は寺脇さんのアドリブだったとか。ラストで間違えられた事をいぶかしむ皆への右京さんの表情といい、やっぱ役者のプラスアルファって凄い。
・古沢良太 散歩の日々
・にゃむにゃむ ※ドラマ似顔絵サイト。「ENTER」→「DRAMA」で最新レヴュー閲覧可。
■監禁■
かつて右京さんが書いた推理小説の使いどころといった伏線が相変わらずキッチリ回収され、会話のラリーも澱み無く、ダレずに紡がれる脚本は、ラストのスタッフテロップを観るまでもなく「古沢さんだなー」と判るスタイルが確立されてるのがお見事。
右京さんがサトエリに薫ちゃんを押し付けたのは、手柄独り占めにむくれる彼に花を持たせる為だったかもしれないけど、完全に裏目にでたのは幸か不幸かっていう持って生まれた二人の「宿命」も面白い。
「ゼニゲバ・ハニーとはアタシの事さ!」と云わんばかりのサトエリは、演技力というより存在感でピッタリハマってた感じ。要所要所の暴力的な所作が童顔とのギャップで危険度が増して見えたし。
酒井さんも何となく「可愛さ」が滲み出てたのがキャスティングの妙。同じ○毛俳優でも温水さんだとちょっと違う。
それにしても「心理学」と同様に、「女王様と私」な設定も今シーズンの特徴なんだろーか。
あと、どーでもいいところを云うと、酒井さんの「帝国」のイントネーションがちょっと変だったかなー。ほんとにどーでもいいな。
古沢さん本人は「硬派な相棒ファンが怒るんじゃないか」と不安みたいだけれど、前回の入江信吾氏と併せ、これからも多様化を担って欲しいところ。
今後は年末スペシャル(?)に向け大掛かりな撮影も終了したそうだし、益々楽しみ!
・相棒-season 4- 第7話
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投稿者 UT : 18:21
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2005年11月24日
 | 無駄なくキッチリ |
前回同様「社会派」ではあるけれど、人間の醜さと云うより「哀しい性」を陰鬱にならない湿度と程よいユーモアで描く筆致に唸った脚本は、「マジレンジャー」のサントラCDのトークパートを担当し、今回「相棒」でドラマデビューした新鋭・入江信吾氏。
・入江白書 ※入江信吾氏のサイト。
・にゃむにゃむ ※ドラマ似顔絵サイト。「ENTER」→「DRAMA」で最新レヴュー閲覧可。
■波紋■
青年・池田が事件後も「あの時の心理を分析してみると・・・」と語るなど、ちゃんと「心理学」が性格に根付いている人物造詣の丁寧さや、伏線とミスリードも破綻無く、練り込まれた作風にすっかりやられてしまった。
ほぼ同じ年齢である2話の古沢良太と併せ、ベテランと新人のバランスが益々物語を活性化していくところが凄い。
それにしても今シーズンは矢鱈「心理学」を扱って、しかもちょっと否定的。これが全体の共通テーマになるのかもしれないけど、意外にプロデューサーの個人的な恨みとか偏見?w
・相棒-season 4- 第6話
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投稿者 UT : 12:47
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2005年11月18日

連続放火事件の中で明らかにされる「殺人」「企業の不正隠蔽」の結末は・・・。
1stシーズンの傑作「殺しのカクテル」などを書いた櫻井武晴の脚本。
・にゃむにゃむ ※ドラマ似顔絵サイト。「ENTER」→「DRAMA」で最新レヴュー閲覧可。
■殺人ヒーター■
テレビ誌では「無責任の連鎖」というタイトルだった今作。そっちの方が深みがあった気も。
「殺人の快楽」が伝染していく前回と今作の「悪意の連鎖」は、どちらも人間のエゴから発生する殺人や悲劇である点が似ている。
しかし、今回の様なケースでは明確に殺人者として裁かれない人々が確実に存在する理不尽さが恐ろしい。
快楽殺人者を「病気」として差別する事で「自分とは違う」と安心出来た視聴者も、「会社の為に」「自分の生活の為に」不正から目を逸らし、保身に走るヨツバ社員達に多かれ少なかれ、自分の中の小さな罪を思い出してしまったのではないだろうか。
今回は「相棒」のパターンの一つである、社会派なストーリー展開でグイグイ引っ張っていく中に、僅かなミスで罪が露見するオーソドックスな推理小説的ポイントを隠しておく巧みなミスリードにまんまとやられてしまった。
結局ヨツバ社はリコールで企業イメージを損なわず、桐子の正義感はスキャンダルで濁され、社長達は何の報いも受けていない後味の悪さが徹底しているのも凄い。
同じく櫻井脚本の「最後の灯り」の様なやり切れなさで締めると思いきや、殺された桐子の本当の気持ちが詰まった指輪を見つけた右京さんが、これ以上薫ちゃんのダメージを増やさない為にそっとしまい込むエンディングは本当に素晴らしかった。
純粋な正義を持ったまま生きて行く薫ちゃんの存在は、かつて信頼していた上司に裏切られ、結婚生活も保てなくなったくらい犯罪や悪意に身を浸してきた右京さんにとっても救いになっているんだろうなぁ、と実感してしまう。
こういった「社会派」路線、トリッキーな犯罪もの、そして「演劇」的な古沢脚本という3パターンが出揃った「相棒」。つくづく傑作だ。
・相棒-season 4- 第5話
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投稿者 UT : 12:06
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2005年11月10日

「悪は人を魅了する」。投身自殺した男の悪意は既に継承されていた。果たしてその後継者とは?
「あいのうた」にもハマりつつあるので小日向さんのケヴィン・スペイシーぶりに改めて感嘆。
ちなみに村木が呟く言葉はこちらのサイトによると「Vim patior(圧迫に耐える)」という意味のラテン語だとか。まさにドMのドMによるドMの為の呪文。
・にゃむにゃむ ※ドラマ似顔絵サイト。「ENTER」→「DRAMA」で最新レヴュー閲覧可。
■悪魔の囁き■
停滞無くサクサク進み、前回の米沢さんの「高所恐怖症」もそれなりの伏線になっていた回。
個人的にツボに来たのは、美咲がカーテンの奥に潜む「何か」の空気に腕を引き込まれそうになるシーン。人知を超えた恐怖が一瞬伝わってきて「おおっ!」と唸った。
ただ、全体的にはちょっと意外性に乏しく、アラが多かった様にも思える。
村木が何故妻・順子の左耳を傷付けたのかも語られず終いだったし、何だか前・後編にした割に肩透かしな印象。
安斉も、被害者が埼玉在住云々以前に、美咲の高所恐怖症を把握していない時点で安全策を怠っているのがグダグダ。
村木本人はレベルの高い殺人者だったかもしれないけど、「継承者」の選択眼は相当酷い。
まあ、彼は天候や出血すら自在に操るけど、安斉は独白シーンもカラっと青空で、しかも死に切れなかった時点で「小者」という事か。
何か、営業マンとしては一流だけど、上司としてはイマイチみたいなケース。仮にも人気予備校講師だったのに教育失敗しちゃって・・・。
ただ朝倉みたいに、今後もシリーズに存在を残して、他に彼の「教え子」が存在していた、なんて展開も可能かも。まあそれだと「沙粧」の梶浦と完全に被るけど。
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後は、前回の感想に書いた様に、「今頃サイコサスペンス?」という時代遅れ感も拭えなかった。「誰もが自分の中に怪物を飼っている」なんて台詞は、前日の映画「理由」にも出てきたけどいささか安直。
ただ、この言い尽くされた感じが、逆に、安斉や村木の独白を陳腐に見せる効果はあったと思う。
小学校を襲撃した犯人がテレビを観て「精神障害を装えば無罪」と学習していた様に、自分の犯罪の云い訳にサイコサスペンスを持ち出す卑怯で単純な思考を揶揄する意図だとすればお見事。
多分、違うだろうけどw
とはいえ、通常のサイコものなら、最後の最後で美咲にも「悪の継承」を匂わせて終わっただろうけれど、そこを彼女の「机上の空論」やプライドを破壊して断ち切ったのが、「相棒」ならではの良心。
美咲が精神科医としても犯罪心理学者としても失格なのは当然なんだけど、頭でっかちな「学者脳」の表現としてはリアル。
実際の「悪」を心と身体で体験した上で、改めて本物の研究者として第一歩を踏み出して、また右京さん達の力になって欲しいところ。
・相棒-season 4- 第4話
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投稿者 UT : 07:28
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2005年11月03日

河川敷にあがった女性の他殺体は片耳のピアスを無くしていた。その殺人が13年前から密かに繰り返されていた事を知った特命コンビは、人から永遠に断ち切れぬ「悪意」と対峙する。
「プロファイル」「根源的な悪意」「CG合成」と、飯田譲治作品を思わせ、懐かしさも覚えるサイコサスペンステイストな回。・・・飯田脚本の「相棒」もアリだなー(期待)。
・にゃむにゃむ ※ドラマ似顔絵サイト。「ENTER」→「DRAMA」で最新レヴュー閲覧可。
■密やかな連続殺人(前編)■
サイコものが流行ってもう10年余。「G線上のアリア」と共にカットバックされる「宗教画」「ペンタグラム」などの映像、村木のつぶやく呪文などは「狂気」の記号として判り易いというか、やや安直な印象。
それよりはシリーズで時折使われる空撮の夜景や、村木の勤めていた予備校で調査する特命コンビの背景に広がるビル群の方が、都会が生み出す悪意をさりげなく表現していた気がする。
シーズン最初の前・後篇。前回の感想では尺が足りない、と文句を云ってしまったが、流石に今回は伏線や疑惑の散りばめ方に無理や矛盾が無く、自然に入り込み易い出来で安心。
ケヴィン・スペイシーばりな小日向文世の抑圧された演技も見事。結構「狂気」の芝居ってやり過ぎる役者が多いのだけれど(今回で云えば山下さんとか)、被虐者にも自信家にも見える曖昧な薄笑いがツボだった。
暗雲たなびく空や、村木の死骸から拡がる血の翼などのCG合成も、良くも悪くも「テレ朝」っぽい(「アナザヘヴンec」「スカイハイ」)ので、そんなに違和感はなし。でも刑事ドラマでこういった演出するのが矢張り「相棒」クオリティ。
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今回提示された、村木には不可能な「残り3件」の殺人。次回までにアレコレ犯人を予測するのがミステリ好きの至福だったりするのだが、村木の妻・順子は明らかに怪しいので除外な感じ。
彼女が薫ちゃん曰く「サドマダム」だとすれば、暴力で屈服させる時点で「征服」になり、ピアスをその象徴として外す必要は無いだろうし、夫の仕業とする為のカムフラージュだとしても家宅捜索でそれらのピアスも見つからなければおかしい。まあ、それが「犯人が犯した2つのミス」の一つなのかもしれないけれど。
で、妄想を並べてみると、
●1・犯人は精神科医・内田美咲●
美咲は自身の研究の一環として村木の殺人心理を研究していた。しかしいつしかその心理に己が魅了され、事故で犯罪継続が不可能となった村木の行動を模倣・トレースする事で研究と欲望を両立しようとした。
ピアスが征服の象徴というのも、精神科医なら既知だったかもしれないが、人気予備校講師で博識だった村木から聞いた可能性もある。そうなると彼女は村木の犯罪を知りながら放置した事に。
いずれにせよ「沙粧妙子」の梶浦みたく、知能が高い者ほど犯罪に惹かれる、というパターン。
あと彼女も順子同様「コントロールするS」っぽい。
●2・犯人は美咲の助手●
現時点でクローズアップされていないのが怪しいかも。彼はMっぽいw ので順子と関係を持ち、新たな奴隷と化したのかも。加えて美咲の研究する「悪の魅力」にもとり憑かれていた、など。
ただSMで行くなら美咲×助手もアリか。
と、まあ、ある種ベタな推察。順子の左耳が欠損した時期や理由が村木の動機と繋がるだろう説明も含め、これらを覆す展開を期待したいところ。
いずれにせよ、最近この手の路線が無かったので、サイコもの好きとしてはちょっと嬉しかった(アブない?w)
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その他としては、シーズン1で退職した佐古さんが元気そうで何よりな冒頭が印象的。
彼のふっきれた様に見える心の中に覗く、「刑事の正義、責任感」が薫ちゃんに託されるシーンは最初は彼らしいな~、と軽く観ていたのだが、ラストを迎え、次回予告で流れる「悪は人を魅了する」というセリフを聞くにつけ、これは悪意に対するアンチテーゼでは、と思ってしまった。
先述した飯田作品で常に流れるテーマ、「悪意の伝染」と「善意の継承」が次回のラストで提示されるのかもしれない。
いつものキャラ掛け合いのテンポも益々ノってるし、薫ちゃんの「スポーツ特待生」はいいとして「ウソつく時丁寧語」ってのは刑事としてどーなの?ついでに米沢さんの高所恐怖症も鑑識として・・・的な小ネタも充実。
ちなみに芹沢くんもそうだけど、三浦さんのヒトラー的な「9:1」カットも気になるなー。
・相棒-season 4- 第3話
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投稿者 UT : 12:00
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2005年10月27日

結婚式直前に殺害された新郎。果たして犯人は残された花嫁なのか?
1〜2話が演劇的だったので、通常テイストに戻った感のある回。
■黒衣の花嫁■
全体的に何か中途半端というか消化不良だった印象。
芹沢くんの苦悩や7年前の伏線が唐突で描写不足だし、花嫁・瑞希が全てを懺悔したくなる程の「聖女」と納得出来るシーンが少ない、などが目についた。だって「聖女聖女」云ってんの薫ちゃんだけだしw
冒頭からムダ無くスピーディに話を転がしてもそう感じたんだから、前・後編で膨らました方が良かった気がする。
芹沢くんも「時代が来た」割に、役に立ってないし。まあ、今も昔も利用されっぷりが「らしい」けれど。
ただ、ラストで「ひょっとしたら自分もあちら側に・・・」と漏らすところは、彼が「普通の、どこにでもいるタイプ」だからこそ心に響く言葉だった。
特命コンビや伊丹さん達みたく「強固な意思」を持つキャラだと成立しないし、この辺が成る程と思える見事なキャスティング。
それにしても、特命係に来るのに難色を示す芹沢くんの反応に、「自分が嫌なのかも」と浮かばないところが薫ちゃんらしい。
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今回印象深かったのが「聖女なんていない」という固定観念。
どうしても長じると良くも悪くも「世慣れて来る」所為か、「自分がそうじゃないから他人もそうなんだ」と思いたくなるもの。自分に都合の良い人間でいて欲しい心理が働いてしまうのが哀しいというか、巧妙というか。
犯人達の中に心理学者とかいて、そこを利用した、なんてのも良かったかも。でもそれだと前回と被るか。
ただ先述した通り、瑞希の人柄描写は少なかったけれど、右京さんが「ウェ」と「ウエ」を確かめる為に渡したケータイを、彼女が「両手」で右京さんに返していたシーンは「育ちの良さ」みたいなものを表現出来ていたと思う。
「全員犯人」というオチは、「オリエント急行殺人事件」を想起したものの、あれは「復讐」だったの対し、今回は単なる「保身」なのが根本的に違う箇所。
彼らが身体に障害を負った老人の視線から一斉に目をそらすシーンには、そういう醜さが表れていて、すぐさま「自首します!」と云ってのける精神に何の反省も感じられない。
確か、自首は犯人確定や指名手配以外では成り立つらしいけれど、何ともやり切れない結末。
果たして「聖女」瑞希は彼らをも許せるのだろうか。
でも、その後、伊丹さんらが「謝るのも仕事」と潔く云い切るところに救われるというか、「聖女なんていない」と決めつけた彼らがそう語るからこそ、人間の「善」の可能性が滲み出たエンディングになるのが流石「相棒」。
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小ネタでは、鑑識の米沢さんが嫁に逃げられた話が再び出て来たり、伊丹さんが「バチェラーズパーティだよ!」と妙に得意げに語るところで「シーズン1のリサ先生」に教えて貰ったのかな?とか想起してファン的に愉しかった。
美和子と薫の「距離感」もいきなり縮まった感じじゃないところも自然だし、右京さんの定番になりつつある、頬プルプルの激昂も堪能出来たし。
古沢脚本みたいな演劇チックな話と共に、こういうローテーションでまた幅が広がるんだなー、と再び満足。
ちなみに「ウェ」と「ウエ」ですが、私は「ウェ」派。ついでにゆーと「V」のカタカナ表記にこだわるタイプかなー。「アクティブ」を「アクティヴ」って打つとか。でもスター・ウォーズのアレは「ライト・セイバー」って書くけどw
次回は猟奇殺人の「前・後篇」もの。山崎一さんの再登場も愉しみ。
・相棒-season 4- 第2話
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投稿者 UT : 17:56
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2005年10月20日

不倫していた女性助手を殺害した大学教授。心理学を使ったトリックに特命コンビが挑む!
異様にハイテンションなキャスト。停滞無く流れる台詞のリレー。まるで「演劇」の様な、いつもの「相棒」と何か違う展開に驚いた。
とても不思議な魅力溢れる脚本を書いたのは、映画「三丁目の夕日」が待機中で「相棒」初登板の古沢良太氏。何でもテレ朝のシナリオ大賞出身だとか。新たな戦力を得た今後の展開が更に愉しみ。
・古沢良太 散歩の日々 ※本人のサイト。雑記の言葉のリズムが今回と同じなのが判る。しかもイラストまで素晴らしい。クドカンの次はこの人が来るかも。
■殺人講義■
石橋さんが役を愉しんでいるのが画面から伝わってきたのを観て、前回同様、「相棒」は本格的な役者にやり甲斐のあるドラマなんだなーと嬉しくなる。
しかも今回は特命コンビや捜査一課の面々までが悪ノリとも云えるくらい連携プレー。つーか仲良過ぎw
まず「何か違う」と思った、右京さんがいきなり被害者の部屋に現れたシーンから、実は紅茶好きだった管理人のおばちゃんに一礼するラストまで、いい意味で「芝居がかった」テイストに引っ張られてしまった。
特にロールシャッハで薫ちゃんの答えに「ン~フッフッフッフ♪」と笑ったあと「エーデルワイス」を持ち出す右京さん。一話の「キミの悪いクセっ」の云い方とか、おばちゃんの孫が石橋教授を指名しなかった後、そそくさと逃げる様に退出するかに見えるシーンとか、何か「萌え路線」狙ってます?なテンションが可笑しいのなんの。
でも、正直トリックの矛盾や教授の動機、自白への流れなんかは平凡でスマートとは云えなかったし、期待していた右京さんの「講義」もその体を為していなかったのだけれど、それをカバーしてしまう妙な面白さ。
やはり「ドラマ」というより「戯曲」の人なのかもしれない。
ちなみに今回、物語のトーンや「倒叙ミステリ」な筋運びに三谷幸喜の「古畑」を想起してしまった人も多かったのでは?
右京さんが無理矢理(しかし意外に喜々と)壇上に引っ張り上げられる流れは、桃井かおりの回とソックリ。
だからと云ってパクリとか揶揄する訳ではなく、終了を迎える「古畑」テイストを継承できるかも、という期待を抱いてしまったと云う事なんだけど。
とにかく、演劇畑の人は自分のツボに来るみたい。
今後はミステリやトリックなど本格化するのが課題かもしれないけど、この「非現実感」と「リズム」で相棒を担って欲しい!と強く思える作家さんに出会えたのが何よりの回だった。
あ、ちなみに「存外」って聞いたの「SPA王」のCM以来だったかも。
・相棒-season 4- 第1話
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投稿者 UT : 22:10
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2005年10月14日
「24 -シーズン3-(関西テレビ)」と「ノエイン もうひとりの君へ(サンテレビ)」を観ました。
◆24 -シーズン3-
■第14話〜第15話「2:00〜3:00」■
ニーナ無駄死に!折角3シーズンも引っ張ってきたのにあっさり殺しちゃって・・・。どーもこのドラマはキャラを捨て駒扱いし過ぎな気がする。まあ進行の妨げになるのかもしれないけど。サクサク進み過ぎな気もしてきた。
ただ、その割にミリケン事件はやけに現実的に展開してるんで、今んとこウィルスよりシェリーがどう捜査を切り抜けるのかが愉しみになってきてる始末。
うーん、意外にシェリー好きかも。何か「悪」でも信念が強い人物に惹かれてしまう自分に気付かされる。善悪に中途半端なジュリアは、人間としてはリアルなんだけどあっさり自白するところにムカついてしまったw
そしてやっぱりチェイスの隠し子はとってつけた様な印象。キムもジャックを職場で「パパ」とか呼んでるし、つくづくこの人達は仕事にプライベート持ち込む厄介なカップル。結婚してもまたジャックに迷惑かけそうだなー。
さて、今夜は遂にウイルス拡散。任務とはいえ拷問されたり、ウイルスの直撃受けたり悲惨な役回りのガイルの運命は如何に!?
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◆ノエイン もうひとりの君へ
■第1話「アオイユキ」■
「天空のエスカフローネ」「ヒートガイジェイ」の赤根和樹監督作品。脚本はそこかしこで引っぱりダコ過ぎな大野木寛。
公式サイトで紹介されてるキャラの絵柄は「目元」に抵抗があったし、予告編のテンポでは単なるドラゴンボール的な光線バトルものか、とちょっとガッカリしてたんだけど、今回を観る限りでは、繊細な場面描写やキャラの掘り下げ、サテライトお得意のCGカットは文句無し。
絵柄は各キャラの体型や色んなアングルからの作画や動きがいいのですぐ慣れたし、不安だったバトルも、まあ確かにDBやGガンダムぽいけど仏教的デザインのオブジェクトのグロさなんかは結構好きな美意識かも。
中学3年じゃなく、小学6年生っていう設定なのも、より自我の振幅や未来の予測がつかない感じが出てるし、作中で何年か変遷がありそう。
一応ハルカが主人公的な設定みたいだけど、ユウが何故カラスとなっていくのか、未来ではハルカはどこにいるのか、などの「ターミネーター」的世界観は、自ずと謎やタイムパラドックスなどを期待させてくれる。
彼女が無意識かどうか、状況を「理解」し得ているのも何らかのパラドックスや目的を感じるし、性格が良さそうなのも「前進」感が感じられていい。
心配なのはユウのウジウジ加減をエヴァ的に描くのでは?というありがちな展開だけど、赤根監督だしボンズじゃないから大丈夫かw
今回は「今日のTV」くくりにしてるけど、「IGPX」同様、第2話次第でエントリー独立かも。
ちなみにこれも「BLOOD+」同様ネット配信なのが嬉しい。サンテレビは偶にノイズが入るきらいがあるんで。
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投稿者 UT : 12:32
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2005年10月13日

東大卒の優秀なキャリア組でありながら“人材の墓場”とまで言われた特命係に追いやられた特命係長警部・杉下右京(水谷豊)と、リストラ対象になり渋々右京とコンビを組む事になった元捜査一課巡査部長・亀山薫(寺脇康文)。
頭脳派と肉体派、一見「水と油」な二人の活躍を描く、正統派に見えて実はトリッキーな展開の多い異色刑事ドラマ第四弾。
・にゃむにゃむ ※ドラマ似顔絵サイト。「ENTER」→「DRAMA」で最新レヴュー閲覧可。
■閣下の城■
恒例の初回2時間スペシャル。今回はシーズン1の最終回スペシャル 「特命係、最後の事件」から繋がっているんだけど、実はこの話観てない・・・。
「相棒」にハマったのはシーズン2からだし、こないだまでやってた再放送で「1」もカバー出来たんだけど、その枠は1時間なんで当然「スペシャル」は除外。なので色々検索かけて何とか補完。あー、つくづく残念。
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この残念加減を更に助長させたのが、今回のゲスト、北条晴臣役の長門裕之の存在。もー「老獪」を体現するかの様なふてぶてしい態度から、少年の様な無邪気な純粋さ、慈愛に満ちた優しさ、など目まぐるしく演じ分ける彼に終始圧倒されてしまった。
老人と妖怪は紙一重というか(失礼)、「ぬらりひょん」が素で出来ますね。
正直、「私鉄沿線97分署」「スケバン刑事」の暗闇指令くらいしか印象に残って無かったし、俳優としては今回兄弟競演になった弟の津川雅彦の方が上、と思い込んでたので余計にビックリ。
もう長門さん、舐めててゴメンナサイな気持ちで一杯と共に、改めて前回登場時を観たかったな~、と後悔。
ちなみに、兄弟競演シーンでは、声質が矢張り似てるのが判ったり、どこか「洋風」な津川さんと「和風」な長門さんの違いに気付いたり。一時確執があった為に方向性を変えざるを得なかったのかもしれないけど、それが互いの魅力を確立してるんだな、と独りごちてしまった。
とにかく、鑑識の米沢さんに「これはこれで恐ろしいものがありますな!」と云わしめた衝撃のコンダクターから優しくも寂しげな老人を演じたラストまで、尻尾までアンコが詰まったかの様に充実した二時間は、ホントに眼福ものでした。
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で、本編は、「閣下」の復讐というのがメインテーマだったけど、それ程徹底もされないし、そもそも閣下が特命コンビを心底恨んでいる感じも伝わってこなかった不思議な展開。
果たして本当に彼は己が身を捨ててもひと泡噴かせたかったのだろうか。彼の経験なら自分の計略など右京さんには易々と見破られるのが判りそうなものなのに。
年を経ると段々無邪気な子供に戻っていくというけど、正に彼の行動は「イタズラ」感覚で行われた自分だけの劇場公演の様に見える。
肝心の動機は瀬戸内さんが解釈してた様に、繭子救済の為の歪んだ慈愛心だった気がするし、特命コンビや美和子さんへの復讐は寧ろついでっぽい。
結局、彼にとっては特命コンビの存在など、どうでも良かったんじゃなかろーか。単にカムフラージュ替りに「復讐」を持ち出しただけにも見える。まぁ、単にボケが始まっているのかもしれないけど。何だか色んなものを超越した掴みどころの無い彼には怒りより苦笑が沸いてくる。鈴木宗男とか、政治家や要人てこういうキャラが多そう。
繭子に他に男がいると激昂したシーンなども、全てが計画通りだったのでは、とまで穿って見てしまう「深さ」を、エンディングから感じてしまった。
この様に、「古畑任三郎」と同様、「相棒」は「事件」より「人間の心のミステリ」が魅力的な作品。「何故こんな事件を起こしたのか?」の心理を追求していく流れがつくづく面白い。
ただ唯一残念だったのは、高橋かおりの演技力。長門さんと比べてしまった所為かもしれないが、イマイチ木村佳乃や国生さゆりなど、これまでの「悪女」に比べてパンチが弱かったかも。
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そんな訳で今回は右京・亀山コンビをはじめとした主要メンバー描写がややあっさりだった第1話。
お馴染み伊丹さんの「特命係の亀山~!」もレクリエーション化してきたのか、サラっと流す特命コンビのつれない態度は笑えるし、それを受けて伊丹さん新技の「無視」も三浦・芹沢両名に潰される下りの「人間関係の変化」がリアル。
まあ、これだけ事件解決してくれば自ずと相互理解も深まって当然。何か仲良くなっちゃって若干物足りないけど微妙にマンネリをずらす脚本は相変わらず見事。
他にも、閣下の城の名が「アイアンハート(鉄の心臓)」だったり、髪型変えてエスパー伊東みたいに見える芹沢くんがずっと髪の毛弄ってたり、と細かい演出がいいなー。
後は、シーズン3でちょっと体重増加を心配してしまった体型が、鹿手袋さんとの別れと共にスッキリした美和子さんと亀山さんの関係修復をあっさりやらずに、徐々に徐々にって展開にして欲しいところ。何で別れる設定にしたの?と思われない様にw
とにかく期待を損なわないオープニングに大満足。久々にドラマが愉しみな冬になりそう。ところでOPのテーマ曲って「シーズン3」と同じままで行くのかな?再録音はしてる感じがするけど、毎回変えていくとばかり思ってたんで、ちょっと意外(個人的には「2」の曲が好き)。
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投稿者 UT : 16:19
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2005年10月12日
「24」シーズン2(サンテレビ)、3(関西テレビ)と「IGPX(朝日放送)」、「エンジェル・ハート(よみうりテレビ)」を観ました。
ちなみに「地獄少女(MBS)」は一方的なパワーバランスと現代設定が生々しいのがネックな気が。あと必殺、京極ファンの自分からするとちょっと中途半端なリスペクト。もう一話くらいは観るかも。「灼眼のシャナ(MBS)」は大味過ぎるのと、少年の性格がちと鬱陶しいので鑑賞終了。
◆24 -シーズン2-
■第2話「9:00〜10:00」■
ああ、何かファンがキム嫌いって云うの判ってきた気がするなーw まあこの予定調和を崩す足引っぱり感がリアルなのかも。
ジャックの潜入もなし崩しに成功してるみたいだし、いい感じ。
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◆24 -シーズン3-
■第7話〜第13話「19:00〜1:00」■
うーん。結局サラザール兄弟って使い捨てに終わってしまったのね。哀れ。でも忘れた頃にクローディアの弟がチェイスに復讐するとかも期待してたり。
とりあえず視聴者の期待に応える為か、ニーナの悪女振りがクローズアップされてて面白い。ウィルスのコードくらい軽く拷問すればいいのに、と思ったけど、元CTUだから意味無いと判断したんだろうか。女性だから、というのではリアリティに欠けるんだけど・・・。
あとシェリーとジャックは意外に気が合う気がする。あの手段を選ばない強引振りが。
正直キムとチェイスの恋模様には全く興味無いけど、それでもクロエの「赤子の父はチェイス」発言には驚いたw そんな無理して「引き」作らなくても・・・。
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◆IGPX
■第1話「輝きの時」■
「サクラ大戦」観た事無いんで、「しんちゃん」と「アウトロースター」以来の本郷みつる作品。
チーム内で軋轢があったりしても、アメリカ資本もあるからか、日本独特のジメジメ陰険展開にならずカラッとしてるのがまずいい。主人公が熱血バカでなく、むしろ煮え切らないオトボケ性格なのも新鮮。レース中は真剣になってもいいけど、普段はこのままの路線でいけばキャラが立ってくると思う。下手に挫折とかあって燃えキャラになるのは勘弁。
今回おおっ!とキたのは音楽。昔コールドカットと映像担当のHEXが好きだったんで「NinjaTune」レーベルのアーティスト参加は面白く嬉しい。スタッフの趣味か、これまたアメリカ市場用なのかは判らないけども。熱血な感じのOP等と違和感はあれど、サントラにちょっと食指が動くなー。
テンポもいいし、今んとこレースの背景とか説明は全く無いけど、それは追々という感じだし、アッサリして淡白な感じの3DCGの重量感とか迫力が出てくれば面白くなりそう。
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◆エンジェル・ハート
■第2話「香が帰ってきた」■
二話目にしていきなり作画・演出共ダウン。絵はまあ仕様がないとして、グラスハートが車の天井をナイフで貫くテンポが異常にのったりしてて、スペシャリスト感が得られなかったのが残念。まあ海坊主と遼の2ショットがあっただけで良しとするか。
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投稿者 UT : 18:02
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2005年10月04日
 | ここからハマった |
遅まきながら「24 -TWENTY FOUR- シーズン2(サンテレビ)」と「エンジェル・ハート(よみうりテレビ)」を観ました。
◆24 -TWENTY FOUR- シーズン2
てっきり「シーズン1」かと思ってたんで、慌てて前ストーリーをネットで補完。何とかついていってる状態。
正直前シーズンを観てない所為か、全体的に地味でダラダラしている感がずっとつきまとう。話題の画面分割も、それほど必要性があると思えないシーンがちらほら(ジャックが大統領と電話で話すとことか)
登場キャラの性格付けも地味というか、それほど魅力的にも思えなかったし・・・。
ジャックも最高機密であるテロ情報を簡単に電話で娘に伝えようとする独善ぶり。しかもそれを誰も止めないシーンも引っ掛かった。いくら彼が妻を殺されて同情してるとしても、「それはそれ」じゃないのかな〜、と。
ただ後半、司法取引した証人をジャックが射殺して(これもメチャクチャだ)「えぇぇぇぇぇぇ!?」となったところで急速に盛り上がったのにはヤラれた。正に「一体どうする気なんだ!?」とガッチリ心を掴まれた単純な私w
DV男の家庭でシッターになってしまったキムや妹婿がテロリストと繋がっているかもしれないケイトなど、男運?の無さそうな女性陣が可哀想だけど、今後その状況を打破する展開にもなりそうで愉しみ。
そんな訳で、来週から関西テレビで連続放映する「シーズン3」と併せてチェック決定。
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◆エンジェル・ハート
何と云っても「神谷明」。「もっこり〜♥」でノスタルジアにウルっと来て、香の死に瀕して「生きてくれ!」と叫ぶ姿に落涙してしまった。北条司のマンガって昔から結構泣いてしまう・・・(「ネコまんま おかわり!」とか)。
一方、香の声は性格設定の所為か年月の所為かちょっとしっくり来なかったけど、過去篇でハンマー持ってきたら調子も戻りそう。次週は玄田さんの海坊主も聴けそうだし、つくづく「シティーハンター」が好きだったんだなーと気付く。
「エンジェル〜」の原作は連載当初は読んでたけど、あまりにも「シティー〜」とパラレルになり過ぎた設定とか、ちょっとお涙頂戴系になってしまった気がしたんでバンチ購入中止と共に離れてたけど、また読み始めようかな。
とりあえず、一番懸念してた音楽がサックスや打ち込みが渋いテイストでかなり良かったんで安心。作画も驚く程クオリティ高いし、これは本気な作り。なので、こちらも鑑賞続行決定。
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投稿者 UT : 12:08
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2005年09月22日
※試聴可
◆ストレンジ・デイズ -1999年12月31日- (よみうりテレビ)
ジェームズ・キャメロンの緻密な脚本、ピーター・ガブリエルとディープ・フォレストがコラボした極上の主題歌、悪意と戦いの坩堝の中で変化するセクシーなダメ男と屈強なクールビューティの友情から愛情への変遷。全てが完璧なバランスの近未来ハードボイルドノワール。
とりあえず死ぬ時に棺桶へDVDを入れて欲しい映画のひとつ。内容は勿論、サントラもとにかく、とにかくオススメ(主題歌「While the Earth Sleeps」はラスト)。
ちょうど10年前、「セブン」と同時に観に行って、こっちの方が面白かった記憶が蘇った。
そのまさに「記憶」が売り買い出来る様になった近未来の設定と、キャメロンが大好きな「強い女」の活躍するストーリーが抜群に面白い。
他の男に取られた元恋人にいつまでも未練タラタラな主人公レニー(レイフ・ファインズ)はダーティでセクシー。元エリート警官から「記憶ドラッグ」の売人となり、安物と偽物ファッションに身を包む癖にネクタイに異様にこだわる、というとことん堕ちた生活をしている。
しかし、劇中の台詞を借りると「ドブ泥の川で泳いでいる癖に何故か澄んだ心を保ち続けている」不思議な純粋さに溢れた男なのが大きな魅力。
この後「イングリッシュ・ペイシェント」「レッド・ドラゴン」「スパイダー」と作品毎に違った顔を見せるレイフだが、個人的にこの作品が彼のベスト1だと今でも思う。
そしてレニーと腐れ縁で、高級顧客用のドライバー・ボディガード業に就く凄腕女性メイス(アンジェラ・バセット)がとことん格好いい。しかもダメ男レニーにしょっちゅう下らない用件で呼び出されてはトラブルに巻き込まれるのに、どうしても彼との付き合いをやめられない生来の優しさが溢れている。
黒のドレッドヘアとダークスーツでチンピラを叩きのめす華麗な強さと、レニーに「肩もんで〜」と云われると溜息がてらやってあげる母性本能のバランスが見事。
劇中、段々見えてくる、元恋人との過去に囚われ続けているレニーと、実は彼を憎からず想っているメイスの微妙な「友情」関係がまた切ない。
この二人の出逢いが、メイスの元夫が自宅で逮捕された時、警官時代のレニーが彼女の子供にその光景を見せない為に絵本を読んでやっていた、という回想で挟み込まれる。今は屈強なメイスが当時は平凡なウエイトレスだった事実やレニーの深い優しさが判り、より感情移入出来る流れが素晴らしい。
この作品はキャメロンの元妻キャスリン・ビグロウ(「K-19」)が撮っているが、良くも悪くも「完全版」の様な「長い」映画を撮るキャメロンと違い、非常にスピーディでコンパクト。
昔のフィルム・ノワールの様に先の読めない「裏切り」と「愛憎」渦巻く展開も飽きさせないし、そこに根強い「人種差別」等の世界の不安を反映させ(ちなみに主演二人は白人と黒人)、人間の記憶を保存出来る「スクイッド」という装置など、キャメロンならではのリアルな科学考証がそれを補完してくれる。
他にもレニーを捨て幾人もの男とただれた関係を持つ元恋人フェイスを演じるジュリエット・ルイスは、悪女の中にギリギリの善意を滲ませ、「フルメタル・ジャケット(ほほえみデブ)」や「セル」のヴィンセント・ドノフリオの怪演など、全く文句のつけようが無いキャスティングにも唸る。
公開時やビデオレンタル時は字幕版でしか観てなかったが、今回初めて吹き替えで鑑賞。一瞬「え〜」と思ったが、レニーの声を古川登志夫さんが演じていたのが嬉しい誤算。「うる星やつら」のあたるの様に、ダメ男なのに不愉快さを感じない、なおかつ凛々しい感情が表現されていて非常に満足した(難を云えばエンドロールの主題歌をカットしたくらい)。
あと、後の「タイタニック」で使われるアイリッシュパイプなどが劇中に出て来て、キャメロンはこの辺りから興味があったのかな、と推測出来る発見も。
うーん、未だamazonでもロングセラー(1万位)なDVD買おっかなー。
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投稿者 UT : 17:49
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2005年09月21日
◆「新選組!」続編クランクイン (NHK福島 キャスター通信)
タイトルも「新選組!!〜土方歳三 最期の一日」と正式決定(「!マーク」がいっこ増えてる)。
既に18日(日)から撮影中で、昨日1分20秒程の番宣も流れたとか。キャストでは「榎本武揚」が最終話の草彅剛から片岡愛之助に変更。まあ草彅くんは出オチだったしねぇw スペシャルの割に1時間半という中途半端な時間なれど期待大!
◆富野由悠季原作・総監督の新作アニメ「リーンの翼」12月スタート(シャア専用ブログ)
OVA「ガーゼィの翼」の地味な反響を鑑みたのか、原作とは異なりオーラバトラーが出る設定らしい。「オーラバトラー戦記」も混じってくるのかも。
・リーンの翼 ※あらすじ
投稿者 UT : 23:25
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2005年09月09日
木曜洋画劇場「フロム・ヘル」とワールドビジネスサテライトの「iPOD vs WALKMAN」(共にテレビ大阪)を観ました。
木曜洋画劇場「フロム・ヘル」 (テレビ東京)
まずまず面白かった。「切り裂きジャック」の様々な説を上手に取り込んだ感じ。
フリーメイソン(秘密結社)がちょっとチャチい描写だったけど、ジョニデ演じるアバーライン警部の「ヴィジョン」映像が美しい。ブドウが心臓の如く脈打つ様とかツボ過ぎ。
個人が組織の陰謀に勝てない、という「Xファイル」的な幕引きは好みが別れそうだけど、一矢を報いた形にはなっているし、「三途の川の渡し賃」の伏線が綺麗に終わった、ワビサビのあるエンディングだったと思う。
ジョニデの美形ぶりは勿論、ハリポタのロビー・コルトレーンは忠実な部下でオイシイし、イアン・ホルムは相変わらず発狂wと俳優陣も各々の役割を心得た手堅い作り。ヒューズ兄弟の次回作が愉しみ。
ワールドビジネスサテライト (テレビ東京)
appleやソニーのイベントの様子や、実際の商品映像が観れた。改めて機能・デザイン的にもappleの圧勝感が伝わってくるんですけど。
個人的にやっぱり「ソニーコネクトカンパニー辻野晃一郎プレジデント」さんが高圧的に見えるなー。インタヴュー文章のみならず、実際の受け答えも何か偉そう(に感じる)。
対してジョブスは相変わらずお茶目とゆうか、フレンドリーあふれる物腰。
「ずっと不思議に思ってたんだ。ジーンズのこのポケットは何の為にあるんだろうってね」
 | ←コレ。 (コインポケットorウォッチポケット) |
こんな事を云いつつ、そのポッケから「iPOD nano」をスッと抜き出すプレゼンが憎い。ソニーのセレモニー的な製品発表が何かマヌケに見えるほど。こーゆーアメリカ人の小粋(死語)さは好きかも。
追)「モノ」が好き!さんの記事で知りましたがこちらでジョブスプレゼンの動画が観れます。
とゆー訳で当分「開かれたSONY(辻野氏談)」になるのは難しそう。でも別にソニー嫌いではないんですよ〜ってフォローw
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投稿者 UT : 00:04
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2005年08月28日
第3回 MBS新世代漫才アワード
麒麟、出場三回目にして遂に悲願の優勝!!南海キャンディーズまさかの初戦敗退!!とドラマティックな展開が良かった(と云っても録画でいいとこしか観てませんが)。
レイザーラモンHGの「フゥ〜!」と藤井君の「ホットホット!」の新旧ハイテンション対決を期待してたけど、藤井君司会だし、新婚だし(?)で駄目だったのが残念。
ブラウザがハードゲイになるJavaScript
これまでの二回とも決勝で敗退した過去を持つ麒麟が、見事に雪辱を果たし流石の圧勝。
二回戦までのネタは結構見てたけど、ものっそいキレとハイテンションでヤラレタ。お仏壇とホームランとかもう・・・。やっぱチキンナゲットでサーフィン出来る男は地球上で川島くんしかいない!
決勝戦では冒頭の「麒麟です」を途中で入れるんだろなー、と予想はしてたのに笑ってしまうパワーが凄い。うーん、今日のコンディションはホント神懸かり的だった。早死にするんじゃなかろーかってくらい。
ただ無難な勝利ではなく、準決勝で強力なダークホースと対戦したのが今回のハイライト。
その私的ダークホースは「とろサーモン」。
彼等の特徴であるスカシ芸は、以前観た時にワンパターンだと思ったし、ちょっとイジメ要素が不愉快だったんでダメだろなーと思ってたら、初戦で南海キャンディーズ撃破とは!
審査員が高校生だから、とか南海〜のやり取りが珍しくイマイチ(山ちゃんのノリが固かった)だった所為もあるけど、やっぱレベルアップしてて面白かった。南海〜もまさかと思ってたらしく、びっくりするくらい落ち込んでたのが印象的。正に番狂わせ。
ただ、そうは云ってもやっぱりスカシ二連続はマンネリだろ、と思ってたら、二回戦はボケ(とゆーか難癖?)一辺倒な展開で幅が広がってる!と驚愕。久保田くんが完全に自分のキャラ掴んだのが強みになってるみたい。
正直、麒麟危うしと焦ってしまった。実際接戦だったし。ふぅー、強敵だったぜ。
でもまあ、今回はトーナメントの組み合わせ方が勿体無かった。「南海キャンディーズ」「とろサーモン」「麒麟」で決勝やって欲しかったな〜。
あと麒麟が優勝して「よっしゃあ!」と叫ぶ姿に、思わずこぼれた藤井君の涙が美しかったw ホントいい人や。離婚したら妹の婿になって下さい。
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投稿者 UT : 22:21
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2005年08月20日
「僕らの音楽2」と「アウシュビッツ」を観ました。
僕らの音楽2(フジテレビ)
ゲストはBONNIE PINK。京都の和菓子屋には今でも「ぼにいぴんく」があるんだろうか。
ラスト曲で溝口肇さんのチェロが聴けて思わぬ収穫。ピアノが菅野さんだったらもっと凄かったけど。
アウシュビッツ(NHK)
丁度、映画「ヒトラー」を観てたので色んな側面から情報補完。NHK御用達?のBBC制作。
英、米国人が作った為か非常に客観的に整理されたドキュメンタリー。若干叙情的な音楽が時折邪魔だけど、ナチス、ユダヤ人双方の状況が良く判る。そして悪意の循環構造も。
「我々の仲間が大量に殺されたんだ。ドイツ人一人殺して何が悪い?」そう語る老ユダヤ人の薄い笑いが、人間が己の罪から目を逸らして生きていくとはこういう事だと物語る。
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投稿者 UT : 01:03
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2005年07月31日
LIVE8 公式映像サイト (AOL)※LIVE8以外の音源・画像も豊富!
7/2に世界8都市で行われたチャリティーライブをテレビで観る。この手のライブは出演者の好き嫌いが別れるのでネットでピックアップして観た方がいいかも。
でも知らなかったアーティストとも出逢えるチャンスでもある。
ホワイトバンドプロジェクト ※Mr.ビーンという人選も
P・マッカトニーとU2のビートルズカバーや、坂本龍一作品で知ったユッスー・ンドゥールが流石のアクト。
ペットショップボーイズなんて外見老けてるのに声が変わんないなー、と声優さんみたいな驚きを感じた。
お目当てのビョークはAOLなどにフジテレビが高く売りつけようと焦らしてるのかネットでは観れないみたい。舐めてるなー。
しかし、いつもこの手のチャリティーライブが行われると、観客に果たしてその意識があるのだろうかと思う。ほぼ無いだろう。好きなアーティストを観られるきっかけとしか捉えていない気がする。
そりゃそうだろう。ライブで興奮してる間、三秒に一人アフリカで誰かが死んでるなんて考えたくない筈だ。
逆に出演アーティストは以前銀行?を立ち上げたミスチルみたいに、何らかの社会コンプレックスがある人が多いみたいなので(歌唄ってるだけでお金貰っていいんだろうか、的な)、社会への還元として意義がある様だ。
勿論純粋なボランティア精神を持ったアーティストも沢山いる事は、観ていれば判る。
でもアフリカの子供達の映像が流れた後に、拍手や歓声を上げる観客とアーティストとの温度差を感じるシーンもあったりして、やはり強い違和感や矛盾を覚えたりもする。
ただいずれにしても、純粋な好意だろうが偽善だろうが、肝心なのはどれだけ金が集まったかより、どう使われたか、なのは云うまでもない。
このライブに参加したアーティストや観客は、そういう後の事をフォローしてはじめてチャリティーなのだと自覚すべきだろう。
そんな訳で、こんな視点を持つ自分は、チャリティーライブの意義にイマイチ賛同出来ない。
自分の出した8、000円が、一体何人の子供にどう使われたのか後でキッチリ報告してくれれば、喜んで参加するけども。
それくらいの覚悟が無いのなら、迂闊にチャリティーやボランティアなどと口にすべきではないだろう。
結局賢いのは主催者と原盤の権利を持った人々で、アーティストが自己満足でき、観客は好きなアーティストを楽しめただけ、というのは勘弁して欲しい。
それでも「やらない善より、やる偽善」なのだ、とはっきり云ってくれるなら気持ちもいいけどね。聖人面は見苦しいものです。あくまで一部の人間だけど。
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投稿者 UT : 02:39
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2005年07月29日
トップランナーにCLAMP・TV初出演
マンガは独りで描くもの、と思い込んでた中学くらいの時、初めて「完全分業制のプロフェッショナルマンガ創作集団」というのを知った。それがCLAMPの「聖伝」。(長じると大塚英志や「浦沢直樹と長崎尚志」みたいな、どのマンガも全てチームでつくる、という事も知るのだけど。)
藤子不二雄だと「友情」って感じだけど、六人(当時)とかどーすんだ?などで衝撃だった。
CLAMP公式サイト
日曜の放送見逃したので、再放送で。司会の二人がそれ程ファンではない所為か、あまり深い内容にはならず。
永ちゃんにコンビニ行くんですか?と聞くレベルの「電車乗るの?」はベタだったけどNHKアナウンサーよりは遙かにマシ。
第一印象は「きらきらひかる(ドラマ版)」。あのドラマでの女性四人の出してた雰囲気に似ていた。お互いの能力に敬意を払い合いながらも友達、という。
恐れていた小説・マンガの「原作者見てガッカリ現象」は回避。「フツー」というか「自然」というか。むしろキレーで大川さんはじめ、受け応えの誠実さも好感度アップ。
衣装などでもヲタ系女子の無理したイタい感じもなく、自分のキャラをちゃんと客観的に把握してるんだなーと。多分、メンバーでお互いを意識してるからだろう。女同士の推し量りというか競争というか。同性に軽蔑されるのって異性のそれより嫌なもの。そういう「意識」はいい緊張感を生み出す。
何か少女マンガ家って霊的な入れ込みが多いとか教祖化とかの偏見があるんだけど、「集団」である事が独りよがりにもマンネリにもならず、ファッション同様、常に客観性を持った作品になっているメリットなんだろう。「関西出身」である事が、クールでベタつかない関係の要素かもしれない。
ところで熱心なファンでない所為か、メンバーの名前の変遷にちょっと驚く。リーダーの大川さんは「七瀬」じゃなかったの?とか。結構定期的に変わってるらしい。マンガで購入してたのって「X」くらいまでだったしなー。小鳥の生首辺りでフェードアウト。後はアニメでちょこちょこ。(「ツバサ・クロニクル」は声優がどうというより、キャラの無表情や感情描写の下手さ加減がダメで脱落。原作はいいんだけど)
本人達も「マンガ家とは実感出来ない」と語っていたが、確かに「広告の有限会社」な感じ。
まずミーティングで始まり、時間を決めて作業開始ってのが共感できたというか。「東京BABYLON」の衝撃ラストもこうして生まれた訳か~、と納得。
万能キャラはダメ、などの引き算的なキャラ作りや、本当に就職用の「履歴書」形式で描いてる「キャラの履歴書」などが興味深かった。
個人的に「端っこの処理も曖昧にしない」ってのが教訓でした。丁度コレ観ながら作ってたポスターで「この辺はいーだろ~」とか思ってたので。ハイ、反省です。
追)そーいや、飯田譲治とも結構絡んでるんだっけ、と思い出した。「NightHead」ハードカバーの挿絵とか「東京~」の実写版とか。
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投稿者 UT : 00:50
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2005年07月24日
ファン間で伝説(?)となっている三谷幸喜の「サザエさん」を情報を元に「25時間テレビ」で初めて観た。
ちなみに三谷演出でやるならサザエさんは「西村雅彦」とのこと。
ジョジョなサザエさん 要Flash(音声あり)
iPODなサザエさん 要QuickTime(音声あり)
作品は85年8月11日の「妹思い、兄思い」。当時のものを再放送したので、「カツオとワカメ」兄妹の声が先代のお二人だったのが感慨深い。
内容自体はサザエさんなので、とりたててアクもなく無難な感じ。
これよりプロデューサーの逆鱗に触れた「ムキムキタラちゃん」が観たかった・・・。
放送前インタビューではコメントをフェードアウトされつつもw 当然、正装の三谷さん。
あと新作のタイトルは、「THE」が「U」の母音前という事で「ジ 有頂天ホテル」と読むのだそう。語感は悪いが「ザ」ではありません(実際、英語圏の人にはどっちでもいいらしいけど。「ザ・ワン」とか)。
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投稿者 UT : 19:16
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2005年07月17日
変なタイミングで「EP3」、というかルーカス特集。どれだけ稼いでも、やっぱりチェックシャツにジーンズなのね、監督。
「EP3」は先日鑑賞済ですが、あまりにも放心したので、また今週リピーターしてからの感想予定。ぶりぶり長いの。
意味無くリンク。
日常の中のフォース (boards)
セクシーダースヴェイダー (朝目新聞)
「TITLE」で富野由悠季も話していた様に「ガンダムは日本のSW」というけど、ライラ的に云えば稼ぎの面でダンチ(段違い)というのが改めて判るルーカスの富豪ぶり。
スカイウォーカーランチの雄大な自然もいいねぇ。以前スタジオジブリの屋上庭園に入ったけど、こじんまり過ぎてちょいガッカリした覚えがw
町から離れてるから、私設の消防署もあるというのも笑える。PIXERの遊園地志向と並んで嘆息もの。次に特集した「星になった少年」の画が非常につつましく見えるほど。
いやあ、ライツ(権利)って本当にいいものですね。
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投稿者 UT : 23:20
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2005年07月15日
今日はテレ朝連続。「ドラえもん2nd」もDIO様の肉体の様にようやく馴染んでくる。
坂本龍一の演奏を冒涜する様な象のオモチャに再びTVスタッフの浅薄さを見た深夜。
●ドラえもん
声優の名前や年齢だけでネタになる凄さ。
昨日「音楽は大事」だとぶちまけたら、ドラえもんも同じ事を仰っていました。
●Mステ
「マイアハー」来日。毎年こーゆーのが流行るね。「ドゥビドゥビ」とか「スキャットマン」とか。
この手はPSの「リッジレーサー」でCDかけたら妙にハマるのが共通点。(興味無い分野の情報は古いw)
●笑いの金メダル
チュートリアルはかなり好きだけど、異常に同性愛ネタが多いなぁ・・・。リアル過ぎ。
●僕らの音楽2
坂本さんも久々TV。「星になった少年」の宣伝ブッキング。 多分観ないけど、監督が「沙粧妙子」「ギフト」等の河毛俊作らしいのでちょっと気になる。
内容はともかく、アナウンサーやライターのインタビューより、対談の方が実りがある気がする。そうね。京極さんと堤さんの対談とかね。
坂本さんが「姑獲鳥~」の音楽だったらなぁ・・・(まだ云うか)「Elephantism」とか象好きだからこっちとったのかも。今回は映画用とあってか、同じ象をモチーフにしても、凄くエモーショナルなメロディ。
関係ないけど「星になった~」のCMでの常盤さんの叫びはいしださん並に吃驚する。
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歯根治療で歯医者に行く。駅の構内にあるので子供達もたくさん通っているのだが、治療台に備え付けのモニターでは「ドラえもん」を流していた。
相変わらずのび太を甘やかすドラえもん。今回貸した道具は「ムード盛り上げ楽団」。小さな鼓笛隊が奏でるメロディが感情を刺激し、昂ぶらせる機能を持っている。ある種必要以上に。
それによってのび太は日頃無感想だったママの料理をベタ褒めし、ジャイアンをひるませる程攻撃的になる。いわゆる音楽療法や兵士の高揚処理とかと同じ原理ですね。
ムード盛り上げ楽団(要FLASH・BGM有)
今日は隣の治療台で泣き叫ぶというより咆哮してた女の子にビクゥッ!とした。治療の痛みよりあの叫びの方がよっぽど恐怖。これも音の力w
やっぱ音は眼の情報よりも心に作用する度合いが強いんだろうな。
≪ 続きを隠しても隠さなくても
投稿者 UT : 21:25
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